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十有三の春秋 逝くものはすでに水の如し 天地始終無く 人生生死有り いずくんぞ古人に類して 千載青史に列するを得ん 大意 我が13歳の年月は水の流れのように早くも過ぎ去ってしまった。 天地には始めも終りもないが、人生には限りがある。 だから生きているうちに昔の偉い人に負けないような仕事をして、長く歴史に名を残したいものである。 以上、出所「安藤英男訳注 頼山陽詩集」(白川書院、1977年刊) 頼山陽(1780−1832)の詩はもっと注目されて然るべきと思います。 それにしても少年の詠んだものとは思えない完成度で、当時寛政三博士の筆頭格たる柴野栗山の激賞するところとなり、経世家となるよう示唆を受け、これが山陽一代の指針となりました。 |
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[14]2010年12月28日 (火) 14時43分 | ||
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頼山陽十三歳の詩は、内村鑑三「後世への最大遺物」の冒頭にも引用され居り候。 「まだ外国語学校に通学して居りまする時分にこの詩を読み、私も自から同感に堪えなかった。父や友達にそのことを話したら『汝にそれほどの希望があったならば汝の生涯はまことに頼もしい』といって喜んでくれました。」といふくだりに御座候。 |
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[36]2011年03月04日 (金) 13時50分 |