玄鳥 定例句会

◆会員専用の句会です◆

玄鳥TOP

題 名(作品) メール
名 前 URL

文字色

写 真
編集(Pass)キー (半角英数 8文字以内) クッキーの保存


投稿者:世話人 (2022年04月07日 (木) 17時46分)[21149]
準備中

名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 14時08分)[21054]
3月の句会の準備が整いました。各位には活発な書き込みをお願いします。
句  会 13日(日)〜19日(土)
作者発表 20日(日)の予定
なお、今月の月番は柊子さんです。宜しくお願いします。
           世話人


柊子 > 主宰先生
句会のご準備ありがとうございます。
コロナ禍だけでなくウクライナにも心を痛めておりますが、私たちに与えられたこの場、この時に感謝しつつ句会を始めたいと思います。
皆さま、書き込みよろしくお願いいたします。 (2022年03月12日 (土) 15時40分)[21055]

月番 > 今月の句会も、あと1日となりました。書き込みがまだお済みでない方、どうぞ宜しくお願いいたします。 (2022年03月18日 (金) 19時06分)[21117]

世話人 > 柊子さん月番ご苦労様でした。20日にて作者を発表いたします。 (2022年03月20日 (日) 16時56分)[21133]

月番 > 主宰先生、全句に渡りご指導頂きありがとうございました。
ご参加の皆さま、沢山の書込みありがとうございました。
コロナ、ウクライナ、東北の地震と不安なニュースが続きますが、来月もこの場に参加できることを楽しみに過ごしたいと思います。
洋子さま、来月はよろしくお願いいたします。 (2022年03月20日 (日) 19時02分)[21147]
名前

編集(Pass)キー

1・日輪に作務衣を掛ける梅の枝 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時56分)[21053]
1点 美保子


月番 > 今日の横浜、あまりの好天で満開の白梅を見に行ってきました。作務衣ですから、こちらはお寺の境内でしょうか。どんな年代の方が掛けられたのでしょう。 (2022年03月12日 (土) 15時48分)[21056]

美保子 > 作務衣を掛けるのは梅の枝なのか日輪なのかと迷いました。でも、雰囲気でいただきました。日輪やで切る方が良かったのかとも思います。 (2022年03月18日 (金) 21時38分)[21118]

榮一 > 梅の枝に日輪に向かって作務衣を干したということです。美保子さんの迷いがよくわかります。やはり「日輪や」と切る方がはっきりします。 (2022年03月19日 (土) 08時57分)[21119]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2022年03月20日 (日) 16時57分)[21134]
名前

編集(Pass)キー

2・ホイッスルを吹く子駆ける子うららけし 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時55分)[21052]
3点 柊子・孝子・眞佐子


月番 > 春になると途端に子供たちの声が華やぎます。ここにもじっとしていられない子供たちの姿があります。 (2022年03月12日 (土) 15時54分)[21057]

柊子 > ウクライナの泣きながら歩いている子供を見たら、春を満喫できる日本の子供たち、それを眺められる私たちの有難さを感じ、頂きました。 (2022年03月16日 (水) 16時22分)[21095]

眞佐子 > 女子高生の孫がサッカーの審判をしています。ホイッスルと聞くとすぐサッカーと思い、吹く子駆ける子でグランドの賑やかな様子が見えてきました。うららけしから子供たちの晴れ晴れとした声が聞こえて来そうです。柊子さんのおっしゃるように日本の子供たちは幸せですね。 (2022年03月16日 (水) 19時42分)[21098]

孝子 > 春らしい明るさ、はずみ、躍動感をかんじていただきました。日本の子供たち、戦いの中にいる子供たち。悲しみと怒りをかんじます。 (2022年03月17日 (木) 18時15分)[21105]

榮一 > 春のうららかさは伝わりますが何をしているのかがもう一つ分かりにくいようです。その分弱いように思います。 (2022年03月19日 (土) 09時01分)[21120]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 16時58分)[21135]
名前

編集(Pass)キー

3・春の雷内観法の正座かな 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時55分)[21051]
1点 眞佐子


月番 > 「内観法」自分と向き合う心理療法の一つと知りました。そんな時に春の雷がどう響いたのでしょう。 (2022年03月12日 (土) 16時02分)[21058]

眞佐子 > 内観法については自分の経験がありませんのでよく解りませんが、辞書によりますと心理学の研究とか自己観察すること等があります。春の雷は夏の雷のように激しさが無く、弱々しい感じがしますので、内観法の正座と響き合うものがあるような気がしました。 (2022年03月16日 (水) 20時28分)[21099]

榮一 > 内観法が難しいようです。それだけに理解が及ばないようです。 (2022年03月19日 (土) 09時03分)[21121]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 16時58分)[21136]
名前

編集(Pass)キー

4・極太の葱を刻んで尽きる冬 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時54分)[21050]
6点 美保子・義之・洋子・加津子・鈴子・榮一


月番 > 寒い冬を越した葱は太さも甘さも増し、滋養に満ちている味です。今年も冬を堪能なさったのでしょうか。 (2022年03月12日 (土) 16時14分)[21059]

洋子 > 鍋物を食べている人を思いました。鍋物は簡単で、野菜がたくさん食べられて、栄養満点の美容食、特に一人暮らしなら、毎日でもいいくらいです。家族がいるうちは毎日と言うわけにはいかないでしょうが、一人暮らしになったら、毎日葱を刻んで、鍋物にして、一冬をすごすでしょう。 (2022年03月13日 (日) 14時33分)[21073]

月番 > 鍋物に欠かせない太いネギですね。 (2022年03月13日 (日) 18時44分)[21075]

宜子 > 葱は冬の季語ですね。季重なりでは? (2022年03月13日 (日) 19時58分)[21078]

洋子 > アッ、ほんとだ! (2022年03月13日 (日) 20時19分)[21079]

義之 > 極太の葱は斜め切りにして鍋物にするのが一般的でしょう。ドラマで冷蔵庫に残った7cmの白葱というシーンがありました。使い切るとすれば刻んで薬味にするしかないようです。 (2022年03月15日 (火) 13時01分)[21083]

加津子 > 洋子さんと同じく。暮れに親戚から深谷ネギを段ボールで貰い。物置に立ててあります。外側が乾燥して剥くと青い軸が出てきます。毎日刻んでは消費しています。。悪戦苦闘しています。 (2022年03月15日 (火) 19時44分)[21087]

美保子 > 葱は冷蔵庫に切らすことが出来ない野菜ですよね。鍋だけでなく、グラタンなんかにもおいしいです。誕生日祝いに蒸篭を買ってもらいました。こんな年になってからと思う一方で蒸し料理なら、身体にも優しいしと手に入れました。掲句は季重なりに気づかずに頂きました。まさに我が家だと思ったのですが。 (2022年03月15日 (火) 21時02分)[21089]

鈴子 > 極太の葱で思い出すのは関東産の下仁田ネギです。友人がご実家に帰省するとお土産によく頂きました。切れ味の良い包丁で刻む葱の香りも格別です。 (2022年03月17日 (木) 15時15分)[21103]

榮一 > 細かく言えば葱も冬の季語です。季重なりとも言えますが最後に「尽きる冬」と結べばこの冬が主体的な季語になるようです。極太の葱には冬を意識していないのです。極太の白い葱を刻んでやれやれという安堵が出ているようです。 (2022年03月19日 (土) 09時12分)[21122]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2022年03月20日 (日) 16時59分)[21137]
名前

編集(Pass)キー

5・対局の囲碁の宇宙や春の海 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時53分)[21049]
4点 加津子・宜子・剛・榮一


月番 > 今月の句会の中で、上手く景を描けなかった句の一つです。どうぞ教えてください。 (2022年03月12日 (土) 16時19分)[21060]

宜子 > 囲碁ですので、碁盤と白黒の碁石が見えます。対局している二人にとってはまさに宇宙空間。一手ごとに景色が変わる宇宙空間。季語が「春の海」なので、タイトル戦ではなさそうです。目前の碁盤にスケールの大きな宇宙を見た凄さでした。 (2022年03月13日 (日) 12時51分)[21070]

月番 > タイトル戦など言葉も浮かびませんでした。「春の海だからタイトル戦ではなさそう」…なるほど!です。 (2022年03月13日 (日) 18時45分)[21076]

洋子 > 私は「春の海ひねもすのたりのたりかな」しか思いうかばなくて、のんびりと長考しながら、囲碁を楽しんでいるのかなと安易に思ってしまいました。 (2022年03月13日 (日) 20時24分)[21080]

加津子 > 碁盤の上に宇宙を感じるほど手が多いらしい。義父が碁が好きで友と打っていた。静まり返った部屋が急に賑やかになると勝負が決まったみたいで、そのタイミングでお茶を出したりしていたが、気を使わないでと言われた。洗濯機の中で白黒の碁石が音をたてていたのには驚いた。子供がポケットに入れてしまったらしい。そんなことも思い出しました。「春の海」の季語だからかもしれません。 (2022年03月15日 (火) 23時07分)[21093]

> 今はそれほどでは無いが、昔、ゴルフは猫も杓子もの時代が有った。
雪の降らない人口密集地は近間に河川敷のゴルフ場も多い。春を待ちかねた啓蟄の虫達のように、少し暖かくなった陽の下へと人間もわらわらと繰り出すのだ。土手に遮られて見えないが、声でも聞こえるのだろうか。
(2022年03月18日 (金) 11時25分)[21111]

> 囲碁も将棋もあの盤上で棋士たちは勝ち負けを争う。プロの棋士たちは策としての一手を打つ(将棋は指す)為に、長考に沈んで、時には2時間も考え込む。その盤上の世界が果ての知れない宇宙空間のようだと言ってゐるようである。のどかな春の海とは対照的な世界なのかも知れない。 (2022年03月18日 (金) 11時34分)[21112]

> 世話人様。申し訳ありません。「21111」は誤ってエンターを押してしまいました。削除して下さるよう願います。 (2022年03月18日 (金) 14時27分)[21114]

榮一 > 囲碁の碁盤のマス目の線の交差するところが石を打つところです。交点は361あり白と黒が一回ごとに打ちます。打った石の形のことを模様と呼ぶようです。この模様は天目学的な数になるようです。宇宙と感じるのは当然かもしれません。今まで打たれたものに一つとして同じものは無いようです。 (2022年03月19日 (土) 09時47分)[21123]

世話人 > 「21111」を何度やっても消すことができませんでした。ごめんなさい。 (2022年03月19日 (土) 09時50分)[21124]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2022年03月20日 (日) 17時00分)[21138]
名前

編集(Pass)キー

6・花祭り童はすでに八十路かな 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時52分)[21048]
3点 美保子・洋子・鈴子


月番 > 童と言っている方は、作者さまとどんな関係なのでしょう。ご自分の幼い頃の花祭りを思い出して、でしょうか。 (2022年03月12日 (土) 16時27分)[21061]

洋子 > 童は自分のことと思いました。花祭りを見ていた子供の頃を思い出し、そして、今の自分の年を考えているのです。もう八十路になったのだという感慨、、、。私もそろそろなので、実感としてよくわかります。 (2022年03月13日 (日) 14時23分)[21072]

美保子 > 洋子さまと同じように感じました。花祭りの日の頃の童だった自分を懐かしく、思い出し、そんな自分も八十になるのだという感慨深さでしょうか。長姉が今年八十歳。免許を返納して、次の姉と私でささやかな記念の品を言っているのですが、中々決まりません。迷っている時間もお祝いと思ってもらいましょう。 (2022年03月15日 (火) 21時10分)[21090]

鈴子 > 童はすでに八十路かなに、作者の方の気持ちが見えてきました。八十路の愁いでしょうか。私自身もその道をゆっくりゆっくり歩き初めているこの頃です。 (2022年03月18日 (金) 14時44分)[21115]

榮一 > 釈迦の誕生を祝う「花祭」です。誕生仏に甘茶をそそいで祝います。その誕生仏から童の発想です。まずまずの句です。 (2022年03月19日 (土) 09時56分)[21125]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 17時01分)[21139]
名前

編集(Pass)キー

7・明日咲く戦車の下の犬ふぐり 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時51分)[21047]
6点 柊子・美保子・孝子・洋子・鈴子・眞佐子


月番 > この戦車とは、ウクライナを攻めているロシアの戦車ととって良いのでしょうか。 (2022年03月12日 (土) 16時30分)[21062]

洋子 > タイミング的にすぐにロシアの戦車と思われました。戦車が動かなかったら、この犬ふぐりは明日は咲けるだろうに。戦車が動いたら、明日はないのです。
戦争の理不尽さ、恐ろしさをしみじみと感じました。 (2022年03月13日 (日) 14時18分)[21071]

美保子 > 娘にはあまりニュースを見ないようにと言われますが、今起こっている事を知っておかなくてはと言う気持ちと、毎日、コロナと戦争のことばかり目にするのも心の為にはなりません。小さな小さな犬ふぐりがウクライナの子供たち、お年寄り、病気の人たちの声を上げている代わりの花のようです。 (2022年03月15日 (火) 21時22分)[21091]

柊子 > 犬ふぐりはウクライナの子供たち。輝く明日があるはずなのに…孫を思いつつ頂きました。 (2022年03月16日 (水) 16時33分)[21096]

眞佐子 > 戦車と聞きけばこの時期ウクライナを思いました。犬ふぐり明日は咲いてくれますようにと祈ってしまいました。 (2022年03月16日 (水) 20時35分)[21100]

孝子 > 今の時代、戦の句は詠みたくないというのが実感です。ほんとにちいさいのに、存在感のある犬ふぐり。ほんとにちいさい命考えさせられるし、かなしいし、早く平和をと祈るばかりです。 (2022年03月17日 (木) 18時26分)[21106]

鈴子 > 犬ふぐりは子供の頃から慣れ親しんだ花の一つですが戦車の下のとなると、なんとも表現出来ない憤を感じます。そして何とかならないのかしらとブツクサ独り言ちてる自分自身を歯がゆくなります。ウクライナの人々に一刻も早く平らかな日々に戻ること事を祈るばかりです。 (2022年03月18日 (金) 11時52分)[21113]

榮一 > ロシアのウクライナ侵攻からの発想です。時事的なことを普遍的に昇華させた点は悪くありません。気になったのは「下」です。下では犬ふぐりが押しつぶされていそうです。せめて「前」ぐらいで収めたいところです。 (2022年03月19日 (土) 10時01分)[21126]

世話人 > 作者は宜子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 17時02分)[21140]
名前

編集(Pass)キー

8・女学生に狭き歩道や山笑う 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時50分)[21046]
6点 義之・加津子・宜子・剛・保子・紫翠


月番 > 50年も前の事が瞬時に蘇ってきました。そうです、ごめんなさい、他の方の迷惑も考えずに歩いていました。 (2022年03月12日 (土) 16時37分)[21063]

紫翠 > 歩道を往く女学生のグループに「山笑う」を配したことで作品に奥行きが生まれたと思います。 (2022年03月15日 (火) 11時15分)[21082]

義之 > 中小都市の中学校か高校の通学路が見えてきました。 (2022年03月15日 (火) 13時06分)[21084]

加津子 > 月番さんと同じく。横並びでお喋り。若いから許される「山笑う」いいですね。 (2022年03月15日 (火) 19時52分)[21088]

> 歩道を通行する人達にとって、この車社会は常に危険にさらされる。屈託のない女学生たちを見ながらの、少し心配の一句だろうか。紫翠さんと同じく、山笑うが少しの救いかもしれない。現代の交通事情を思いながら、歩きに歩いた中学高校の6年間を思う。田圃道から電車の沿線の狭い道を辿り、車も殆ど見ない、電車も 1時間に一本通るくらいの往復一里半の道のり。大雪の日も炎天下も。何故か登校も下校も一人だった。今の世の想像に及ばない時代だった。 (2022年03月17日 (木) 16時09分)[21104]

保子 > 幸せな年代、幸せな時代だったのでは〜。山笑う ほんと笑い声が聞こえてきます。 (2022年03月17日 (木) 23時38分)[21109]

榮一 > 狭き歩道が女学生にどのようにかかわってくるかが見えなかったです。一般社会の世相だとすればとりとめもなさそうです。山笑うは希望なのかもしれまっせんが。 (2022年03月19日 (土) 10時06分)[21127]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 17時02分)[21141]
名前

編集(Pass)キー

9・平々と凡々の芯春おぼろ 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時49分)[21045]
0点 


月番 > 「凡々の芯」とは? 春おぼろだからこそ芯が生きてくるのでしょうか。残念ながらとられた方がいらっしゃいませんでした。芯が分かる方、教えてください。 (2022年03月12日 (土) 16時43分)[21064]

榮一 > 平々凡々を分けるのは苦しすぎる様です。芯は真ん中のことのようです。具象性がなく抽象的すぎる様です。 (2022年03月19日 (土) 10時09分)[21128]

世話人 > 作者は榮一でした。 (2022年03月20日 (日) 17時03分)[21142]
名前

編集(Pass)キー

10・啓蟄の空を真上に大淀川 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時48分)[21044]
1点 紫翠


月番 > 大淀川とは、宮崎県の日向灘に注ぐ河と知りました。行ったことがありませんので、啓蟄の空との関係が見えてきませんでした。教えてください。 (2022年03月12日 (土) 16時49分)[21065]

紫翠 > 春の日差しを受けて光り輝く大河の悠然とした流れを感じました。「啓蟄」が効いてないので工夫が必要と思います。 (2022年03月13日 (日) 10時46分)[21069]

月番 > 他の季語だったら、もっと悠然とした大河が現れるのでしょうか。 (2022年03月13日 (日) 18時49分)[21077]

榮一 > 宮崎の大淀川です。大淀川の真上に啓蟄の空があるということですが特別な啓蟄の空とは言えません。一句の構成からいえば大淀川は動きます。 (2022年03月19日 (土) 10時16分)[21129]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 17時04分)[21143]
名前

編集(Pass)キー

11・夜もすがら回る水車や春北斗 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時47分)[21043]
8点 柊子・孝子・義之・剛・眞佐子・保子・紫翠・榮一


月番 > 例えば那智の滝を見たときに、夜も止まらないと、改めて思ったことがあります。水車もそうでした。 (2022年03月12日 (土) 16時57分)[21066]

義之 > 神戸はかってはたくさんの水車小屋があったといわれています。星座は今も昔も変わらず天空に拡がっています。 (2022年03月15日 (火) 13時13分)[21085]

紫翠 > 日本の原風景を見ているような情景句と思います。 (2022年03月16日 (水) 11時15分)[21094]

眞佐子 > 富山ではまだ水車が見られます。水車は夜もすがら回っているいることをあらためて知らされました。春北斗も一緒に回っているのですね。 (2022年03月16日 (水) 20時42分)[21101]

> 電気の力が得られるようになり、水車は見えなくなったが、子供の頃の疎開先の思い出に水車が有る。それは水路から田圃に水を送り込むものと、羽根車を回転させて、精米や製粉のための動力を得る装置があったようだ。夜を徹して回るのは、田圃へ水を引き込むのだろうと思う。田圃に水は少し早いが、あの頃の空は、今と違い空気も澄みに澄んで、夜空には多くの星が見えた。 (2022年03月17日 (木) 14時23分)[21102]

孝子 > 水車をそういう景色の中で実感したのは、四国四万十大会のときです。そのときの感慨、景色などを思い出しました。夜もすがら回るという事実も、あらためて考えたことがないので、新鮮なおどろきです。春北斗がきいてるとおもいました。 (2022年03月17日 (木) 18時34分)[21107]

榮一 > 昔はごく普通の田舎の景色でしたが今はめったに見ない景色になりました。春の北斗七星を見上げながら来し方の歳月をかえりみているようです。人生はあっと言う間なのかもしれません。 (2022年03月19日 (土) 10時28分)[21130]

世話人 > 今月の最高点です。作者は洋子さんでした。来月は月番を宜しくお願いします。 (2022年03月20日 (日) 17時06分)[21144]

洋子 > よろしくお願い致します。 (2022年03月20日 (日) 19時09分)[21148]
名前

編集(Pass)キー

12・車窓には子供の手形春夕焼 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時46分)[21042]
5点 孝子・義之・洋子・鈴子・保子


月番 > この子供はどのくらいの年齢でしょうか。どこでもベタベタ触りますがら、コロナ禍、見ているとヒヤヒヤします。 (2022年03月12日 (土) 17時01分)[21067]

洋子 >  靴を脱いで、座席に後ろ向きに座って、窓に顔をぴったりとよせて、両手を窓にしっかり貼り付けている幼子がみえます。夕焼雲がきれいなんでしょうね。 (2022年03月13日 (日) 14時39分)[21074]

義之 > 水蒸気で曇った窓ガラスに手形が残っているのでしょう。春の夕方とは言え、列車はまだ残る寒気の中を驀進しているのでしょう。 (2022年03月15日 (火) 13時19分)[21086]

孝子 > 電車の好きな子供たちは多いですね。そのままの情景が若いころの自分にだぶっておもいだされます。コロナなんかにびくびくしないころは、窓に手形はよくありましたね。春夕焼の季語もきいてると思います・ (2022年03月17日 (木) 18時39分)[21108]

鈴子 > なんとも穏やかな春の景と思いました。子供の頃乗った汽車、窓の汚れを素手で大きく拭いたことなど思い出しました。 (2022年03月18日 (金) 16時28分)[21116]

榮一 > この句で気になったのは「には」です。その言葉からすればほかには大人の手形や犬の足形などがあるのかもしれません。「春夕焼車の窓に子の手形」などでよさそうです。 (2022年03月19日 (土) 10時37分)[21131]

世話人 > 作者は柊子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 17時07分)[21145]
名前

編集(Pass)キー

13・啓蟄や川の向こうのゴルフ場 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時39分)[21041]
7点 柊子・加津子・宜子・剛・保子・紫翠・榮一


月番 > 東京と神奈川の境の多摩川の河川敷を思い出しました。そんなに大きくない川越しにゴルフ場が見えるのかもしれません。 (2022年03月12日 (土) 17時05分)[21068]

紫翠 > 取り合わせが活きた作品。「啓蟄」が効いていると思います。 (2022年03月14日 (月) 11時26分)[21081]

加津子 > 春の陽ざしに誘われて外へ出てみるとコロナ禍の中でも、何となく人が動きだしたように思える。「啓蟄」が言いえていると思いました。 (2022年03月15日 (火) 22時41分)[21092]

柊子 > 川の向こうにはゴルフ場の芝の緑が柔らかく光っていそうです。その柔らかさで頂きました。 (2022年03月16日 (水) 16時37分)[21097]

> 今はそれほどでは無いが、昔、ゴルフは猫も杓子もの時代が有った。
雪の降らない人口密集地は近間に河川敷のゴルフ場も多い。春を待ちかねた啓蟄の虫達のように、少し暖かくなった陽の下へと人間もわらわらと繰り出すのだ。土手に遮られて見えないが、声でも聞こえるのだろうか。
(2022年03月18日 (金) 10時34分)[21110]

榮一 > ゴルフ場がある景としては特別なことではありません。見ていると次から次へカラフルな服装のゴルファーが過ぎていきます。その景が啓蟄の様子に重なります。具体的なものと季語の取り合わせの妙です。 (2022年03月19日 (土) 10時45分)[21132]

世話人 > 作者は孝子さんでした。 (2022年03月20日 (日) 17時08分)[21146]
名前

編集(Pass)キー

3月句会 投稿者:世話人 (2022年03月12日 (土) 13時33分)[21040]
準備中

名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時58分)[20907]
コロナが猛威をふるっています。各位には十分にご注意くださいますようにお願い申し上げます。2月の準備ができました初めての世話人にて画面がばらばらで申し訳なく思っております。宜しくお願いします。

    句会は13日(日)〜19日(土)
    作者発表は20日(日) の予定です。
    
     月番は山内宜子さん宜しくお願いします。


  


月番 > 主宰先生
句会のご準備、有難うございます。コロナ禍の今、句会がお休みになっているところもあるかと思います。ネットなら感染を気にせずに意見交換が出来ます。大いに利用しましょう!
主宰先生、ご指導のほどお願い申し上げます。
では、2月の句会を始めます。宜子 (2022年02月12日 (土) 21時20分)[20908]

世話人 > 今、気が付きました。従来通りであれば主宰の選は2点であったようです。今回は1点で計算しています。宜しくお願いします。次回から2点にいたします。 (2022年02月19日 (土) 10時47分)[21008]

世話人 > いろいろなご意見ありがとうございました。作者を発表いたします。なお、従来通り最高点の作者が次回の月番となりますので宜しくお願いいたします。 (2022年02月20日 (日) 15時53分)[21024]

月番 > 主宰先生、今月も全句に亘ってご講評、ご指導を頂き、感謝申し上げます。
ご参加の皆様、たくさんの書き込み、有難うございました。
来月の月番は和田柊子さんです。よろしくお願いします。
それでは2月の句会を終了いたします。宜子 (2022年02月20日 (日) 18時49分)[21039]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時46分)[20906]
1 白魚のうごくと光る命かな 7点 柊子 孝子 義之 加津子 宜子 剛 
鈴子 榮一


月番 > 選者を数えると8点になります。
今月の高点句のひとつ。春の季語白魚の動きを捉えました。 (2022年02月12日 (土) 21時25分)[20909]

義之 > 白魚は群れで常に泳ぎ回っていると思います。そういう意味では「動くと光る」に少し違和感を感じましたが、透明な魚体は命そのものです。生きたままの白魚を餌にメバル釣りをしたことを思い出しました。
(2022年02月13日 (日) 09時10分)[20928]

柊子 > 「光る命」に待ちわびた春の躍動感でいただきました。 (2022年02月13日 (日) 14時15分)[20931]

月番 > 「光る命」が作者の発見でしょうか。 (2022年02月14日 (月) 18時23分)[20939]

加津子 > 「光る命」は白魚から発する言葉をキャッチしたと思いました。私には、じっと向き合う事が欠けていると反省しました。 (2022年02月16日 (水) 11時04分)[20952]

月番 > 「光る命」は白魚からの信号と受け取る加津子さんの気付きもステキです。じっと向き合う時は詩人の眼でと思っています。 (2022年02月16日 (水) 15時50分)[20958]

> 湘南や三浦半島の白魚は美味である。水揚げされた白魚は目の細かい網の中で盛んに動く。まさに「生きとして生ける」ものの感がある。この世に生きている物の全てと、作者の感動でしょうか。 (2022年02月17日 (木) 12時51分)[20985]

孝子 > 中七下五に引かれました。白魚のような小さいものにも光る命。いわんやほかの命のおもさとか、深く考えさせられました。 (2022年02月17日 (木) 16時36分)[20994]

世話人 > 点数が間違っていました。8点です。 (2022年02月19日 (土) 10時48分)[21009]

榮一 > 白魚は半透明です。横向きになると黒が見えるそうです。河口で春の一時にしかとれない魚で春の風物のようです。昔は各地で捕られていたようですが数が激減しているようです。踊り食いが美味なようです。動くと光るは白魚の生態ようまく捉えているようです。 (2022年02月19日 (土) 10時59分)[21010]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年02月20日 (日) 15時55分)[21025]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時42分)[20905]
2 縁の下に潜むのら猫涅槃西  3点 剛 千尋 榮一    


月番 > 木造一軒家の縁の下。一昔前までは縁の下は野良猫の棲家。その野良猫と涅槃西の取り合わせです。 (2022年02月12日 (土) 21時28分)[20910]

千尋 > 野良猫は住処をある程度のサイクルで寝ぐらを転々としているようです。涅槃という言葉からかこの猫はお寺の縁の下を住処の一つにしている猫かなと思いました。北風を避けられ陽射しの差し込む縁の下は気持ち良さそうです。身を伸ばしてうたた寝しながら春を待っているのでしょう。 (2022年02月16日 (水) 11時53分)[20954]

月番 > 「涅槃西」からお寺の縁の下、たしかに。千尋さんのコメントを読み終わった時、猫がぐーーっと、伸びをしていました。 (2022年02月16日 (水) 15時54分)[20959]

柊子 > 教えてください。
この定例句会は選句の時間がたっぷりあり、知らない事を調べられる有難い時間です。
この「涅槃西」、私の持っている歳時記では「涅槃西風」をネハンニシと読ませています。「涅槃西」もあるのでしょうか? (2022年02月16日 (水) 16時38分)[20967]

月番 > 「涅槃西」ですね。手元の歳時記ではどの歳時記も確かに「涅槃西風」ですね。「涅槃西」でもよいのか?ちなみに「俳句データベース」に検索かけたら、「子季語」として「涅槃西」がありましたが、あまり定着してないようです。どなたかお知恵を貸してください。 (2022年02月16日 (水) 16時50分)[20969]

作者 > 「涅槃西風」のまちがいです。おっちょこちょいでした。もうしわけありません。 (2022年02月16日 (水) 18時21分)[20970]

柊子 > 月番さま
作者さま
いつかは使ってみたいと思い、確認させて頂きました。
さっそくにありがとうございました。 (2022年02月16日 (水) 18時53分)[20971]

作者 > 「涅槃西風」のまちがいです。おっちょこちょいでした。もうしわけありません。 (2022年02月16日 (水) 19時34分)[20972]

月番 > 作者さん、早速の書き込み有難うございます。「涅槃西風」勉強になりました。 (2022年02月16日 (水) 20時27分)[20974]

千尋 > 何かちょっと、と思っていましたが、風が無かったのですね。でもこの句からは風を感じていました。 (2022年02月16日 (水) 23時44分)[20978]

千尋 > あと、猫は涅槃図には入れてもらえてません。入られる時も待っているようにも。 (2022年02月17日 (木) 11時38分)[20983]

> 犬も猫も人間に親しい動物だが、何の因果か時には捨てられる。神社や仏閣、年代の古い家などの縁の下は野良には住みやすい。人間だって極まれば棲むだろう。人に捨てられて野良となった猫に、厳しい寒さの冬が終わろうとしてゐる。お釈迦様の入滅の日にあたる涅槃。西方浄土からの西風が優しい。 (2022年02月17日 (木) 13時10分)[20987]

月番 > 「西方浄土からの西風が優しい」剛さん、季語の持てる力でしょうか。 (2022年02月17日 (木) 14時26分)[20989]

孝子 > お寺の縁の下にいる野良猫をおもいました。涅槃西風だと頂いてました。一字を気にする小さい人間です。 (2022年02月17日 (木) 16時43分)[20995]

榮一 > 涅槃会のころに吹く柔らかい風です。春の風とも言えます。それほど厳しい風ではありません。縁の下の潜んでいるのはそれなりの訳がありそうです。猫は元来狭いところを好みます。春の猫は恋の季節です。毎夜の徘徊で疲れていそうです。涅槃西風が優しいです。
(2022年02月19日 (土) 11時09分)[21011]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2022年02月20日 (日) 15時56分)[21026]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時41分)[20904]
3 薄氷や防犯センサー誤作動す 5点 柊子 美保子 加津子 眞佐子 紫翠


月番 > 最近、どこにでも防犯カメラが設置されているようです。そのセンサーが「誤作動」しました!薄氷との繋がりは? (2022年02月12日 (土) 21時31分)[20911]

柊子 > 早春の不安定な気候、防犯センサーに頼る生活、またその誤作動と揺らぎが度重なるのも春ならではと思い頂きました。 (2022年02月13日 (日) 14時18分)[20932]

月番 > 揺らぐものの重なりですね。 (2022年02月14日 (月) 18時25分)[20940]

かつこ > 季語との取り合わせの不安定な所に惹かれました。 (2022年02月15日 (火) 16時19分)[20947]

加津子 > 加津子です。 (2022年02月15日 (火) 16時20分)[20948]

美保子 > 実際には違うでしょうが、薄氷と防犯センサーの誤作動で氷柱がポトンと落ちて防犯センサーが動いたように感じました。面白い所に着眼されたと思いました。 (2022年02月15日 (火) 20時59分)[20951]

月番 > 一句を読んで、できる風景、情景は人それぞれです。読者の読みが正解です。正解は読者の数だけあります。氷柱が落ちて防犯センサーが作動しましたか!実際の生活ではあってはならないことでも、詩の世界では起こりえます。句が面白いと、読み方も楽しいです。 (2022年02月16日 (水) 15時59分)[20960]

紫翠 > 取り合わせが絶妙です。薄氷のイメージをうまく使ったと思います。 (2022年02月17日 (木) 11時05分)[20981]

月番 > 季語との取り合わせ・・俳句の最大の特徴と醍醐味です。 (2022年02月17日 (木) 14時29分)[20990]

眞佐子 > 一昨日は晴れ、今朝から20pの雪が積もりました。防犯センサーも誤作動しそうな天候です。薄氷と防犯センサーーの誤作動がうまく合っているのではないでしょうか。 (2022年02月17日 (木) 20時31分)[21000]

榮一 > 氷が張るほど冷えたようです。冷えたから防犯センサーが誤作動を起こしたのかもしれません。通常はあまり起こることではなさそうです。取り合わせなのか因果関係なのか迷います。 (2022年02月19日 (土) 11時14分)[21012]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年02月20日 (日) 15時57分)[21027]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時41分)[20903]
4 野水仙橋の上には椅子一つ  3点 柊子 眞佐子 紫翠 


月番 > 橋の上に椅子?なんのために置かれた椅子でしょう。 (2022年02月12日 (土) 21時33分)[20912]

柊子 > せせらぎに掛かる木の橋に木の椅子が一脚。一休みしつつ、「もうすぐ春ですよ〜♪」なんて口ずさんでいそうです。 (2022年02月13日 (日) 14時21分)[20933]

紫翠 > 「野水仙」と「椅子一つ」の取り合わせが上手く、響き合っているように感じます。中七は工夫の余地がありそうに思います。 (2022年02月14日 (月) 10時51分)[20938]

月番 > 一休みしてもらうための椅子でしたか。野水仙ですものね。 (2022年02月14日 (月) 18時27分)[20941]

千尋 > 野水仙といえばどうしても越前や淡路島の水仙群を思います。斜面に群れて咲いていますので橋ある景が浮かんで来ませんでしたが、川の土手の可愛らしい水仙の群もあると思い直しました。がやはり橋の上に椅子それも一つがわかりにくいです。 (2022年02月16日 (水) 12時45分)[20957]

月番 > 「椅子一つ」に、なんで?と思うのではなく、そのままの情景に浸ればいいのでしょうね。どうしても意味を追いたくなります。 (2022年02月16日 (水) 16時02分)[20961]

紫翠 > 水仙の花は群生していても孤独感があるように感じています。私だけの印象かもしれませんが。 (2022年02月17日 (木) 11時26分)[20982]

千尋 > わたしも水仙には孤独感感じます。ナルシスの化身と言われているからか孤独が似合うと思います。 (2022年02月17日 (木) 11時42分)[20984]

眞佐子 > 木の橋に椅子が一脚あり釣り糸を垂れている人がいるような気がしました。川辺には野水仙も咲いていると思います。子供の頃小川で鮒を釣ったのを思いました。 (2022年02月17日 (木) 20時58分)[21001]

榮一 > ぽつんとある橋の上の椅子は印象的です。何故と疑問を抱けば詩は崩れます。ただ「には」は消化不良のように思えました。 (2022年02月19日 (土) 11時19分)[21013]

榮一 > 野水仙はいいと思います。 (2022年02月19日 (土) 11時21分)[21014]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年02月20日 (日) 15時58分)[21028]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時40分)[20902]
5 梅園の水琴窟の静寂かな  2点 孝子 紫翠 


月番 > 梅園に水琴窟はありそうです。「静寂」とあるので人の気配がしません。 (2022年02月12日 (土) 21時35分)[20913]

紫翠 > 情景描写に魅かれたのですが、上五を「紅梅や」などと切って表現すると作品に深みが出るように感じます。「や・かな」を避けたのだと思いますが、避ける工夫もありそうです。 (2022年02月15日 (火) 11時06分)[20946]

月番 > 下五を「かな」としているので「や」は使えなかったのですね。「や」で切って「かな」を変える推敲もできそうです。 (2022年02月16日 (水) 16時07分)[20962]

孝子 > わが大田区の池上梅園をおもいました。丘陵斜面を利用下閑静な庭園でもとは日本画家の伊東深水の屋敷跡で現在は大田区の管理下にあります。茶室もあり、水琴窟もあり、ほんとうにこの句のままです。紅梅白梅野梅緑愕たのしめます。静寂はいいすぎかともおもいますが。 (2022年02月17日 (木) 17時04分)[20996]

榮一 > 梅園の茶室の傍らの水琴窟のようです。それだけで絵になりそうです。静寂は蛇足のように付け足されたように感じます。次の水が落ちて音を響かせるまでの作者の想いです。 (2022年02月19日 (土) 11時27分)[21015]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2022年02月20日 (日) 15時59分)[21029]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時39分)[20901]
6 お取り寄せ霞ケ浦の寒の鯉    0点


月番 > 霞ヶ浦の鯉は特産品なのでしょう。なぜ無点なのか、どなたか書き込みお願いします。 (2022年02月12日 (土) 21時38分)[20914]

月番 > 「霞ヶ浦の寒の鯉」はわかるのです。きっと問題は上五の「お取り寄せ」という報告かと思います。
届いた立派な鯉の描写が欲しいかと。 (2022年02月16日 (水) 16時20分)[20964]

作者 > ふるさとのと思いましたが、あまりにあたり前かとおもいました。寒鯉は鯉の煮物。煮付けでかたくしまった、煮付けは最高です。卵があるのもないのも時々夫婦で、無性に食べたくなり、電話してとりよせます。季語が使えると思ったのですが,詩がないですね。食いよくだけでした。昔親が町工場をしていたころ、帰省下子が土産に生きた鯉を新聞紙に包んで土産にもtt来たときは、母が、二度上げ、三度上げして中華ふうの鯉のあげあんかけしたのもなつかしいです、 (2022年02月17日 (木) 17時16分)[20997]

榮一 > 寒鯉は美味とされています。霞ケ浦であれば天然物のようです。ただ全体的に報告の域を出ていないようです。作者が思うほど感動が伝わってこないようです。 (2022年02月19日 (土) 11時31分)[21016]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年02月20日 (日) 16時01分)[21030]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時38分)[20900]
7 横並びの二人スマホに春探す   1点 洋子


月番 > この二人はきっとカップル。春を探しているし。ね、洋子さん。 (2022年02月12日 (土) 21時40分)[20915]

洋子 > カップルでしょうね。今頃のカップルはデートの時も片時も離さずスマホをのぞき込んでいるんですかね。手をつないで、歩き回って、春の息吹をかぎ取ったら、もっと楽しいと思うんですけど。半ば呆れて選をしました。 (2022年02月13日 (日) 11時46分)[20930]

月番 > せっかくのデートなのに、スマホばっかり。春を探すならおしゃべりすればいいのにね。老婆心ながら。 (2022年02月14日 (月) 18時32分)[20942]

孝子 > 二人でこれからどこに行こうかとさがしているのでしょうか。今はスマホがあれば食べ物やさん喫茶店、公園べんりですよね。横並び,向かい合わせにわざわざ言う必要がわかりませんでした。 (2022年02月17日 (木) 17時22分)[20998]

榮一 > スマホの中の春。あるといえば春の情報です。二人並んで春の何を探しているのか。全体的に中途半端に感じました。 (2022年02月19日 (土) 11時37分)[21017]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2022年02月20日 (日) 16時02分)[21031]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時38分)[20899]
8 悉く地震の千片冬の星      2点 保子 剛        


月番 > 地震(ない)の千片がイメージ出来ないでいます。冬の星が千片ではないでしょうし。 (2022年02月12日 (土) 21時43分)[20916]

> 地震と云えば阪神淡路と東日本だろう。遭遇された方々には何とも申し上げようが無い。その被害やその後の生活等に頭を項垂れるばかりで言葉を持たない。この句の千片はどのようにでも受けられるが、あの地震で無くしたもの、失ったもの総てと理解してこの句に1点を投じた。雪の降る地に棲めば冬の夜空を望むべきも無いが、あの星たちの神秘な瞬を思う。 (2022年02月17日 (木) 13時53分)[20988]

月番 > 冬の夜空に瞬く星たちは、大地震の際の命や瓦礫の集まりだったのですね。胸が痛みます。
(2022年02月17日 (木) 14時44分)[20992]

保子 > 鎮魂の一句と思います。素直にいただきました。 (2022年02月18日 (金) 14時11分)[21003]

榮一 > 星が夜空に散らばるように地震の残骸が散らばっている光景です。いまだに片付かない残骸が心に潜んでいるのであろう心情です。ただ、悉くはどうかとおもいます。 (2022年02月19日 (土) 11時43分)[21018]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年02月20日 (日) 16時03分)[21032]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時37分)[20898]
9 大木の鼓動の伝ふ寒の明け
8点 柊子 美保子 孝子 義之 保子 鈴子 千尋 榮一


月番 > 寒明けなら、木の鼓動が伝わりそうです。高点句のひとつ。 (2022年02月12日 (土) 21時45分)[20917]

義之 > 幹に耳を当てれば水の音が聞こえると云われます。一度その音を聴いてみたいものです。 (2022年02月13日 (日) 09時00分)[20927]

柊子 > 地中から一気にごくごくと春の水を吸い上げている音が聞こえてくるようで頂きました。 (2022年02月13日 (日) 14時24分)[20934]

美保子 > 大木というだけでも惹かれます。小学、中学時代を過ごした、高原の狭野神社には杉の大木があり、姉妹三人で手を繋いでもやっと一回りの杉の大木が何本もありました。小さい頃には水の流れる音の事には気も留めなかったものですが、今は聞いてみたいです。でも耳も遠いので、色々な事が不自由です。掲句のように、音に対するあこがれは増すばかりです。 (2022年02月15日 (火) 20時51分)[20949]

千尋 > 割合最近、NHKで放送された「大樹に会いに行く」を思い出しました。各地のそれぞれの大木にはそれぞれの神々しさがありました。寒の明けからは木からは春へのパワーがいっぱい出ている気がしてます。 (2022年02月16日 (水) 12時30分)[20956]

月番 > たしかにパワーを感じる句ですね。日本の自然には八百万の神々が宿るといわれます。その信仰のようなものがこの句のはじめにあるように思われます。
美保子さん、歳を重ねて見えるものが有るというのは時々実感します。水の音もね。 (2022年02月16日 (水) 16時15分)[20963]

孝子 > 千尋さんのテレビ私も見て増した。確か正月三が日の夜明けにも見たきがします。巨木は魅力的ですね・作品としての大きさ、品のよさ。大好きです。 (2022年02月17日 (木) 17時32分)[20999]

榮一 > 何百年を生きてきた大木です。その大樹も冬には葉を落として休眠します。寒が明けて春の日差しを感じれば目覚めるのです。鼓動は長い歴史を生きてきた大樹の実感です。「明け」は「明」としたい。
(2022年02月19日 (土) 11時49分)[21019]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年02月20日 (日) 16時04分)[21033]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時29分)[20897]
10 立春や夫婦それぞれ行く処       
10点 美保子 加津子 洋子 宜子 保子 剛 鈴子 紫翠 
千尋 榮一


月番 > 夫婦といえども、それぞれのお付き合いが。今月の最高点句です。 (2022年02月12日 (土) 21時47分)[20918]

加津子 > お二人とも健康で幸せなご夫婦と思いました。 (2022年02月14日 (月) 10時32分)[20937]

美保子 > お二人が書かれているように、健康で幸せな夫婦であればこそ、春、行きたいところ、行くところはそれぞれで、きっと沢山あるのでしょうね。今はコロナが収まったらと付け加える事がほとんどなのが、何とも言えず寂しいかぎりです。 (2022年02月15日 (火) 20時54分)[20950]

紫翠 > 「立春」の効果で中七下五が活きて、立ち上がったように思います。 (2022年02月16日 (水) 11時10分)[20953]

千尋 > 立春の効果でみなさんが書かれた健康的なご夫婦の姿も思いましたが、後期高齢者所帯ではちょっと違うシーンも浮かんで来ました。夫婦が同じ施設に入れない場合があるようです。こちらを思っても立春、梅の花は膨らみはじめます。 (2022年02月16日 (水) 12時11分)[20955]

月番 > 季語の「立春」は、良い仕事をしてくれているようです。 (2022年02月16日 (水) 16時23分)[20965]

> 立春から思うに、暗さは微塵も無い。お互いに行く先を知っている、長年連れ添った夫婦の暗黙の了解かも知れない。読者に謎かけをしてゐる様である。病院であってもデイケアであっても、何となく明るい。私のように羨ましい人もゐるだろう。 (2022年02月17日 (木) 14時30分)[20991]

鈴子 > なんと羨ましい事、と思いながら選をしました。それぞれの弾んでいる気持ちが読み取れます。剛さん、わたしも羨ましく読ませてもらいました。 (2022年02月18日 (金) 20時39分)[21006]

洋子 > 立春ですから、春になった、という気持ちが強くあらわれていて、
楽しい所にでかけるのでしょう。
夫婦それぞれが、自立した生活をもっていて、そしてまた、時には一緒に行くこともあるのでしょう。いいですね。 (2022年02月19日 (土) 10時35分)[21007]

榮一 > 気持ちがいいですね。一緒の時は一緒に別々なときは別々です。立春が自立の証のようです。それぞれに行くところがあって素敵です。 (2022年02月19日 (土) 11時54分)[21020]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。今回の最高点でした。次回の月番をお願いしまぐ。 (2022年02月20日 (日) 16時06分)[21034]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 17時18分)[20895]
11 ゆさわりの黙と座つてゐたるかな  
  8点 美保子 義之 洋子 宜子 保子 眞佐子 鈴子 千尋 


月番 > 「ゆさわり」は、鞦韆、ぶらんこのこと。黙と座っている人はどんな?高点句のひとつ。 (2022年02月12日 (土) 21時51分)[20919]

義之 > 黒澤映画の「生きる」を思い出してしまう一句です。 (2022年02月13日 (日) 08時57分)[20926]

月番 > ブランコに腰掛けている志村喬ですね。印象的な場面です。「ブランコ」ではなく「ゆさわり」としているのはどうでしょう。 (2022年02月14日 (月) 18時40分)[20944]

洋子 > ふらここ、ゆさはりは古語。
鞦韆の歴史は紀元前7世紀にさかのぼる。唐代に玄宗皇帝が半仙戯と名付けた。
漢詩には蘇東坡の「春夜」が有名。「春宵一刻直千金 花有清香月有陰 歌管楼台声寂々 鞦韆院落夜沈沈」
ここまで調べて、このゆさわりは、志村喬が座っているのもいいけれども、蘇東坡の世界に浸ってぶらんこに座っていると読むのもいいなあと思いました。
(2022年02月16日 (水) 21時24分)[20976]

月番 > そうなんですよね洋子さん。志村喬が乗っているのは「ぶらんこ」かな、と。でも作者さんはわざわざ「ゆさはり」という古語を措いてます。もう少し違う場面をと思っていました。「春宵一刻直千金」なら「ゆさはり」。調べていただいて有難うございます。勉強になりました。 (2022年02月17日 (木) 10時07分)[20979]

眞佐子 > 黙と座ってゐいたるかなで志村喬が一番に浮かびました。ゴンドラの唄もこの映画で覚えたような気がします。ブランコではなく「ゆさわり」とされたのも春の愁いが含まれているような気がします。 (2022年02月18日 (金) 19時47分)[21004]

鈴子 > ゆさわり、季語を調べて初めて知りました。こんな時間が遥か昔の私自身にもあったような気がしました。 (2022年02月18日 (金) 20時01分)[21005]

世話人 > 作者は岡部榮一でした。 (2022年02月20日 (日) 16時08分)[21035]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 16時33分)[20892]
12 隙間なし寒八州の寒気かな     2点 義之 洋子 


月番 > 「寒八州」は「関八州」では?でも、もしかしたら「寒八州」 (2022年02月12日 (土) 22時04分)[20923]

義之 > 選句集では「関八州」でした。最近関東の大雪に関するニュースが、話題になっているようです。 (2022年02月13日 (日) 08時49分)[20924]

洋子 > 関東の大雪はすごいですね。新型コロナの蔓延もすごく、思わず、「関八州のコロナかな」と思ってしまいました。 (2022年02月13日 (日) 11時40分)[20929]

月番 > 今年の関東の冬は、コロナ禍と大雪の影響大の二月でした。二重に閉じ込められています。鍵がふたつ掛かっていて、なかなか外に出られません。 (2022年02月16日 (水) 16時28分)[20966]

榮一 > 今年の立春以後の寒気を感じます。関八州はそれなりに面白いです。 (2022年02月19日 (土) 11時59分)[21021]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年02月20日 (日) 16時10分)[21036]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 16時26分)[20890]
13 父のことで従妹と喧嘩春立つ日     0点


月番 > 人がいっぱい登場します。「父・娘又は息子・従妹」お父様になにが?想像をたくましくして、どなたか鑑賞を。 (2022年02月12日 (土) 21時58分)[20921]

義之 > 「春立つ日」が「腹立つ日」を連想させて、ちょっと敬遠してしまいました。 (2022年02月13日 (日) 08時52分)[20925]

月番 > 義之さん、鑑賞をして頂き有難うございます。「春立つ日」の前が「喧嘩」ですからね。思わず「腹立つ」を連想しますよね。 (2022年02月14日 (月) 18時44分)[20945]

榮一 > 具象性が薄いです。喧嘩の父のことも意外に見えなかったようです。 (2022年02月19日 (土) 12時01分)[21022]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2022年02月20日 (日) 16時11分)[21037]
名前

編集(Pass)キー

投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 15時56分)[20887]
14 クレーンの斜めに停止犬ふぐり     2点 加津子 眞佐子 


月番 > クレーンが斜め・・不安定です。犬ふぐりとの取り合わせは? (2022年02月12日 (土) 22時00分)[20922]

義之 > 「犬ふぐり」との取り合わせを考えれば「クレーン」は「クレーン車」とした方が分かり易いと思いました。 (2022年02月13日 (日) 14時46分)[20935]

加津子 > クレーンが好きで景色の中にあるとじっと見てしまいます。実景だと思います。数年前の富士の裾野は第2東名の工事でクレーがたくさん立っていてキリンが群れている様でした。 (2022年02月14日 (月) 10時27分)[20936]

月番 > クレーンって、どこにあってもドーンと存在感がありますよね。なにかに似ていると思ったら加津子さんの「キリン」でした!人間社会の中の「キリン」ですね。

義之さんが提案してくれました〈クレーン車斜めに停止犬ふぐり〉
上六ですが〈クレーン車の斜めに停止犬ふぐり〉
いかがでしょう?ご意見ください。 (2022年02月16日 (水) 16時40分)[20968]

美保子 > 月番様の推考後はとても分かりやすくなりました。犬ふぐりは大好きな花で状況もよくわかったつもりでしたが、何か切れたイメージで選をしませんでした。 (2022年02月16日 (水) 19時45分)[20973]

月番 > クレーン車と犬ふぐり・・・いいですよね。 (2022年02月16日 (水) 20時39分)[20975]

洋子 > 犬ふぐりは青い可憐な花、誰がこんな名前を付けたんだろう、という思いの俳句が昨日の東灘句会で出て、皆さんの共感を得ていました。なんとあの牧野富太郎博士が付けた名前とか。犬ふぐりの話で盛り上がった句会でした。余談でした。でもクレーン車の止まっているあたりには犬ふぐりが一杯咲いていそうな気がします。 (2022年02月16日 (水) 21時32分)[20977]

月番 > そうでしたか!!名付けたのは植物学者の牧野博士でしたか!教えてくれてありがとう!でもなんで犬のふぐり?見た目からは連想しにくそうですが。 (2022年02月17日 (木) 10時12分)[20980]

洋子 > 種なのか、小さな豆のような塊ができます。それが、犬の睾丸に似ているというのが主宰先生の御説明でした。 (2022年02月17日 (木) 13時02分)[20986]

月番 > また一つ、勉強することができました。「犬ふぐり」納得して使うことができます。洋子さん感謝! (2022年02月17日 (木) 14時54分)[20993]

眞佐子 > クレーン車と犬ふぐりの取り合わせが良いと思います。近くに土木工事用の車が並んでいる所があります。(クレーン車の斜めに停車犬ふぐり)良いですね。 (2022年02月17日 (木) 21時21分)[21002]

榮一 > クレーンの斜めのアームの停止はよく目にする光景です。というよりアームの斜めの停止は必然です。高空の遠景と足元の近景の配合ですが意外と見えてこなかった印象です。 (2022年02月19日 (土) 12時06分)[21023]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年02月20日 (日) 16時11分)[21038]
名前

編集(Pass)キー

2月定例句会 投稿者:世話人 (2022年02月12日 (土) 15時45分)[20886]
準備中

名前

編集(Pass)キー

初句会 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時49分)[20778]
やっと東京でも学校が始まり孫将軍さまたちは我家から出て行ってくれました。が、今度は雪こそ降りませんが冬将軍さまがいらしているようです。暗く低く空は神戸中の街をも包んでいます。

さあ句会の準備ができました。みなさま書き込みをお願いいたします。
何でも書き込んでくださいませ。

柊子さん、月番をお願いいたします。



   句 会   12日(水)〜19日(水)
   作者発表  20日(木)        の予定です。


柊子 > 句会の皆さま、今年もよろしくお願いいたします。
今日は日中に初句会もあり、一日中俳句に浸っております。健康で好きな俳句に関われることに感謝しつつ、月番を務めさせて頂きます。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。 (2022年01月12日 (水) 18時39分)[20779]

月番 > あと一日あります。まだ書き込みがお済みで無い方、どうぞよろしくお願いいたします。 (2022年01月18日 (火) 14時32分)[20848]

世話人 > ただ今、作者のお名前を掲載させていただきました。
千尋は今月でいったん世話人の任務を終了させていただきます。一年の間、参加して下さった方々には色々不備があったにも係わらずご協力いただきましてありがとうございました。
来月は主宰先生がお世話をしてくださるとのことです。 (2022年01月20日 (木) 16時28分)[20884]

月番 > 主宰先生、全句に渡りご指導頂きありがとうございました。
書込みをして下さった皆さま、ありがとうございました。
千尋さま、お世話役ありがとうございました。おかげさまで毎月、句会を楽しませて頂きました。
では、来月の句会を楽しみに閉会します。皆さま、お身体に十分注意してお過ごしください。
(2022年01月20日 (木) 16時40分)[20885]
名前

編集(Pass)キー

1 人日やクレーン降りきしヘルメット 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時36分)[20777]
3点 洋子 加津子 眞佐子


月番 > 人日は七日ですね。七日にもなれば、ほとんどの仕事は始まっていることでしょう。
以前は車にも正月飾りを付けたことを思い出しました。このクレーンにはお飾りが付いているのかしら? (2022年01月12日 (水) 18時44分)[20780]

洋子 > 四日に街に出たら、もう人々がそれぞれの場所で立ち働いていました。七日目ごろにはもう、ヘルメットをかぶって、きりりといでたちをした男の人たちが、颯爽と働いておられるのですね。
正月惚けをしていられないと身の引き締まる思いです。 (2022年01月14日 (金) 10時56分)[20800]

加津子 > ヘルメット姿の日本を支えている人に尊敬の念で頂きました。 (2022年01月16日 (日) 16時31分)[20818]

眞佐子 > ヘルメットの人がレーンから降りて来る様子が人日の季語に合っているのではないかと思いました。 (2022年01月17日 (月) 09時29分)[20833]

榮一 > 新年になつて人を占う日の1月7日が人日です。働く人と人日の取り合わせですがもう一つ人日感が薄いように思います。 (2022年01月19日 (水) 02時24分)[20853]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時08分)[20869]
名前

編集(Pass)キー

2 リハビリの如き動きの四日かな 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時35分)[20776]
4点 柊子 加津子 鈴子 保子


月番 > 三が日を過ぎると、松の内とはいえ日常生活が少しずつ戻ってきます。三が日はお雑煮でしたが、四日から朝食にいつものスムージーを作り、背筋がシャッキとしました。皆さまの四日はいかがでしたか? (2022年01月12日 (水) 18時50分)[20781]

加津子 > 二家族は3日に帰り、布団を干して閉まったりカバーの洗濯とあぁ忙しい4日。体はギクシャクするし年を感じた今年の4日でした。実感です。 (2022年01月15日 (土) 15時49分)[20808]

鈴子 > 暮れから正月三日までの働き、目に見えるようです。月番さんの四日の朝食オシャレですねー私の朝食はご飯に味噌汁定番の納豆で一年が始まります。 (2022年01月16日 (日) 15時29分)[20816]

保子 > 最近ちょっと休憩をとっただけで心と体のバランスが取れません。この作品 四日かな 言い得て妙!そのとおりと思いました。 (2022年01月16日 (日) 22時24分)[20829]

柊子 > そろりそろりと日常生活に戻っていく感じをリハビリと表現なさったことが面白く、頂きました。 (2022年01月18日 (火) 13時55分)[20843]

榮一 > リハビリもいろいろありそうです。四日との取り合わせからすれば三日間はほぼ動いていなかったということのようです。リハビリの動きは日常の動きの様です。 (2022年01月19日 (水) 02時30分)[20854]

世話人 > 作者は洋子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時09分)[20870]
名前

編集(Pass)キー

3 日を送り月を送りし春の海 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時34分)[20775]
2点 美保子 鈴子


月番 > 「春の海」は初春(ハツハル)の海だと思うのですが、私の持っている歳時記には春の季語としかありません。
おとりになった方はどう解釈なさったのか教えてください。 (2022年01月12日 (水) 18時55分)[20782]

美保子 > 春の海は確かに春の季語でした。一月の句として選をしました。その上で、日を送り月を送りしと言う言葉に惹かれました。ゆったりとした穏やかな海は日も月も送り続けている。何か永遠を感じる句だと思いました。でも、当季雑詠ではないですね。 (2022年01月15日 (土) 22時11分)[20811]

鈴子 > 日を送り月を送りしの語句に惹かれました。作者の人生感のようなものが読み取れる気がします。
季寄せを開いて見ました。「春の海終日のたりのたりかな 蕪村」の句がありました。

(2022年01月16日 (日) 16時57分)[20820]

榮一 > 春の海は春の季語です。新年ではなさそうです。日常に送る月日が年輪になっていくようです。
(2022年01月19日 (水) 02時34分)[20855]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2022年01月20日 (木) 16時10分)[20871]
名前

編集(Pass)キー

4 焼きたてのパンの香連れて年賀客 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時34分)[20774]
6点 義之 千尋 美保子 剛 進二 主宰


月番 > 最近は高級食パンブームで、近所にも何軒もでき、食べ比べをしている人も少なくありません。お年始先に若い人がいれば尚の事、喜ばれそうです。 (2022年01月12日 (水) 19時00分)[20783]

進 二 >  この句、「パン提げて」でなく「パンの香連れて」で佳句を確立させてでしたね。良かったと思います。 (2022年01月15日 (土) 14時29分)[20806]

美保子 > 出掛けるぎりぎりまでパンを焼いてその香りとともにお年賀に来られたのか、パン屋さんで焼きあがる時間に合わせて買って来られたのか、いずれにしても、年始先の喜ばれる顔を思い浮かべながらの用意だと言う事が想像できる句です。 (2022年01月16日 (日) 10時51分)[20814]

千尋 > この頃は三ヶ日から開いているお店が多いように思います。でも、この句の正月早々の客さんは自慢の妻の自慢の焼き立てのパンをお年賀がわりに持っていらっしゃったのではと思いました。
元旦は結構早い時間帯から年賀や門礼のお客さんが来てなあと思い出しました。
門礼や草の庵にも隣あり  子規 (2022年01月16日 (日) 19時27分)[20822]

榮一 > 若い賀客のようです。パンの匂いが意外で今時を感じさせます。新鮮な感じです。 (2022年01月19日 (水) 02時39分)[20856]

世話人 > 作者は柊子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時12分)[20872]
名前

編集(Pass)キー

5 初日さす厨に湯気の漂えり 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時33分)[20773]
4点 美保子 千尋 保子 眞佐子


月番 > 元旦には湯気まで清らかさを感じ、胸いっぱいに吸い込んでしまいそうです。これは台所を預かっている者の特権でしょうか。 (2022年01月12日 (水) 19時04分)[20784]

美保子 > 我が家は長い事、お雑煮は二日までと決めています。今年はお天気もよく、本当に初日さす厨でお雑煮を作りました。一か月帰ってくれた娘も年末に帰ったので、二人ではお雑煮だけでおなか一杯ですので、お節を並べる事もしませんでした。家でお雑煮だけでも作れるのは幸せなのかもしれませんね。 (2022年01月15日 (土) 22時58分)[20812]

千尋 > 実家の台所は南西にあり、もうその実家より長く暮らしている我が家の台所も南西向きです。ですから台所に朝日が入るのは遅い時間となります。
朝に日のさすお台所には憧れがあります。この句の場面は若水を汲んで沸かたところでしょうね。新春らしく初句会に相応しいと思いました。 (2022年01月16日 (日) 19時37分)[20823]

保子 > 湯気満ちる台所。そして初日。作品を読んでいるだけでも幸せ気分を味わいました。 (2022年01月16日 (日) 22時31分)[20830]

眞左子 > 我が家では孫夫婦も来て九人分の雑煮とお節を作り賑わいますが、台所は北西にありますので初日には会えません。掲句の初日さす厨がとても羨ましいです。 (2022年01月17日 (月) 09時45分)[20834]

榮一 > 新年の早朝の厨の気配は悪くありません。上がる湯気の中の初日もまずまずです。ただ「です」は緩いように思います。初日より淑気を配合したい句柄です。 (2022年01月19日 (水) 02時50分)[20857]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時13分)[20873]
名前

編集(Pass)キー

6 赤提灯コートで覆ふ燐寸の火 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時32分)[20772]
3点 孝子 保子 剛


月番 > 昭和の飲み屋さんでの風景が見えてきます。平成生まれには燐寸を擦れない人もいそうです。 (2022年01月12日 (水) 19時08分)[20785]

保子 > ついこの前迄マッチは必需品でした。この作品はコロナ禍の今からは大分遠い頃の赤提灯。ふっと寺山修司の短歌を思い出しました。 (2022年01月16日 (日) 22時15分)[20828]

洋子 > 「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」ですね。私も思いました。大好きな短歌です。
(2022年01月16日 (日) 22時38分)[20832]

> 赤提灯は兎も角として、最近は見たことも無い燐寸。この燐寸の火は言うまでもない、すきま風の屋台で煙草に火を入れる事だろう。煙草を吸う事に何のお咎めも無かった、働きに働いた時代は遥かだが、まさに不健康の時代であった。終電車を降りて馴染みの駅前の屋台で、また軽く吞んで住処へ眠りに帰る。4、5時間の眠りを貪って、また新しい日を始めた、過ぎ去った時代がとても懐かしい。 (2022年01月18日 (火) 11時35分)[20842]

榮一 > マッチから百円ライターになって煙草を吸わなくなってマッチもライターも必要がなくなって十年が余りました。屋台の店も神戸では見かけることもありません。懐かしい光景と仕草です。 (2022年01月19日 (水) 02時58分)[20858]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時13分)[20874]
名前

編集(Pass)キー

7 眼光る不動明王滝凍つる 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時32分)[20771]
5点 義之 美保子 進二 加津子 主宰


月番 > 不動明王は悪を断ち切るために恐ろしい
表情をなさっているとか。ぜひ疫病のコロナにも力を発揮して頂きたいです。
背負われている迦楼羅炎と凍った滝の対比がいかがでしょうか? (2022年01月12日 (水) 19時14分)[20786]

進 二 >  この句の上五中七に対する季語の配合は相当に難しいと思いますが、「滝凍つる」の選択はお見事だと受け止めました。 (2022年01月15日 (土) 14時47分)[20807]

加津子 > 我が町の洒水(しゃすい)の滝は、日本100選の滝です。夏の滝まつりは俳句大会が開かれます。冬の滝の句を作りたいと思うのですが、寒くて行けないでいます。この句も如何にも寒そうですが、不動明王の眼が効いています。 (2022年01月16日 (日) 16時44分)[20819]

義之 > 一山内に佇む大小の寺院やそれらの塔頭を思い浮かべる。山中の小道には、小さな滝もあろう。さて不動明王であるが、金堂の極彩色の仏像よりも、小道の傍らにある摩崖仏や小さな石像が掲句には似合っているように思う。

(2022年01月18日 (火) 09時50分)[20839]

柊子 > 加津子さま
箱根の帰り、洒水の滝に行った時は俳句大会の後だったのでしょうか。張り出された句に玄鳥にいらっしゃる方のお名前を見た覚えがあります。私も冬には行く気になれません。 (2022年01月18日 (火) 14時29分)[20847]

加津子 > 滝まつり俳句大会は、60数年の歴史があります。コロナで2年中止していますが、再開して欲しいとの声があると先程妙子さんから聞いたばかりです。コロナが治まりましたら、ぜひ、新緑の季節にお越し下さい。 (2022年01月18日 (火) 16時03分)[20851]

榮一 > 不動明王は大日如来が教化し難い衆生を救うために憤怒の姿を仮に現したものとされているようです。眼を光らして睨んでいるのはそのためのようです。戒めと滝が凍てる現実がよく合っているようです。少し理屈めいているところは気になりますが。 (2022年01月19日 (水) 03時09分)[20859]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時14分)[20875]
名前

編集(Pass)キー





Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板