1・葱のまだ匂ふ指先太宰読む
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投稿者:世話人
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(2022年11月12日 (土) 22時19分)[21982] |
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7点 柊子・美保子・孝子・義之・洋子・鈴子・剛・
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月番 > 太宰のどの作品を読んでおられるのでしょう? 退廃的な太宰の小説と、指から匂うネギとの関係が面白そうです。 (2022年11月13日 (日) 14時46分)[21985]
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義之 > 指先に残る葱の匂い、その指で頁を捲る太宰の小説、映像はしっかりと見えます。葱は畑から採ってきたばかりのものが似合いそうです。午後のひと時、食材の下準備を終え、読みかけの太宰を紐解く・・・。深読み冥利に尽きる作品です。 (2022年11月15日 (火) 09時20分)[22006]
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剛 > 刻んだ葱なのか、畑で引き抜いて来た葱の匂いなのかは解らないが。指先に残る生活の匂い。葱に触発してされて読んだのでは無く、読み掛けのと思う。もう読むことも無いが、好きな人は多い。引き合い(取り合わせ)に出されると、何となく俳句らしくなる。 (2022年11月17日 (木) 09時45分)[22020]
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柊子 > 料理をしていると、色々な匂いが手についてしまうことがよくあります。青森の特産のニンニクでは元気になりそうで、ちょっと違うし、パクチーではもっと違うし、日常生活の隙間に太宰を離さない姿が眩しく感じられました。 (2022年11月17日 (木) 16時37分)[22030]
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孝子 > 主婦の実感を素直によんでいますがその〆が太宰読むうまい句だとおもいます。太宰を嫌いな人もいると思いますが。文学の好きなひとはおおかれすくなかれ関心のある作家です。私も実家の書庫から赤い全集の太宰のほんをもってきています。余談ですが白洲正子の書庫に同じ全集をみたときは感激しました。高校の帰り、本屋で毎月一冊づつ買うのが嬉しかったことを思い出します。いつになっても読み返したい本です。 (2022年11月17日 (木) 19時49分)[22032]
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美保子 > 太宰読むと下五で本好きの人の心を惹きつけ、上五中七で主婦の気持ちを惹きつけた句だと思いました。皆さんが書かれているように葱が普通の人の日常を思わせています。 (2022年11月17日 (木) 21時44分)[22038]
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洋子 > 太宰に関するエピソードは書かず、自分の日常生活の中から太宰をもってきて、太宰が、いかに人を引き付けているかを書き表しているところがお上手と思いました。 (2022年11月18日 (金) 10時23分)[22048]
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鈴子 > 葱のまだ匂ふ指先の上五、中七に不思議なな面白さを感じました。座五の太宰読むと表現されたことに作者の方の個性を感じられます。 (2022年11月18日 (金) 22時43分)[22053]
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榮一 > 葱の香りから太宰を好きな年代がわかりそうです。もちろん女性です。あらためて読み返しているようです。若いころと今読み返している年代?では理解も情感も違うように思います。新しい発見がありそうです。指先の葱の匂いがいいですね。 (2022年11月19日 (土) 09時41分)[22056]
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世話人 > 今回の最高点句です。次月の当番を宜しくお願いします。 (2022年11月19日 (土) 11時23分)[22069]
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世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時41分)[22071]
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