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〜夢日記〜 題名:洗脳と復讐と愛 仲間がとある街の中に集められていて、みんな普通に生活していた。 が、私だけはこの街の違和感に気づいていた。 みんな悪い大人達に洗脳されているのだ。 早く家に帰りたい≠サの思いでいっぱいだった。 有能な子供だけが選抜されてその街から脱出できることを知り、一部の子供達は上手く脱出した。残りのできそこないと呼ばれる子達は、、死んだか、殺された。。 一部の子達と脱出した瞬間… パンパカパーン!🎉 「おめでとうございます!あなたたちは見事脱出できました!🎊元の家に帰りましょう!」 と、大人の男性が大きな声で言った。 子供達は皆喜んでいる。 子供達は皆、バスに誘導されていく🚌 周りの大人達は、「おめでとう〜〜👏」とか言って笑顔を私達子供らに向けているが、 私だけは薄々気づいていた。 もう自分の家には帰れず、次に行く場所も私達が試される場所、隔離される場所なのだと、、 私は、近くにいた大人の女性に 「どうせ次私達が行く場所も、私達を隔離する場所なんでしょ?」と、怒りながら言った。 後に、これをこの女性に伝えてしまったことを後悔することになるとも知らず… 「何言ってるの〜笑。お家に帰れるのよ〜」と、ヘラヘラした口調でその女性に言い返されたが、私は納得いかないし、バスに乗るのが怖かった。けど先に進むしかない。 渋々バスに乗るが、バスが進むにつれて見慣れない不穏な景色が窓の外に広がる。。 あぁ、やっぱり騙されている私達は…≠ニ心の中で恐怖を感じていた。 バスが止まり、ふと外を見るとゾンビが複数人いた。みんな気づいていないようだ。 街の様子を見たかったので、こっそりとバスの外に出て様子を伺おうとしたら、 私達子供をとりまとめている教員男性みたいなやつが私に近づいてきて、 「気づいたな」 と言われ、急に私の首筋に噛み付いてきた。 この男は、人の形をしたゾンビだったのだ。 私は何が起こったか分からず、血が噴き出る部分を必死に手で抑えた。 すると次はなんと私の頬に噛みついてきて、顔の半分の肉を引きちぎってきたのだ。 痛みと苦しさと血🩸がありえないくらいドボドボこぼれ落ちておりパニック状態に陥り、 その場で倒れた。 血が止まらない。私の周りは、自分の血によってあたり一面が血の海になっていた。 頬から首の付け根あたりまでが噛みちぎられており、気管も丸見えの状態だった。 ヒューヒューと必死に命を繋ぎ止めようと呼吸していた。 その男は不敵な笑みを浮かべて私をその場に放置して、子供達の元へ去って行った。 薄れゆく意識の中、何人か子供達が私の方を見ている。けど、もうあの子達は洗脳されているから、私みたいに殺された人間を見ても仕方ないなと思われるくらいで、気にしてないのだ。。 そしてわたしの死体は放置されたまま、夜になった。 死んでもおかしくないはずなのに、なぜか生きている。自分でも不思議な感覚だ。 身体が徐々に熱くなり、逆に意識を取り戻していく。身体は変わらず動けず、血は流れ続けている。 私は悟った。 あぁ、わたし、噛まれたから感染してこのままゾンビになるんだ…≠ニ頭の中で理解した。 私の周りは血の海だし、頬肉は噛みちぎられているので言葉を発して助けを呼ぶこともできない。倒れながら途方に暮れていたところ、 全身真っ黒のローブを身にまとった1人の女性が近づいてきた。 辺りは暗かったので顔は良く見えなかったが、人間じゃないことは分かった。 その女性は、苦しそうにしている私に近づいていてこう言った。 「こんなにされて、かわいそうに。。私達側にくるならば、その傷治してあげてもいいわよ。」 私は話せないかわりに、コクコクと首を何度か縦にふり、頑張って頷いた。 この女性の顔が近づいてきた時、目が合った。 とても綺麗な女性で、すごく真の通った目をしていた。 あぁ、このヒトも、悪い奴らに殺されたんだな≠ニ思った。 その女性は何やら不思議な力を使って、私の傷に繭のようなふわふわした感触のものを巻きつけ始めた。 パッと見私の顔は、包帯でぐるぐる巻きにされている状態だ。けど包帯ではなく、繭なのだ。血が止まり、頬や首の肉が少しずつ再生していくのが分かる。 しばらくは話せなさそうだ。 気づいたら朝になっており、そのヒトはいなくなっていた。 そのヒトから教えてもらったアジトに私は重い足取りで向かう。 自分が完全なるゾンビになっていくのがわかる。いや、もう既にゾンビなのだ。 私は一度もう死んでいて、あのヒトに救われたのだ。 ゾンビになってしまった私は、どんどん大事な仲間や妹のことすらも忘れていく。 人間だった時の記憶が薄れていく中で、 妹に会いたい∞妹を守らなきゃ という思いが強かった。 この言葉を忘れないように何度も何度も頭の中で繰り返した。 大切な人達のことを忘れないように。必死に。。 それでもどんどん忘れていくのが分かる。 足を引きずりながら、目に涙をいっぱい溜めてゾンビのアジトに思い足取りで向かう。 もう、人の世界には戻れない。自分が人間だった時の記憶はもうすぐできっとなくなってしまう ことを悟りながら。。。 ゾンビのアジトに着いた。 みんな黒いTシャツを着た綺麗な女性ばかり。 到着した頃には、私の傷は少しだけ回復していた。まだ完全に顔の肉が生成されていなかったから喋ることはできなかったが、なんだかこの人たちの空間は心地よかった。 かつてこの人達も元は人間で、悪い奴らに殺されゾンビにさせられた人たちなのだ。 彼女らは、その悪い奴らに復讐するためにその時を待っている。 私も復讐に燃えるゾンビとして、生きてゆかねばならない。。 私を殺した大人達のことだけは忘れず胸に刻み、ここのヒトたちと生きていくのだ。 この世界には、自我を失ったゾンビと、自我がきちんとあって、かつ人間の姿でバレずに生きている2種類のゾンビがいることを知った。 私は、ゾンビが人間の姿をしていた悪い奴に殺された。 絶対に復讐してやる… という熱い決心をして前を向いた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 時が経ち、私は、人間だった時の記憶は完全に失っていた。ただ自分を殺した悪い奴らへの復讐に燃えていた。けど心のどこかでは、何かを思い出したがっている自分もいた。 決戦の場、 人型をした悪いゾンビ&洗脳されている人間達vs人型をした良いゾンビの戦いが起こった。 ひかちゃんは、悪いゾンビ側に洗脳されており、その組織の幹部になっていた。 妹は私を見るなり驚き、 「お姉ちゃん!!」と叫ぶ。 だが私は妹を覚えていない。 けど妹は姉を覚えている。 そんな状態だった。 長い長い争いが続き、 ついに悪いボスを倒した。 ほぼ相打ち状態でボスは倒せたものの、私はもう瀕死状態だった。 その瞬間、人間たち(妹も含めて)の洗脳は解け、私は何故か人間だった頃の記憶を取り戻した。 私の頭の中には、人間だった頃の記憶が走馬灯のように駆け巡る。もちろん妹のことも思い出した。 私は人間の頃の記憶を持って死ねる。 それだけで幸せだった。 「お姉ちゃん!!」泣きじゃくりながら近づいてくる妹に対して私は、 「全部思い出した、、ごめんね。側にいてあげられなくて。。みんなを、ひかちゃん(妹)を守りたくて、私はゾンビになったんだった。。」 悪いゾンビ側の幹部として洗脳されていた妹と、それを倒そうと殺されてもなおゾンビとして必死に生きてきた姉…。 自我のないゾンビになるか、自我のある人型のゾンビになれるかの分かれ道は、 何か強い思い≠ェあればある程、自我のあるゾンビになれるのだ。 私は、仲間や妹を救いたいという思いが強く、そのおかげで人型ゾンビになれたのだ。 妹に最後の笑顔を向けて、姉の私は息を引き取った。 妹の腕の中で姉は安らかに眠った。 私の口元は笑っていた。 妹や仲間のために命を落とした私。 |
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[28]2023年03月12日 (日) 17時15分 |