一般的にダイカスト鋳造はその内部に鋳巣が在るのが普通である。 一般的にダイカスト鋳造はその表面が金型紋様の転写により製品となるので、その表面は金型文様そのままである。 この会社の製品は違う、明らかに違う。社長が日本一のダイカスト屋を目指すと言われるのも納得である。 詳細には示し得ないが、まるで鍛造した様な表面であり、T6処理は当たり前、普通のマシンで普通に鋳造しているように受けるけど、何かが違う、そう言えばスプレーロボットの発注仕様も特別製、DCMも独自仕様との事、複雑形状の自動車部品をまるで鍛造した様に、全身ピカピカに鋳造した製品は、初めて見ました。 年齢よりは若く見える社長はダイカストを語るとき身を乗り出して、いつまでも熱く語る、時間を忘れて語り、聞く人を飽きさせない。 一番弟子、一番弟子の一番弟子は社長の孫弟子に当たり、決して3番弟子とは言わない、そこに確かな技術の伝承があり、厳しい中でも一番弟子の要求には全霊で答える、そんな師弟関係の中に切磋琢磨があり、理想の師弟関係が在り、真剣勝負で望む日本経済があり、勝ち残る術がある。 その製品表面は金型の転写紋様ではない。 次回は大企業を自ら出て、夢実現のため冷や飯を食いながら頑張っている社長を紹介します。 埼玉
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