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[117] 【前編】失恋話でつながる【♂テイマ+♂サマナ】
羊毛まくら - 2009年11月17日 (火) 17時11分

オヒサシブリーフ!!(ノ゚Д゚)
そんなに濃い性表現出てこないから星つけないけどねっ!!
あったほうがいいなら言ってくださいな!!

・リック
(テイマ♂)

・ラズル
(サマナ♂)

出身は同じロマで幼馴染。どちらも童顔カワイイ系。
毎週末かならずペアハンをする仲。どちらも元彼有。


**************



ある冬の週末。港町周辺のロッジの近くで、鷲狩りをする二人の少年がいた。
大量に出現する鷲と戦う二人は、笛吹きと命令で急がしそうである。
二匹のファミリアを使うリックは多くのタゲを取り、3段階にまで成長した召喚獣に大技を使わせて範囲攻撃をするラズル。
二人は同じ村の出で、近所にも息の合った戦い方をすると評判なペアハンPTだったのである。一通り鷲を倒すと、リックが話しかけてきた。


「なぁ。」
「・・・ん?」

「新しい恋人できたん?」
「ブッ!!・・・・・・できてないよっ!振られたばっかなのに。」
「アレ・・・お前がフッたんじゃなかったっけ?」


ラズルには、元恋人がいた。紺色のブリガンの似合う背の高いウィザード。ドSな性癖を持っているくせに、普段はヘタレな俺様だった。秘密ダンジョンで彼と知りあってから、実は同じステGに入っていることに驚いたりなんかして仲良くなり、付き合うことになった。
そんな彼と別れることになったのは、前の季節の秋。彼はなんと自分ではない人に、一目ぼれをしたらしい。だがしかし、その人には同じように恋人がいて、彼にスッパリキッパリと言ったらしい。ラズルは、彼が沼のように泣きながら落ち込む様をみてなだめつつ、「ほかに好きな人ができたんじゃ仕方ないよね。別れようよ。そしてまたアタックしてきなよ、ね?」と言い一方的に別れてきたという。


「僕に魅力が足んなかったから、あの人は目移りしたんだよ。振られたも同然だ。」
「えー?」
「なんだよそのえー?ってのは。君こそ、あんないい人とどうやって別れなきゃならないのさ。大事にされてたんだろう?」
「んーまぁ。大事にはされてたけどやっぱ体の相性が、合わなかったらしいんだよね。」
「かっ体って///・・・・そんな激しかったの?」


リックの元恋人は、ガタイの良い自分のギルドの守り神とも呼ばれていたビショップで、背の小さいリックと二人で並ぶと旗から見れば犯罪のようだった。彼は、熊のような大きな体とは反してとても穏やかな性格で、頼りになる存在で、付き合っている間もとても幸せだったことも覚えている。夜はまた違った表情を見せリックを虜にした。彼はどうやら絶倫らしく、何度も何度もリックを抱いた。体力が落ちてくると当たり前のようにブレッシングをかけ、なかなか寝かせてはくれなかった。常人よりも小柄で、紙のような弱い体のリックはそれでも彼が満足するまでに気絶してしまうので、リックは申し訳ないと思っていた。
そんな毎日に現れた、一人の男。なんでも彼に惚れたらしく、幾度もアタックしては振られて帰っていく。
ある夜、いつものようにシていると、家にやってきた男が一度寝たら諦めるからと、リックとの間に混ざってきたのである。これにはさすがの自分もカチンときたが、恋人のほうはこころよく了承したので何も言えなかった。ヤっている最中、生理的な涙で滲むリックの目の前には二人の男。真っ赤な顔で髪を振り乱し彼の速さにについていく恋敵、どこまで粘れるか楽しそうに目をひそめる恋人。もう、それだけで自分は役不足なんだと気落ちした。涙もでた。どうしようもなく二人がうらやましくて、悔しくて、切なくてしまいには、わんわんと大泣きしてしまった。
ぎょっとした恋人は、行為をやめてオロオロとリックを慰めた。「悪ふざけがすきた、すまない、すまない。」と謝った。どうやらこの恋人、ハナっから断る気でいて寝るのを承諾したのはリックに嫉妬してもらいたかったという。一度寝たらいうつもりだったようだが、相性が良かったのか自分も楽しんでしまったらしい。リックは、泣き腫らした目を吊り上げて「俺よりそっちのほうがいいんだろっ!!バカッ」と言って一方的にさよならしたらしい。友録も消して、ギルドもぬけて、今は目の前の幼馴染とギルドを作って、自分は副マスになって毎日毎日元素集めをしている。


「そりゃぁもう・・・でも、もういいじゃんあんなやつのことなんて。」
「はじめはリックが言い出したんじゃないか。」


すねたなこいつ。


「なぁ、そういえば元彼って誰に一目ぼれしたんだ?」
「前の君のところのビショップさんだけど?」

「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」

「そうだったな」
「前も言ったじゃない」

「ぶっくくく」
「なんだよもう」


「偶然ってすごいよな」
「お互い幼馴染で、傷心者同士ってこと?」

「なぁ。」
「何だよ。」

「つきあわね?・・・・・・・・・・・俺ら」




「いいけど?」

二人して見つめ合った。



後編に続く

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

続きまーす

Σ(゚Д゚;エーッ!なんでここで終わるの?!って思ってますよねすみませぬ。
会話だけ見てると、ほんとに数分しか話してないっ!!ミラクル!!
お互い淡白で普通の子です。
感情がちょっと激しいのはリック君で
冷静でおとなしい子がラズル君です。

どっちも受け(笑)
何気に元彼さんたちも、どっちも攻め(笑)



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