候文で手紙を書こう
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家内の母、教会の読書会にて内村鑑三著「後世への最大遺物」の読書会に参加したり。 大いなる感銘を受け、小生にも興味あらばと岩波文庫を回覧し給ひぬ。 有名なる本なるも、小生不思議にもこれまで同書を読む機会なかりき。 内容は明治二十七年箱根にて催されたるYMCA夏季講習会の講演録にて、内村の口調、活き活きと伝はり来る心地こそすれ。 内村英語学校に学びし頃は頼山陽十三歳の詩に感激し、自らの名を「千載青史に列する」希望をなせり。 その後キリストの教えを受け、考へ変はりたらむ。 後世に遺すべきものは金か、事業か、はたまた思想か。 結論は、この世に生きて居る間は真面目なる生涯を送りたる人と言はれたし、すなはち、「勇ましき高尚なる生涯」こそ最大遺物なれと。 |
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[34]2011年03月10日 (木) 14時30分 | ||
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「我々は後世に何を残してゆけるのか」鈴木範久著(学術出版会、2005年)なる書籍には、明治三十年の内村著の初版復刻版がまるまる収録され居り、文語の恰好の教材として広く推奨するに値すべきものと存じ候。 |
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[37]2011年04月26日 (火) 10時42分 |