済州島の観光は日本語の達者な運転手さんでとても楽しめました。
ただし、料金面では問題もありました。この時に運転手さんから入手した情報および帰国後に調査した
結果を基に、済州港国際クルーズ・ターミナルからの観光事情について報告します。
1)済州島の日本語観光タクシー事情:● 訪問あるいは居住している外国人が簡単で便利にできるように、外国語タクシーサービス(英語、
日本語、中国語)が韓国内の2箇所で公式に許可されている。
● 許可されている場所は「ソウル」と「済州島」で、それぞれ「International Taxi」と「Grobal
Taxi」の名称の組織を作っている。
ソウルの組織のURLを紹介します。
http://www.intltaxi.co.kr/jp/index.html済州島ではここまでの組織にはなっていないようです。
● 済州島の「Grobal Taxi」の日本語グループには64人の運転手が登録されている。ホテル等から
この組織に日本語タクシーの依頼がくると、順番に仕事が回るように手配される。
● 個人に直接依頼が入った場合は個人が仕事を受けるのが原則。ただ、すでに仕事が入っていて受け
られない場合は「Grobal Taxi」に仕事を依頼する。
この場合、「Grobal Taxi」が優先順位に従って運転手を指名する。手配を依頼した運転手には「誰が
担当し、迎えにゆくのか判らない」とのことです。
● 日本語および運転能力の審査に通った運転手には「グローバルタクシー(日本語 通訳) 済州特別
自治道知事」と表記することが許可されている。
また、「Grobal Taxi」の日本語グループでは以下の標準料金が決まっている。
(1)8 時間以内で 8,000円(タクシー料金は日本の円の支払いで 為替に関係なし)
(2)4時間以内の半日の案内は 6,000円
(3)延長 1時間の場合は、利用料金 1,000円が追加
(4)お客様の食事代、観光地の入場料は、別の料金の負担
※ドライバーの観光地入場料は 無料
この「Grobal Taxi」について、済州道の公式ブログ(以下)が説明しているので参照ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/jejuryoko/diary/201110200000/今回の私のケースでは、私が依頼した運転手からグローバル・タクシーに手配の依頼が回ったが、
組織に属するすべてのタクシーが出払っていた。そこで、グローバル・タクシーから、休暇を取って
いた運転手に「8時間、8000円」の条件で仕事の依頼が回ったようです。
「事情を理解して欲しい!」にはこのような背景があり、自家用車での観光案内になったようです。
2)済州シティー・ツアーバスよる済州市内観光:現在、クルーズ船が接岸する国際クルーズターミナル(第7埠頭)には公共交通機関がないため、
個人で観光するにはタクシーを利用するしか手段はありません。
この公共交通機関に関連して、済州シティー・ツアーバスが試験運用(2012年3月2日〜5月31日)
されていたようです。
今後も観光シーズには運用される可能性がありますので、済州島で個人観光を考えられている方は
韓国観光公社の日本語の窓口に問い合わされ、運行状況を確認されるのが良いと思います。
なお、このバスの最も近い停留所は国際ターミナル埠頭(フェリーの発着所)で、国際クルーズ
ターミナル(第7埠頭)から歩いて30分ぐらいかかると思います。窓口で確認ください。
下記URLに試験運用期間中の巡回コースとか料金が書かれていますので、参照ください。
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/MA/MA_JA_9_6_1.jsp?cid=1963526http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/MA/MA_JA_9_6_1.jsp?cid=1900405