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誓いの花 STAGE14

彼は僕の憧れだった。

それは、今でも変わらない。

貴方の理想を追い求めて、後少しで実現できるところまで来た。

アルメリアさん、貴方への想いは成し遂げることで貫いて見せる。

そのためには、手段を選ばない……その考えで、ここまで来たのだから……!






Flower of an oath〜誓いの花〜 STAGE14







俺が彼のやり方はおかしいと思い始めたのは、比較的最近だった。

そんな時、タフトさんが俺に投げかけた言葉があった。



「(確かに、俺はよく周りに流されている……けど、よくはないとはわかってた)」



この後にタフトさんには会ってないし、真意はわからない。
けど、それでも動いてみようかと思えたんだ。

だけど………



「……やべえな」



今の状況は、正直笑えない。

目の前の相手の実力を知っていたのもあったけど、それ以上に…!



「くっ、ハル君!(助けたい、のに)」


まだはっきりとした確証はないが、彼は操られているようだった。
ただ、完全に支配されているわけではないということもわかった。


ハルジオン、その人は、守るために自らの力を発揮する。
それを知っていたから、苦しくなった。

だからこそ、呪縛から解きたいと思うのだが、俺と彼では実力の差がありすぎた。



「攻撃力、スピード、射程……・すべてが、俺より……!強い!」



タフトさんは俺に「自信を持て」とも言っていた。
わからなくもないのだが、彼相手だと、それで突破できるとも思えない。

何よりも、お互いに望んでいない勝負に、全力で挑みたくはなかった。
というよりも、挑めない。


終わらせるためには、彼を操っている『何か』を取り除く必要があるだろう。
だが、仮に内側から……たとえば、ポケモンを使って操っているのだとしても、俺達では対応できないだろう。


「チェリンボ、デリバード。お前らはエスパー技とか使えないもんなぁ」


気がつけばポケットに入れていた2匹に呟いていた。
微かに揺れたそれは諦めるなと言っているように感じた…。












---たとえ、何と言われても。

---俺には、あいつに対する理由がある!




「(ちっ、数が多い!)だが、退くか!」



正直、賭けだと自分でも思っていた。
いくらスターチスさんのことで騒いでいようが、他で動けば目立つ可能性は高かった。

そして今その通りになりつつある。

あいつのところに行くには、ここを抜けるしかないのだが、1人で突破するには少し不利。


「すまない、クロバット……俺に、付き合わせて」


エアカッターで牽制しているクロバットに、そう声をかけた。
そうでもないといったように、鳴き声を上げるのも付き合いが長いからだろうか?


それで少し安心したのが、まずかった。
一瞬だが、油断していた。



そんな、時だった。




どこからか無数の細い…………糸?が飛んできたかと思うと、周囲にいた数人を薙ぎはらっていた。




「ったく……、これで、少しかよ」


(恐らく)攻撃主であろう、男の声。



「で、どーすんのスターチスさん?ここ抜けないといけないんでしょう?」


そして、どこか呆れたような声を上げる別の声。
…………あ。



「スターチスさん!?」



「やっぱり、君も動いていたんだな、タフト君」



第2の声が発した名前に、思わず反応した。
振り向くと、予想通り渦中の人物がそこにいた。



「………理由は聞きませんが、貴方も理由があるんでしょう?」


「まぁ、そういうこと。」


ところで、こんな話をしている間にも、当然攻撃の手は緩まない。
即座にもう1度エアカッターの指示を出すと、改めてスターチスさん以外の2人を見た。


………成程。さっきの攻撃はいくつもの鋭い糸状のものを手首の動きで操っての攻撃か。


そんなことを思っていると、その武器を携えた彼は言った。



「おい、ロゼ。俺が引きつけておくから、スターチスさんと先に行け。」



確かに、その武器なら集団戦でも十分に対応できるだろう。

だが、



「えーっと、緑の…」


「クロッカス。」


緑…思わず、名前がわからなかったので発言主をそう呼んだが、即座に訂正される。……当たり前か。

とにかく、そのクロッカスに俺は問いかけた。



「クロッカス…か。別に、俺に構わず先に進んだっていい。そっちの事情もあるんだろう?」


「俺は」


言いかけたところで、ロゼと呼ばれていた眼鏡の男が口を開く。



「クロスは、明らかに苦戦してるような1人の男を見捨てたくはないだけのお人よしだ。それに、ここに来たのは俺に付き合ってだしな」



「ロゼ……それって褒めてんのかけなしてんのかどっちだよ!?」


「さあな」



「………で、急いでるんじゃなかったか?」



このままでは事態も進展しない。そう思ってついツッコミを入れていた。
あ、横でスターチスさんが苦笑している…。



「じゃあ、もっかい攻撃するから、一気に走れ。スターチスさん、できますか?」


「大丈夫だ!」




「なら、ロゼをお願いします!」



刹那、風が巻き起こったような、気がした。















「あの、さっきの場所は」



ふと、ロゼット君がそう話しかけてきた。
クロッカス君のおかげで、私達はリックに少し近づいていた。



「あそこは、研究フロアのはずだ。確か……」



だが、この続きを言うことはできなかった。

何か……いや、誰かが飛んできた?




「おい!?あんた、大丈夫か!?」



咄嗟に受け止めたのだろう、ロゼット君の声。
それに反応して咄嗟に顔を向けると見知った顔だったので驚いた。



「ライラック………君!?」



状況が、読めないが、とりあえず深刻な傷とかがなさそうなのが幸いか。
ややふらつきながらも立ち上がったライラック君は、口を開いた。



「………ハル君……、少しは加減しろっての…!」




「ハル…っ、だって!?」




あ。ロゼット君がハルジオン君の名前に反応した!?
速いな……ってそうじゃない!!


その反応に驚いていたのは私だけではなくライラック君もか。

彼は、緩くかぶりを振ってから、気を取り直してまくし立てた。



「ハル君の知り合い、なんだよな?だったら、ハル君、助けてくれねえか!?多分、あれはッ……!」



そこまで言って、側にいたロゼット君を押し倒した。かと思うと、頭上を電撃が走って行った。
おお、好判断………いや、こっちも危なかったのだが…なんとかはなっていた。


そして、目の前に姿を見せた彼は、笑っていた。赤い目を持って。
…………赤?



「何で、忘れていたんだ!!あいつの手持ちには、ゲンガーがいたってこと…!」



「ゲンガー……成程。そーゆうことね」



ロゼット君に手を貸しながら、ライラック君は何かに気付いたかのように呟いていた。

と同時に、じっとハルジオン君の姿を眺めていたロゼット君が叫ぶ。





「ハルっ!!お前は簡単に何かに屈する奴じゃなかったはずだろ!?」




「……!……ろ、ぜっ……」



ロゼット君の、明らかな怒りが込められた叫び。
一瞬であるが、ハルジオン君が動揺している様子が伝わってきた。


そして、見逃していなかったのは彼も同じのようだった。
微かに笑むと、言った。



「この反応なら、うまくいくかもしれないな…!だが、………スターチスさん!レベルの高いエスパータイプとかはいるか!?」



「あ、ああ。……だが、どうするつもりだ?」




「決まってる!ゲンガーを引きずりだす!!」










■後書き■
見事に自滅しました……良い子のみんなは慣れない書き方で自滅するんじゃないぞ☆(何キャラ!?)
………えっと、シーンごとのメインが語り手です。
最初から順番に、リアトリス→ライラック→タフト→スターチス。
効果音なしも無茶ってことがよーくわかった…………うんorz

それはともかく、クロス&タフト、ロゼ&スターチス(とライ)の状況に。
クロス・タフトサイドは次回で詳しく。
ロゼ・スターチスの方は、ロゼが何やら思いついた様子です。
一体それは何なのか!?待て次回!

〜以下誰かへ(ぇ)〜
………ごめん、言われても直せなかったや。でも雑魚って書くのめんd(待て)

No.60 日乃 水葉 2009年12月04日 (金) 19時27分


RE: 誓いの花 STAGE14

キャラ視点の書き方は、描写がしっかりしてないと難しいですよね。自分も何回か書いていますが、なかなか上手く書けません。
ロゼとハルが再会!ゲンガーの魔の手を解き放つことが出来るのか!?

No.61 HIRO´´ 2009年12月05日 (土) 18時48分




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