≪チーム:TNI+1≫回答していきます。
【削除キー】TNI+1
何を勘違いしたのか、ついレジュメを作成してしまったので、
ついてでながらレジュメを「
レジュメ置き場」にアップしました。
(1) 「ドラッカーの思想的基盤は○○と○○である」の穴埋め⇒「ドラッカーの思想的基盤は
自由と
機能である」
(2)序章の概要を、(1)を意識して500字〜1000字程度でまとめる。(@) グローバルな理論 ドラッカーは、マルクスと同様に「人間いかにあるべきか」を説いた規範論と、「社会とはいかなるものか」を説いた理論、「その社会において人間の本性を貫き開花させるために、どのようにしたらよいか」を説いた政策論を統合的にもっている、グローバルな理論家である。
(A) 規範論 ドラッカーは、キリスト教の概念を基礎としながら、「人間の本性は「自由」であり、責任ある選択である」と捉える。自由は、彼自身のナチス全体主義によって自由を圧殺され、逃れてきたという経験から、一層強く希求されるものとなる。
(B) 理論 彼は、自身の社会の純粋理論をもって社会の理論的把握を行う。かつての市場の法則の流れる商業社会と異なり、現代社会は、専門化と統合、組織の原理が貫く組織社会であり、代表的・典型的・基本的な存在となった産業企業体(大企業)が中心の産業社会であると説くのである。
しかし、その社会が「機能」するために必要な、物質的現実に対応した社会的信条であるべき「自由と機能」、したがって正当な権力が未だ出現していない。現代は個人に地位と機能が与えられない、断絶の時代といえる社会が十分機能しない病的な状態となっているのである。そこに、人々が全体主義を求めてしまう所以がある。
(C) 政策論 前述したように、社会は機能しなければならない。そして、産業社会=組織社会はその概念を欠けばかならず全体主義的・専制的になるとすれば、その概念すなわち「自由」を高く掲げねばならなくなる。だからこそドラッカーは、組織体とくに代表的な組織体たる産業企業体の管理、つまり経営管理に自由と機能の相即的な諸施策を説き、高潔なる品性の所有者のみを管理者とすることを説くことで、この産業社会を自由にして機能する社会たらしめようとするのである。
補. 他の理論との関係性 ドラッカーはマルクスの理論を資本主義批判の理論であり、それを超えた積極的な理論ではないと把握し、全体主義に連なるものであるとさえ言う。しかし、彼が忌避したマルキシズムはマルクス自身の理想としたものではなく、本来のマルクスの求めた理想とドラッカーの主張には、大きな相似が認められる。また、ドラッカーの近代大規模生産のもとにおける官僚支配の進行の把握は、直接の言及はないものの、ウェーバーの思想系列に立つものと捉える事ができる。
(979字)