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タイトル:加藤周一の言葉 投稿者:英翁
「知の巨匠 加藤周一」菅野昭正編
(岩波書店、2011年3月刊、2200円+税)

編者菅野氏の館長を務むる世田谷文学館にて2010年9月18日―26日に行はれたる連続講演会収録したる新刊書籍にて御座候。

(講演者は、大江健三郎、カン尚中、高階秀爾、池澤夏樹、山崎剛太郎、清水徹の各氏。)

加藤周一(1919−2008)こそ「知の巨人」と呼ばるるに相応しけれ。

加藤周一の世界を批評するには、今回の論者だけにては群盲象を撫づの感無きにしもあらずとは言え、加藤氏の知られざる一面も偲ばれ、永年加藤氏の著作を営々と読み続けてきたる小生としては、感慨深き印象之有り。

其処に引用されたる加藤周一氏の言葉より;

『核爆弾も原子力発電も核分裂の連鎖反応から生じる。連鎖反応が加速されれば爆発して爆弾となり、原子炉の中で制御されて臨界状態が続けば発電所の熱源となる。』

『比喩的にいえば原子爆弾とは制御機構の故障した発電所のようなものである。核兵器と原子力発電は一方が戦争に属し、他方が平和に属するという意味では限りなく遠い。』

『しかしどちらも核分裂の連鎖反応の結果であるという意味ではきわめて近い。もちろん原子爆弾による放射線病と、チェルノブイリや東海村の事故による平和時の障害も本質的には同じものである。』

『もし清少納言が今日の日本に生きていたら、遠くて近きものとして原子爆弾と原子力発電所を挙げるだろう。』

『核戦争のおこる確率は小さいが、起これば巨大な災害をもたらす。原子力発電所に大きな事故の起こる確率は小さいがゼロではなく、もし起こればその災害の規模は予測し難い。一方で核兵器の体系に反対すれば、他方で原子力発電政策の見直しを検討するのが当然ではなかろうか。東海村に事故が起これば、ヒロシマを思い出すのが当然であろう、と私は考える。』

原爆直後のヒロシマにて調査に従事したる血液学専門医師(東大病院)たりし加藤周一氏の発言だけに、現代の我々へのメッセージ、改めて重し。
[39]2011年05月17日 (火) 14時32分
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