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[136] 題名:就職活動報告?(面接官の立場から) 名前:杉山@3期 投稿日:2010年04月23日 (金) 23時54分
こちらに記述して良いか、わかりませんが・・
杉山@3期です
長Mさんの「就活報告」を読んで、「面接官」の体験について記述してみます。
--ここから--
圧迫面接ですか、実際にやっているところがあるのですね。
面接の間、ずっとそうなのでしょうか?
僕の就職に関わる経験について記述します。といっても、学生側(昔話)ではなく面接官側のですが・・。
<採用活動のフロー>
説明会→エントリシート(履歴書)提出→適正試験→一次面接→二次面接(最終)
当社の採用活動のフローは上記のとおりです。
僕が担当するのは一次面接です。今の時期は現在の3年生の面接を行っています。
3人の管理職で20分/学生一人で行います。午前中、10〜12時で実施されれば、
6名に会うことになります。スケジュールによっては1日中やることもあるので、
一日に10〜20名の学生に会うことになります。
就職という大切な機会ですので、もちろん双方真剣勝負です。
正直、とてもに疲れます。(通常の会議は自分の出番以外はリラックスできるものです。)
面接官の3人は通常、司会の役割を順番に分担することで、負荷を減らします。
<面接の流れ>※司会の裁量なので、違う場合もあり
自己紹介(アピール込み)→質疑(会社→本人)→質疑(学生→会社)→学生によるまとめ
今年にはいり、すでに何回か面接を経験しているので、気づいたことなどを少し記述します。
・学生のアピールポイントに共通点が多い
正直、どこかに書いてあるのかと思うくらいです。全員が強調するのが、リーダーシップ、
問題解決能力、コミュニケーション能力です。違う特技や好みがあってもよさそうですが、
エピソードこそ多少違いますが、エントリーシートで強調されることの9割はほぼ、さきほど
の3点に集約されます。
誤解がないように記述しますが、別に悪い点と思っているわけではありません。
・学校の成績と面接官の評価の相関
必ずではないですが、大学や大学院での成績と面接官の評価は大体相関します。
面接官3人の評価が大きく分かれることもあまりありません。
もちろん、職種(営業やエンジニア)という点での評価は分かれます。
・同じことを繰り返す学生は面接官に受けがよくない
もちろん、学生は一通りネタを準備してきています。TVのお笑い芸人でもそうですが、
最初の自己紹介時のネタを、ずっと繰り返されると面接官側はかなりつらいです。
質疑でもりあがり、最後の「まとめ」でそれを受けて、面接(コーナー)を締めることが
できると好印象です。
・採用(人事部など)が観ているのは「ストレス耐性」
基礎的な能力はもちろんですが、採用(人事部など)が観ている
(見てほしいと伝えられる)のは「ストレス耐性」です。
私のつとめている会社では、圧迫面接は行われせんが、大抵、本人が聞かれて
いやそうなことを誰かが聞く役回りをつとめます。(事前に決めているわけではなく、
流れで決まります。僕はほとんどやりません。)失敗談や苦手な部分を聞くことで
「ストレス耐性」を見るのですね。
面接官側も、体力的にはつらいのですが、得られることもあります。
一番は感性でしょうか?
学生の物事の見方、感じ方を感じ、一緒に話すだけで、
とっても良い時間を過ごすことができます。
学生によっては大学時代の研究テーマや、卒論の解説などをやってもらって、
勉強になることもあります。
先日は、「エントリーシートには書いてませんが、実は結婚しています」から
始まった学生の人生談を聞いて、「苦労してるね」と面札官3人で唸るという経験をしました。
長文になりました。少しでも参考になれば幸いです。