玄鳥 定例句会

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6・夏巡業所作美しき斬られ役 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時02分)[21390]
6点 柊子・孝子・保子・鈴子・紫翠・榮一


月番 > 相撲の巡業じゃなくて、旅芸人のような人たちの巡業でしょうね。 (2022年06月12日 (日) 21時19分)[21405]

紫翠 > 下五の意外性で選をしました。中七が「斬られ役」のイメージアップにつながっている。「夏巡業」が動くように思います。 (2022年06月14日 (火) 11時00分)[21420]

月番 > 今も旅回りの芸人さんたちがおられるのかどうかわかりませんが、田舎で子供の頃はよく興行がありました。
母物、股旅物、事件物などのお芝居があり熱演でした。見物の大人たちは泣いたり、掛け声をかけたりしていました。そんなことを思い出しました。 (2022年06月14日 (火) 14時38分)[21421]

柊子 > 映画やテレビの時代劇に出ていらした、福本清三さんを思い出しました。「所作美しき」から想像が膨らみました。 (2022年06月16日 (木) 16時43分)[21442]

月番 > 「所作美しき斬られ役」って本当に素敵ですね。おひねりが飛ぶところですね。 (2022年06月16日 (木) 18時11分)[21446]

孝子 > 中7が好きです。昔戦後父が蒲田の昔はやった女剣劇の小屋の支配人みたいなことをした時期があり、浅香光代の前の不二洋子が大好きで、楽屋に行ったりサインを貰ったりしたことを思い出しました。皆さん全国を回っていましたね。 (2022年06月17日 (金) 10時22分)[21457]

鈴子 > 斬られ役の所作を美しきと表現された作者。子供の頃公民館の大きな舞台?で斬られた役者はどうなるのだろうとドキドキした事を思い出しました。夏巡業懐かしいです。 (2022年06月18日 (土) 20時11分)[21475]

榮一 > 歌舞伎の若手の役者などが夏の暑いときに地方で演じる巡業です。大看板は夏場は休養するからです。歌舞伎の衣装を思えばベテランは体力的にきついのは目に見えています。金毘羅歌舞伎などがおもわれます。 (2022年06月19日 (日) 06時50分)[21483]

月番 > 先生、ありがとうございます。
歌舞伎のことは何も知らないので、夏巡業のことを知りませんでした。 (2022年06月19日 (日) 09時38分)[21491]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時32分)[21498]
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7・船降りて父親の顔カツオ漁 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時01分)[21389]
6点 柊子・義之・眞佐子・洋子・宜子・榮一


月番 > なんか、ほっとした、ほっこりとした感じです。 (2022年06月12日 (日) 21時20分)[21406]

義之 > 「船降りて」に引っ掛かり選を躊躇ったのですが、内容に惹かれ頂きました。私の好みとしては、「大地踏み・・・」かと思います。 (2022年06月13日 (月) 08時50分)[21414]

宜子 > 漁場から帰って、家族にあったとたんに「父親の顔」父にも家族にも相手を思う瞬間。義之さんの「大地踏み」は、家族を背負った男の力強さも加わりそうです。「カツオ漁」は漢字にすると漢字が続き硬くなるので、カタカナにされたのかもしれませんが、ここは漢字が続いても「鰹漁」の方が良いと思いました。 (2022年06月14日 (火) 17時43分)[21426]

月番 > 「カツオ漁」と「鰹漁」、皆様どちらが良いと思われますか?
あるいはどちらが好みですか??
(2022年06月14日 (火) 18時07分)[21428]

義之 > 字数やこだわりから季語をアレンジすることはありますが、季語は出来るだけ歳時記の表記に従うのが原則と思います。一般に動植物のカタカナ表記は、図鑑類で使用、季語は漢字表記が原則と習いました。 (2022年06月16日 (木) 08時45分)[21438]

柊子 > 「鰹漁」の方が船の上の男の顔が見えてきそうです。漁師にしたい息子には厳しくて、娘にはデレデレの父親の顔も想像しました。 (2022年06月16日 (木) 16時38分)[21441]

月番 > 義之様、「季語は出来るだけ歳時記の表記に従う」・・・いいことを教えていただきました。
柊子様、父親の顔の想像が、とてもおもしろいですね。 (2022年06月16日 (木) 18時16分)[21447]

眞佐子 > 義之さんと同じで「船下りて」に引っ掛かりましたが父親の顔に惹かれていただきました。「カツオ漁」は「鰹漁」の方が好きです。 (2022年06月17日 (金) 14時28分)[21462]

榮一 > 船降りるに二つの意味があります。とりあえず漁を休むことと漁師を卒業するということです。いずれにしても陸にあがったカツオ漁師です。父も長兄も次兄もカツオ船に戦後しばらく乗っていたからです。身につまされる思い出です。余談ですが晴海ふ頭に係留されている第五福竜丸の前身は事代丸と言う伊勢のカツオ船で長兄が乗っていた船です。 (2022年06月19日 (日) 07時04分)[21484]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時33分)[21499]
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8・青時雨地下7階に疎開図書 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時00分)[21388]
2点 美保子・剛・


月番 > こういう所があるんですね。 (2022年06月12日 (日) 21時22分)[21407]

美保子 > 選の前にも先ほども検索してみたのですが、特定できなかったのです。こういう所があるのなら素敵だと思い、頂きました。図書館に力を入れて地域おこしをするところも増えています。疎開図書と言うのも気になりました。結局、あまりわからないまま選をしてしまいました。剛様教えて下さい。 (2022年06月15日 (水) 20時08分)[21434]

月番 > 美保子様の書き込みに刺激されて、「疎開図書」で検索してみました。「疎開した40万冊の本」という書籍が幻戯書房からでていて、同題名のドキュメンタリー映画が11月2日から11月7日まで東京都写真美術館ホールで上映される、とでています。これがどこかの地下7階に収納されているのか分かりませんが、内容をここに書くのはしんどいので、ご興味のおありの方は、検索されてみたらよいと思います。 (2022年06月15日 (水) 20時45分)[21437]

柊子 > 国立国会図書館は地下8階まであって、その7階に疎開図書が保存されているようです。3月にNHKの番組もあったとか。色々解ったのですが、上手く消化できずに頂けませんでした。 (2022年06月16日 (木) 16時30分)[21440]

> 梅雨のない北海道を除いて、日本は梅雨に入ったようで、何処もまさに青梅雨である。その昔、国は戦火から公文書や図書を守るため、文書の疎開を行ったようである。また、東京や都市部などの都会の子供たちも、戦火を逃れるため、親元を離れて慣れない土地で集団生活をした。その疎開の記録なども保管されてゐるらしい。場所は、通りすがりに見た国会議事堂の隣の国会図書館。この句の地下7階から、たぶん国会図書館と当りを付けたが、どうだろうか。青梅雨とは新緑に降る雨の事である、あの辺りは何処も綺麗に整備された緑に囲まれている。 (2022年06月16日 (木) 17時08分)[21444]

月番 > 柊子様、剛様、詳しい情報をどうもありがとうございました。勉強になりました。 (2022年06月16日 (木) 18時09分)[21445]

美保子 > 皆様、情報をありがとうございました。やはり、想像の膨らむ量が違ってきます。国会図書館はニュースやドラマの中で出て来たりしたように思います。どこの図書館も関わる方の大変な努力で保つことが出来ていますが、地方の図書館なども蔵書数がすごかったりします。戦争が起こると、文化的な事も破壊されて人間はどうして、そんな馬鹿な事をくりかえすのだろうと、何だか話が飛びすぎました。 (2022年06月17日 (金) 22時42分)[21470]

榮一 > 疎開図書が良く分かりませんでした。国立図書館など毎年膨大な書籍が増えていくことを思えば広大な書棚かいることは想像に難くないように思えます。本によっては廃棄されるものもあるかもしれません。勿論、デジタルデーター化もされてはいるよに思うが。 (2022年06月19日 (日) 07時18分)[21485]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時35分)[21500]
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9・田を植えし機械の眠る散居村 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時00分)[21387]
2点 洋子・宜子・


月番 > 散居村って、富山の全国大会に行った時の景色を思い出しました。 (2022年06月12日 (日) 21時24分)[21408]

宜子 > 洋子さん、砺波の「散居村」全国大会で見ましたね。懐かしいです。田植えの終わった田んぼの「田植機」を「眠る」とした作者。たしかにそんな感じがします。富山・高岡・・またいつか行きたいですね。 (2022年06月14日 (火) 18時05分)[21427]

月番 > 全国大会ではいろいろなものを実地にみられて勉強になりましたね。実際に見てみないと感じがつかめませんものね。
懐かしの全国大会でした。 (2022年06月14日 (火) 18時14分)[21429]

榮一 > 富山の散居村です。眠るの擬人法が馴染まないように思います。 (2022年06月19日 (日) 07時20分)[21486]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時36分)[21501]
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10・蛸壷や源氏の君の詫び住まい 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 16時59分)[21386]
4点 美保子・眞佐子・紫翠・榮一


月番 > 源氏物語の須磨明石の段ですね。 (2022年06月12日 (日) 21時26分)[21409]

義之 > こういう雅の世界は苦手です。 (2022年06月13日 (月) 09時06分)[21418]

紫翠 > 発想が個性的で魅かれた。また取り合わせが粋で、ユーモアも感じさせる。 (2022年06月15日 (水) 10時57分)[21433]

眞佐子 > 源氏物語の雅さと蛸壺が上手く結び付いていると思いました。 (2022年06月17日 (金) 14時36分)[21463]

榮一 > 芭蕉と源氏物語が下敷きです。想像の世界に遊ぶのもいいものです。 (2022年06月19日 (日) 07時22分)[21487]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時37分)[21502]
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11・畔行けば潜る泥鰌の泥けむり 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 16時58分)[21385]
3点 美保子・義之・保子・


月番 > 子供の頃、田舎で見た景色を思い出しました。 (2022年06月12日 (日) 21時27分)[21410]

義之 > 月番様の書かれた通りです。現在の我が家からも20分ばかり歩けば田んぼを見ることができます。 (2022年06月13日 (月) 08時54分)[21416]

美保子 > 沖縄の方たちの開拓のお世話で元の職場に帰らずに残った父は畑を母に任せて請われて県庁に勤め始めて、牛の世話も母の仕事になりました。牛を洗いに川に行ってその川には泥鰌も居たので、捕まえてしばらく飼ってみたりしたのをなつかしく思い出しました。掲句は田んぼの畔からの眺めですよね。子供たちが小さい頃は田んぼに沿った水路で魚を捕まえられましたが、しばらくしたら、農薬の影響でしょうか。まるっきりいなくなりました。今の方が農薬は少ないでしょうね。 (2022年06月14日 (火) 20時28分)[21430]

保子 > 潜る泥鰌の泥煙 臨場感があり良かったです。 (2022年06月17日 (金) 17時32分)[21464]

榮一 > もはや農薬の影響で泥鰌は見なくなりました。コウノトリの餌場にするために無農薬で田を作ってる兵庫県の豊岡ぐらいでしか見られない光景のようです。懐かしい景です。 (2022年06月19日 (日) 07時26分)[21488]

世話人 > 作者は主宰です。 (2022年06月20日 (月) 13時38分)[21503]
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12・地平線の向かうのむかう麦の秋 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 16時57分)[21384]
6点 美保子・加津子・眞佐子・洋子・剛・鈴子・


月番 > 地平線の向かうのむかうはどこでしょうか。 (2022年06月12日 (日) 21時29分)[21411]

美保子 > 地平線の向こうのむこうではありませんが、麦の秋 でウクライナを思いました。小麦の産地なのに戦場になったり、港の封鎖で小麦を輸出できなくなり、世界中が影響を受けています。ここまで書いて、地平線ならばどの方向でもあり得ますか。ウクライナでもいいのでしょうか。わからなくなりました。教えて下さい。向かうのむこうとリフレインのような扱いがずっと遠くを強調しているようです。 (2022年06月14日 (火) 20時37分)[21431]

月番 > 美保子様、貴重なご意見をありがとうございました。ほかの皆様はどどうでしょう? (2022年06月14日 (火) 21時46分)[21432]

加津子 > 丸い地球を感じる地平線は、日本では無理かなと思いますが、私が初めて出会った「麦の秋」は吉野ケ里遺跡です。ぴかぴか光ってとても綺麗でした。ちょっと無理があるかもしれませんが、向かうのむかうは私には縄文時代です。 (2022年06月16日 (木) 19時30分)[21451]

月番 > 加津子様、縄文時代という発想もすばらしいですね。 (2022年06月16日 (木) 21時48分)[21452]

加津子 > 実はスマートな弥生人より骨格が似ている縄文人に懐かしさを覚えます。なので縄文人に思い入れが強くなってしまうのです。 (2022年06月16日 (木) 22時14分)[21453]

月番 > 先日、新聞で、弥生人に似ていると思われる人のコンクール(?)があって、発表されていましたね。 (2022年06月17日 (金) 09時02分)[21454]

鈴子 > 向かうのむかうは選をする時に迷いましたがウクライナの人々の辛い日常を想像しました。 (2022年06月17日 (金) 20時13分)[21467]

洋子 > 私もウクライナの麦の秋を想像しました。戦争が行われている麦の秋なんて、とても辛いです。 (2022年06月17日 (金) 20時32分)[21469]

> 日本列島で、地平線が見える場所は、たぶん無いと思うが、麦の秋は言葉として存在する。日本は四季の在る国で、秋には米や野菜、果実等の多くの食物が実りを迎えることから「収穫の秋」と云う言葉が生まれ「麦の秋」は、梅雨の前に麦を収穫する事から、この季語が生まれようである。今更ながら勉強をさせて戴きました。行く末も無い、眺めるだけの地図ではあるが、中国やモンゴル、ロシヤなどの広大な国は、何処までも行っても、地平線の続く国である。思っただけでも気宇壮大になれる。確かに向こうの向こうであると云えよう。 (2022年06月18日 (土) 19時06分)[21474]

月番 > 中国やモンゴル、ロシアなどの広大な国の麦の秋は確かに、地平線の向かうのむかうまで続き、句意にぴったりとあてはまりますね。
掲句は、ウクライナ、縄文時代、中国、モンゴル、ロシアと読みがわかれましたが、どの読みも素晴らしい想像力と、感動いたしました。 (2022年06月18日 (土) 20時52分)[21476]

美保子 > 本当に皆さん、発想が豊かですごいです。もっと頭を柔軟に働かせなければと思いました。 (2022年06月18日 (土) 21時20分)[21477]

榮一 > 広大な麦畑はロシアやウクライナを想像させます。麦の秋の畑のような明るさと温かさが欲しいものです。向こうの向こうは戦争の悲しみのようです。象徴的で悪くない句です。 (2022年06月19日 (日) 07時32分)[21489]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時39分)[21504]
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13・武家屋敷の飛び石伝い鮴料理 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 16時56分)[21383]
5点 柊子・加津子・義之・孝子・宜子・


月番 > 鮴というのは俗に言う「かじか」のことでしょうか。 (2022年06月12日 (日) 21時35分)[21412]

義之 > テレビで見る旅グルメ番組の様です。古民家レストランは、良く知られていますが、武家屋敷レストランがあってもよいのではと思いました。「鮴料理」は武家屋敷に似合いそうです。 (2022年06月13日 (月) 09時00分)[21417]

月番 > 武家屋敷レストランっておもしろいですね。行ってかじか料理をいただいてみたいものです。 (2022年06月13日 (月) 09時45分)[21419]

柊子 > 「飛び石伝い」で景が現れてきました。4月に行った金沢にレストランだかカフェがあったような…鮴料理も頂けば良かったです。 (2022年06月16日 (木) 16時18分)[21439]

月番 > 「飛び石伝いの武家屋敷」って本当に風情がありますね。 (2022年06月16日 (木) 18時20分)[21448]

加津子 > 白ワインを頂きながらの非日常感でいただきました。 (2022年06月18日 (土) 09時29分)[21472]

榮一 > カジカ・ヨシノボリ・チチブと鮴(ゴリ)の呼び方は様々です。いずれにしても川魚のようです。料亭になっている地方の武家屋敷です。いい雰囲気の句です。 (2022年06月19日 (日) 07時37分)[21490]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時40分)[21505]
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投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 16時15分)[21382]
只今準備中

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投稿者:世話人 (2022年05月23日 (月) 10時42分)[21368]
今月は採点ミスがあり作者様並びに選者様にご迷惑をおかけいたしました。改めてお詫びいたします。また、いつもながらの選評、批評の書き込みに御礼を申します。23日です作者を発表いたします。


月番 > 主宰先生、全句に渡りご指導いただき、ありがとうございました。
書込みをして下さった皆さま、ありがとうございました。
来月の月番の森内洋子さま、どうぞよろしくお願いいたします。
これで五月の句会を終了いたします。
来月も元気にお会いしたいと思います。ありがとうございました。 (2022年05月23日 (月) 17時08分)[21381]
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投稿者:世話人 (2022年05月17日 (火) 18時26分)[21318]
紫翠さんの選句がおかしなことになっております。誠に申し訳なく思います。紫翠の選句は3番のどん突き、7番の城跡の、8番の水中花、12番の新しい・・の4句です。宜しくお願いします。

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投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時56分)[21284]
句会の準備が整いました。句会は5月22日(日)までの予定です。作者発表は5月23日(月)の予定です。活発な書き込みをお願いします。今月の月番は和田柊子さんです。宜しくお願いします。


柊子 > 主宰先生
お忙しい中、句会のご準備をして頂きありがとうございます。
今月の月番をさせて頂きます。
皆さま、たくさんの書き込みをよろしくお願いいたします。 (2022年05月16日 (月) 09時04分)[21285]
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1・晩春の正方形は四畳半 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時39分)[21283]
2点 義之・紫翠


月番 > 今月の句の中で、私には一番難解です。初夏の正方形は?秋の正方形は?と悩んでしまいました。とられたのは男性お二人、どうぞよろしくお願いいたします。 (2022年05月16日 (月) 09時07分)[21286]

紫翠 > 選んでいません。 (2022年05月16日 (月) 10時32分)[21298]

世話人 > 紫翠さんは選んでおりません。訂正してお詫び申し上げます。点数は1点になります。 (2022年05月17日 (火) 18時11分)[21314]

義之 > 作者の意図は別にして、述べていることは、「晩春の正方形は四畳半」と一句一章の形で明確であり、映像もしっかりと見えている。一方、正方形のものは、世に様々であるが、作者にとっては、四畳半なのである。俳句で描かれる映像には、しばしば暗喩が隠されている。それをどう感じるかは読者の勝手である。「晩春」には満ち足りた満足感と一抹の寂しさがある。正方形は己の生き様の暗喩である。豪邸は不要、四畳半の居間があれば十分。我が晩年の思いと通ずるものがあるのである。 (2022年05月18日 (水) 15時30分)[21324]

月番 > 義之さま
晩春、正方形の捉え方に納得できました。今月も勉強させて頂いています。ありがとうございます。 (2022年05月18日 (水) 17時43分)[21330]

榮一 > 正方形と晩春との関りがわかりにくい。「正方形は四畳半」であるは正方形を限定しているようです。ここは「四畳半は正方形」とする方がよさそうです。晩春と二句一章にする方が良さそうです。
(2022年05月21日 (土) 07時03分)[21351]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時45分)[21369]
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2・夫婦茶碗の同じ大きさ麦の秋 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時39分)[21282]
7点 柊子・義之・洋子・眞佐子・剛・紫翠・榮一


月番 > 大きさは、大きい方?小さい方でしょうか?麦の秋から睦まじいご夫婦が見えてきました。 (2022年05月16日 (月) 09時11分)[21287]

紫翠 > 選んでいません。 (2022年05月16日 (月) 10時33分)[21299]

世話人 > 紫翠さんの選句が間違っていました。取り消します。よって点数は6点となりますお詫びして訂正いたします。 (2022年05月17日 (火) 18時01分)[21310]

洋子 > 働き者の奥様が思い浮かびました。しっかり食べて、しっかり働くのです。腹が減っては戦ができないのです。収穫期の麦の秋も、明るく、力強いと思います。 (2022年05月18日 (水) 15時15分)[21322]

義之 > 少し昔の結婚式の引き出物として人気の夫婦茶碗は、大小一対であったものが、最近は同サイズ一対のセットも多く販売されているようです。掲句は男女の性差別の問題というより、老夫婦の穏やかな日常の一コマのように思えます。これは、ひとえに麦の秋という季語の働きなのでしょう。 (2022年05月19日 (木) 01時39分)[21333]

> 宮本さんの書かれた通りである。大概は陶器であるが、大小を対にして夫婦と見なした。湯呑も有る。何時の時代から出現したかは知らないが、同じ大きさが発見である。日本だけかもしれない。金沢にゐた頃に何組か九谷焼のセットを頂いたが、みな大小の区別が有った。今の世の食卓の光景を思うに、婦の方が大に飯を盛ると思えば、何やら楽しい。 (2022年05月19日 (木) 10時31分)[21335]

眞佐子 > 我が家の夫婦茶碗は古い物で大小のばかりです。同じ大きさがいいですね。麦の秋から穏やかな老夫婦が見えました。 (2022年05月20日 (金) 09時49分)[21340]

榮一 > 夫婦茶碗は普通、男用が大きく女用が小さく作ってあるイメージです。そのイメージはもはや古臭い感覚なのかもしれません。男女平等の時代では茶碗も同じ大きさが普通の感覚かもしれません。時代も感覚も常識も変化していくようです。変わらないのは麦の秋のようです。 (2022年05月21日 (土) 07時11分)[21352]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時46分)[21370]
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3・どん突きは麓の社風薫る 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時38分)[21281]
7点 美保子・柊子・洋子・宜子・剛・紫翠・榮一


月番 > 「どん突き」は関西の方が使われるようです。さて、これから登山?または無事に下山したお礼でしょうか? (2022年05月16日 (月) 09時14分)[21288]

宜子 > 「どん突き」がリアルで楽しいです。社の有りようがよく見えます。作者さんが小さな産土神の社の前で、初夏の風に吹かれています。余計なものがないよろしさではないかと。 (2022年05月18日 (水) 09時33分)[21319]

洋子 > ウオーキングのゴールかもしれません。麓の少し小高い社まで歩いて、心地よい風に吹かれて帰ってくるのです。健康的な生活です。 (2022年05月18日 (水) 15時20分)[21323]

紫翠 > 神社のある風景に出会うと心が和む。「風薫る」が作者の心情と思います。 (2022年05月19日 (木) 09時52分)[21334]

> コロナの閉塞感はやや薄らいだが、依然として続き人間は不自由な暮らしを強いられてゐる、弱るのは脚や腰だけでは無い。麓と呼ばれる所は高い山が望めるはずで、祭祀の対象となる山は各地に多い。そしてそれを背にする神社。裾を引く富士山辺りなら、それは雄大な景色であり、生き返るような心地になるのだろう。 (2022年05月19日 (木) 11時33分)[21336]

美保子 > 「どん突き」と言う言葉は今回初めて知ったように思います。昨年出掛けた、霧島神宮も登山の入り口にありました。山岳信仰と言われるゆえんでしょうか。神社は「どん突き」にあることが多いですね。誰でも詠みそうな句なのに、新鮮味と親しみを引き寄せた言葉だと思いました。 (2022年05月19日 (木) 23時23分)[21338]

榮一 > 山裾に神社が建っていてその神社から参道が伸びている景です。鶴岡八幡宮を思い浮かべるとよくわかります。どん突きやどん詰まりは道の突き当りを意味します。地方の神社に多い形です。若葉の森に包まれての薫風です。気持ちよさそうです。 (2022年05月21日 (土) 07時27分)[21353]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時47分)[21371]
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4・赤ん坊に寝茣蓙はらりと敷きにけり 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時37分)[21280]
4点 美保子・孝子・加津子・紫翠


月番 > 茣蓙のお昼寝は気持ち良いですね。保育園用のキリンやクマ柄も見つけました。 (2022年05月16日 (月) 09時16分)[21289]

紫翠 > 選んでいません。 (2022年05月16日 (月) 10時34分)[21300]

世話人 > 紫翠は選んでいませんお詫びして訂正いたします。点数は3点になります。 (2022年05月17日 (火) 18時18分)[21316]

孝子 > 赤ん坊は汗っかきです。そろそろ暑い日も増えてきました。さっぱりと寝茣蓙をよういしている母親像がかんじられます・ (2022年05月20日 (金) 21時17分)[21345]

榮一 > 寝茣蓙はらりはオーバーで嫌味に思います。まして赤ん坊であればなおさらの感がしました。 (2022年05月21日 (土) 07時33分)[21354]

加津子 > 左手で赤ちゃんを抱き、右手で寝御座を広げる。起きないようにそっと置く。筋肉隆々の若い頃を思い出した句。 (2022年05月21日 (土) 12時26分)[21364]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時48分)[21372]
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5・小雨かな勢いで舞う山車の木偶 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時36分)[21279]
2点 保子・紫翠


月番 > 読み方は「イキオイデマウダシノデク」で宜しいでしょうか? 上五の小雨との関係がよく分かりませんでした。教えてください。 (2022年05月16日 (月) 09時19分)[21290]

紫翠 > 選んでいません。 (2022年05月16日 (月) 10時35分)[21301]

保子 > 月番さんの読み方と同じです。小雨かな は内容としては切れていなく、中七以下の説明になるかと思いますが、臨場感でいただきました。 (2022年05月16日 (月) 16時44分)[21306]

月番 > 読み方に一瞬戸惑いましたが、合っていたようでよかったです。 (2022年05月17日 (火) 14時32分)[21308]

世話人 > 紫翠さんは選んでいませんお詫びして訂正いたします。点数は1点になります。 (2022年05月17日 (火) 18時20分)[21317]

榮一 > 山車にからくり人形を乗せて引き回すようだ。その人形を勢いよく舞わせているのである。祭りの見もののようである。町々のそれぞれの山車があり人形もそれぞれに特徴がありそうです。ただ、小雨かなはあまり意味がないように思える。 (2022年05月21日 (土) 08時37分)[21355]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時49分)[21373]
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6・伝統の空とぶアート鯉幟 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時35分)[21278]
2点 洋子・眞佐子


月番 > 鯉のぼりが大好きです。クーデンホーフ光子がヨーロッパのお城に掲げた気持ちがよく分かります。世界に誇りたいです。 (2022年05月16日 (月) 09時22分)[21291]

洋子 > 鯉幟を空飛ぶアートとみられたんですね。特に風が強く吹いて、体をくねらしているときなどアートに思えるかも知れませんね。
クーデンホーフ光子のエピソードは知りませんでした。ネットでも調べられませんでした。   (2022年05月18日 (水) 16時26分)[21328]

月番 > 光子の息子の一人がヨーロッパEUの基礎を作ったとか。何十年も前に、吉永小百合の演じるドキュメントが印象的でした。
「青山光子」で検索なさってみてください。 (2022年05月18日 (水) 17時32分)[21329]

洋子 > 光子さんのことは調べがつきましたが、鯉幟をヨーロッパの城に掲げたというエピソードにはまだとどいていないのです。
でも面白いエピソードがあったということがわかって楽しかったです。ありがとうございました。 (2022年05月18日 (水) 18時11分)[21331]

眞佐子 > 最近は個人で鯉幟を揚げる家が少なく無くなり、沢山の鯉幟を川を越えて向こう岸まで綱を張って泳がせたり広場で揚げたりするのが見られます。掲句の空とぶアートの表現が好きでした。「青山光子」さん知りませんでした。月番さんありがとうございました。 (2022年05月20日 (金) 10時18分)[21341]

榮一 > 鯉のぼりの説明で終わってしまつている様だ。伝統のものであるがアートは軽すぎる様に思う。 (2022年05月21日 (土) 08時40分)[21356]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時50分)[21374]
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7・城跡の弾けるジャズや夏来たる 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時34分)[21277]
8点 美保子・柊子・義之・孝子・加津子・眞佐子・・宜子・保子


月番 > 今月の最高点です。
ジャズを歌う友達の発表会がジャズバーでなく、コロナ禍で公会堂になったとか。城跡も気持ちよさそうです。 (2022年05月16日 (月) 09時25分)[21292]

紫翠 > 選んでいます。 (2022年05月16日 (月) 10時36分)[21302]

紫翠 > 「夏来たる」の着地が上手いと思います。 (2022年05月16日 (月) 11時00分)[21305]

月番 > 選者がお一人増えて、やはりこの句が今月の最高点のようです。 (2022年05月17日 (火) 14時36分)[21309]

世話人 > 紫翠さんの選句が漏れておりました。お詫びして訂正いたします。点数の加算にて9点となります (2022年05月17日 (火) 18時04分)[21311]

宜子 > 「城跡」というとどうしても戦や武士、歴史的なものに行きがちですが、ジャズでした!現代ならではの風景でしょう。城跡も公園化しているのです。「夏来る」が明るいです。 (2022年05月18日 (水) 09時37分)[21320]

義之 > 近畿連合会主催の明石城址の吟行会の一句でしょう。作者が想像できます。広場でこのようなイベントが開かれていました。爽やかな俳句作品です。 (2022年05月18日 (水) 15時40分)[21325]

美保子 > 宮崎の延岡城址ではほぼ毎年、薪能が開催されます。一度だけ行きました。それがジャズなのですから、「夏来る」がいいですね。 (2022年05月19日 (木) 23時29分)[21339]

眞佐子 > 富山では城趾は公園になっています。城址公園、古城公園などで広場がありますので、毎年いろんな行事が開催されます。掲句のジャズに夏来るが良かったです。 (2022年05月20日 (金) 10時51分)[21342]

孝子 > 内容も形もいいですね。吟行でよまれたなら最高の素材を見つけて拍手ですし、違っても今日の最高点は間違いないです。すべてが好きです。 (2022年05月20日 (金) 21時23分)[21346]

榮一 > 城跡とジャズの組み合わせに意外性がある。景の見える句それだけに共感できる句であるがジャズが弾けるは悪くはないが意外と平凡な感じです。夏来るも悪くない取り合わせです。 (2022年05月21日 (土) 08時47分)[21357]

加津子 > 書き込み遅くなりました。元気の出る句です。破れたジーンズにサンダル、青春を思い出した一句です。 (2022年05月21日 (土) 12時31分)[21365]

世話人 > 今月の最高点作者は森内洋子さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時52分)[21375]
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8・水中花鍼灸院のカレンダー 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時33分)[21276]
5点 孝子・加津子・宜子・剛・榮一


月番 > 人気のある鍼灸院に通っていた時は、施術後に次回の予約をしないとなかなか診て頂けませんでした。 (2022年05月16日 (月) 09時29分)[21293]

紫翠 > 選んでいます。 (2022年05月16日 (月) 10時37分)[21303]

紫翠 > 「鍼灸院のカレンダー」にはイメージがわかないのですが、「水中花」で目が覚めて選をしました。 (2022年05月17日 (火) 10時23分)[21307]

世話人 > 紫翠さんの選句が漏れておりましたお詫びして訂正申し上げます。点数は加算のて6点となります。 (2022年05月17日 (火) 18時06分)[21312]

世話人 > 加算にて6点です。 (2022年05月17日 (火) 18時16分)[21315]

> この句のカレンダーの所在ははっきりしないが、水中花の上に貼り付けた鍼灸院発行の物ではなかろうかの想像に及んだ。私などはこの齢になればと思いながらも、死の恐怖からは逃れることが出来ない。仕方が無いので、もう何年も通院して薬を飲み続けてゐる。新しい年が来る度にカレンダーを戴いて、月に一回診察を受け投薬してもらう。この水中花は、季節の巡りを語るのだろうと思うのだが。 (2022年05月19日 (木) 15時57分)[21337]

孝子 > 鍼灸院のカレンダーは納得がいきます、予約をするにもしないにも、つぎはいつと目がいきます。季語のちょっとした古さがよかったです。 (2022年05月20日 (金) 21時28分)[21347]

榮一 > 鍼灸院にある水中花ですが水槽に咲かせているものではなくてディスプレーに映してもののだと推察します。鍼灸院の待合室の景です。カレンダーはごく普通のものに休日などを書き込んでありそうです。平凡な日常の水中花です。 (2022年05月21日 (土) 08時55分)[21358]

榮一 > 夏を感じさせるようです。 (2022年05月21日 (土) 09時00分)[21360]

加津子 > 先生の後ですみません。鍼灸ではありませんが、足つぼに通ったことがあります。書き込みのできる地元の電気屋さんのカレンダーに鉛筆で次回の予約を書いていました。水中花のあるようなお洒落な所ではありませんが、カレンダーが印象に残っています。 (2022年05月21日 (土) 12時45分)[21366]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時53分)[21376]
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9・銃眼の勤勉な顔花は葉に 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時32分)[21275]
5点 義之・洋子・孝子・加津子・保子


月番 > 「銃眼」は掩護物の穴とありました。援護射撃をするための穴ですか。ウクライナを思います。 (2022年05月16日 (月) 09時34分)[21294]

洋子 > 銃眼は日本では狭間(はざま、さま)と呼ばれ、城壁にあけてある防御用の穴のことで、〇、△、□などにあけられていて、そこから弓矢や鉄砲などで外敵を攻撃するものです。まさに角ばった、勤勉な顔そのもののようで、感心しました。四月末に明石城に吟行に行ってしっかり見てきました。俳句では狭間から白日傘を狙う、というような戯れの句がよく見られますが、勤勉な顔と見られたのは恐れ入りました。


(2022年05月18日 (水) 15時50分)[21326]

義之 > ウクライナの戦場を意識した俳句でしょう。若者の狙撃兵を想像します。そういえば、ロシアの女性狙撃手を題材にした「同志少女よ敵を撃て」という本屋大賞受賞作が話題になっています。個人的には、季語の「花は葉に」は、どうしても理屈になるので、使い方は難しいと感じています。 (2022年05月19日 (木) 01時26分)[21332]

孝子 > 花は葉に、季節は移ろうのに、なぜこの世は変わっていかないのかという嘆きがきこえてきます。勤勉なことも不幸であることかもしれません (2022年05月20日 (金) 21時35分)[21348]

榮一 > 城の塀などに開けられている丸や四角や三角の穴です。鉄砲や弓を射かけたりするあなです。勤勉な顔に見えるかどうかです。 (2022年05月21日 (土) 08時58分)[21359]

加津子 > 額縁の写真が見えました。平和な日本が戦争に巻き込まれそうな不安を感じます。 (2022年05月21日 (土) 12時55分)[21367]

世話人 > 作者は岡部榮一です。 (2022年05月23日 (月) 10時55分)[21377]
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10・旅先の友の生雲丹クール便 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時31分)[21274]
0点


月番 > なんて羨ましい!良いお友達をお持ちですね。と思っていましたが、どなたもおとりではありません。いかがでしょうか? (2022年05月16日 (月) 09時37分)[21295]

洋子 > 本当に羨ましいです。作者の方の人徳でしょうね。 (2022年05月18日 (水) 15時54分)[21327]

孝子 > 友人は家族たちと五月連休の旅行をたのしんでいるのに、かたや家にこもっている人間もいる。幸福な人と、不幸な対比。たとえ好物の生うにが突然届いてもそれはそのさをより深くすると思うのはひがみであろうか・ (2022年05月20日 (金) 21時41分)[21349]

榮一 > ある事実を列記しただけに終わっているようです。作者ほどに感動は呼ばないようです。 (2022年05月21日 (土) 09時01分)[21361]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時57分)[21378]
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11・遺影前父恋ふる母春深し 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時30分)[21273]
0点


月番 > きっとお母さまには、春に忘れられない思い出がおありなのでは? 昨日、近所のお一人になったお姉さまも寂しがっておられました。 (2022年05月16日 (月) 09時41分)[21296]

榮一 > 誰もがわかる情感の句です。それだけに平凡なのです。 (2022年05月21日 (土) 09時03分)[21362]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2022年05月23日 (月) 10時59分)[21379]
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12・新しい月謝袋や鉄線花 投稿者:世話人 (2022年05月15日 (日) 21時28分)[21272]
7点 美保子・柊子・眞佐子・剛・宜子・保子・榮一


月番 > きっとこの月謝袋は四月始まりですね。鉄線花から、和のお稽古を感じます、何でしょうか。 (2022年05月16日 (月) 09時45分)[21297]

紫翠 > 選んでいます。 (2022年05月16日 (月) 10時39分)[21304]

世話人 > 紫翠さんの選句が漏れておりましたお詫びして訂正させていただきます。点数が加算になり8点となります。 (2022年05月17日 (火) 18時08分)[21313]

紫翠 > 「新しい」が未来を感じさせ、「鉄線」を引き出したように思います。不思議な魅力ある作品。 (2022年05月18日 (水) 10時54分)[21321]

眞佐子 > 何の月謝袋でしょう想像するのも楽しいですね。鉄線花から茶道か生け花を想像しました。季語の鉄線花が良かったです。 (2022年05月20日 (金) 11時06分)[21343]

> 月謝袋と云えば、新しい年度が始まると、高校などの授業料納付の袋が配られた古い記憶しかないが、豊かなこの現代は、市町村や新聞社などの、趣味や教養向上の為の講座や教室も有って、各人が新しいこの時代を享受してゐる。高齢化社会が進むし、コロナの閉塞感も続いてゐるが、桜の花と暑い夏のあわいに咲く、平凡な鉄線花に意欲を与えられてゐる。 (2022年05月20日 (金) 12時54分)[21344]

美保子 > 私達位までを団塊の世代と呼ぶようです。それもしっかり高齢者と呼ばれるようになって久しいのですが、とにかく、何とか趣味の世界に引き込もうと講座だけは本人がその気になりさえすれば、すぐに始められる親切な時代です。私は自分が月謝袋をもらって何かをやると言う事はないが、鉄線花、大好きなのだが、季語として使えるとの意識を持っていなかった事に気づきました。素敵な季語ですね。 (2022年05月20日 (金) 22時03分)[21350]

榮一 > 新年度の新しい月謝袋です。習いごとの月謝袋のようです。新しい袋でまた新たな気持ちになるのではないかと想像します。鉄線花がそんな心境を感じさせます。 (2022年05月21日 (土) 09時07分)[21363]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年05月23日 (月) 11時00分)[21380]
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投稿者:世話人 (2022年05月09日 (月) 20時28分)[21271]
只今準備中

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投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時20分)[21164]
月番は森内洋子さんです。宜しくお願いします。


洋子 > 主宰先生、お忙しい中、句会のお世話をしていただきありがとうございます。
四月の月番をつとめさせていただきます森内洋子です。よろしくお願いいたします。
桜もあっという間に散ってしまいましたが、これから暖かい良い気候がつづきます。皆様のたくさんの書き込みをお願いいたします。なかなか収まらないコロナを追い払うべくがんばりましょう。
(2022年04月12日 (火) 21時49分)[21165]

月番 > 皆さま、句会もあと二日を残すのみとなりました。
まだ書き込まれていらっしゃらない方、書き残しのある方、たくさんの書き込みをお願い致します。 (2022年04月18日 (月) 08時42分)[21233]

世話人 > 句会の書き込みありがとうございました。20日になりましたので作者を発表い足します。 (2022年04月20日 (水) 19時35分)[21256]
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投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時18分)[21163]
選句が揃いました。19日までの句会です。沢山の書き込みをお願いします。
世話人よりお詫びがあります。11番の句の「機缶車」は「汽缶車」の間違いです。お詫びをして訂正させていただきます。山口誓子の句に「夏草に汽罐車の車輪来て止る」がありますそれと同じ汽缶車です。


月番 > 作者を発表していただき、今月の句会も終了いたしました。
主宰先生、ご指導ありがとうございました。
また、皆様たくさんの書き込みをどうもありがとうございました。
最初はなかなかわからなかった句も、みな様のご意見のおかげで、最後にはよくわかるようになりました。ありがとうございました。
それではまた来月、お会いしましょう。柊子様、よろしくお願い致します。 (2022年04月20日 (水) 20時20分)[21270]
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1・浚渫船葦の芽吹きに寄する波 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時08分)[21162]
  3点 孝子・義之・榮一


月番 > 浚渫船の位置はどの辺になるのでしょう。 (2022年04月12日 (火) 22時08分)[21166]

孝子 > 浚渫船という言葉をはじめてしりました。水底の土砂や岩石をさらう機械を装置した船だそうである。簡単にいうと働いている船、人を感じる。一方で春を感じる季語、景色の取り合わせ。芽吹きとは、木に使い、草のときは草もえ渡河、下も絵というらしい。これも今回学びました。ただ、葦の場合は芽吹きでよいとのこと。仕事をしている人々、間違いなく春はきている景色。知っている人が選んだ素材と景色。よいなとかんじました。 (2022年04月16日 (土) 13時52分)[21205]

月番 > 孝子様、詳しく調べていただいてありがとうございます。 (2022年04月16日 (土) 16時31分)[21209]

孝子 > すみません。訂正がきかなくて、草もえとか。下萌えというらしい。です。 (2022年04月16日 (土) 21時28分)[21215]

義之 > 本句は「葦の芽吹き」とあるので、この「浚渫船」は、海ではなく、川底か、湖底の土砂を浚っているのでしょう。遠目にはただ浮かんでいるだけのように見えても、船上では様々な機械音とともに、粛々と土木作業が進められています。浚渫船から発する波が、岸辺の葦原に静かに寄せているのです。 (2022年04月17日 (日) 09時55分)[21220]

月番 > 義之様、ご説明よくわかりました。ありがとうございました。 (2022年04月17日 (日) 11時24分)[21222]

榮一 > 浚渫船を最近は見かけなくなりました。川だけでなく湖でも働いていたように思います。ゆっくりと動くので止まっているようにも見えました。句の景は葦が生えているとなれば琵琶湖などが浮かびます。結構大きな船でそこの泥を吸い上げる様です。作者の立つ位置がよくわかる句です。 (2022年04月19日 (火) 07時24分)[21242]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時37分)[21257]
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2・花冷えや岩絵具とく指の先 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時07分)[21161]
  7点 柊子・美保子・加津子・義之・洋子・眞佐子・紫翠


月番 > 岩絵具は、主に鉱石を砕いてつくられている粒子状の絵具、だそうですが。 (2022年04月12日 (火) 22時18分)[21167]

加津子 > 「指の先」が良いと思いました。中指辺りで溶くのでしょうか。 (2022年04月14日 (木) 23時12分)[21183]

月番 > 指先で感じた冷やかさが、伝わってきますね。 (2022年04月15日 (金) 11時14分)[21189]

柊子 > 日本画が好きで、再興院展などよく見に行きます。この指先はトルコブルーの石絵具を溶いている気がしました。平山郁夫の砂漠の空のような。 (2022年04月15日 (金) 19時18分)[21195]

紫翠 > 「花冷え」に「指の先」の着地が決まっている。絵の具の色を言わないことで、作品の奥行きと幅が出たと思います。 (2022年04月16日 (土) 11時33分)[21204]

月番 > 色は各人が想像したらいいんですね。 (2022年04月16日 (土) 16時33分)[21210]

義之 > 上村松園の生涯をモデルとした宮尾登美子の同名小説の映画「序の舞」を思い出しました。「花冷え」が決まっています。 (2022年04月17日 (日) 10時04分)[21221]

眞佐子 > 花冷えと指の先で何か繊細なものを感じました。 (2022年04月17日 (日) 22時47分)[21228]

美保子 > 絵の具の色を決める時の緊張とワクワク感が伝わって来るようです。日本画はある年齢から興味を持って見るようになりました。年を重ねればこそ、見えるようになるものがありますね。 (2022年04月18日 (月) 16時20分)[21236]

榮一 > 日本画を描くときの様子です。桜は日本画でよく描かれる題材で悪くありません。弾む心に対して「冷え」が気になります。 (2022年04月19日 (火) 07時31分)[21243]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時39分)[21258]
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3・演習の轟く裾野別れ霜  投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時06分)[21160]
  6点 孝子・柊子・義之・保子・鈴子・榮一


月番 > 何処の裾野の何の演習でしょう。 (2022年04月12日 (火) 22時20分)[21168]

柊子 > これは富士山の裾野で行われる自衛隊の演習です!と断言したくなる体験が何度かあります。(犬の好きなドッグランが山中湖畔にあるので)
夕方ののんびりした頃に、五臓六腑を揺さぶるような音が響いてきます。春がやってきたのに、愚かな人間はいつまであんな音を轟かせるのでしょうか。ウクライナをも思います。 (2022年04月15日 (金) 19時56分)[21197]

月番 > 柊子様、ありがとうございました。私もそうではないかと思いましたが、ほかにどこでやっているのか、知らなかったので、助けていただきました。
この演習がウクライナのような戦いに続いているのかと思うとぞっとしますね。
そして私たちもそういう戦争と地続きに住んでいるということを改めて感じました。 (2022年04月15日 (金) 20時02分)[21198]

孝子 > 私も富士の裾野の演習場を思いました。昔、毎夏のように山中湖の民宿に行ってました。主人がつりにいくと宿のおじちゃんが、今日は演習が休みで入れるからと、車で連れて行ってくれて、それは花がきれいでおじさんがそんなにというくらいとって車で帰り花いっぱいでした。そんなことを思い出し、季節が違いますが、この句に対する季語の斡旋は最高とおもいました。いかにも晩春の別れ霜はこの場所のためにあるのではないかというくらい。最適な季語の斡旋だとおもいました。
(2022年04月16日 (土) 14時07分)[21206]

月番 > 学生時代に山中湖畔に学生寮があって、一泊のクラス会をしたことを思い出しました。腰丈の姫女苑の草むらの中にうずまるように座って取った写真があります。富士の裾野には轟音など響かず、幸せだけの地であってほしいものと思いました。 (2022年04月16日 (土) 16時47分)[21214]

義之 > 戦争の発端は、良きにも悪きにも政治です。人類の歴史が始まって以来、戦争は無くなることはありませんでした。今もウクライナの人は理不尽な侵略の戦いの渦中にあります。日本は憲法9条という理想論を掲げる中、自衛隊は自己の信念をもって専守防衛の任務に当っているのです。 (2022年04月17日 (日) 14時26分)[21225]

榮一 > 裾野の演習と言えば富士山の裾野でしょう。さすれば自衛隊の演習です。ウクライナのことを思えば演習にも力が入っているように思います。厳しい現実もあるのです。 (2022年04月19日 (火) 07時35分)[21244]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時39分)[21259]
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4・花吹雪三時に開く大浴場 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時05分)[21159]
  9点 孝子・加津子・洋子・宜子・眞佐子・剛・鈴子・紫翠・榮一


月番 > お風呂屋さんの大浴場でしょうか、それとも観光地の大きなホテルの大浴場でしょうか。 (2022年04月12日 (火) 22時23分)[21169]

加津子 > なんと至福の時でしょう。風呂後のビールののど越し迄感じます。 (2022年04月13日 (水) 19時46分)[21179]

月番 > ビールまでついて、本当に極楽極楽ですね。 (2022年04月14日 (木) 10時53分)[21181]

紫翠 > 取り合わせの効果と、無駄のない言葉選びが活かされた作品と思います。 (2022年04月15日 (金) 10時42分)[21187]

孝子 > 温泉大好きな私はすぐに温泉宿の露天風呂をおもいました。宿に二時ころはいり、三時の風呂から一日、一泊に三回はいるのがノルマです。大浴場にはいり、露天風呂に入り。花吹雪をあびる。天国です。 (2022年04月16日 (土) 14時21分)[21207]

宜子 > 「大浴場」の開放感、「花吹雪」の景色、「三時」の明るさ、いいですね。 (2022年04月17日 (日) 05時26分)[21216]

鈴子 > この頃は大浴場を利用することも有りませんが山歩きをしていた頃は温泉の近くの山歩きをみんなで計画して大浴場で疲れをいやした事を思い出しました。花吹雪の取り合わせに癒されます。 (2022年04月17日 (日) 19時24分)[21226]

眞左子 > コロナ以来あちこちで浴場が何軒も無くなり、我が家の前の大浴場も無くなりました。掲句の大浴場に花吹雪が良いですね。 (2022年04月17日 (日) 22時59分)[21229]

榮一 > 観光地の温泉のホテルの大浴場のようです。温泉の朝風呂は無くてはならないものです。宿泊客がいなくなる昼間の2〜3時間は清掃時間のように思います。新たな宿泊客が来る三時ごろに大浴場も開くのです。花見がてらの温泉とは羨ましい限りです。この国らしい景です。 (2022年04月19日 (火) 07時47分)[21245]

> 書き遅れて済みません。さーて、これから何が始まるのか劇場型のような期待感とでも云いましょうか、漫画本に続きが有るようなもので、面白いと思いました。 (2022年04月19日 (火) 09時44分)[21255]

世話人 > 今回の最高点です。作者は和田柊子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時44分)[21260]
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5・弁当屋の若い夫婦のうららなり 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時04分)[21158]
  5点 加津子・洋子・宜子・剛・鈴子


月番 > お店で、開いているのか、屋台で開いているのか、それとも・・・? (2022年04月12日 (火) 22時28分)[21170]

加津子 > キッチンカーなどもありますね。若い人達が一生懸命働いている姿は、微笑ましく頑張れと応援したくなります。 (2022年04月14日 (木) 23時22分)[21184]

月番 > コロナの時代、外食の自粛がいわれて、弁当屋さんが、頑張っておられるようです。ずいぶん安いお値段で、、、と心配になるくらいですけど、元気にがんばってほしいものですね。 (2022年04月15日 (金) 09時03分)[21185]

鈴子 > 近くのビルの空き地で時折り見かけることがあるお弁当屋さん。中七下五が気持ち良く響きます。お天気で良かったね〜とひとりごちながら通り過ぎています。 (2022年04月15日 (金) 20時14分)[21200]

月番 > 雨の日はたいへんでしょうね。 (2022年04月16日 (土) 09時37分)[21203]

宜子 > 「若い夫婦の」と、夫婦に「うらら」をつけたのがステキです。 (2022年04月17日 (日) 05時29分)[21217]

> 何の変哲もない句であるが、ひょっとしたら終はりの見えない、このコロナ疫が、現在のこの夫婦に変えたのか知らんと思いながら、「男子厨房に入るべからず」の世界に育った世代なので、どうしても妄想のように時代錯誤と言はれる景色に行き着いてしまう。だが必要に迫られたのでは無く、仕事(職業)を楽しんでゐる仲の良い夫婦と思えば納得できる。その裏側には、いつの間にか、包丁を使い、ご飯が炊けるようになり、電子レンジの操作を覚えてしまった寂しい男たちが見えた。 (2022年04月18日 (月) 14時01分)[21235]

月番 > 若い男の人たちが気楽にお料理を作って、得意料理を持っていたリするの、いいですね。 (2022年04月18日 (月) 20時25分)[21239]

榮一 > コロナで店が開けられない居酒屋などが苦肉の策として持ち帰りの弁当などを販売していたようです。この弁当屋はどんな形態の弁当屋かがうまく掴めなかったというのが正直なところです。そのために若い夫婦のうららなりがもう一つ感じられなかつたです。 (2022年04月19日 (火) 07時54分)[21246]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです (2022年04月20日 (水) 19時49分)[21261]
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6・プラセボのノンアルビール花の宴  投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時03分)[21157]
  1点 義之


月番 > プラセボは、広辞苑にはプラシーボとでていて、「偽薬」と訳されていますね。 (2022年04月12日 (火) 22時37分)[21171]

宜子 > ノンアルコールのビールはたしかに「プラシボ効果」の飲み物。アルコールが入っていないのに、ビールの気分。現代的な一句かもしれません。 (2022年04月17日 (日) 05時35分)[21218]

義之 > 字面から解釈すれば、プラセボ(偽薬)効果のあるノンアルコールのビールに「花の宴」という季語を取り合わせた一句となる。ノンアルコールビールのプラセボ効果といえば、酔うという事であろう。コロナ疫の影響でここ1〜2年、花見は禁止であったが今年はOKのようである。一方、飲酒という面から言えば、飲酒運転への罰則は非常に厳しくなっている。ままならぬ世の中、折角の花見も、車の運転をする者はノンアルコールのビールで我慢するしか無いが、プラセボ効果で十分酔った気分になれるのである。プラセボの本来の意味からいえば、思いつくのは新薬の治験であるが、いまだコロナの特効薬は完成していない。コロナの早期の撲滅を祈念する。 (2022年04月17日 (日) 13時55分)[21224]

榮一 > 飲酒運転が気になる花の宴です。家族の安全を考えればノンアルコールビールで飲んだ気分を味わうのでしょう。花の宴にブラセボは自虐のようです。言葉を変えての面白さであってもあからさまのように感じます。 (2022年04月19日 (火) 08時03分)[21247]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時50分)[21262]
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7・九条の集いのチラシ初燕 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時02分)[21156]
  4点 美保子・宜子・剛・紫翠


月番 > 「憲法九条を守ろう」という集会のチラシと初燕の取り合わせですね。 (2022年04月12日 (火) 22時40分)[21172]

紫翠 > 平和な日本を象徴しているように感じます。 (2022年04月14日 (木) 10時23分)[21180]

月番 > 燕にも平和な国の空がわかるんでしょうね。 (2022年04月14日 (木) 10時55分)[21182]

宜子 > 毎日のニュースではロシアの侵攻が続いています。日本はどうなんだろうと考えてしまいます。 (2022年04月15日 (金) 13時17分)[21190]

美保子 > ロシアの嘘を聞かされていれば日本でもどんなことを言いがかりに戦争を仕掛けられないとも限らないのではと恐ろしくなります。ウクライナの人たちも私達と同じように家庭を築き、工場や会社で働いてきたのに、なぜ破壊しなければならないのかと、人間は年を重ねると狂気に向かうのか。誰か止められないのかと。九条と初燕よく響き合ってるように思います。 (2022年04月15日 (金) 21時55分)[21202]

月番 > 本当に誰か止められないものかと歯ぎしりする思いですね。 (2022年04月16日 (土) 16時38分)[21212]

> 戦争の放棄を憲法でうたっている日本は、憲法第9条の解釈を巡って、改憲とか守るとか、毎年記念日の有るこの時期の世間は喧しい。注目しなければならない事らしいが、私には全く解らない。難しすぎるのだ。「集い」だけで良く解らないが、多分守るの集会か行列だろう。チラシは駅前あたりで配ってゐるのだろう。燕はこの時期日本で子を育てる渡り鳥である。何やら因縁がありそうな気もしないでもないが、たまたまであろう。 (2022年04月18日 (月) 11時32分)[21234]

榮一 > 憲法9条の集いと言っても改憲には賛否両論がありそうです。ウクライナの今だから考え方も複雑になりそうです。初燕はいいですね。 (2022年04月19日 (火) 08時08分)[21248]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時51分)[21263]
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8・採尿の窓越し空の紋黄蝶 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時01分)[21155]
  1点 孝子


月番 > 採尿をしながら、どんな思いで紋黄蝶を眺めているんでしょうか。 (2022年04月12日 (火) 22時44分)[21173]

孝子 > 私もよく病院で採尿をとることがあります。ただ私は女なので、個室で窓などありません。だから男の作者の気分で想像しました。採尿のコップを手に、今回は大丈夫だろうか、とふと窓を見上げると、ちょうど紋黄蝶がひらひらといったのを見た。大丈夫今日はばっちりと気分が明るくなった。季語の働きである。 (2022年04月16日 (土) 14時39分)[21208]

月番 > 紋黄蝶は希望の象徴だったんですね。 (2022年04月16日 (土) 16時35分)[21211]

榮一 > ベッドに寝たきりの採尿のようです。男性であってもトイレの窓から外を見る余裕はなさそうです。余談ですが術後に三度導尿をされましたが尿を出したという感覚がなくてすっきりしなかつた記憶だけが残っています。 (2022年04月19日 (火) 08時17分)[21249]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時52分)[21264]
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9・遠足の朝の天気や動物園 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 14時00分)[21154]
  1点 保子


月番 > 遠足にはお天気が一番気になりますよね。 (2022年04月12日 (火) 22時46分)[21174]

保子 > 遠足の朝の天気 ワクワク感と共に少々の不安感も伝わってきます。穏やかな雰囲気。ただ座語の動物園 にちょっと戸惑いました。 (2022年04月15日 (金) 16時08分)[21192]

月番 > 行先は動物園ということでしょうか? (2022年04月15日 (金) 17時33分)[21194]

榮一 > 動物園へ行く幼稚園の遠足のようです。朝の天気は気になるのは勿論ですが天気が良いのやら悪いのやらハッキリしません。中途半端な心持です。 (2022年04月19日 (火) 08時20分)[21250]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時54分)[21265]
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10・芽柳や上皇様の歩のゆるき 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 13時59分)[21153]
  7点 柊子・美保子・加津子・洋子・保子・剛・鈴子


月番 > 上皇様も上皇后様も、ゆっくりとお年を召されていかれていますね。 (2022年04月12日 (火) 22時52分)[21176]

加津子 > 最近は、テレビなどでもお見掛けすることがありませんが、お二人の姿が浮かびます。そのお姿に「人」という支え合う漢字を思います。季語が良いと思いました。 (2022年04月15日 (金) 10時25分)[21186]

月番 > 「人」という字を思い出されるなんて、素敵な発想ですね。 (2022年04月15日 (金) 11時12分)[21188]

美保子 > 数日前にお引越しの様子がテレビに映し出されました。近所の保育園の子供たちとどんぐりを通じてずっと交流があったようで、ずっと手を振っていらして、変わらずお優しいお二人でした。本当に季語がいいですね。 (2022年04月15日 (金) 21時44分)[21201]

月番 > 末永くお元気でとお祈りするばかりですね。 (2022年04月16日 (土) 16時41分)[21213]

> この句から即座に浮かんだのは誌友のYさんだった。何時も上皇様と誕生日が同じだと云っておられた。テレビなどで見る上皇様は象徴の役目を終えてから急激に衰へられたように見える。何時も付き添われる上皇后美智子さんは上皇の歩みを支えるように歩かれる。春の約束のような芽柳はいずれ白い猫柳と化す。もとより、作者はそんなことまで言おうとしているのではないが、それにしてもご両人とも見事な白髪である。Yさんは最近姿を見せないので、フアンの私は少し気がかりなのである。 (2022年04月17日 (日) 11時57分)[21223]

鈴子 > 上皇様の歩のゆるきと芽柳との取り合わせがしっくりしてホントに素敵です。 (2022年04月17日 (日) 19時51分)[21227]

榮一 > 庭を散歩されるお姿をニュースで時々お見掛けする景です。芽柳はまずまずのようです。 (2022年04月19日 (火) 08時24分)[21251]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時55分)[21266]
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11・花冷えの汽缶車人は人待てり  投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 13時57分)[21152]
  3点 保子・眞佐子・榮一


月番 > 「人は人待てり」のフレーズの解釈が私には難解でした。 (2022年04月12日 (火) 22時48分)[21175]

保子 > 人は人待てり 花冷えの機関車 朧げな雰囲気がよかったです。 (2022年04月15日 (金) 16時24分)[21193]

眞佐子 > 汽缶車は山口誓子の句を想像して煙を吐いてやって来るSLを思いました。この人は汽缶車よりも大切な人を待っているのではないかとおもいます。 (2022年04月17日 (日) 23時12分)[21230]

加津子 > 我が町の鉄道公園の機関車は、汽笛を鳴らして15メートル程動きます。誌友の御主人様は機関車の転手をしていて、結婚が決まってから友達の家の近くのトンネルに入る手前で少し長く汽笛を鳴らしてくれたと言ってました。この句にそんな情景が浮かびました。機関誌の運転手は、和田仙次さんです。 (2022年04月18日 (月) 21時56分)[21240]

加津子 > 誤字が多くてすみません。 (2022年04月18日 (月) 21時58分)[21241]

榮一 > 観光的に汽缶車を走らせているようですが走らせる路線は山間部や海沿いに限られているようです。東京や大阪の大都会では煙を吐く汽車は走らせないようです。思い切って走らせれば面白いかもしれませんが一般受けはしないように思います。いずれにしても遠い記憶の一断面のようです。 (2022年04月19日 (火) 08時33分)[21252]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時57分)[21267]
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12・茶封筒の父の手紙や花曇り  投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 13時56分)[21151]
  4点 柊子・美保子・宜子・眞佐子


月番 > 「茶封筒」はどういう意味をもつのでしょう。 (2022年04月12日 (火) 22時55分)[21177]

宜子 > 「茶封筒」に特別の意味は読み取れませんが、ぶっきらぼうな父親像が浮かびました。母親や姉妹なら、ピンクや花がらの封筒もありでしょう。父からの手紙・・なにが書かれているのでしょう。手がかりは「花曇り」 (2022年04月15日 (金) 13時23分)[21191]

月番 > 「ぶっきらぼうな父親像」というの、おもしろいですね。母親や、姉妹だったら本当に、ピンクや模様入りの封筒だったりしますもんね。「花曇り」の意味を考えましょう。 (2022年04月15日 (金) 20時08分)[21199]

眞佐子 > 最近は百円ショップでも様々な色の封筒があります。茶封筒は事務的なものか古い手紙なのかもしれない。随分前に頂いたお父様からの大切な手紙なのかも知れません。花曇りも上手く付いていると思います。 (2022年04月17日 (日) 23時27分)[21231]

月番 > 「随分前に頂いたお父様からの大切な手紙」という読み方、とてもいいですね。これでしたら花曇り、養花天ととてもよく響きあいますね。 (2022年04月18日 (月) 08時37分)[21232]

美保子 > 茶封筒というと、仕事や事務的な事に使う印象があります。封筒など、気に留めずに書いた手紙を出しておいておくれと妻か娘さんに渡したのかとも思いました。百二才になる母が耳もまるっきり聞こえなくなり、昔の思い出などを引っ張り出して、それを何とかしてあげたいと思う娘や孫が整理したり見やすくファイルに入れたりして、そんな中に手紙も少しですが、出てきました。父らしい、几帳面に紙面にびっしりの手紙。本当に大事な物です。 (2022年04月18日 (月) 16時37分)[21237]

月番 > ご長寿のお母様と、やさしい娘様、お孫様たち、幸せなご一家ですね。
(2022年04月18日 (月) 20時22分)[21238]

榮一 > 昔は茶封筒は一般的によく使われていた封筒です。カラフルな封筒が出てきたのは戦後ではないかと思っています。井上陽水の歌の青いインク、青い便箋はおよそ50年前のことです。時代背景は作者の若かりしころのことのようです。花曇が少し寂しい感じです。意図する構図が透けて見えるように思います。 (2022年04月19日 (火) 08時48分)[21253]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2022年04月20日 (水) 19時59分)[21268]
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13・嬢ちゃんのさくらのティアラ良き日なり 投稿者:世話人 (2022年04月12日 (火) 13時54分)[21150]

0点


月番 > 愛子様のティアラが一時話題になりましたね。桜のティアラって、桜の模様の入ったティアラということであれば、この桜は季語にはならないでしょうし、とすれば桜の花びらか花房を飾ったティアラで、小さい子供が遊んでいる景でしょうか。 (2022年04月12日 (火) 23時01分)[21178]

加津子 > 中七迄のフレーズがとても愛らしかったので、惹かれましたが、月番さまと同じように感じました。 (2022年04月17日 (日) 08時12分)[21219]

榮一 > さくらの花で編んでいなければ季語にはなりません。良き日が何かはっきりしません。 (2022年04月19日 (火) 08時51分)[21254]

世話人 > 作者は主宰です。 (2022年04月20日 (水) 20時02分)[21269]
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