玄鳥 定例句会

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12・病室に母を残して花は葉に 投稿者:世話人 (2023年05月14日 (日) 20時07分)[22676]
4点 洋子・孝子・宜子・剛・


月番 > 母のゐる病院からの帰り道。「母を残して」が、読みどころではと思いました。 (2023年05月16日 (火) 10時29分)[22700]

宜子 > 月番さんの書かれている通り中七「母を残して」がなんとも切ないです。後ろ髪引かれる思いなのです。そのような場面では「花は葉に」まで切ないです。 (2023年05月18日 (木) 09時55分)[22710]

洋子 > 母を病室に残して、心を残して帰っていくのでしょう。また花は葉になって、季節の移ろいの中にもこのお母さんは取り残されていきます。長病みをされているのでしょう。
私は母が倒れて入院したので、飛行機に乗って看病に帰りました。突然に脳のどこかがおかしくなって、あの母の人格はなくなっていました。1週間ほど姉たちと交代で夜も付き添いましたが、いつどうなるということも分からなく、とりあえず帰りなさいと言われて、飛行機で帰りました。その翌朝、「ダメだった」という電話がありました。
これが私の母との別れです。
(2023年05月19日 (金) 09時39分)[22720]

榮一 > 花が咲く前に入院して花は散り早や葉桜の季節になったということのようです。残すことに後ろめたさを感じたようである。日本人はこの優しさが好きである。日本人が最も日本人らしい部分であるからである。 (2023年05月20日 (土) 10時42分)[22751]

> 季節の変わる中で、病院に残る母も、帰る作者も、山内さんの書かれたように、後ろ髪を引かれる思いで別れる。男も女も母親には弱い。私事ながら、一人暮らしだった母を定年前に突然を喪ったので、未だにそのショックみたいなものが残ってそれは消える事は無い。 (2023年05月20日 (土) 12時44分)[22753]

孝子 > 母の句、ましてこのような句はこころをしめつけられるようです。 (2023年05月20日 (土) 13時59分)[22756]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2023年05月21日 (日) 07時01分)[22772]
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13・若葉風露店の並ぶ向こう岸 投稿者:世話人 (2023年05月14日 (日) 20時06分)[22675]
6点 柊子・義之・宜子・保子・剛・眞佐子・


月番 > 何処の地も月順に土地の祭礼や催しがある、それに付いて回り屋台を並べる露店は多い。年齢を重ねても浮き浮きと少年少女に帰れる。 (2023年05月16日 (火) 12時25分)[22703]

眞佐子 > 博多の中州の屋台を思いました。全国大会の頃は若葉風が心地よく懇親会が終わったあとホテルを抜け出して中州まで行ったのを思い出しました。 (2023年05月19日 (金) 11時55分)[22724]

保子 > 高山の朝市で、飛騨牛の串焼きを食べた事を思い出しました。反対側から見られているという事もあるのだとちょっと思いました。 (2023年05月19日 (金) 18時09分)[22731]

柊子 > これから向こう岸に渡るのか、渡らないのか……若い頃なら軽い足取りで露店の中に吸い込まれていくでしょう。今なら、対岸から楽しんでいる人たちを眺めるだけでも豊かな気持ちになれそうです。若葉風の中で。 (2023年05月20日 (土) 05時25分)[22733]

義之 > 「露店の並ぶ向こう岸」という書き方から、作者は川沿いの道を歩いているのだろう。川沿いの対岸にはずらりと露店が並んでいる。対岸までの距離は近そうである。期せずして見た旅の一景かなと思う。若葉風が爽やかです。 (2023年05月20日 (土) 08時54分)[22737]

榮一 > 悪くない句です。向こう岸の神社の参道に屋台が並んでいるのである。神社の祭りが賑やかそうであいかにも夏の感じがよく出ているようである。若葉風は子供たちそのものである。 (2023年05月20日 (土) 10時47分)[22752]

> 若葉を茂らせる樹の間を抜けてくる風は、過ごし易い季節の前触れである。コロナで自粛を余儀なくされた祭りや催しが再開されている喜びと思いました。

(2023年05月20日 (土) 13時01分)[22754]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2023年05月21日 (日) 07時03分)[22773]
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投稿者:世話人 (2023年05月14日 (日) 19時59分)[22674]
只今、調整中。

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4月定例句会 投稿者:宜子 (2023年04月14日 (金) 18時26分)[22581]
句会の皆様へ
今月の句会は、主宰先生のパソコンが不調のため、
臨時で宜子が入力を代行しました。
とりあえず、4月の句会を始めたいと思います。
よろしくお願いします。
月番は久野孝子さんです。

句  会  4月15日(土)〜4月21日(金)

作者発表  4月22日(土)


孝子 > 主宰先生いつも有難うございます。今回句会宜子さんに代行とのこと、ありがとうございます。私のパソコンも古いためすぐ飛んでいくので簡潔な文になることお許しください。今日は東京も雨で、八重桜もそろそろ終わりかなというところです。皆様よろしくお願い申し上げます、  (2023年04月15日 (土) 09時36分)[22582]

月番 > 皆さまおはようございます。句会も、残り少なくなりました。おとりになられた句はもちろんですが、とられなかった句、参考意見を、一番聞きたいと思います。どうかよろしく選評全ての句にお願いします🙇⤵️ (2023年04月19日 (水) 08時38分)[22620]

月番 > みなさま。句会も今日最終日となりました。書き残したことのないよう勉強の場としても教えていただければ幸いと存じます。よろしくご指導おねがいします。 (2023年04月21日 (金) 09時13分)[22643]

世話人 > いつもながらの沢山の書き込みをありがとうございました。
月番の孝子さんお疲れさまでした。宜子さんお手数でした。助かりました。当方のパソコンはまだ不調です。申し訳なく。期日が来ましたので作者を発表いたします。 (2023年04月22日 (土) 05時42分)[22658]

月番 > 主宰先生大変ななか、すべての句にご指導ありがとうございました。宣子様お手伝いありがとうございました。皆さま沢山の選評ありがとうございました。おかげさまで5月の句会無事に終わりましございます。た。ありがとうございます。6月の月番は最高点の石田剛さんですね。おめでとう (2023年04月22日 (土) 09時43分)[22672]

月番 > さいごにやってしまいました。四月と五月一ヶ月ずれました・おゆるしください・ (2023年04月22日 (土) 17時46分)[22673]
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1 いねむりも残りの時間桜咲く 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時16分)[22580]
9点 美保子・加津子・義之・宜子・保子・鈴子・洋子・孝子・榮一・


月番 > 今月の最高点句です。皆様の選評がたのしみです。同じ実感があるのでしょうか。 (2023年04月15日 (土) 09時42分)[22583]

義之 > 終活という言葉が過ぎりますが、誰も己の終わりの時期を知るものはいません。桜は年を取るにつれ待ち遠しく、花が咲けば浮き浮きし、かけがえのない存在となります。終活という言葉が身近になった今「いねむりも残りの時間」という作者の言葉に共感を覚えるのです。 (2023年04月17日 (月) 19時59分)[22611]

加津子 > この句に幸せを感じました。終わりに向かって行く時間には、無駄なことは何もないと思いました。 (2023年04月18日 (火) 19時50分)[22617]

洋子 > 人生でやらなければならないことは大方終わって、あとは悠々自適の生活を送っておられるのでしょうか。居眠りよし、桜もよしで、素敵な生活ですね。 (2023年04月19日 (水) 13時32分)[22623]

鈴子 > 作者の方の心のゆとりを感じられて好感のもてた句でした。 (2023年04月19日 (水) 18時48分)[22626]

宜子 > 人生を達観しておられるのでしょうか。季語の「桜咲く」に、作者さんの余裕が見えます。 (2023年04月20日 (木) 03時52分)[22631]

榮一 > 晩年の余白です。居眠りも大切な時間になったのです。生き急ぐこともなくなった齢なのです。桜咲く春はもっともです。残りの時間が面白いです。 (2023年04月21日 (金) 08時48分)[22641]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時43分)[22659]
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2 紫木蓮無人となりし隣家かな 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時14分)[22579]
6点 加津子・眞佐子・宜子・剛・鈴子・紫翠・


月番 > このごろよくみられる光景です。季語もそれぞれの思いがあるとおもうのですが。 (2023年04月15日 (土) 09時45分)[22584]

紫翠 > とり合わせた「紫木蓮」が中七下五の状況をうまくカバーしているように感じられます。
(2023年04月18日 (火) 11時21分)[22613]

加津子 > 紫木蓮は二色のバランスがとても素敵です。バラバラに落ちた花びらは、茶色でぐたっとして悲しくなります。人が住まなくなった家は紫木蓮の茶色の花びらと似ています。 (2023年04月18日 (火) 19時58分)[22618]

眞佐子 > 紫木蓮は無人となった家にも春になれば咲いてくれます。紫木蓮の気品さと誰もいなくなった家とのギャップから寂しさを感じました。 (2023年04月19日 (水) 20時03分)[22627]

> 庭の隅に母が残した木蓮が有る、昨年、枝を下ろして樹を小さくし貰い、今年は花を付けまいと思ってゐたが、健気に小さな花を付けた、紫と思っていたが白い花だった。いずれ空き家は土地(地面)だけに変はり、少し経つと新しい家が建って、新しい隣人に入れ替はる。

(2023年04月20日 (木) 10時37分)[22637]

榮一 > 無人となった隣家の静けさ寂しさのようなものが紫木蓮の色で出ているようだ。 (2023年04月21日 (金) 08時51分)[22642]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時44分)[22660]
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3 一人称の誇らしげなり一年生 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時13分)[22578]
5点 柊子・眞佐子・保子・紫翠・榮一・


月番 > お孫さんでしょうか。また近所の腕白童子 
一人称の発見でしょうか。 (2023年04月15日 (土) 09時49分)[22585]

眞佐子 > 近所に今年から小学校一年生になった子供さんが二人います。どちらも上にお兄ちゃんがいますので話す言葉も上手です。一人称の誇らしげなりがよく分かりました。 (2023年04月19日 (水) 20時12分)[22628]

柊子 > 昨日も近所の新一年生の女の子に会いました。幼稚園の頃は気軽に、友達のように話しかけていてくれたのに、すっかりお姉さんになって、相手にしてくれませんでした。一人称という言葉を見つけた作者様の発見に納得して頂きました。 (2023年04月20日 (木) 09時48分)[22634]

榮一 > 名前で「みよちゃん・よし子ちゃん」と自分のことを呼んでいた子が「私・ぼく」などと一人称を使うようになったのである。一年生は納得させるには十分である。誇らしげがよく分かる句。 (2023年04月21日 (金) 10時06分)[22647]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時45分)[22661]
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4 初蝶やそっと近づくおとこの子 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時11分)[22577]
1点 保子・


月番 > おとこの子って意外と心優しいのですよね。 (2023年04月15日 (土) 09時52分)[22586]

保子 > 雰囲気が好きでいただきましたが や の効果はなかったように思います。心穏やかになる作品でした。 (2023年04月19日 (水) 15時28分)[22625]

榮一 > パターンの句である。発想が類型的で新味が薄いようであある。 (2023年04月21日 (金) 10時08分)[22648]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時46分)[22662]
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5 ボンネットの猫の足跡桜まじ 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時10分)[22576]
7点 柊子・宜子・保子・孝子・剛・紫翠・榮一・


月番 > よく見える光景ですね。桜まじはきいてるのでしょうか。 (2023年04月15日 (土) 09時55分)[22587]

紫翠 > ややイラつく上五中七の情景を受けて、「桜まじ」は作者の心情のように感じられます。猫の好きな作者を思います。 (2023年04月18日 (火) 11時55分)[22614]

宜子 > 情景だけ書いて、思いは季語に託す。そのような基本の書き方がされていて、気持ちの良い句でした。 (2023年04月20日 (木) 03時59分)[22632]

> 掲句と同じ経験がある。車庫のシャッターを雪の降る冬は完全に下ろさず、猫に車庫を解放した。雪の降る季節は出入りの小さな足跡を残して野良たちは冬を送る。そして桜の季節には、どこかへ行ったか消えて見なくなる。「桜まじ」なんて全く知らず勉強させて戴きました。 (2023年04月20日 (木) 10時08分)[22636]

柊子 > 春はスギ花粉、黄砂、木々の蕊など細かいホコリが車に積もったのをみます。そこにくっきりと猫の足跡。桜まじは暖かい南風だそうですが、うちの場合は、屋根やボンネットを傷つけられて、あーぁ!だそうです。景がよく見えました。 (2023年04月20日 (木) 15時55分)[22638]

孝子 > 猫はかわいいけれど、傷つけられるのは困るし、デモしたにもぐられるのは危ないし、季語がすきでした、 (2023年04月21日 (金) 09時24分)[22645]

榮一 > 猫は水を嫌う傾向がある。その点からいえば春泥を歩いてきたとは考えずらい。黄沙も考えられるが春埃も考えられる。いずれにしても長い時間止めていたようである。猫の足跡は癪に障ることであり大事な愛車の上を歩くことは言語道断である。怒りは桜まじにも向けられたのである。猫の足跡が映像的で印象深い。 (2023年04月21日 (金) 10時17分)[22649]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時47分)[22663]
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6 囀やタイルの目地に添うモップ 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時09分)[22575]
2点 加津子・孝子・


月番 > きれい好きな若いおんなのひとがみえますが。季語はいかがですか。 (2023年04月15日 (土) 09時57分)[22588]

加津子 > 女子寮のお風呂場かなと思いましたが、だとするとモップではなくデッキブラシかなと。。タイルの目地を洗うのが好きで、最近生協で角までぴったり沿う優れものを見つけ楽しんで使っています。 (2023年04月18日 (火) 19時43分)[22615]

孝子 > 囀りの季語が明るくこの一生懸命モップがけをしている季語から若い女性かなと想像して好きな句でした。 (2023年04月21日 (金) 09時28分)[22646]

榮一 > タイルの目地に添うモップは見えるが全体の景が見えてこないようである。全体が見えないと囀も遠過ぎて意識できないでいる。 (2023年04月21日 (金) 10時23分)[22650]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時48分)[22664]
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7 ヒマラヤは光る岩塩万愚節 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時08分)[22574]
2点 洋子・剛・


月番 > このごろはあまり万愚節は騒がなくなりましたがこの取り合わせはいかがですか。 (2023年04月15日 (土) 10時00分)[22589]

> この日に限り罪のない嘘を許される万愚節と、写真やテレビなどで見る外は無いヒマラヤ。真っ白な世界最高峰を塩に喩えて面白い、気宇壮大になれる。地球の創成期に地殻変動で海底が隆起し、陸地や湖や山になったと、岩塩の存在を科学が証明し、ヒマラヤ岩塩として売られてゐる。塩は塩だがスケールの違う料理屋等の店先の盛り塩をふと思い出した。 (2023年04月19日 (水) 10時55分)[22622]

洋子 > ヒマラヤの白く光る山々をみて、
岩塩を思いだされたなんてすばらしい感性と思いました。 (2023年04月19日 (水) 13時46分)[22624]

榮一 > これはヒマラヤ自体が光る岩塩であるという句です。ヒマラヤの岩塩ではないのです。発想はヒマラヤの少し赤い色の岩塩のようですが発想を超えてできた句のようです。万愚節でおどけて見せたのです。読みとしてヒマラヤの岩塩に引っ張られたようです。引っ張られると平凡に見える句になります。 (2023年04月21日 (金) 11時07分)[22651]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時49分)[22665]
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8 春風に乗るはずだった腕に銃 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時06分)[22573]
3点 柊子・加津子・義之・


月番 > 春風と銃のとりあわせ。むづかしいいと思いましたが、採られた方教えてください。 (2023年04月15日 (土) 10時03分)[22590]

世話人 > 選句の訂正です。加津子さんの選句が間違っていました従いましてこの句は2点になります。お詫びして訂正させていただきます。 (2023年04月15日 (土) 11時43分)[22596]

義之 > 「春風に乗るはずだった」をどのように解釈すればよいのか?下五の「腕に銃」を踏まえて考えてみたい。世界情勢からみてウクライナ戦争の事だろう。春を迎えての戦死を覚悟のバフムトの激戦で負傷をしながらもまだ生きている。これからも今まで通り銃を持って戦い続けるのである。 (2023年04月17日 (月) 15時20分)[22605]

月番 > 義之さんありがとうございます。やはりウクライナに行きますね。難しいです。 (2023年04月17日 (月) 19時56分)[22610]

柊子 > 私もウクライナを思いました。日本のように春=新学期ではないにせよ、春風を将来への希望、夢と捉えました。いつまで続くのでしょうか。 (2023年04月20日 (木) 16時07分)[22639]

榮一 > ウクライナの若者です。攻防も一年が過ぎましたそのことを踏まえると中七までは甘い気がします。作者の心情はよくわかりますが。「拝星子曰く非情とは最大の情である。」 (2023年04月21日 (金) 11時14分)[22652]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時50分)[22666]
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9 梅園の空の連峰茶釜沸く 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時04分)[22572]
2点 義之・宜子・


月番 > きもちよい光景ですね。赤い毛氈のお茶席もみえます。 (2023年04月15日 (土) 10時06分)[22591]

義之 > 「梅園の空の連峰」から、眼前に迫りくる立山連峰を背にした富山県の梅の名所を思う。「梅園」の季語からすれば春はまだ浅く厳しい。茶店の赤い毛氈の床几も見えてくる。梅見客に振る舞う茶釜の滾る音が静かに流れているのである。 (2023年04月17日 (月) 15時51分)[22606]

宜子 > 遠くの「連峰」と、手元の「茶釜」の響き合いでしょう。 (2023年04月20日 (木) 04時02分)[22633]

榮一 > 空には上と言う意味もあります。小生の田舎では「誰さんの上の家のことを…誰さんの…そらの家と
言っていました。雪の山々が見える甘味処の店のようです。茶室の釜は沸騰させないようですから。 (2023年04月21日 (金) 11時23分)[22653]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時51分)[22667]
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10 花吹雪野風呂に本を読む女 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時02分)[22571]
4点 柊子・美保子・義之・榮一・


月番 > そんなに面白い本なんでしょうか。露天風呂をでたり、はいったり。 (2023年04月15日 (土) 10時09分)[22592]

美保子 > 寝る前の時間に本を読むのが何よりの楽しみでしたのに、最近はじきに眠ってしまって、前の晩どこまで読んだのかもあいまいで、中々読み進みません。昼間もうとうとしていることが多くて、時間がもったいなくて、掲句のように本に夢中な時期があったのにと悲しくなります。 (2023年04月16日 (日) 22時01分)[22598]

月番 > 美保子さん早速の書き込みありがとうございます。本が好きでも、なかなか時間取れないことありますね。 (2023年04月16日 (日) 22時56分)[22600]

義之 > 実景か想像の景か解釈に悩ましいが、どちらでもよい。山奥の一軒家の手作りの外風呂なのかもしれない。ネット上では野風呂は野天風呂と称し屋根、囲い無しの混浴温泉とある。湯面に桜の花びらが浮いているのである。日中ひと気のない秘境の湯に浸りながら本を手にしているのだろう。 (2023年04月17日 (月) 16時06分)[22607]

柊子 > まず作者様は男性?女性? この方も入力中?旅館の二階の窓から? 等々、あちらこちらに視線を移して楽しんでしまいました。それにしても他人の目など気にせず、ゆったり温泉を楽しんでいる姿に逞しさを感じました。リュック一つで春の温泉を旅している女性かもしれません。  (2023年04月20日 (木) 10時03分)[22635]

榮一 > 土地の人が作った言えば秘境や谷川の奥の野風呂です。そんな自然温泉の風呂に浸かって本を開いている女性です。そんなことを趣味にしている女性のようです。山桜が散っているのもいいものです。あるいはドラム缶を利用した五右衛門風呂かもしれません。羨ましい景ですね。 (2023年04月21日 (金) 11時33分)[22654]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時52分)[22668]
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11 四月馬鹿醤油とソース間違える 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 18時01分)[22570]
2点 美保子・剛・


月番 > よくある実感ですよね。四月馬鹿との関係はどうでしょうか。 (2023年04月15日 (土) 10時11分)[22593]

美保子 > 小さないたずらは責められないそうですので、醬油とソースの置く場所を入れ替えられていたのでしょうか。一読した時は間違えるのなら四月馬鹿にはならないのではと思ったのですが。 (2023年04月18日 (火) 19時47分)[22616]

> 若い喰い盛りの頃から何度か経験してゐるが、人間の舌は何時の間にか覚えた味覚は一生付いて回る。間違えると食い物は修羅場のような事になるのは間違いない。他愛の無い悲劇であるが、嘆かずに、あーあー今日は四月馬鹿だったかと、にやりと笑えば良い。 (2023年04月19日 (水) 10時07分)[22621]

榮一 > ままあることです。ソースとも醤油とも表示がなく見た目で判断して掛けたようです。四月馬鹿に作為を感じてしまいます。 (2023年04月21日 (金) 11時35分)[22655]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時53分)[22669]
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12 泥だらけの救援投手二輪草 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 17時58分)[22569]
5点 美保子・眞佐子・洋子・鈴子・紫翠・


月番 > 野球のことはよくわからないのですが、今回は楽しみましたが季語との関係はどうでしょうか。 (2023年04月15日 (土) 10時14分)[22594]

世話人 > 加津子さんもこの句を選んでいます。従いましてこの句は6点となります。お詫びして訂正させ得ていただきます。 (2023年04月15日 (土) 11時46分)[22597]

美保子 > オリンピックに続いてWBCでも夢中になりました。スポールの応援にこんなに夢中になることは初めてでした。季語が二輪草ですので、もしかしたら、草野球のようなチームの事でしょうか。 (2023年04月16日 (日) 22時16分)[22599]

月番 > 美保子さんありがとう。二輪草は草野球ですか。 (2023年04月16日 (日) 22時59分)[22601]

洋子 > WBCは本当に楽しかったですね。さて掲句ですが、「泥だらけの救援投手」というのは、大谷選手のことと思います。普通救援投手はダッグアウトで投球練習をしていて、グランドにはまだ出ていないので、ユニホームは汚れていないのですが、あの決勝の日の大谷選手はバッターとしても活躍していて、ユニホームを土だらけにしており、9回の裏には抑えのピッチャーとして汚れたユニホームのままでマウンドにあがったのです。そしてあの快挙。そのことを、ピッチャーとしてバッターとして二つの花を咲かせた二輪草と表現したのではないかと私は思いました。 (2023年04月17日 (月) 08時54分)[22602]

洋子 > これはテレビで聞いた話の受け売りですが。 (2023年04月17日 (月) 08時56分)[22603]

美保子 > 洋子さま、書いて下さって納得しました。2輪草のあの小さな趣からダイナミックな大谷選手は結び付かなかったのですが、本当にそうでしたね。あんなに興奮してみていたのに、解説して下さって初めてわかりました。 (2023年04月17日 (月) 19時47分)[22608]

月番 > テレビはみていたのですが、洋子さんありがとうございます。 (2023年04月17日 (月) 20時01分)[22612]

加津子 > WBCで日本の野球が素晴らしい進化を遂げているのに驚きました。二刀流の大谷選手を目指して甲子園を目指して頑張っている球児が全国にいると思いました。 (2023年04月18日 (火) 21時42分)[22619]

眞佐子 > 皆さんのおっしゃる通りだと思います。大谷選手の二刀流を思い頂きました。二輪草が良かったです。 (2023年04月19日 (水) 20時19分)[22629]

榮一 > 泥だらけと言うことは内野手のようです。高校野球ではファーストやショートの選手がよく出てきます。控えの投手がもう一つの場合によくあることです。二輪草は思わせぶりですね。 (2023年04月21日 (金) 11時39分)[22656]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2023年04月22日 (土) 05時54分)[22670]
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13 ぽっとある便座のぬくみ花疲れ 投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 17時56分)[22568]
4点 眞佐子・洋子・孝子・鈴子・


月番 > 花の季節はどこも人が多く実際トイレには一苦労ですね。 (2023年04月15日 (土) 10時17分)[22595]

洋子 > 便座がほっこりと温かいのは夏でも気持ちがいいものです。まして花疲れの後のぬくもりは、疲れを癒してくれますね。 (2023年04月17日 (月) 09時00分)[22604]

義之 > 「ぽつとある」は、思いがけずその存在に出会ったという意味だと思うのですが、分かりにくかったです。次に「便座」と続くので、作者はようやく温水式便座のあるトイレを見つけたという事でしょう。昨今、観光地に温水便座のある公衆便所は当たり前なのかもしれません。 (2023年04月17日 (月) 19時49分)[22609]

眞佐子 > 花疲れの後、漸く入れたトイレの便座の温みは心も癒やされると思います。 (2023年04月19日 (水) 20時31分)[22630]

鈴子 > 友人と出かけた今年のお花見、実景として思い浮かんできました。 (2023年04月20日 (木) 20時39分)[22640]

孝子 > 昔オランダの風車を見に行った時、野原にぽつんとトイレが有料の箱つきであったことを、句にしたいと思っていました。その感じがよくていただきました。 (2023年04月21日 (金) 09時20分)[22644]

榮一 > ぽっとが入ってくるかどうかです。 (2023年04月21日 (金) 11時41分)[22657]

世話人 > 作者は主宰でした。 (2023年04月22日 (土) 05時55分)[22671]
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榮一 投稿者:テスト (2023年04月14日 (金) 17時43分)[22567]
榮一

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投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 09時19分)[22564]
只今調整中

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投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時13分)[22461]
やっと桜が咲く季節となってきました。句会の準備ができました。13日から19日までの句会日程です。忌憚のないご意見をどしどしお書きください。
 なお、月番は先月の最高点者の山内宜子さんです。宜しくお願いします。


宜子 > 主宰先生、お忙しいなか、句会の準備を頂き、有難うございました。おかげ様で楽しく学ぶことができます。感謝申し上げます。
それでは、弥生三月花の句会始めます。前月に続き、宜子が月番を務めます。皆様の書き込みお待ちしています。 (2023年03月12日 (日) 21時24分)[22462]

世話人 > 沢山の書き込みをありがとうございました。月番の山内宜子さんお疲れさまでした。期日になりましたので作者を発表いたします。 (2023年03月20日 (月) 11時24分)[22549]

宜子 > 主宰先生、今月も貴重なご指摘とご教授を頂き、有難うございました。主宰先生コメントの「俳句は五感+六感(ひらめき)」に、なるほどと思っております。五感を磨き、六感を鍛えて対象物を捉えていけるように、これからも精進いたします。
ご参加の皆様、数々の貴重なご意見、有難うございました。
それでは、三月の句会を終了致します。 (2023年03月20日 (月) 16時12分)[22563]
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1・春一番厨にパンの焼ける音 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時06分)[22460]
2点 保子・鈴子・


月番 > パンの焼ける匂いの句は何句もありましたが、パンの焼ける「音」です。 (2023年03月12日 (日) 21時27分)[22463]

保子 > 家庭用のパン焼き器。物凄い音がするのでびっくりした事を思い出しました。春一番も強い風、音。最初は何故この季語と思ったのですが、どちらも先に楽しい事が待っている という事で選句しました。 (2023年03月16日 (木) 23時27分)[22513]

鈴子 > 数年前にパン焼き器が壊れて以来今は魚焼きグリルで焼いたりしますが焦がす心配があり焼けるまでそばで見ております。丸いパンを焼いているとぷっと微かな音がした事を思い出しました。穏やかな一日の始まりです。 (2023年03月17日 (金) 11時05分)[22516]

榮一 > 俳句は五感+六感(ひらめき)で書くことは大切です。句はパンが焼けるトースターの聞きなれた音に注目したことはいいことです。 (2023年03月19日 (日) 07時35分)[22535]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時27分)[22550]
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2・啓蟄やプチプチシートぷちぷちす 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時05分)[22459]
6点 柊子・義之・保子・剛・鈴子・紫翠・


月番 > 緩衝材の「プチプチシート」暇なときに潰していると、その触感と音にストレスが解消するとか、しないとか。 (2023年03月12日 (日) 21時30分)[22464]

紫翠 > 「啓蟄」の取り合わせが秀逸。這い出るタイミングを待つ状況を中七下五が妙にぴったりと感じさせる。 (2023年03月13日 (月) 11時39分)[22477]

月番 > 紫翠さん、早速にコメントを入れて頂き、有難うございます。虫が戸を啓いて這い出してくる「啓蟄」と、プチプチという音感の宜しさかもしれませんね。 (2023年03月13日 (月) 19時30分)[22478]

柊子 > 最初は音が楽しくて、頂きました。でも、プチッとしたら造られた工場の空気が出てくるはずと思えたら、インド製ならカレーの匂い? 中国製なら五香粉? ベトナム製ならパクチー? 勝手に楽しませて頂きました。 (2023年03月14日 (火) 15時12分)[22487]

月番 > 柊子さん、選評有難うございます。プチプチを潰したら工場の空気ですか!日本製のプチプチならどんな匂い?楽しいですね。なんといってもこの句、リズムの良さが抜群ですよね。 (2023年03月14日 (火) 20時49分)[22488]

> ロマンのある句評も有るが、プチプチと云うオノマトベを駆使して面白い。潰す音は同じだが文字にすると何か違うような気がしないでも無い。ストレスをまぎわらせるとか、何かを忘れたい時とか。所在の無い日の過ごし方だろう。「心の憂さの捨て所」である。潰すと云う夢中から我に帰ったら、折しも啓蟄の日であった。 (2023年03月16日 (木) 15時57分)[22502]

月番 > 剛さん、「プチプチ」と「ぷちぷち」口に出した音は同じでも、表記の違いは、微妙なズレを感じさせます。「潰し」ているときは夢中、軽い夢の中、次の瞬間、現実の生活が。スイッチの切り替えのようです。 (2023年03月16日 (木) 22時24分)[22504]

保子 > 中七以下がよかったです。余計な事がなくプチプチシートにこだわって居られるたから。 (2023年03月16日 (木) 23時08分)[22511]

義之 > 作者様には申し訳ないことですが掲句を一瞥したとき「啓蟄やプチプチプーチンぶち負かす」と読んでしまいました。ウクライナではバンクシーの壁画をモチーフにした記念切手が発行されたニュースを見ました。子供が大男を柔道技で投げ飛ばす絵柄で、大男はプーチンの様です。 (2023年03月17日 (金) 18時40分)[22522]

鈴子 > 一読してリズムが良く楽しい句と思い頂きました。中七、下五の字使いに作者の方のセンスが読み取れます。 (2023年03月18日 (土) 17時29分)[22532]

榮一 > 取り合わせの句です。プチプチが啓蟄にどう響くかです。 (2023年03月19日 (日) 07時39分)[22536]

世話人 > 作者は主宰でした。 (2023年03月20日 (月) 11時28分)[22551]
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3・眠たげな犬の温みや春の雨 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時04分)[22458]
4点 洋子・宜子・保子・剛・


月番 > 寝ているときの人や動物は体温が上がるのでしょうか。春雨に眠気がうつりそうです。 (2023年03月12日 (日) 21時32分)[22465]

洋子 > 眠たげな犬の体温を感じられたことで、春の雨の日の物憂い感じがよくあらわされていると思いました。 (2023年03月14日 (火) 09時40分)[22480]

月番 > 洋子さん、早速のコメント有難うございます。物憂い感じ・・出てますねぇ。時間がゆっくりと過ぎていきます。 (2023年03月14日 (火) 20時53分)[22489]

> 今年、強い寒波で風呂や水道管が氷結しましたが、富山は雪が余り降らなくて過ごし易い冬でした。老いが進めば、人間も犬も冬の厳しい寒さや雪から、春の雨への安心感からついつい心地よい居眠りに誘われるのです。犬と共に暮らし春を待望した事を思い起こしてしんみりとしました。 (2023年03月16日 (木) 14時45分)[22501]

月番 > 愛犬と共に暮らした方にはその「温み」は、柔らかさと共に、体感として蘇りそうです。 (2023年03月16日 (木) 22時29分)[22505]

保子 > 愛犬とのかかわり方が良く分かり幸せそうな家族だなと思います。 (2023年03月16日 (木) 23時03分)[22510]

榮一 > 眠たげな…があまり響いてこないように思います。春の雨と犬の温みはいいと思います。眠たげでなくても寄り添っていて感じる温みだと思うからです。 (2023年03月19日 (日) 07時49分)[22537]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時29分)[22552]
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4・モノクロの夢に目覚めて終はる冬 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時03分)[22457]
2点 柊子・孝子・


月番 > モノクロの夢・・?目覚めて・・?「終わる冬」は冬の季語。絵解きが要る句かと。 (2023年03月12日 (日) 21時38分)[22466]

柊子 > 庭も公園も花盛りで、桜もそろそろでしょうか? そんな現在から、ふと振り返ったらモノクロの冬が終わっていたと感じました。確かに季語は冬なのですが、モノクロとカラフルな現在を楽しんでしまいました。すみません、絵解きになっていません。 (2023年03月14日 (火) 14時35分)[22484]

月番 > 柊子さん、いぇいぇヒントを頂きました。冬は確かにモノクロ。花が咲き始めたらそこはカラフルな春。「終はる冬」ですかぁ。いいですね。 (2023年03月14日 (火) 21時00分)[22490]

孝子 > 毎晩映画のような夢をみて、夢は私の課題でいつも考えています。モノクロも、カラーもみます、冬の夢にはやはりモノクロがあうでしょうか。終わる冬m多分作者は文語をつかっているとおもいますが、そうすると目覚めしで一回きったらとかも考えましたが。。 (2023年03月18日 (土) 13時57分)[22528]

榮一 > モノクロがしゃべり過ぎているように思います。 (2023年03月19日 (日) 07時51分)[22538]

世話人 > 作者は石田剛さんでした (2023年03月20日 (月) 11時30分)[22553]
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5・黄水仙が話しかけるを見つけおり 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時02分)[22456]
2点 加津子・眞佐子・


月番 > 「黄水仙」って、その佇まいから、なにやら話しかけていそうです。 (2023年03月12日 (日) 21時40分)[22467]

加津子 > 品が良くて華やかな印象の黄水仙。。作者の発見に楽しくなりました。 (2023年03月14日 (火) 13時59分)[22483]

月番 > 加津子さん、書き込み、有難うございます。作者さんは気品のある黄水仙を見て「話しかけている」と。まさに発見!ですね。 (2023年03月14日 (火) 21時06分)[22491]

眞佐子 > 庭の黄水仙が満開になりました。春風に吹かれてゆらゆら揺れているのを見ていますと、私も話かけられているように感じてきました。不思議な句でした。 (2023年03月17日 (金) 10時28分)[22514]

榮一 > 作者が何を言いたかったのか句の芯が見えてこない弱さを感じさせました。 (2023年03月19日 (日) 07時53分)[22539]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時31分)[22554]
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6・長針をこえる秒針日脚伸ぶ 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時02分)[22455]
2点 義之・眞佐子・


月番 > 柱時計を見ていたら、今まさに細い秒針が、動かない長針を越えて!春の気だるさの中でしょうか。
(2023年03月12日 (日) 21時45分)[22469]

眞佐子 > 何も考えないでじっと時計を見ていますと秒針が長針を越えて行きます。月番さんのおっしゃるように春の気だるさですね。理屈抜きで面白いです。 (2023年03月17日 (金) 11時32分)[22518]

義之 > 秒針を見ていて一番意識することは12時を通過するときです。はーい、60秒経過!!そういう意味では「長針を越える秒針」という措辞は私にはユニークに思えました。句評は月番様、眞佐子の書き込みの通りです。ただ季語の「日脚伸ぶ」は少し理屈っぽいかなと思いました。 (2023年03月17日 (金) 18時55分)[22523]

榮一 > 秒針が長針を超えるのは一日何百回もあります。単純な景であると言えます。その単純なものに肝心を寄せているのはいいことです。ただ、時計は時間です。その時間と日脚伸ぶが近すぎる様におもいます。逆に近すぎるから生まれる感情があるのかもしれませんが。 (2023年03月19日 (日) 08時00分)[22540]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時32分)[22555]
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7・物忘れ外来予約奴凧 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時01分)[22454]
6点 義之・孝子・加津子・宜子・剛・紫翠・


月番 > 「物忘れ外来」自分のことかと一瞬ドキッ、そして春の季語の「奴凧」に、なぜかホッとしました。 (2023年03月12日 (日) 21時47分)[22470]

加津子 > 月番様と全く同感です。奴凧にユーモアを感じました。 (2023年03月15日 (水) 22時54分)[22498]

月番 > 「奴凧」と措かれると、少しばかりの物忘れぐらい、まぁいいか!です。 (2023年03月16日 (木) 22時31分)[22506]

紫翠 > 最近歯科の予約経験があり、作者の心境がよく理解できる。
歯と違い深刻な印象があるだけに、下五の着地が複雑な気持ちをうまくイメージしている。 (2023年03月17日 (金) 12時07分)[22520]

> 高齢者社会の到来と共に、医療の分野も細分化され、専門的な医療が受けられる世の中になった。私も後期高齢者と呼ばれる者の一人であり、齢は争えず物忘れも起こるようになり気を張って暮らしてゐる。今や差別的な表現に聞こえる言葉はうっかりとは言えませんが、物忘れ外来とは云い得て妙と思うのですがどうでしょうか。出かけて帰る家を忘れて迷う老人も多い。取り合はせられた奴凧にそんな暗示があるように思はれました。 (2023年03月18日 (土) 11時36分)[22527]

孝子 > 先日、友人の娘が予約したとかで、その外来を経験した友人に聞いたばかりです。保険を使えても10万くらいかかったとのこと、幸い1段階でまたの予約になったとか。しかもならないための薬が認可されたけども、なってからではだめでなる前に遅らせるのに一年で認可されたのが、はじめ600万が360万に下がったとか、きいたばかりです。認知症の参考にかきましたが、笑えない話です。主人が少し心配で、今シニアの予防にボウリングがいいということで健康麻雀についで健康ボウリングに今熱をいれてるみたいです、この句もそういうことを考えると季語がぴったりと思いました。、 (2023年03月18日 (土) 14時22分)[22529]

榮一 > 世俗的な物忘れ外来の予約と奴凧の取り合わせには意外性があるかもしれません。それでも俗っぽさがどうかと思います。 (2023年03月19日 (日) 08時09分)[22541]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時33分)[22556]
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8・麗かや泣くも可愛い隣の子 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時00分)[22453]
5点 孝子・洋子・加津子・宜子・鈴子・


月番 > きっと泣き方、泣き声もシクシクと可愛いのでしょうね。「隣の子」は、隣の家の子?隣の席の子?どんな感じでしょう。 (2023年03月12日 (日) 21時52分)[22471]

洋子 > 「隣の子」は何歳くらいでしょう。私はベッドに寝ている赤ちゃんのことを想像したんですけど。自分の子供が泣いていたら、若いママはハラハラ気になるでしょうが、覗きに行った隣のおばちゃんは、赤ちゃんの表情は泣いても笑ってもかわいいの一言でみているんじゃないでしょうか。 (2023年03月14日 (火) 09時49分)[22481]

月番 > 隣のおばちゃんからしたら、お隣の赤ちゃんは可愛いし、気になるし。泣き声がしても笑い声がしても、おばちゃんはソワソワ。「麗らか」がいいですね。 (2023年03月14日 (火) 21時10分)[22492]

加津子 > 我が町は限界集落。神奈川でも一番に消えそうです。子供の泣き声も久しく聞きません。子供は国の宝を感じた句です。 (2023年03月15日 (水) 22時59分)[22499]

月番 > 「出生率の低下」行政用語で、新聞記事の見出し。味も素っ気もありませんが、俳句十七音にすると、季語の「麗らか」とも相まって、人の気持ちに寄り添ってきそうです。 (2023年03月16日 (木) 22時38分)[22507]

鈴子 > 隣の家の二歳半の女の子が正にこんな感じです。外で泣き声がするので出てみると泣きながら私の方に近づいて来ておおたさんと声をかけて泣き止みました。季語の麗かや泣くも可愛いとされた句に癒されました。

(2023年03月17日 (金) 11時45分)[22519]

孝子 > 麗らかや、かわいいという作者のことばで、かわいい女の子をイメージしました。こそだても昔むかしになりしかも男三人はちょっときついです。シビアに言うともう自分の範疇にない隣の子は泣いても笑っても、自分に責任がないだけ可愛いと思えると思いました。 (2023年03月18日 (土) 14時39分)[22530]

榮一 > 泣いても笑っても普通にしていても可愛い子なのでしょう。いくら可愛いからといっても泣いている子に麗らかさを感じるのはどうか。
(2023年03月19日 (日) 08時14分)[22542]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時34分)[22557]
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9・居酒屋の隠居の漁師花の昼 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時59分)[22452]
4点 柊子・孝子・鈴子・主宰・


月番 > 浜の居酒屋で昼から呑んでいるのは、元漁師のおやじさん。「花の昼」のなんともステキなこと。 (2023年03月12日 (日) 21時54分)[22472]

柊子 > の、の、と続くので、何度か口にしてみたら景が浮かび上がってきました。馴染みの店主と元漁師の穏やかな会話、日焼けした手に持つぐい呑み、足元には花びらも舞い込んでいそうです。 (2023年03月14日 (火) 14時45分)[22485]

月番 > 映画のワンシーンのよう。ロケ地はどこ? (2023年03月14日 (火) 21時15分)[22493]

柊子 > はい、私だったら三浦半島の三崎です。 (2023年03月15日 (水) 09時37分)[22496]

月番 > 柊子さん、いいですね〜。舟から降りたお爺ちゃんの隣で呑んでみたーい。花咲く昼に。 (2023年03月16日 (木) 22時43分)[22508]

鈴子 > 居酒屋でのご隠居さん同士の吞み会羨ましい限りです。コロナ問題以来つい控えるようになり残念です。花の昼なら尚更です。 (2023年03月17日 (金) 19時18分)[22524]

孝子 > やっと、少し自由がもどりそうです。日に焼けたしわのふかい、漁師のかをはいかにも人生を感じます。一つの人生をやり遂げた隠居同士のやすらぎと、居心地のよい居酒屋。花の昼がぴったりです。 (2023年03月18日 (土) 14時48分)[22531]

榮一 > 居酒屋で昼間から飲んでいる隠居の漁師です。かといって深酒をしているわけではありません。漁師はもともと早起きで一日が永そうです。馴染みの居酒屋で店主の仕事を眺めながら四方山話をして飲んでいるのです。花の昼に浮かれることもなっさそうですが悪くないと思っていそうです。 (2023年03月19日 (日) 08時22分)[22543]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時35分)[22558]
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10・春風や母在りし日の朝ごはん 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時58分)[22451]
6点 柊子・美保子・洋子・眞佐子・剛・主宰・


月番 > 「母在りし日」ですから、お母様な亡くなっています。どんな朝御飯だったかは読者それぞれ。読んだ人がみんな思い出を手繰っています。春風の中。 (2023年03月12日 (日) 21時59分)[22473]

洋子 > よく出汁の利いた味噌汁の香りがぷ〜んと漂ってきました。卓袱台を囲んだ家族の映像も浮かんできました。懐かしさでいっぱいになりました。 (2023年03月14日 (火) 09時34分)[22479]

柊子 > 小学生の頃、「早くしなさい」などと言われながら摂った朝食。母が年を重ねてからは、今日の体調は? 食べ難い物はないかしら? など私が見守った朝食。どちらも二度とないのですね。春風が包んでくれています。 (2023年03月14日 (火) 15時00分)[22486]

月番 > 洋子さん、柊子さん、家族と過ごした時間は、過ぎてみれば春風の中。 (2023年03月14日 (火) 21時20分)[22494]

眞佐子 > 春風と朝ご飯だけで具体的な物がないのが良いですね。読者がいろいろ想像できます。私の母が無くなったのは春風の中でしなので、母と朝ご飯両方の思い出がよみがえりました。 (2023年03月17日 (金) 10時47分)[22515]

> 冬を越えて春風の吹く本日の最初の食事。一人だけの食事かも知れないに考えは及ぶが、母と暮らした歳月を思うのだろうか。誰もが折に触れて、もうゐない親を思い浮かべることは頻りにあるが、思うに、私などは母と共に食べた朝ごはんは何時頃までの記憶は全く無い。親は何時までも生きてゐないと、ため息をついてゐるらしい作者と私。 (2023年03月17日 (金) 12時07分)[22521]

榮一 > 母が在ったころの朝ご飯は米の飯とみそ汁と焼き魚です。母が作るから当然だと思います。昔の朝ご飯は手間はかかったものです。パンとコーヒーと目玉焼きとサラダの世代の朝食とは違います。共働きなどではなおさらです。でもそれが悪いわけでもありません。生活のリズムは時代によっても変化して当然です。春風に昔を偲んでいるのです。優しい春風です。 (2023年03月19日 (日) 08時33分)[22544]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時36分)[22559]
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11・赤人の憶良の道や山笑ふ 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時57分)[22450]
4点 美保子・洋子・紫翠・主宰・


月番 > 山部赤人、山上憶良ともに飛鳥、奈良時代の歌人。それぞれ有名な代表歌もあり、繙いてみたくなります。 (2023年03月12日 (日) 22時11分)[22474]

洋子 > 山上憶良は、貧しい生活の中で子供を愛した人という印象が強いですが、奈良の美しい山々に癒されて暮らしておられたのでしょう。
山笑ふ、がとてもよく効いていると思います。 (2023年03月18日 (土) 08時58分)[22526]

美保子 > 赤人の 憶良の と二人の のが道にかかっているところに惹かれました。二人の歌の傾向はかなり違うようなのに下五の山笑ふ と言う季語で二人の歌を結びつけたようで興味深かったです。 (2023年03月18日 (土) 20時48分)[22534]

榮一 > 山部赤人・山上憶良の道と言えば筑波の道です。筑波の道は相聞の歌でもあります。木の芽や花と共に山が笑う明るさは昔の恋の道にも通じるように思います。配合の楽しい句です。 (2023年03月19日 (日) 08時41分)[22545]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時37分)[22560]
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12・春愁「考える人」見てよりの 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時57分)[22449]
1点 美保子・


月番 > ロダンの彫刻「考える人」ですね。下五の終わり方が難しいです。 (2023年03月12日 (日) 22時13分)[22475]

美保子 > 「考える人」は何かを考えている像だとずっと思って来ましたが、検索してみるとそうではないようです。ロダンが神曲からヒントを得て地獄の門の上から下を眺めている様子だそうです。作者様もその事を知ってよりずっと気になっていらっしゃる、そのことが春愁なのでしょうか。 (2023年03月16日 (木) 13時59分)[22500]

月番 > 美保子さん、そうなのですよね。「地獄の門」の上から堕ちた人たちを見ている姿がロダンの「考える人」、そして作者さんはそれは「春愁」。確かに「春愁」なのでしょうね。 (2023年03月16日 (木) 22時18分)[22503]

榮一 > ロダンの考える人を見てからの春愁はどうかと思います。理が勝ちすぎ意味が透けて見えそうです。 (2023年03月19日 (日) 08時44分)[22546]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時38分)[22561]
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13・初桜一夜城址の野面積み 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時55分)[22448]
8点 美保子・義之・加津子・眞佐子・宜子・保子・紫翠・主宰・


月番 > 今月の最高点句です!皆様からの溢れるほどの選評、お願いします。 (2023年03月12日 (日) 22時23分)[22476]

紫翠 > 桜を取り合わせた城址が想像力を喚起して、、鮮やかで優美な城の姿を彷彿とさせてくれる。 (2023年03月14日 (火) 11時27分)[22482]

月番 > お城と桜の取り合わせは最強!です。
城の石垣「野面積み」について、選んだ方の感想が頂きたいです。「野面積み」といえば、まずは岐阜坂本の穴太衆(あのうしゅう)ですが、なにか繋がるものがあるのでしょうか?それとも石垣の姿、形から?いかがでしょう。 (2023年03月14日 (火) 21時30分)[22495]

加津子 > 初桜が句を引き締めて良いなと思いました。 (2023年03月15日 (水) 22時46分)[22497]

月番 > 「初桜」もそうですが、漢字が多いのも引き締め効果ありかもです。 (2023年03月16日 (木) 22時50分)[22509]

保子 > 甲府城で野面積みの石垣を見た事を思い出しました。一夜城址 いろいろな想像が広がります。 (2023年03月16日 (木) 23時18分)[22512]

眞佐子 > 一夜城は豊臣秀吉が箱根石垣山に一夜で築いたと言われる城を思いました。野面積みも自然の石を割って積み上げるので、一夜城には納得がいきました。初桜と野面積みの取り合わせが良かったです。因みに富山城の石垣も野面積みの所があります。 (2023年03月17日 (金) 11時18分)[22517]

義之 > 一夜城伝説は真偽を取り沙汰される中も何箇所か残っているようですが、ここは眞佐子様の書かれたように秀吉の小田原城攻めの石垣山城址でしょう。初桜は河津桜が似合いそうです。 (2023年03月18日 (土) 08時33分)[22525]

美保子 > 一夜城址はよく聞く秀吉が命じたと言われる石垣山城址なのでしょうか。月番様が書かれている漢字の多さが石垣の野面積みともイメージが重なるように思いました。 (2023年03月18日 (土) 20時41分)[22533]

榮一 > 一夜城と言えば稲葉山城の攻略起点の墨俣城や小田原城攻略の石垣山城が有名です。言えば砦に毛が生えたようなものではなかっかかと思います。野面積みの石垣もそれほど高くもないように思います。それでも一夜城にとっては重要であったと思います。その石垣の野面積みが残っていたのです。桜もこれからが本番になるのです。 (2023年03月19日 (日) 08時56分)[22547]

世話人 > 今月の最高点句です。 (2023年03月19日 (日) 08時57分)[22548]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時39分)[22562]
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投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時54分)[22447]
只今準備中

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投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時45分)[22343]
句会の準備ができました。今月の月番は山内宜子さんです。宜しくお願いします。なお、9番の貼り付けの文字が黒になっていますが世話人のうっかりミスです。失礼しました。


宜子 > 主宰先生、句会の準備をいただき有難うございます。
それでは、2月の句会を始めましょう。皆様のコメント入力、よろしくお願いします。 宜子 (2023年02月14日 (火) 15時35分)[22344]

世話人 > 今日が最終日です。まだの人はどしどし書いてください。お願いします。 (2023年02月20日 (月) 11時39分)[22432]

世話人 > 沢山の書き込みをありがとうございました。月番の宜子さんお疲れさまでした。予定通り作者を発表いたします。 (2023年02月21日 (火) 08時51分)[22433]

月番 > 主宰先生、ご多忙のなか、投句全句へのご指導、また作者発表もいただき、感謝申し上げます。
句会参加の皆様、たくさんの書き込み、有難うございました。主宰先生のご指導と合わせて、学ぶところ大の句会でした。これからの作句、鑑賞に生かしてまいります。
それでは、2月の句会を終了します。来月はお花見の時期となります。花の下でまた、お会いしましょう。宜子 (2023年02月21日 (火) 19時52分)[22446]
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1・ささくれた少年の指鬼やらい 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時42分)[22342]
2点 柊子・鈴子・


月番 > ささくれた少年の指から何を連想しましょう。季語の「鬼やらい」が手がかりですが。ちなみにキーボードで「おにやらい」と打つと一番に「追儺」が出ました。 (2023年02月14日 (火) 15時40分)[22345]

柊子 > 小学3年の時に転校してきた男の子。ちゃんとお風呂に入っているのかなぁ?と思うような手を突然思い出し、耽ってしまいました。
でも、この句はささくれなのでヤングケアラーかもしれません。尚更、大きな声で豆まきをして欲しいと思い、頂きました。 (2023年02月15日 (水) 13時55分)[22360]

月番 > 柊子さん、早速にコメント頂き、有難うございます。「ささくれた指」はヤングケアラーを思いましたか。「ヤングケアラー」という呼び方ができたので、認識しやすいのですが、戦後、復興期には親の世話をする少年少女は多くいたような気がします。みんな少し汚れていたような。指もささくれていましたね。 (2023年02月15日 (水) 20時12分)[22364]

榮一 > ささくれた少年の指と鬼やらいの関係がうまく汲み取れません。二物を結ぶヒントを感じ取れませんでした。作者の感覚が読み取れないだけのことかもしれませんが。 (2023年02月20日 (月) 10時43分)[22419]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時52分)[22434]
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2・啓蟄やマトリョーシカの赤い頬 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時41分)[22341]
2点 洋子・加津子・


月番 > ロシアの民族人形マトリョーシカ。たしかに頬の赤さが印象的です。 (2023年02月14日 (火) 15時45分)[22346]

加津子 > 小学生の頃父の友人から貰ったマトリョーシカがあり、時々思い出したように出したり入れたり遊びましたが、大抵は埃をかぶっていました。赤い頬は春を待つ子供と思いました。独特の赤色はロシア語で「美しい」という意味があるそうです。赤い頬は印象的です。 (2023年02月16日 (木) 09時20分)[22369]

月番 > 頬の赤さは「美しさ」でしたか。開けると次々と出てくるマトリョーシカ。ウィキペディアによると、マトリョーシカのようなものは、日本では「入れ子」「入れ子細工」「入れ子人形」とも呼ばれているようです。楽しいアイディアですよね。 (2023年02月16日 (木) 09時57分)[22376]

月番 > 早春の季語「啓蟄」との取り合わせはいかがでしょう。 (2023年02月16日 (木) 09時59分)[22377]

加津子 > 小さな入れ物に閉じ込められた人形たちが、開けられて次々と並べられる姿が季語と通じるように思いました。 (2023年02月16日 (木) 10時32分)[22378]

洋子 > 私は掲句を読んだときに、啓蟄に引っ掛かって、マトリョーシカが地面からひょこひょこ出てくるイメージが頭からはなれなくなり、まともなコメントが書けませんでした。でもロシアの民話か、童話にそういう場面があったらいいなと思いました。
プーチンが戦争をやめて早く穏やかなロシアに戻ってほしいと切望しています。 (2023年02月16日 (木) 11時19分)[22379]

月番 > 加津子さん、大きいマトリョーシカから次々出てくる子ども(?)たち。啓蟄ですね。 (2023年02月16日 (木) 18時48分)[22388]

月番 > プーチンの侵略を止めているマトリョーシカ、もしかしたら作者さんにそんな思いがあったのではないかしら。 (2023年02月16日 (木) 18時53分)[22389]

榮一 > 次から次へ出てくる人形と這い出して来る虫を結び付けた句です。やはり分かりすぎる様です。 (2023年02月20日 (月) 10時46分)[22420]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時53分)[22435]
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3・如月や埴輪のようなデスマスク 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時41分)[22340]
5点 柊子・義之・孝子・紫翠・主宰


月番 > 目の前に見えているのはデスマスクですが、「如月」「埴輪」の印象が重なります。 (2023年02月14日 (火) 15時48分)[22347]

柊子 > 娘が小さい時に、NHKで「はに丸くん」という番組が有りました。その、はに丸くんを次女は怖がったものです。この句を拝見して、なるほど!と納得できました。色や形に敏感な次女らしい感覚だったのですね。春とはいえ、ふんわり、ゆったり感のない如月が良いと思いました。 (2023年02月16日 (木) 14時04分)[22385]

月番 > たしかに埴輪って、目がないし表情は乏しいし、ちょっと不気味ですよね。デスマスクも。子どもが怖がるのも頷けます。季語の「如月」は絶妙だったのかもしれません。 (2023年02月16日 (木) 18時56分)[22390]

紫翠 > [埴輪のようなデスマスク」で選をしました。異質なものをつなぎ合わせることで、イメージを喚起しているように感じます。 (2023年02月18日 (土) 10時56分)[22410]

孝子 > たしかにデスマスクと埴輪は面白い発見です。 (2023年02月19日 (日) 10時35分)[22415]

榮一 > 埴輪のようなデスマスクに存在感を感じます。如月の寒さも感じられていいと思います。 (2023年02月20日 (月) 10時49分)[22421]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時54分)[22436]
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4・喜寿といふ居残り時間春の川 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時40分)[22339]
5点 美保子・義之・宜子・剛・鈴子・


月番 > 「喜寿」は七十七歳。それを「居残り時間」と。春の川は暖かいです。 (2023年02月14日 (火) 15時50分)[22348]

美保子 > 長姉82才,次姉77才。いつの間にか居残り時間という時間に身を置いているのですね。二人とも夫は七十代半ばを前に逝ってしまいました。猶更、居残り時間を意識します。春の川が明るくていいです。 (2023年02月15日 (水) 19時51分)[22362]

月番 > 美保子さん、コメント入れて頂き、有難うございます。「居残り時間」の受け取り方に少し戸惑いがありましたが、肉親や親しい方を見送られると、ひとり残された感じがあるのですよね。切ないです。 (2023年02月15日 (水) 20時22分)[22365]

> 居残り時間はイコール年齢である。自分が意識したのは何時頃からだろうかと思う。考えまいと思うが見晴るかすような先も見え無くなれば、来し方も振り返る。そして、それは鬱のように圧し掛かる事も有る。喜寿というお目出度い言葉も、時には残酷に思う事も有る。春の川が救いであると思う。 (2023年02月17日 (金) 11時43分)[22400]

月番 > 喜寿・傘寿・米寿と祝いではいますが、たしかに「鬱のよう」に辛い感じもあります。ですから「春の川」でいたいのですね。 (2023年02月18日 (土) 04時40分)[22406]

榮一 > 童謡の春の小川なのであろう。 (2023年02月20日 (月) 10時55分)[22422]
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5・半分は春草を積み乳母車 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時39分)[22338]
8点 柊子・美保子・義之・加津子・保子・眞佐子・剛・主宰・


月番 > 「乳母車」の句は時々見ますが、何と言っても〈乳母車夏の怒涛によこむきに  橋本多佳子〉が有名かと。 (2023年02月14日 (火) 15時55分)[22349]

義之 > 「積み」は「摘み」の間違いかなと思うのですが、作者様から反応が無いようなのでこれで良いのでしょう。乳母車の半分に赤子、半分に春草を積んでいる風景、なんとも不思議な詩情溢れる映像です。 (2023年02月15日 (水) 11時54分)[22358]

美保子 > 犬の散歩の時、自転車で郵便局に行った帰りなどに今の季節は菜の花を摘んで帰った物です。私は乳母車の空いた所に春草を載せたと言う風に解釈しました。義之様が書かれているように子育てそのものも優しさにあふれているような句です。 (2023年02月15日 (水) 20時00分)[22363]

月番 > 義之さん、コメント有難うございます。そうですね、「積み・摘み」もうひとつ、美保子さんの「載せ・乗せ」もありましたね。どれにしても情景はあまり変わらないのですが、雰囲気が変わるかもです。このあたり皆さん、いかがでしょう。 (2023年02月15日 (水) 20時30分)[22366]

加津子 > 春の風景としては「摘み」の方が合うように思います。私は、この句から母が押し車を押して畦で花を摘み、父に供えていた姿が浮かびました。 (2023年02月16日 (木) 09時28分)[22370]

月番 > 加津子さん、ありがとう。「摘み」の方が柔らかそうな気がしますね。 (2023年02月16日 (木) 09時41分)[22372]

柊子 > 子守をしながら、摘草に夢中になった若いお母さんを想像しました。乳母車の空いている場所(乳母車の半分)にその摘草を積んだ、と解釈しました。 (2023年02月16日 (木) 14時19分)[22386]

眞佐子 > 私も柊子さんと同じで摘草を積んだのだと思いました。子供が小さい頃乳母車を押しながら摘草をしたことを懐かしくおもいました。 (2023年02月16日 (木) 20時35分)[22395]

> 長かった冬も終はるようである。暖かくなった日差しの下を乳母車が行く。ふと覗き込めば柔らかそうな赤子と摘んできた草が席を半分に分け合ってゐる様に見えた。微笑ましい光景である。不幸にも、この2、3年、コロナ疫の為に行動の制限を余儀なくされたが、ようやく制限が少し緩むようである。揺るぎない明るさ、春よ来い。 (2023年02月17日 (金) 14時22分)[22401]

月番 > 剛さん、「揺るぎない明るさ、春よ来い」素敵です。 (2023年02月18日 (土) 04時42分)[22407]

加津子 > 今朝、友達とよもぎを摘む約束をしました。大鍋によもぎと重曹をいれて色よく茹で、刻んで冷凍します。よもぎ団子や旧暦のひなまつりの菱餅に使います。春はそこまで来ています。 (2023年02月19日 (日) 08時56分)[22414]

榮一 > 月の浜辺でボタンを拾ったような中也の詩を思い出しました。春草を積んだ乳母車にはもちろん赤ん坊が寝ています。春草を役立てようとしたわけでもありません。積んだ春草は未来への祈りの様です。そんなことを作者が意識していたどうかはわかりませんが。 (2023年02月20日 (月) 11時03分)[22423]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時55分)[22437]
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