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『ゾンビ祭り』作品感想掲示板

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「朽ちた冠」の感想はこちらです。
name:BUTAPENN  Date:2011年09月18日 (日) 22時09分 No.9

「朽ちた冠」の感想はこちらです。

「朽ちた冠」の感想はこちらです。

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name:招夏  Date:2011年09月19日 (月) 00時30分 No.16

死して尚…

こんにちは、拝読致しました。

死んでいようが、骨がポロポロ落ちようが、メッキのぺなぺな冠をかぶっていようが、髄の髄まで王様なんですねぇ。

>「いや、そなたは生きよ」
> 威厳に満ちた声で、王は答えた。

この言葉に、なんだかぐわっと泣きたくなりました。死んで、記憶さえ覚束なくなりながらも、尚、この人は王であり、国民を庇護する立場であることを守りとおしたんだなぁと…(@_@。
感動させていただきました。

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name:梅(b^▽^)b  Date:2011年09月19日 (月) 10時40分 No.20

映画にしたい作品

 ……すごい、の一言です。 この時代の君主の無念がひたひたと伝わってきました。 王の眼窩が、 >ひたすら暗い井戸の底  から、弟王たちへの私怨を捨て、 >地平のかなたのはるけき夢を見るかのごとく に変わっていくさま、 メッキの剣、メッキの冠と、虚しい身に堕ちたなかで持ち続ける情熱。 最後は風車ならぬ敵城に進軍する死人の軍。

 王の思念と骸が粉塵となり、イベリアの赤い大地を吹き渡る風にのる様が見えるようです。 映像が次々と思い浮かぶ作品でした。

梅(b^▽^)b拝

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name:茶林小一  Date:2011年09月20日 (火) 12時21分 No.46

こういう題材を引っ張ってくるところが

 さすが、と言わざるを得ない。全体としてはコミカルに、だけれどもその中にテーマをしっかり配して、読みやすく、読みやすいように書かれているのが素晴らしい。するすると読了してしまいました。しかし騎士さんは律儀だなあ。
 面白かった!

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name:三里アキラ  Date:2011年09月21日 (水) 21時31分 No.84

復活の兆し

ごきげんよう、三里です。

おお! と思いました。BUTAPENNさん復活の準備は万端ですね!
きっちり物語の中に物語が納まっていて、あるべきところにあるべきものがある、筆力とでもいいますか、そういうものを感じました。

王とはそういうものであるだろうし、護衛騎士とはそういうものだろう。深く納得しました。
ロドリゴには強く生きて欲しい。
そして、サンチョは名君だったのだなあ、と思いました。

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name:天然記念狼  Date:2011年10月01日 (土) 19時32分 No.108

悪で終わらない

全ての悪役が正統的な主人公になってしまうという女将さんトリックが見事に発揮されて気持良く読めました。女将さんの最近の作品で主要な役が悪のまま終わったのって、夜叉の宝賢ぐらいじゃないでしょうか?
しかし、確かに「朽ちても意志は国を守る」という古風な心意気ってゾンビの原型だったのかも知れないとおもわせますねえ。と、ここまで書いて、上田秋成のナントカ頭巾(破戒僧が肉食の鬼になり、それを別の坊主が救う話)と、今昔物語の舌の話を思い出しました。体は朽ちても善意が残る話です。

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name:モギイ  Date:2011年10月05日 (水) 18時31分 No.125

泣けました

エル・シド誕生秘話とでも言うのでしょうか。最後の場面では泣けました。

ロドリゴの忠誠心もさることながら、死してなお民を思いやる心を忘れないサンチョ王(私なら蘇った時点で暗殺者に復讐です)、まさに騎士道精神を地で行くような男達ですね。王様ったら剣や王冠がすり替えられているのに全く気付いていない辺り、ほほえましいというか悲しいというか……。真面目な物語のはずなのに語り口がユーモラスなものでとても読みやすく、一気に引き込まれてしまいました。

彼自身、死してなお出撃したのでしたね(映画だけの脚色でしょうか?)。もしや彼はサンチョ王の真似を……なんて想像を膨らませてしまうのですが……。

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name:楠沢  Date:2011年10月09日 (日) 17時00分 No.142

拝読いたしました

拝読いたしました

 こんにちは。作品を拝読させていただきました。

 せっかくの企画なので各項目ごとに感想を述べていきたいと思います。
 ☆はホラー度に合わせて0−5までの六段階。
 今後投票やらなんやらあるそうなので自分メモ的に☆づけさせていただいています。項目は作品とそのときの気分で変えていますので、☆の数はあまり気にしないでいただけると嬉しいです。

<ホラー度 0>
 復讐ものかと思いきや読んでみればそんなことはなく。納得のホラー度0。

<王様度 ☆☆☆☆☆>
 サンチョ王にとっては剣とか王冠とかは関係なくて、どこまでも王であるという気高い意志がすばらしい。

<家来がんばった度 ☆☆☆☆>
 ロドリゴがまめすぎて褒めたい。

<総評>
 一見王様の復讐劇になるのかと思いきや、王が最後まで王であった物語でした。
 決してそのような書き方はされていないと思うのですが、墓の周りを散策するサンチョ王やまめに王のパーツをはめていいくロドリゴがかわいらしく思えてしまいました。
 サンチョ王が朽ちた王冠をロドリゴに渡すシーンは王が王冠の真偽よりも王であることに誇りを持っているのと同時に王冠が朽ちていることに気づかない悲しさも感じました.

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name:ナノハ  Date:2011年10月09日 (日) 20時27分 No.152

優しさがあちこちに ナノハ

「朽ちた冠」拝読しました。

死んでしまってからも国を民を気に掛けるサンチョ王、ロドリゴの王に対する忠誠心から、そこかしこに優しさを感じられるBUTAPENNさんらしい温かな作品だと思いました。

ロドリゴは気配りがすごいですねぇ。きちんと皮膚や骨を拾い集めたり、薔薇水をかけてあげたり…個人的にこういうのは見習いたい(笑)
重いテーマになりがちな題材を、じんわりとした温かさで包み込んだ素敵なお話でした!

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name:30-06  Date:2011年10月10日 (月) 17時53分 No.173

重厚で軽妙な物語

甦った国王の威厳と愛国心が素晴らしくあり、それを超えるユーモラスさと愛らしさがイイ。
名君は死してなお、魂は死なず。
所々でくすっと笑いながらも、心から楽しめた作品です。

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name:高柴三聞  Date:2011年10月11日 (火) 01時40分 No.189

ヒーロー像が

どうも、おじゃまします
ドンキホーテチックな王様の
純粋な姿。
どこかで、自分自身もあこがれて
いた姿に再会した気分でした。

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name:りい  Date:2011年10月11日 (火) 13時24分 No.196

すごい…

こんにちは。
相変わらず昼間にしか来れないりいです。

御作拝読しました。
自国の民を思うサンチョ(すみません、はじめサンチュに空目してしまいました・汗)の王たる姿にジーン…。泣けました。
すり替えられた剣や王冠など、イメージするとくすりと笑えるところもあって、さすがだなあとしか言いようがないです。
面白かったです。

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name:卯月音由杞  Date:2011年10月15日 (土) 00時53分 No.251

シッド!

 こんばんわ、卯月音由杞です。
 作品を拝読しました。

 最近たまたま映画版を見返していたもので、主人公の名前を見ておおっと思いました。なるほど、彼の死後についての伝説を考えると、ゾンビものと解釈して描くのは大ありだろう、と。
 とはいえ物語の展開はいい意味で予想外。ビビりまくるロドリゴに最初は不安になりましたが、サンチョ王に付き従ううちに、未来のエル・シドのような誇り高い戦士の姿が見えてきました。ラストの死者の軍勢が駆け抜けるシーンは感慨深いですね。楽しませて頂きました。

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name:前条  Date:2011年10月16日 (日) 21時07分 No.258

背筋が。

最後のシーンは、サモラの戦いでしょうか。
死者たちが進撃する光景が浮かび、心地よい震えがありました。
アルフォンソ王の不興を買ったのは、ゾンビな兄王に寵愛されていたから……などと、想像してみたり。
エル・シードの歌が好きなので、たいへん楽しめました。

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name:BUTAPENN  Date:2011年11月14日 (月) 00時15分 No.356

最後にまとめてお礼を

みなさま、ご感想をありがとうございました。また投票をしてくださった方々、どうもありがとうございました。

ゾンビ祭りの閉幕に合わせて、感謝を述べるともに、ネタばらしをしたいと思います。
モギイさんが指摘してくださったように、これは「エル・シド」の史実と伝説を題材に取りました。

「ゾンビ」をテーマにと考えていたとき、子どもの頃見た「エル・シド」の映画のラストシーン、主人公の死骸が馬に乗せられて戦場をどこまでも駆けていく…というラストシーンが思い浮かんだのです(本当にもう何十年前の記憶なので、卯月さんが最近ごらんになったと聞いて冷や汗を流しております)。

ロドリゴも、サンチョ王も、アルフォンソとウラカも実在の人物ですが、実際に「エル・シド」なのはロドリゴのほうです。イスラム教徒から「アル・サイード(主人)」と呼ばれたのも、名剣コラーダの持ち主であるのも、バレンシアを平定したのもロドリゴですが、このお話では独自のフィクションを付け加え、彼の主サンチョ2世が毒殺後によみがえり、死後の名声を従者であるロドリゴが受け継いだことにしました。前条さんのご質問ですが、最後の戦いは、サンチョが暗殺されたときに攻略していたサモラではなく、まったくの創作です。

もうひとつ、この話を書きたいと思ったきっかけは、私が認知症の家族を介護している立場にあることです。腐敗の恐怖におびえ、昨日できたことが今日できなくなり、持っていた財産も能力も朽ちた冠のように失っていくゾンビ王の姿を通して、老いていく人間の哀しみと、それを支える介護者の思いをこめたつもりです。
老いて弱っていく人間の姿は悲惨なのか。そこに尊厳があるのか。その尊厳を介護者はどう守っていくのか。正直言って、試行錯誤の毎日です。

一時、介護という未来の見えない現実におしつぶされそうになり、書くことに困難を覚えていたときに、このゾンビ祭りに参加し、このお話を書くことで、なにかがふっきれたような気がします。
このお祭りを開催してくださったsleepdogさんに、感想を下さったみなさまに、心から感謝を申し上げます。

Pass
name:まあぷる  Date:2011年11月15日 (火) 10時24分 No.361

遅くなりましたが

感想を書かせていただきたいと思います。

実は私は「エル・シド」は未見ですが、サンチョ王の死してなお民を守ろうとする王としてのプライドや威厳がひしひしと伝わってきました。
剣も王冠もまがいものではあっても、彼にとってはそうじゃないのですね。
ラストシーンは映像で見てみたいと思いました。素晴らしい作品をありがとうございました。

余談ですが、私の母も今、入院中で日を追うごとに弱ってきているのに何も出来ない状況です。何よりも私のことも娘のことも全て忘れてしまっていることが悲しいです。でも、どのような状態であっても母である事は変わらないんですね。しっかり向き合っていこうと思っています。
BUTAPENNさん、お疲れ様です。どうかあまりご無理をなさいませんように、お体にお気をつけてお過ごしください。

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