まめさん、筥迫デビューおめでとうございます。 最後まで無事作れて何よりでした。
ところで、もしかして成人式に「筥迫と懐剣」をセットで付けようとしていませんか? これはかなり微妙かと思います。
現代では筥迫といえば花嫁さんのイメージですが、筥迫が花嫁の装身具というイメージが広がったのは明治後期からです。 元々は高位の武家婦人(特別な人)だけが身につけるものでありましたが、明治維新以降は四民平等となったことから、特別な人=ハレの日の主役、つまりそれが花嫁の象徴になったのでしょう。
つまり現代では「縢襠筥迫」はその日の「主役」を特定する装身具であるため、成人式で筥迫を身につけることは理にかなっています。 このことから結婚式のゲストが振袖に筥迫を身につけるのは、花嫁以外の人が「白いドレス」を着るようなものなので避けるべきと思います。
現代人の目には「筥迫と懐剣」というセットは花嫁の象徴として定着し過ぎているので、成人式にこれらを合わせて身につけてしまうと、まるで成人式に花嫁が混じっているような違和感はあると思います。(コスプレにさえ見えかねない) あくまでTPOをわきまえるということです。
どうしても成人式に「筥迫と懐剣」を使いたいなら、筥迫に「末広(扇)」を合わせることをお勧めします。 末広は刀の代わりです。これなら成人式でも違和感はありません。 あの派手な懐剣はやはり花嫁のイメージが強過ぎます。
rom筥 [745] 08/31/(月) 23:11:23
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