NPO法人零戦の会では、12月3日(土)元零戦搭乗員柳井和臣さんを囲む会を開催いたします。
柳井さんには本年6月に当会の囲む会でお話をいただいておりますが、なお語り残したことがあるということで再度登場願うことになりました。今回は戦前、戦中から戦後にかけての時代の動きや当時の世相を予備学生としての軍隊経験、搭乗員経験を中心に据えてお話しいただく予定です。
お話しいただく柳井さんは山口県出身、慶応大学在学中の昭和18年12月に学徒出陣で海軍大竹海兵団に入団後、飛行予備学生に採用されました。翌年2月から6月まで土浦空で搭乗員の基礎教育の後、出水空で操縦訓練を受け戦闘機専修となって筑波空に配属。19年12月に少尉任官とほぼ同時期に特攻隊員を志願して20年4月鹿児島県鹿屋に進出、七二一空戦闘三〇六飛行隊の所属となって20年5月14日第六筑波隊員として特攻出撃しました。このとき一緒に出撃した富安俊助中尉(予備学生13期)はエンタープライズに突入して大破させる戦果を挙げたものの柳井さんは敵を見ずに反転帰投、その後再出撃の機会なく富高基地で終戦を迎えています。
出水空時代に行われた軟式野球の試合ではプロ野球出身石丸進一投手(20年5月11日特攻戦死)や本田耕一一塁手(同5月14日特攻戦死)はじめ六大学リーグの選手たちと14期チームを組んで「教官教員チーム」に大勝したという経験もお持ちです。奮ってのご参加をお待ちいたします。
日時:平成23年12月3日(土)午後1時30分〜4時 場所:航空会館(東京都港区新橋1-18-1、地図は http://www.kokukaikan.com/tizu.htm)
会費:3000円(会場費、飲み物代ふくむ※今回、講演会形式で食事は出ません)当日、受付にて集金。 定員:20名・なお定員に達し次第締め切らせていただきます。 (皆様、くれぐれも遅刻なきよう、5分前までに集合でお願いします。念のため、服装は、男性の場合、なるべくネクタイ着用、女性もこれに準じた服装でお願いします。)
ご参加いただける方は、年齢・性別・会員であるなしを問いません。
ご参加ご希望の方は、NPO法人「零戦の会」・「囲む会」専用メールアドレス
zerosennokai@yahoo.co.jp
(担当:井上副会長。「囲む会」以外のご用件については対応いたしかねます) に、ご参加ご希望の旨とともに、@ご住所Aお名前(フルネーム)Bお電話番号(携帯もしくは固定)Cご年齢・ご職業およびD飲み物の希望(コーヒー・ミルクティー・レモンティーいずれもホットのみ)を明記の上、電子メールでお申し込みください。 (これまでご参加いただいた方はお名前とご住所だけで結構です) 折り返し、受付確認のメールを送らせていただくとともに、ご案内ハガキ(概ね開催1週間前までに送付します)を郵送いたしますので、当日、このハガキを受付にお持ちください。 なお、同伴者がある場合は必ずその方の住所、氏名、電話番号、年齢・職業も明記してください。 飛び入りでのご参加は不可ですのでご注意ください。
申込み受付期限・平成23年11月25日(金)※ただし定員に達し次第締め切らせていただきます。
※ご高齢ゆえ、不測の体調不良等による予定変更、あるいは中止もあり得ます。その場合は当掲示板で随時お知らせいたします。ご参加確定の方には当会よりご連絡差し上げますが、念のため当日お出かけの前に本掲示板をご確認ください。
ただし、「零戦の会」掲示板で「荒らし」行為をするなどかつて当会とトラブルのあった方、(いわゆるオフ会ではありませんので)実名、住所、職業を明かさない方はお断りいたします。 大勢が参加予定の限られた時間ですので、あまりにもマニアックなご期待にも沿いかねます。「取材」を目的とされる方も、原則としてお断りいたします。 また、今後、年に一度の靖国神社における慰霊昇殿参拝や総会など、当会の各種活動のお手伝いをいただける若い世代の方は特に歓迎いたします。
当会の「元搭乗員を囲む会」は概ね隔月ペースで今後も開催する予定です。
写真は柳井少尉(右)と吉田信少尉(5月11日出撃戦死)
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