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タイトル:岡千里氏の遺稿集 投稿者:松蔵
文語教室の某女史より書籍二冊ばかり拝借仕り候。何れも岡千里氏の遺稿集にて、その令嬢Sさん(某女史のご友人)の近年復刻せられたる非売品の稀覯本にて候。

岡千里氏は、明治三十八年東京に生まれ、慶応義塾大学卒業後三井銀行に入行し、高橋是清の女婿となるも、応召し、中支の戦場にて負傷し、昭和二十一年没。(享年四十歳)

遺稿集の第一は、「野戦小隊長の手記」にて候。負傷するまでの軍隊生活を戦前の知識人特有の格調高き文体にて克明に記し、妻・家族への愛情深きさまも随所に滲み出で候。昭和十五年名古屋丸善画廊にて展覧会を開きしほどの腕前なる戦地の写生画の数葉も附したる美しき装丁の書籍にて御座候。

遺稿集の第二は、「是清翁との対話」てふ冊子にて候。岡千里氏の直接対話したる義父高橋是清翁の発言、忠実に記録せられ、歴史的価値いと高く候。昭和六年より昭和十一年までの短き期間なるも、他のいかなる是清に関する伝記よりも是清翁の姿、活写せられ居る心地こそし候へ。是清翁曰く、『自分が今までに会った人物の中で一番立派な人は森有礼さんだ。あの人がもっと生きて居られたら、日本の現代の教育の弊害はなくなって居たらう。』と。仮に二・ニ・六事件にて是清翁暗殺せられずんば、その後の日本歴史いかになりたるやとの感慨、改めて去来致し候。
[38]2011年05月11日 (水) 11時39分
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