玄鳥 定例句会

◆会員専用の句会です◆

玄鳥TOP

題 名(作品) メール
名 前 URL

文字色

写 真
編集(Pass)キー (半角英数 8文字以内) クッキーの保存


8 琺瑯のポット磨きし三日かな 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時30分)[20770]
5点 宜子 柊子 千尋 加津子 主宰


月番 > お正月にのんびりしていると、大掃除でし忘れた所がやたら目に入ってくる事は経験あり!です。今年は冷蔵庫の扉でした。 (2022年01月12日 (水) 19時18分)[20787]

宜子 > 「琺瑯のポット」という存在感で選びました。硬さ、重たさ、手触り・・・お正月の三日でも、思わず磨いてしまいそうです。アルミや、ステンレスだったら磨かないかも。 (2022年01月13日 (木) 20時35分)[20795]

加津子 > 琺瑯のポット、色もカラフルでお洒落ですね。欲しくなりました。宜子様と同じくステンレスよりは優しく扱いそうです。 (2022年01月16日 (日) 17時01分)[20821]

千尋 > 毎日使うポットだから大掃除の時には気にならなかったのでしょうか。三日にお茶を入れようとしてふとポットを見たら、汚れが気になったのでしょう。琺瑯には原色で無地のものが多いですよね。ちょっとした曇りも気になるのかもしれません、わたしは違いますが。因みに我が家では赤のポットと白のポットを未だに交互に使っています。季節を問わず年中冷たい麦茶を欲しがる子ども達の影響によります。 (2022年01月16日 (日) 19時48分)[20824]

柊子 > 琺瑯って、たとえ冷蔵庫から出したばかりでも、目は温かみを感じます。角張っていないからでしょうか? キュキュッと良い年の始まりを感じました。 (2022年01月18日 (火) 14時07分)[20844]

榮一 > 現役時代には正月三日も賀客などの相手で忙しく過ごしていたものです。現役を離れて長くなるとその忙しさもなくなります。掲句は実感です。 (2022年01月19日 (水) 03時16分)[20860]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時15分)[20876]
名前

編集(Pass)キー

9 返事する猫を相手の小春かな 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時29分)[20769]
4点 宜子 孝子 剛 鈴子


月番 > 猫好きな方には、たまらない至福の時間でしょう。うちにいる老犬も最近、返事が上手になって、私の愚痴を聞いてくれます。 (2022年01月12日 (水) 19時22分)[20788]

宜子 > 目のあった猫にミャーとか鳴かれたら、もう堪りません!!まして陽気は小春。ホントに至福の時間です。 (2022年01月13日 (木) 20時38分)[20796]

鈴子 > 小さな公園で見かける光景です。耳に小さな切込みのある子猫たち、だれかがベンチに掛けるとどこからか集まってきます。小春が心地良いです。 (2022年01月18日 (火) 15時15分)[20850]

榮一 > 犬猫を飼ったことがないので掲句の実感がわきません。のんびりとした感じは伝わってきますが。 (2022年01月19日 (水) 03時19分)[20861]

榮一 > 雰囲気は嫌いではありません。 (2022年01月19日 (水) 03時20分)[20862]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時16分)[20877]
名前

編集(Pass)キー

10 下戸上戸揃いて春を迎えけり 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時29分)[20768]
6点 紫翠 宜子 洋子 柊子 千尋 保子


月番 > 呑める人も呑めない人も集まって、賑やかな新年をお迎えのようです。今は屈託なく集まれないので、余計に賑やかさが羨ましい限りです。 (2022年01月12日 (水) 19時27分)[20789]

宜子 > 少し散文調なのが気になりますが、新年の賑わいを活写しているようです。 (2022年01月13日 (木) 20時41分)[20797]

洋子 > 我が家は次男夫婦と、小中の孫二人、我々夫婦と娘ですが、夫はほとんど飲まず、娘は、嫌いではなさそうで、ちょいちょい、口に運んでいるのですが、特に、目の周りが赤くなって、パンダみたいになります。次男は体質的に合わないらしくて、すぐ真っ赤になり、ソファーにひっくり返って寝てしまいます。一番強い長男は、中国に足止めされて帰ってこられません。2番目に強いのが私で、体質的に強いらしく、赤くもならず、しらっとして、少しずつ杯をかさねています。そのうち足を縺れさせて、転んだこともありました。このようにして、年越しをやっています。今年も楽しかったです。 (2022年01月14日 (金) 11時08分)[20801]

紫翠 > 正月の情景を独特な角度で上手く表現されていると思いました。 (2022年01月15日 (土) 10時49分)[20805]

千尋 > ほんと正月の情景です。我が家はわたしと血の繋がっている人はみんな上戸、良く喋る楽しい上戸です。正月など行事があって親族が集まった時には呑めない人は血縁者の配偶者でちょっとつまらなさそうです。がそれなりに巻き込まれて正月はカルタやトランプなどなどして遊びます。注、わたしの夫は酒豪でした。
紫翠さんはビールがお好きですよね。大会が恋しいです〜。 (2022年01月16日 (日) 20時01分)[20825]

保子 > みんな気分良く過ごせる幸せ。素敵な一年になる事でしょう。 (2022年01月16日 (日) 22時35分)[20831]

柊子 > 国際結婚をした長女家族と新年を迎えました。最初に潰れたのは外国人の息子でした。あと十年元気でいられたら、孫とも酌み交わすことができます。がんばろー! (2022年01月18日 (火) 14時13分)[20845]

榮一 > 下戸上戸の言葉が面白いかどうかのようです。下戸も上戸も普通にいることからすれば内容は意外に平凡のように思います。 (2022年01月19日 (水) 03時24分)[20863]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時16分)[20878]
名前

編集(Pass)キー

11 寺町の裏は花街雪あかり  投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時27分)[20767]
7点 紫翠 洋子 孝子 義之 眞佐子 剛 鈴子


月番 > 作者さまはどこに立って雪あかりを見ておられるのか、想像してみましたが分からなくなってしまいました。
今月の最高得点です。とられた方々、教えてください。 (2022年01月12日 (水) 19時34分)[20790]

洋子 > 「寺町を過ぎて花街雪あかり」のようによみました。 寺町も花街も白一色の雪の中に鎮まりかえっている美しい景です。 (2022年01月14日 (金) 10時50分)[20799]

紫翠 > 情景を淡々と表現しているような感じが、下五の「雪明り」で非日常の幻想的な世界を広げたように思います。 (2022年01月16日 (日) 10時17分)[20813]

眞佐子 > 我が家の嫁の実家が金沢の寺町です。少し裏手には花街があります。この頃は雪明かりが美しいと思います。金沢の花街を思っていただきました。 (2022年01月17日 (月) 09時59分)[20835]

義之 > 京都は雪という気象ニュース、きっとこのような映像があっても不思議でないと思う。 (2022年01月18日 (火) 09時53分)[20840]

> 通称、寺町と呼ばれる町は各地にあるようだが、正式の町名として知られるのは金沢である。加賀百万の城下町は城を挟んで犀川と浅野川が海へ注ぐ観光の都市である。この句の花街は昔の遊郭の名残だろうと思うが、現代の加賀百万は東と西に観光客用の茶屋として名残をとどめてゐる。金沢の寺町には西の茶屋街が隣接しているが、ほんのりと雪が降り積もれば、寺も裏の花街もそれなりの風情はある。 (2022年01月18日 (火) 15時03分)[20849]

鈴子 > 金沢の花街を思ってと眞佐子さんの書き込みにふっと以前仕事で何度も出かけたことのある金沢を思い出しました。花街の雪あかり一度観てみたいと思いました。 (2022年01月18日 (火) 16時24分)[20852]

榮一 > 死者と生者が背中合わせで悪くはないと思いましたが「裏」はどうかと思いました。ただ雪明りが救っているようです。 (2022年01月19日 (水) 03時29分)[20864]

世話人 > 作者は宜子さんでした。最高点でしたので来月の月番をお願いいたします。 (2022年01月20日 (木) 16時17分)[20879]
名前

編集(Pass)キー

12 交番の窓に萎れるシクラメン 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時27分)[20766]
6点 紫翠 千尋 義之 美保子 進二 主宰


月番 > 一番近くにある交番は、ほとんで警察官がいないので、連絡したい時はそこから電話をかけることになっています。
このシクラメンはどなたが置かれたのでしょう? (2022年01月12日 (水) 19時38分)[20791]

紫翠 > 現代の世相を風刺漫画のように、軽いタッチで上手く伝えていると思います。 (2022年01月14日 (金) 10時46分)[20798]

進 二 >  多分、ご近所のおば様が時折、花をお持ちし、時には水も注いでいるのだと思います。当の警察官は多忙にかまけて水まではと言うことでしょう。
実景を切り取ったスナップの句。 (2022年01月15日 (土) 16時08分)[20810]

美保子 > シクラメンを置かれたのは昔から付き合いのあるご近所さんでしょうか。お巡りさんは忙しかったり、花にそこまで気が回らず、置いて行った方が時々、あらまあとお水をやっているのではと想像します。ありがちな風景ですが、俳句にされたところが面白かったです。 (2022年01月16日 (日) 16時25分)[20817]

千尋 > 年末年始は交番も町の人も忙しかったのでしょう。
ちょっと忘れられたシクラメン。シクラメンは強いので気付いた誰かが水をちょっと上げれば来年も花を咲かせてくれることでしょう。 (2022年01月16日 (日) 20時06分)[20826]

義之 > 歳時記を調べてみた。冬から晩春まで長い花期を持つ。傍題に「篝火草」「豚の饅頭」。やはりここはシクラメンが良い。萎れても次から次へと新しい花芽が顔を出す。 (2022年01月18日 (火) 10時01分)[20841]

榮一 > 交番に警察官を見ることが少なくなりました。ジャンバーを着た人を見ることはありますがそれもたまにです。年末年始は花に向く余裕がないぐらいに忙しいのかもしれません。しおれたシクラメンはそんな光景ですね。 (2022年01月19日 (水) 03時35分)[20865]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時18分)[20880]
名前

編集(Pass)キー

13 初夢の龍玉を手に昇りゆく 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時26分)[20765]
   


月番 > 力強く、何か良いことが起こりそうな初夢ですね。とられなかった理由も教えてください。 (2022年01月12日 (水) 19時44分)[20792]

榮一 > 目出度い昇竜ですね。ただ今年は寅年です。見る夢が違うようです。 (2022年01月19日 (水) 03時37分)[20866]

世話人 > 作者は孝子さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時19分)[20881]
名前

編集(Pass)キー

14 寝不足の鏡去年の顔映る 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時25分)[20764]
4点 紫翠 洋子 孝子 進二


月番 > 賑やかな年越しをなさったのでしょうか? 早く顔を洗って、今年の顔になってくださいませ。お正月ですよ〜。 (2022年01月12日 (水) 19時47分)[20793]

洋子 > 主婦はこんなものですね。大晦日の後の片付けが午前2時頃になるんですもの。でも早く顔を洗って新年の顔につくりかえましょう。 (2022年01月14日 (金) 11時14分)[20802]

進 二 >  座五の動詞「映る」が
少し説明ぽくしているかなと思いましたが、句意には同感でしたので頂きました。 (2022年01月16日 (日) 12時24分)[20815]

紫翠 > 鏡が寝不足という発想で採りました。まだ工夫の余地がありそうな気がします。 (2022年01月17日 (月) 11時00分)[20837]

洋子 > 鏡が寝不足だったんですか・・・。文法的にはそうとしか考えられませんけどね・・・。
発想としてはなかなか考えられませんでした。 (2022年01月17日 (月) 14時16分)[20838]

榮一 > 初鏡を斜に捉えた句です。新年の清々しさが欲しいです。寝不足だから去年の顔は作りすぎのようです。 (2022年01月19日 (水) 03時45分)[20867]

世話人 > 千尋の句でした。 (2022年01月20日 (木) 16時20分)[20882]
名前

編集(Pass)キー

15 初夢や辞書の金塊掘り起こす 投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時24分)[20763]
2点 柊子 眞佐子


月番 > すごい初夢です。金塊を掘り起こすなんて、今年に大きな期待ができそうです。 (2022年01月12日 (水) 19時50分)[20794]

眞佐子 > 私は初夢わ見なかったので金塊を掘り起こすに思わず微笑んでしまいました。楽しい句でした。 (2022年01月17日 (月) 10時06分)[20836]

柊子 > しょっちゅう辞書のお世話になっていますので、「辞書の金塊」と表現なさったことが身近に感じました。推敲に悩みながら眠られたのでしょうか。 (2022年01月18日 (火) 14時21分)[20846]

榮一 > 辞書の金塊が何を示唆しているのかが読み取れませんでした。 (2022年01月19日 (水) 03時47分)[20868]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2022年01月20日 (木) 16時20分)[20883]
名前

編集(Pass)キー

投稿者: 世話人 (2022年01月12日 (水) 15時21分)[20761]
2016年近畿連合秋の吟行会


世話人 > たまたまこのパソコン机の抽斗から出て来ました。 (2022年01月12日 (水) 15時23分)[20762]

洋子 > 懐かしい写真をありがとうございました。でも私の入会する前の写真です。荻野美保さん、中田倫子さんらしい人が半分うつっていますね。 (2022年01月14日 (金) 11時20分)[20803]

宜子 > 千尋さん、もしあれば、全国大会の写真も見たいです。 (2022年01月14日 (金) 19時21分)[20804]

進 二 >  この写真は2016年の篠山への秋季吟行会の写真ですね。上座は主宰・進 二・芳子、左側では辰男・直・耕治・美保さんは読み取れましたが後2〜3人は読み取れませんね。  (2022年01月15日 (土) 15時51分)[20809]

千尋 > 相楽園の菊花展の時のものです。連合会の当番だった新神戸支部の義之さんが下さったCDに入っていました。
全国大会のもの見つけたらまた載せさせていただきます。みなさん見て下さってありがとうございます。 (2022年01月16日 (日) 20時12分)[20827]
名前

編集(Pass)キー

12月句会 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 12時03分)[20650]
舞子は南に淡路島が鎮座しているからか、神戸の中では温暖なところです。毎日散歩で夕陽が海に沈んで夕焼けを見るのがこの頃の楽しみです。
12月の句会の準備ができました。みなさま書き込みをお願いいたします。
何でも書き込んでくださいませ。

剛さん、月番をお願いいたします。



   句 会   12日(日)〜19日(日)
   作者発表  20日(月)        の予定です。


月番(剛) > 句会のお世話をされる千尋さん、準備と前説有難うございます。
気温が10度を切ると寒いの実感が有りますが、今朝の富山は薄日が射して暖かく家の中は14℃でした。関東や関西圏とは違い、これからの北陸は時雨模様が続き、その果てに雪が待ってゐます。
嫌でも一年を振り返らなければ為らない月になりました。令和元年(2019年)の暮れから始まった新型コロナ騒ぎも終息しないし、来年は4年目に入りますが、何と一年の過ぎるのが早い事か。でも、街には少しづつ賑わいが戻りつつあるようです。忙しない歳末ですが、暇を見つけて戴いて句会の選評も宜しくお願い致します。
(2021年12月12日 (日) 14時39分)[20651]

鈴子 > お疲れ様です。先ほど9番の句家族しての句にに書き込みをしたのですが「家族の前に」棒線の1を書いてしまいましたので申し訳ありまぜんが削除して頂きたくお願いいたします。句はそのままで。お願いします。 (2021年12月15日 (水) 19時04分)[20687]

世話人 > すみません。削除や編集(部分的書き直し)は書き込んだご本人にしか出来ません。
そんな仕組みになっています。 (2021年12月16日 (木) 23時08分)[20699]

鈴子 > 世話人さまお忙しいところをすみませんでした。ありがとうございした。 (2021年12月17日 (金) 14時37分)[20712]

世話人 > ただいま作者を発表しました。

主宰先生、参加者のみなさま書き込みありがとうございました。
剛さん月番ありがとうございました。
来月の投句の締切も5日です。ご投句をお待ちしております。
みなさま良いお年を。 (2021年12月20日 (月) 01時13分)[20759]

月番(剛) > 句会に参加された皆さま有難うございました。富山はとても寒くて昨日の朝まで雪が舞いましたが、今朝は曇って北陸らしい佇まいです。雪が降ると満天星躑躅はすべて葉を落とし裸木となりますが、黄色から始まり真紅で終わる落葉は見事で毎日眺めてゐました。溜まった落葉は土に還ります。この気忙しい歳末を、皆様がお元気でお過しの事祈ります。 (2021年12月20日 (月) 11時51分)[20760]
名前

編集(Pass)キー

1 クリスマスの顔しておもちや売場かな 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時55分)[20649]
3点 紫翠 進二 柊子


月番 > クリスマスの顔とは面白い、笑顔に限らず渋面もあるのかも知れないと、ふと思いました。 (2021年12月12日 (日) 14時48分)[20652]

柊子 > 月番さまの渋面に笑ってしまいました。毎年、娘たち経由の孫たちのクリスマスプレゼントが値上がりしています。そろそろサンタさんがいないことに気付いてくれないかしら?
肩の力が抜けた感に惹かれ、頂きました。 (2021年12月14日 (火) 13時33分)[20676]

紫翠 > さらりとクリスマスのおもちゃ売り場をしっかり伝えてくれる。俳句の利点を活かした上手い表現と思います。 (2021年12月16日 (木) 10時36分)[20694]

榮一 > クリスマスの顔をしているのは店なのかプレゼントのおもちゃを買いに来た人なのかが少し曖昧のように感じる。 (2021年12月19日 (日) 07時22分)[20726]

進 二 >  目的の売り場への移動中、不図、オモチャ売場を歩くことになり、子供を連れて歩いた頃を思い出し、そんな頃の表情になったのかなと受け止めました。いずれにせよ明るい句ですね。入力が主宰の後になってしまい済みませんでした。 (2021年12月19日 (日) 17時02分)[20741]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2021年12月20日 (月) 01時01分)[20744]
名前

編集(Pass)キー

2 物置の鍵を掴めり枯蟷螂  投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時54分)[20648]
5点 保子 美保子 洋子 加津子 主宰


月番 > 戸外の物置小屋でしょうか。若い蟷螂は緑色ですが秋も深まると色が抜けて文字通り枯れ色になりますが、雌は軒先などに卵を残します。 (2021年12月12日 (日) 14時57分)[20653]

洋子 > 枯蟷螂は 只そこにとまっているだけなのに、物置の鍵をつかんでいるように見えたとは何ともユーモラスですね。まさか忍び込むつもりでもないでしょうに。 (2021年12月14日 (火) 17時22分)[20681]

加津子 > 鍵に掴まっている枯蟷螂の姿が可笑しく思いました。 (2021年12月15日 (水) 20時54分)[20690]

保子 > この鍵を開けてはならぬとばかり死守してるかのよう。面白い状況と思いました。 (2021年12月17日 (金) 00時01分)[20704]

榮一 > 蟷螂は高いところで日当たりの良い雨の当たらないようなところを選んで卵を産むように思います。蟷螂の本能のようです。上に登っていく途中のようです。写生の句です。 (2021年12月19日 (日) 07時27分)[20727]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時02分)[20745]
名前

編集(Pass)キー

3 ベランダに雀降り立つそぞろ寒  投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時52分)[20647]
2点 美保子 剛


月番 > 温かい部屋の中から、戸外を眺めてゐる人間の視線。 (2021年12月12日 (日) 15時01分)[20654]

> 人間と共存していた身近な鳥が、何でゐなくなったのかよく解らないが、群れた雀等は見かけることも無い。雀が訪れたベランダは高層の住まいに思えたがどうだろうか。何となく、わけもなく。が、そぞろの意味のようだし、寒さへと季節が変わって行く、気持ちの陰りのように思えた。 (2021年12月15日 (水) 11時52分)[20685]

榮一 > 日当たりの良いベランダのようです。雀が少なくなっているように思います。そぞろ寒がすこし気になりました。 (2021年12月19日 (日) 07時30分)[20728]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時03分)[20746]
名前

編集(Pass)キー

4 凩や信号待ちのちんどん屋 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時52分)[20646]
7点 洋子 義之 柊子 眞佐子 加津子 千尋 鈴子


月番 > 何か寂しい景色に見えますが。このちんどん屋さんも少しづつ少なくなり、消えてゆくのでしょう。田舎の暮らしでは見ることも有りません。 (2021年12月13日 (月) 09時26分)[20662]

義之 > もう何年もチンドン屋を見たことはありませんが、このような景をどこかで見てもおかしくない、そう思い頂きました。チンドン屋の扮装のまま、任地へ向かう又は帰任の一行なのでしょうか。 (2021年12月14日 (火) 08時34分)[20673]

柊子 > 営業中でも、ちんどん屋さんは信号を渡ることがあると思いました。洗濯機で洗えるような、ペラペラな衣装でしょう。凩にめくれ上がってパタパタしている景が見えてきました。 (2021年12月14日 (火) 13時41分)[20677]

洋子 > 2,3年位前、近くの神戸大学に「モダンチンドン」だったかという名前のチンドン屋のサークルがあって、時々町に出ていました。人を喜ばすにも、木枯らしの中で信号待ちをするようなつらい思いの時があるのですね。 (2021年12月14日 (火) 17時27分)[20682]

鈴子 > 会社勤めをしていた頃は商店街でちんどん屋はよく見掛けたものですが最近は見かけることもありません。懐かしい光景が浮かんで来ます。 (2021年12月15日 (水) 19時19分)[20688]

眞佐子 > 富山では毎年4月に全国のちんどん屋さんが集まって技を競い合うチンドンコンクールがあります。ここ2年はコロナで中止になりましたが、ちんどん屋さんが町を練り歩くのを見られないのが残念です。掲句の凩の中信号待ちのちんどん屋さんは寒くて大変ですね。 (2021年12月16日 (木) 21時01分)[20695]

千尋 > コロナ禍の前ですが、三ノ宮の高架下のパチンコ屋さんの前でちんどん屋さんを毎年のように見かけました。毎年同じ人たちが演奏していたことに気付き驚いたことを思い出しました。
そこは角っこのパチンコ屋さんなので信号を渡って来る人たちを待っているように見えました。 (2021年12月16日 (木) 23時17分)[20700]

千尋 > 「凩や」が、この頃見かけられないちんどん屋に響きすぎかもしれません。確かクラリネットは音大生のアルバイトと聞きました。今、どうされているのか気にしても仕方ないことが気になります。 (2021年12月18日 (土) 20時13分)[20724]

榮一 > 何年もチンドン屋を見ていません。チンドン屋は新規開店や大売り出しの宣伝に利用されたように思います。昔は商店街の暮れの大売り出しなどの宣伝んで見かけたものです。悪くない句ですが凩が厳しすぎる様です。 (2021年12月19日 (日) 07時35分)[20729]

千尋 > ええっ?三ノ宮のダイエーの斜向かいのパチンコ屋で見かけませんでした?勤労会館へ向かうとき必ず通りますが…。毎年来てました。 (2021年12月20日 (月) 00時01分)[20743]

世話人 > 作者は孝子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時03分)[20747]
名前

編集(Pass)キー

5 返り花小さき羽虫のホバリング 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時51分)[20645]
5点 保子 孝子 鈴子 剛 主宰


月番 > ヘリコや鳥はよく見ましたが、昆虫も矢張りホバリングをするのですね。 
この季節の昆虫も生きるため羽搏く。
(2021年12月12日 (日) 19時37分)[20658]

保子 > 科学番組などで花の前で鳥が激しく羽ばたくのを観た事を思い出しました。返り花が効いていると思います。実は羽虫がよくわかりません。夏の季語のようでもありますし。 (2021年12月17日 (金) 00時25分)[20705]

> 桜や梅などの花には咲くべき本来の季節がある。「春に咲くべきなのに、初冬の小春日和の気温や日照時間が春と一致したために春と勘違いして開花する現象。これを帰(返)り花という」と、文献にある。小さな翅のある昆虫は名も知らぬが、花に浮かれ出るのだ。作者の優しい目は冬に向かう小さな虫の生命力を見た。 (2021年12月17日 (金) 09時59分)[20709]

孝子 > ホバリングなかなか使わない言葉で新鮮でした。細かなところによく目がいってると思いました。季語もよかったです。新鮮な気分でいただきました。 (2021年12月17日 (金) 18時40分)[20713]

鈴子 > ホバリング、初めて知りました。羽虫の動きをに見逃さない作者の観察眼に感服です。 (2021年12月18日 (土) 10時32分)[20721]

榮一 > 返り咲きはあたたかな日が続いたときに見かけます。さくら、つつじなどです。天気の良い日に小さな虫が花の周りを飛ぶのを見かけることがあります。その光景をうまくとらえました。 (2021年12月19日 (日) 07時40分)[20730]

世話人 > 作者は洋子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時04分)[20748]
名前

編集(Pass)キー

6 十字架の棒になりたる冬夕焼  投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時50分)[20644]
  


月番 > 十字架と冬夕焼け。魅力のある配合ですが、棒になりたるが、どうしても腑に落ちない、私でした。 (2021年12月12日 (日) 19時36分)[20657]

> 夕焼けの下の教会の尖塔や墓地に並ぶ十字架は、キリスト教の象徴である。キリストが背負った十字架から、喩えてよく云われる「十字架」が、重いとか、圧し掛かる等、この十字架の棒は心象的な物とも思えたが、素直に考えれば、この句の「棒になりたる」は、冬夕焼けに十字架の棒のようになって立ち尽くしている、作者自身だったのだろうと思う。 (2021年12月18日 (土) 19時07分)[20723]

榮一 > 十字架は縦棒と横棒で構成されます。棒がどちらを指すのかあるいは全体として捉えているのかがイメージできませんでした。棒になったのは作者自身で間違いないようです。阿部公房の戯曲に「棒になった男」があった。そのイメージはあるように思う。冬の夕焼けは寂しいですね。 (2021年12月19日 (日) 07時50分)[20731]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時05分)[20749]
名前

編集(Pass)キー

7 玉子酒革の表紙の独和辞書 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時49分)[20643]
7点 保子 進二 義之 眞佐子 千尋 宜子 主宰


月番 > 風邪を引きこんだら玉子酒と昔から言われておりますが、試したことは有りません。表紙が革製の書物なら、重厚に見える、増してや独和辞書ですから似合います。  (2021年12月12日 (日) 19時35分)[20656]

宜子 > 月番さんの書かれているように、ドイツ語辞書に革の表紙は似合いますね。硬そうな辞書に温かな玉子酒がまたいいですね。 (2021年12月13日 (月) 21時55分)[20668]

義之 > 老医師の書斎の景が見えてきます。 (2021年12月14日 (火) 07時57分)[20671]

眞佐子 > 孫が大学生の頃ドイツ語を専攻した話を聞きましたが、私は独語辞書は硬そうで開いたこともありません。掲句の玉子酒との取り合わせが好きで頂きました。 (2021年12月16日 (木) 21時16分)[20696]

保子 > 革の表紙の辞書と玉子酒の取り合せが良かったです。 (2021年12月17日 (金) 00時31分)[20706]

孝子 > 革表紙の辞書。私も高校のときに、思い切って、高価な英語辞書を買いました。長く使うと、なじんで大事に今ももっています。独和が、語呂的に、私が仏和のせいか固く感じました本当は玉子酒の是非がわからないです。 (2021年12月17日 (金) 18時51分)[20714]

榮一 > 独和辞書など目にとめたことも無ければ触ったこともありません。革の表紙の独和辞書の存在感は知らなくても感じられました。玉子酒は過ぎた日を懐かしんでいるようです。 (2021年12月19日 (日) 07時55分)[20732]

進 二 >  具象のみで佳句をものにされましたね。今、私は羊革の独和辞書をPCの脇に置いて反省しております。高校時代とその後と併せて四年間独語を選択しながら、俳句とは結び付けることが出来なかったことを。この辞書は父が使っていたもので、昭和十一年の発行ですが、まだ十分に使えます。玉子酒は、場所を得て座っていると思います。 (2021年12月19日 (日) 18時43分)[20742]

世話人 > 作者は柊子さんでした。今月の最高得点でしたので来月の月番をお願いいたします。 (2021年12月20日 (月) 01時06分)[20750]
名前

編集(Pass)キー

8 デパートにてビーフシチューのクリスマス  投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時48分)[20642]
2点 進二 千尋


月番 > 平仮名が綺麗に収まりました。デパートの食堂でささやかな家族の生誕祭。私には望むべきも無い事で、とても羨ましい。     (2021年12月12日 (日) 19時53分)[20659]

千尋 > 子供の頃のことを思い出しました。デパートに行くと必ず食堂に行ってお子さまランチをねだりました。デパートのマークの旗が立ってました。
デパートの食堂のメニューに和定食、Aランチ、Bランチ、ラーメン、お寿司などなど何でもありました。ビーフシチューもありましたね。その頃はそれでも贅沢だったように思います。ケーキは父親が会社で注文したバターケーキでした。この句からその頃のクリスマスの情景やそれに纏わることが浮かんで来ました。 (2021年12月16日 (木) 23時36分)[20701]

榮一 > 懐かしいです。子供のころのごちそうはデパートの最上部のフロアーの大食堂の料理です。たいていはハンバーグやミックスフライです。悪くないクリスマスです。ただビーフシチューは意外でした。工夫は「にて・の」以外はカタカナということです。クリスマスにかけたようです。 (2021年12月19日 (日) 08時03分)[20733]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時07分)[20751]
名前

編集(Pass)キー

9 家族して壁に電飾十二月  投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時47分)[20641]
3点 剛 鈴子 主宰


月番 > 日本でも最近はクリスマスに限らず、歳末は建築物や自家をネオンサインで飾るのが多くなりました「家族して」に少し考えましたが、煌びやかな光の点滅に負けました。
(2021年12月12日 (日) 20時07分)[20660]

鈴子 > 月番さんが書いておられる「l家族して」の「して」は私自身は「家族みんなで」と解釈しました。子供の頃はよく使ってました。方言だったのかしらね〜 (2021年12月15日 (水) 18時35分)[20686]

> 寒くなると各地に大掛かりな電飾が灯されて、夜が賑やかになる。神戸などは六甲の山も飾られるらしい。名のある並木通りの樹や大小の塔、掲句の個人の家も。みな様々な電飾で師走を盛り上げる。12月がさらっと置かれているのが好ましいと思いました。「して」に躓いたのは「出て」とか「来て」なら、何となく自然の言い回しのような気がしたのです。 (2021年12月16日 (木) 09時45分)[20691]

洋子 > 「して」という言葉は秋田のほうでも普通に使っていました。「一人して」「二人して」「みんなして」・・・。単純に「で」に置き換えたらよくわかる言葉と思います。 (2021年12月16日 (木) 10時05分)[20693]

孝子 > 家族してのしてで悩みました。 (2021年12月17日 (金) 18時53分)[20715]

榮一 > 十二月から正月と家を電飾で飾ることが数年前から流行ってきたように思います。配線など大変な手間がかかるようです。何か月も前からコツコツと準備しながら飾りも増やしていくようです。毎年の楽しみとして家族で取り組んでいる様子が見えてくるようです。楽しそうですね。 (2021年12月19日 (日) 08時10分)[20734]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時07分)[20752]
名前

編集(Pass)キー

10 極月や首の重たき阿弥陀さま 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時47分)[20640]
6点 紫翠 孝子 美保子 義之 眞佐子 加津子


月番 > 時々ですが、信仰は気持ちを休める大切なものだと思うようになりました。衆生の願いを背負って阿弥陀如来も主イエスも。   (2021年12月13日 (月) 09時21分)[20661]

義之 > 「極月」の斡旋で、少し意味的な要素を感じる一句かもしれません。 (2021年12月14日 (火) 08時37分)[20674]

紫翠 > 阿弥陀如来像の首が重いと感じた作者の感性に脱帽です。 (2021年12月15日 (水) 10時56分)[20684]

眞佐子 > 阿弥陀さまの首が重いという感じは季語の極月により我が身にも通じるような気がしてきました。 (2021年12月16日 (木) 21時33分)[20698]

孝子 > 首の重たき阿弥陀様に極月の斡旋。季語がうまいとおもいました。 (2021年12月17日 (金) 18時57分)[20716]

加津子 > 季語の極月に心情が現れていると思いました。 (2021年12月18日 (土) 11時31分)[20722]

榮一 > 十二月は俗に言うところの節季です。江戸時代には商の掛け売りの集金の時です。そんなことを踏まえると阿弥陀さまの重たき首が理屈に響きそうに思います。 (2021年12月19日 (日) 08時19分)[20735]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時08分)[20753]
名前

編集(Pass)キー

11 夕焼けの言い訳聞きに冬の海 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時45分)[20639]
2点 義之 宜子


月番 > ネットに各地のライブカメラが有ります。空港や鉄道や都会の交差点。三浦半島から湾越し見える富士山の夕焼け。この句の言い訳は想像するに、夕焼けの富士山が観たいから。   (2021年12月13日 (月) 09時40分)[20663]

宜子 > ちょっと分かりにくいのですが、夕焼けの冬海との対話、おしゃべりかもと思っています。ですが、「夕焼け」は夏の季語。「冬夕焼の海」でも良いのでは? (2021年12月13日 (月) 22時00分)[20669]

義之 > 最近は季語の重複にあまり気にならなくなりました。とはいえ、夕焼けを「沈む日の」とか、やりようはあると思っています。そこから新たな詩の展開が始まると思うのです。 (2021年12月14日 (火) 08時27分)[20672]

千尋 > 沈む日はなるほどと思いますが、夕焼けは陽が沈んでから始まりますよ。 (2021年12月16日 (木) 23時43分)[20702]

義之 > 少し言葉が足りなかったようです。季語のダブリに気づいたとき、その言い換えだけでなく、様々な言葉に置き換えてみる中で、元句とは異なる新たな発見や展開が始まると思うのです。ただ、作者のこだわりは尊重したいと思います。 (2021年12月17日 (金) 07時55分)[20708]

榮一 > 擬人法ですがあまり生きていないようです。もっと滑稽に仕上げる方がいいように思います。冬の海は重たいです。 (2021年12月19日 (日) 08時22分)[20736]

世話人 > 作者は千尋でした。 (2021年12月20日 (月) 01時08分)[20754]
名前

編集(Pass)キー

12 切り抜いたごとく寒月仁王門 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時45分)[20638]
5点 孝子 進二 洋子 柊子 宜子


月番 > 腫れた冬空の月は寒さが増すような気がします。仁王門の上の月なんて剣戟の音でも聞こえそう。 (2021年12月13日 (月) 09時51分)[20665]

月番 > 「腫れた冬空」は「晴れた冬空」でした。 (2021年12月13日 (月) 10時29分)[20667]

宜子 > 寒の月は冴え冴えとしていて、まさに「切り抜いたごとく」でしょう。どっしりとした「仁王門」の存在感も好きでした。 (2021年12月13日 (月) 22時04分)[20670]

柊子 > 「切り抜いた」が寒月の鋭さにとても合っていると感じました。仁王門なら、そんな寒月に負けないでしょう。 (2021年12月14日 (火) 13時48分)[20678]

洋子 > 煌々と輝く、という表現がぴったりの寒月と、暗く映し出される仁王門が目に見えそうです。 (2021年12月14日 (火) 17時31分)[20683]

孝子 > 上五中七がドンぴたりでした。それにもってきた仁王門もよかったです。におうもんはいつも使いたい素材ですが、この句にはぴったりです。 (2021年12月17日 (金) 19時01分)[20717]

榮一 > 寒月は映像的にははっきりしています。仁王門が映像のどの位置にあるのか見えなてこなかったです。 (2021年12月19日 (日) 08時31分)[20737]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時09分)[20755]
名前

編集(Pass)キー

13 極月や灯油ポンプの重い音 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時44分)[20637]
4点 紫翠 美保子 柊子 宜子


月番 > この灯油ポンプは家庭に配達されるタンクローリーの音のように思われました。12月の音は感覚としてみな重いのかも知れません。 (2021年12月13日 (月) 09時46分)[20664]

柊子 > エアコンの暖房が苦手で、いまだに石油ファンヒーターを使っているので、灯油ポンプにもお世話になっています。
電池式で楽になったとはいえ、灯油の量、吸油口の位置、タンクとの高低差で様々な音が生じます。
スムーズに流れている時に限って、年末にし忘れたことを思い出したりして…極月ですから。 (2021年12月14日 (火) 13時59分)[20679]

小川紫翠 > 我が家も炬燵と石油ファンヒーターが主役で、エアコンはあまり出番がない気がします。部屋ごとに置いてあるので灯油ポンプに親しみを感じます。 (2021年12月17日 (金) 11時14分)[20710]

孝子 > この句の作者さんに、申し訳ないのですが、私自身が灯油を買ったことも使ったことも私の人生上でまったくないのでわからなくてとれないということでした。 (2021年12月17日 (金) 19時05分)[20718]

千尋 > 火鉢と小さなガスストーブの生活に反射板の付いた石油ストーブが我が家に入ってなんと暖かいんだって思ったことを思い出しました。ポリタンクなんて無くて一斗缶で灯油は買っていました。それからずっと灯油ポンプはシュパシュパするのを使ってました。そのシュパシュパに「重い音」がちょっと分からなかったです。 (2021年12月19日 (日) 01時15分)[20725]

榮一 > 重い音に違和感を覚えました。むしろ無音のイメージです。 (2021年12月19日 (日) 08時35分)[20738]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時10分)[20756]
名前

編集(Pass)キー

14 リハビリの父の手柔し帰り花 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時43分)[20636]
6点 保子 孝子 美保子 洋子 加津子 千尋


月番 > リハビリとは「ダメージを受けた身体の調子を整えるものとして表現されます」とありました。イメージするのは、歩行訓練や機能面の訓練。この句の「柔し」は、(にこし)と読むようです。 (2021年12月13日 (月) 10時15分)[20666]

洋子 > 長い間調子の悪かったお父様が、いよいよ快方に向かって、リハビリもできるようになりました。長いこと使われなかった手は筋肉も落ちてふわふわ柔らかくなっています。その手を握りながら、治っていくのを楽しみにされているのでしょう。まさに帰り花が咲いた気分ですね。よかったですね。 (2021年12月14日 (火) 17時16分)[20680]

加津子 > 草むしりの好きな母の手が、柔らかくなってしまったのに驚いた記憶があります。使わないと筋肉は衰えてしまうのですね。季語が良かったです。 (2021年12月15日 (水) 20時51分)[20689]

保子 > 柔しを にこし と読む事を知りませんでした。ありがとうございます。返り花に大いなるを希望を感じました。 (2021年12月17日 (金) 00時40分)[20707]

孝子 > 娘は父親には弱いものです。懐かしさで一もにもなくいただきました。帰り花がよくきいていると思いました。 (2021年12月17日 (金) 19時08分)[20719]

榮一 > 悪くない句ですが帰り花はつきすぎる様に感じました。 (2021年12月19日 (日) 08時38分)[20739]

世話人 > 作者は宜子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時11分)[20757]
名前

編集(Pass)キー

15 堂々の雪の冠伊吹山 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時42分)[20635]
6点 紫翠 美保子 眞佐子 千尋 剛 鈴子


月番 > 伊吹山は新幹線からも見えるのでしょうか。富山から京都や大阪へ行くには湖西線で琵琶湖の北を通りますが、昔は長浜、米原等の経由だったので車窓の左に見えました。堂々に恐れ入って1点を投じました。 (2021年12月12日 (日) 19時32分)[20655]

紫翠 > 遠い記憶では、豊かな山野草の山と思っていました。上五中七に魅了されました。 (2021年12月14日 (火) 10時42分)[20675]

> 古事記等で名を知られる伊吹山を望むことが出来るのは、鉄道なら琵琶湖畔や過っての重要な鉄道要所であった米原。すぐ近くには天下分け目の戦いの関ケ原がある。伊吹山の冠雪を堂々と云はれれば、密かに天下人の徳川家康の影も見える。 (2021年12月16日 (木) 09時52分)[20692]

眞佐子 > 私も伊吹山は山野草の豊かな山だと思っています。最近は見る機会がありませんが、雪の伊吹山も堂々として見えるのですね。 (2021年12月16日 (木) 21時25分)[20697]

千尋 > 伊吹山は東海道新幹線の車窓からも見られます。東京神戸間で冠雪する山を近景で見られるのは富士山と伊吹山と思います。富士より伊吹の方が近くで見上げないと山頂は見えないので「堂々」に納得。剛さんと同じで恐れ入っていただきました。 (2021年12月16日 (木) 23時57分)[20703]

鈴子 > 一句を通して作者の方の表現力の確かさが読み取れました。早春の伊吹山を歩いてみたい気分です。 (2021年12月17日 (金) 14時07分)[20711]

孝子 > 伊吹山。高山植物。花の山に、ひかれてツアーで参加したことがあります。懐かしいです。雪の山もさもありなんと思いましたが、堂々のにちょっとひっかかってしまいました。 (2021年12月17日 (金) 19時12分)[20720]

榮一 > 新幹線で冬場に見かける伊吹山の景です。夏場より頂に雪のかぶった冬場のほうがはっきり意識されます。悪くない句ですが表現が大きすぎる様です。 (2021年12月19日 (日) 08時41分)[20740]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時11分)[20758]
名前

編集(Pass)キー

12月の句会 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時37分)[20634]
準備中

名前

編集(Pass)キー

11月の句会 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時52分)[20515]
前の公園の桜の葉が全部落ち銀杏が真っ黄色になっています。銀杏拾いの方もちょいちょい見かけるようになりました。
11月の句会の準備ができました。みなさま書き込みをお願いいたします。
何でも書き込んでください。

では宜子さん、月番をお願いいたします。



   句 会   12日(金)〜19日(金)
   作者発表  20日(土)        の予定です。


宜子 > 千尋さん、句会をご準備いただき、有難うございました。
今月の月番を務めます山内宜子です。すっかり秋めいて、我が家の庭の柿が赤く色づき、鳥たちがしきりと啄んでいます。明日か明後日には高枝鋏で柿取りをします。
今月も、15句の作品が出揃いました。それでは、句会を始めましょう!!皆さんのコメント、お待ちしています。 (2021年11月12日 (金) 19時53分)[20516]

世話人 > ただいま作者を発表しました。

主宰先生、参加者のみなさまたくさんの書き込みありがとうございました。
宜子さん月番ありがとうございました。
来月の投句の締切も5日です。ご投句をお待ちしております。 (2021年11月20日 (土) 11時50分)[20629]

月番 > 句会終了の日となりました。
千尋さん、作者発表有難うございました。
主宰先生、全句へのご指導、ご指摘感謝申し上げます。
参加の皆さん全員のコメントを頂きました。
おかげさまで月番の勤めを無事、果たすことができました。お礼申し上げます。

来月は今年最後の句会です。また楽しい句会となりますように。
これで、今月の句会を終わります。有難うございました。宜子 (2021年11月20日 (土) 16時40分)[20630]
名前

編集(Pass)キー

1 冬来る富士付いてくる車窓かな 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時45分)[20514]
4点 孝子 洋子 剛 鈴子


月番 > ドライブの様子でしょうか、この富士山はきっと雪を冠っているのでしょう。中央高速、走行中? (2021年11月12日 (金) 19時57分)[20517]

洋子 > 冠雪の富士がついてくるのでしょう。雪をかぶってなかったら周りの山並みにまぎれてあまり目立たないのですが、白い冠雪の富士はどこからでも目立ち、ついてくるように思われるのでしょう。冬ならではの実感です。 (2021年11月15日 (月) 09時33分)[20536]

月番 > 洋子さん、早速の書き込み、ありがとう。雪をかぶった富士山は、形の美しさが際立ちます。「富士付いてくる」が臨場感かと。 (2021年11月15日 (月) 17時07分)[20544]

孝子 > 旅行や外出のとき、よく月がついてくるのを、句にしたいと思います。それが富士は最高です。先日山中湖で同じ思いをしました。二日間は見えなくて三日目にやっと見れたときは日本はいいなと感動しました。 (2021年11月17日 (水) 19時53分)[20570]

鈴子 > 景がはっきり読み取れたところが良かったと思いました。外出する機会が少ないこの頃、間地かで富士山の空気を胸いっぱい吸いたいものです。 (2021年11月18日 (木) 18時30分)[20583]

> 冬は雪に覆われる地に住んでゐるので、冬は晴れ渡る太平洋側が羨ましい。高速道路も新幹線もまだ通じてゐない時代に、何度か米原を経由して東京や横浜に向かった記憶がある。車窓に裾を引く富士が見え始めるのは、何処だったか記憶にないが、富士を左に見ながら時間を忘れてゐた。日本を象徴する山の姿にはたとえようが無く感動した。通勤してゐた新宿、池袋間の山手線の外回りに、ビルのあわいに雪を頂いた富士が一瞬見える所があったが、もう見えないだろう。 (2021年11月19日 (金) 10時32分)[20591]

進 二 >  二日間東京で過ごし、昨晩遅くに帰宅。今回は往復共に山頂のみが見えました。往路では銀色に輝く新雪を、復路では夕闇の中で灰色に浮かぶ山頂を見ました。真横から見て、遠ざかる富士を振り返って見る、正に後ろから付いてくるようにも見えますね。また、剛さんのおっしゃているように私も新宿本社の窓から空気のきれいな三が日だけ富士山が見え、正月出勤のせめてもの慰めと思ったことを思い出しました。富士山は我々にとって特別の感がありますね。迷った句の一つでした。 (2021年11月19日 (金) 13時41分)[20596]

榮一 > 新幹線の中でのことですが冬来ると中七以下の関係がもう一つ平凡であるようだ。 (2021年11月19日 (金) 14時36分)[20599]

世話人 > 作者は千尋でした。
雪の富士はいつ見てもきれい (2021年11月20日 (土) 11時36分)[20613]

月番 > 雪の富士は、姿が一段ときれいですね。 (2021年11月20日 (土) 16時42分)[20631]
名前

編集(Pass)キー

2 路地曲がる灯油の車冬来る  投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時45分)[20513]
2点 義之 美保子


月番 > 灯油を売る車は、冬の風物詩になっています。その車がいま、路地曲がってきました。臨場感のある句かと。 (2021年11月12日 (金) 20時02分)[20518]

洋子 > 昨日、今年初めて灯油を買いました。灯油のメロディが聞こえてきたときは、待ちかねていたので、嬉しくて飛び出していきました。まさに冬の風物ですね。
でも1缶2300円・・。高くなりました。トホホでした。 (2021年11月15日 (月) 09時40分)[20537]

月番 > 洋子さん、灯油買ったのですか!まさにこの句のとおりだったのですね!車のガソリンも高いようで、トホホです。「灯油ガソリン助成金」なんてないかしらね。 (2021年11月15日 (月) 17時14分)[20545]

千尋 > 断然、暖かいからと石油ストーブを使っていましたが、この頃は安全第一とエアコン一筋です。
この句は「ゆーきやコンコンあられやコンコ…」の車ですね。
分かります。がちょっと道具が揃い過ぎたかなと思っています。 (2021年11月17日 (水) 01時00分)[20560]

美保子 > 我が家も今年から灯油ファンヒーターは出していません。まだ、やれないことはないとは思うのですが、まさに安全第一と言い訳をしています。ファンヒーター暖かいですよね。 (2021年11月17日 (水) 20時58分)[20575]

榮一 > これからの季節の灯油売りですです。冬来るでは常識の範囲であろう。 (2021年11月19日 (金) 14時38分)[20600]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時37分)[20614]
名前

編集(Pass)キー

3 陶工の里の静けし照紅葉 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時44分)[20512]
6点 宜子 柊子 加津子 保子 鈴子 榮一


月番 > 「陶工の里」ですから、きっと焼き窯があって、もしかしたら「登り窯」なども見られるかもしれません。「静けし」いかがでしょう。 (2021年11月12日 (金) 20時05分)[20519]

加津子 > 「陶工の里」何か所か訪れたことがありますが、なぜか何処も静かです。話し声も静かです。照紅葉に一層静けさを感じました。 (2021年11月16日 (火) 13時14分)[20555]

柊子 > 静けさの中だからこそ、紅葉の赤が一層際立っている景が見えてきました。 (2021年11月17日 (水) 14時03分)[20567]

保子 > 照紅葉が良く効いていると思います。静けし 私の勉強不足という事がよく分かりました。 (2021年11月17日 (水) 16時10分)[20569]

鈴子 > 陶工の里の佇まいが目に浮かんで来ます。照紅葉が静かな里を引き立てているようです。 (2021年11月18日 (木) 19時34分)[20584]

榮一 > 静けしはちょっと平凡だが焼き物の里はほとんどが山間にあることからすれば実感できる句である。 (2021年11月19日 (金) 14時41分)[20601]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時38分)[20615]
名前

編集(Pass)キー

4 初時雨隣の席の指きれい  投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時43分)[20511]
3点 宜子 加津子 千尋


月番 > 指のきれいな人は誰?面白い終わり方です。 (2021年11月12日 (金) 20時08分)[20520]

千尋 > ちょっと昔流行ったドラマのワンシーンを思いました。タイトルは思い出せません。わたしは見ませんでしたが友人たちが面白いと言っていました。「初時雨」の効果でしょうか。 (2021年11月16日 (火) 01時29分)[20553]

加津子 > 電車に乗ったりするといつも手を隠します。指は太いし色は黒いし爪は貧弱だし。手の綺麗な人には憧れます。初時雨で手もしっとりとしていそうです。 (2021年11月16日 (火) 13時18分)[20556]

宜子 > 指のきれいな人は憧れます。細くて白くて長くて・・「隣の席」の「人」ではなく、指に焦点をあてて、全体をみせています。きっと、きれいな人です。 (2021年11月18日 (木) 20時20分)[20586]

榮一 > 席は人でいいような気がする。ひと工夫して席と変化をつけたようであるが人物像がぼやけてしまうような気がする。 (2021年11月19日 (金) 14時47分)[20602]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時38分)[20616]
名前

編集(Pass)キー

5 冬の斧削れぬものを削りけり 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時43分)[20510]
3点 柊子 義之 洋子


月番 > 削れぬものって何?それをも削る「冬の斧」です。 (2021年11月12日 (金) 20時11分)[20521]

洋子 > 外仕事のなくなった冬には、納屋などで何かを作ったりしてすごすのでしょう。小物を作ったりするのをテレビで見た記憶があるのですが、手斧で鉛筆を削っていました。それを思い出しました。 (2021年11月15日 (月) 09時44分)[20538]

月番 > 「手斧」というのがあるのですね。小型の斧かしら。 (2021年11月15日 (月) 17時24分)[20547]

柊子 > 斧は木を切り倒したり、薪を割ったりするもので、削る作業向きではないと思っていたので、凍てつく冬だからこそ何が削れるのだろうと面白く、頂きました。でも、鉛筆も手斧で削るのですか?よく分からなくなってしまいました。 (2021年11月17日 (水) 13時57分)[20566]

月番 > 「手斧」を「ておの」と読んでいましたが「ちょうな」と読むのですね。「ておの」が訛ったようです。 (2021年11月18日 (木) 20時24分)[20587]

柊子 > 月番さま
「ちょうな」ですか! 知りませんでした、ありがとうございます。「マサカリ担いだ金太郎」のマサカリ(鉞)も類義語なのですね。 (2021年11月19日 (金) 14時05分)[20597]

榮一 > 冬の斧に問題あり。春の斧や秋の斧や夏の斧もやはり削れないものを削れそうである。斧にも春夏秋冬はあるけれども冬の斧というものはないのではないかと思う。 (2021年11月19日 (金) 14時52分)[20603]

世話人 > 作者は宜子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時39分)[20617]
名前

編集(Pass)キー

6 寂しきは立冬の夜のメロンパン  投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時42分)[20509]
7点 宜子 孝子 柊子 義之 眞佐子 美保子 進二


月番 > 今月の最高点句です。「寂しきは」の打ち出し、いかがでしょう。 (2021年11月12日 (金) 20時12分)[20522]

美保子 > メロンパンそのものは寂しいものという印象はないと思う。立冬の夜の というところで寂しきは と繋がるのかなと思った。
ダイニングテーブルの上の一個のメロンパン。残業で遅くなった一人暮らしの女性。母親が子供たちが寝付いた後に大事に取っておいたパン。寂しき という言葉が加わるだけで、色んな物語が生まれるように思う。 (2021年11月16日 (火) 21時04分)[20559]

柊子 > メロンパンは苦手です。ただただ甘く、かさかさで口の中の水分を持っていかれて…私が立冬の夜にメロンパンを食べていたとしたら…寂しさが身に沁みました。 (2021年11月17日 (水) 14時23分)[20568]

孝子 > 菓子パンはあまり得意ではありません。とくに、メロンぱんは一時すごい人気でどこ其処の・・とか、並んで・・・とか人気でしたが。私はあまり得意ではなかったから、めろんぱんの句、いやいやと思いましたが、今回11月の句会に秋の季語はとるまいときめて、5句も減ると基本をずれてるのもはずすと、限られて、悩んでいるうちに寂しさを感じられるように思えていただきました。 (2021年11月17日 (水) 20時03分)[20571]

眞佐子 > メロンパンそのものは寂しくないのですが、立冬の夜にメロンパンが1個置かれていたら寂しく感じられるのではないかと思います。 (2021年11月18日 (木) 12時21分)[20582]

宜子 > 上五「寂しき」は、言わなくてもと思っています。眞佐子さんの書かれている通り「立冬の夜のメロンパン」だけで、充分寂しそうです。十二音で出来上がっている句のような気がします。 (2021年11月18日 (木) 20時30分)[20589]

進 二 >  眞佐子さん・宜子さんが、まわるく表現された通りに私も感じましたが、よく分かりますので頂きました。作者の主観表現は・・と言うことでしょうか。 (2021年11月19日 (金) 11時58分)[20593]

榮一 > 面白い句である。外したのは立冬だからである。冬の夜でよさそうである。 (2021年11月19日 (金) 14時54分)[20604]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時40分)[20618]

世話人 > 今月の最高点でした。来月の月番をお願いいたします。 (2021年11月20日 (土) 11時48分)[20628]
名前

編集(Pass)キー

7 柿落葉具の何もない茶碗蒸し 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時41分)[20508]
2点 孝子 義之


月番 > 季語「柿落葉」と「茶碗蒸し」の取り合わせ。絵解きをお願いします。 (2021年11月12日 (金) 20時15分)[20523]

義之 > 掲句は色彩感の溢れる絵画のような一句、まさに月番様の言われる「絵解き」は的を射た、リーディングフレーズだと思い、その絵解き(謎解き)に挑戦である。さて、茶碗蒸しの定番の具といえば銀杏であり、具の無い茶碗蒸しはのっぺりとした黄色一色である。とすれば、「銀杏落葉具の何もない茶碗蒸し」が、先ずは浮かぶ。しかしながら作者はこの安易さを嫌ったのかもしれない。一方「柿落葉」はその複雑な色彩や、大型で肉厚な形から、ある種の絢爛豪華さがある。銀杏落葉の取り合わせでは付き過ぎと考え、敢えて、反語的な効果を狙い「柿落葉」を斡旋したのではなかろうか。個人的には「黄落や具の何もない茶碗蒸し」が好みである。 (2021年11月15日 (月) 09時01分)[20535]

月番 > 義之さん、わかり易い「絵解き」をしていただき、有難うございます。茶碗蒸しには「ぎんなん」ならば「銀杏落葉」それでは安易にすぎるから「柿落葉」でしたか!!なるほど。月番には思いもつかない展開でした。「絵解き」をお願いして大正解でした。十七音だから楽しめた世界かと。

(2021年11月15日 (月) 17時37分)[20548]

孝子 > 義之さんとまったく同じ思いでした。柿落葉は、言えば九谷焼のような色彩感と厚みをかんじます。そこに、和風のプリンのような、茶碗蒸しの斡旋みごとだとおもいました。 (2021年11月17日 (水) 20時10分)[20572]

榮一 > 具の何もないは言い過ぎのようである。もちろんそんな茶碗蒸しがあってもいいが何故か釈然としない。柿落葉の季節感さえも薄れるように思う。 (2021年11月19日 (金) 14時59分)[20605]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時41分)[20619]
名前

編集(Pass)キー

8 秋の蝶野良猫の鼻触れていく 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時41分)[20507]
5点 宜子 柊子 洋子 眞佐子 鈴子


月番 > こちらは「秋蝶」に「野良猫」の斡旋です。可愛い風景ではあります。 (2021年11月12日 (金) 20時21分)[20525]

洋子 > 秋の蝶は弱弱しく、低く飛んでいます。ちょうど野良猫の鼻のあたりを飛び、野良猫に、今年はこれでお別れよ、バイバイと別れをつげていたりして・・・。 (2021年11月15日 (月) 09時49分)[20539]

月番 > 確かに秋の蝶は低く飛ぶイメージです。春の蝶や夏の蝶は高く飛びます。中七以下でその低さを描いているのですね。ストレートに「低く飛ぶ」ではなく・・すごいなぁ。 (2021年11月15日 (月) 17時42分)[20549]

眞佐子 > 秋蒔きの大根や小松菜を蒔き、少し大きくなると秋蝶が沢山やって来ます。みんな低く飛んで入るように思います。掲句の野良猫も手を挙げて蝶と遊んでいるよな気がします。 (2021年11月18日 (木) 12時05分)[20581]

鈴子 > 買い物帰りにひと休みするベンチでこんな光景を見かける事があります。ほっとするひと時です。 (2021年11月18日 (木) 19時43分)[20585]

柊子 > 風もない穏やかな日差しを感じました。蝶と猫、どちらも能動にも受動にもとれる気がしました。 (2021年11月19日 (金) 14時13分)[20598]

榮一 > 野良猫は眠っているのであろうが猫は敏感である。鼻に触れる気配を感じれば目を開けて手を出しそうである。鼻触れていくは現実感が乏しいような気がする。 (2021年11月19日 (金) 15時12分)[20606]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時41分)[20620]
名前

編集(Pass)キー

9 ボクサーに伴走のチャリ冬の川   投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時40分)[20506]
6点 紫翠 洋子 美保子 進二 剛 主宰


月番 > 「チャリ」は自転車。自転車とするより今は「チャリ」の方が馴染むのでしょうか。冬のトレーニングです。 (2021年11月12日 (金) 20時18分)[20524]

洋子 > 冬の川がうまく座っているように思いました。 (2021年11月15日 (月) 09時50分)[20540]

> 冬の川の土手を走るボクサーには可なりの悲壮感が有る。伴走の自転車にはトレーナー。減量等もトレーニングのメニューに有るのだろう。若い時代の友人に4回戦ボーイと呼ばれるプロのボクサーがゐたが大成はしなかった。そんな思いがこの句を採らせたが、ふとチヤリ(自転車)の事を、私の悪たれの頃はハイコロなんて香具師の隠語で通用していたのを思い出し、チャリなんて呼ぶのは何時頃からだろうかに思いが飛んだ。そして連鎖的に、「若気の至り」を、最近は「ヤンチャ」なんて言葉が罷り通るし、世の中に乗り遅れた老人の感がしきりである。 (2021年11月15日 (月) 11時43分)[20543]

月番 > 剛さん、上五中七で、いろいろなものが見えてきますね。省略の良さでしょうか。その、いろいろもののいくつかを、剛さんが見せてくれました。納得です。「ハイコロ」「ヤンチャ」最近はカタカナ語のハンランです。 (2021年11月15日 (月) 18時10分)[20550]

紫翠 > 「チャリ」がポイント。なかなか思いつかない言葉です。情景のよく見える作品と思います。 (2021年11月16日 (火) 10時44分)[20554]

美保子 > ドラマの一場面のような気がしないでもないのですが。冬の川で身近なものになったようです。チャリはママチャリなどと普通に言うようになりましたね。ヤンチャと言う意味がわからないでいたのですが「若気の至り」という意味だったのですね。何となくもやもやとしていました。 (2021年11月17日 (水) 20時42分)[20574]

進 二 >  今、広辞苑の改訂版の編集が追い込みに入っているようですが、一時的な流行り言葉に終わるのか、定着するのかの判断に苦しんでおられるようですね。「チャリ」もそんな「たぐい」のように思いましたが「冬の川」がボクサーの厳しい立場をよく表現していますので頂きました。 (2021年11月19日 (金) 12時20分)[20594]

榮一 > 映画や漫画の世界観である。漫画明日のジョーでよく見かけたロードワークである。まさにチャリであった。 (2021年11月19日 (金) 15時16分)[20607]

世話人 > 作者は孝子さんでした (2021年11月20日 (土) 11時42分)[20621]
名前

編集(Pass)キー

10 学食の黙食の札鵙日和 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時39分)[20505]
6点 紫翠 加津子 進二 千尋 鈴子 主宰


月番 > コロナ禍ゆえの「黙食」、学食が辛いです。季語の「鵙日和」の効き方は如何でしょう。 (2021年11月12日 (金) 20時26分)[20526]

紫翠 > 上五は「学食」に限定されるのと、「食」の重なりが気になるので工夫の余地があるような気がします。下五は「鵙の贄」などの関わりから効果的。内容のある良い作品と思います。 (2021年11月15日 (月) 11時13分)[20542]

月番 > 「学食」「黙食」と、「食」の重なりですね。「黙食」は削れないでしょうから、変えるとすれば「学食」ですね。「ランチ時」「寮生の」「女子寮の」う〜ん・・・どなたか良いお知恵を。 (2021年11月15日 (月) 18時18分)[20551]

加津子 > 大学の広い構内の学食。大きな窓のある静かな食堂のパーテンションで仕切られたテーブル。鵙の声が寂しく感じます。 (2021年11月16日 (火) 13時25分)[20557]

千尋 > 今は「学食」も「黙食」もとりあえず外せない言葉とわたしは思っています。 (2021年11月17日 (水) 01時18分)[20562]

鈴子 > 千尋さんと同じ気持ちです。食事時間が明るく楽しい時間でありたいものです。 (2021年11月18日 (木) 20時29分)[20588]

進 二 >  我が家の近くの大学正門と通用口には、コロナ以来門柱に「学生以外の方の「構内」通り抜けご遠慮下さい」の表示がなされております。加津子さんも「大学構内」と表現されておりますが、大学では常に「校内」ではなく「構内」が常に使われていましたので、ここは「構内の・・」で収まると思います。私も過去に「構内の・・」を使った句を使ってきました。作者さんが詠まれた舞台はまた別の大学と思いはしますが。「鵙日和」の季語は、こんな穏やかな「鵙日和」なのに、私のよく通り抜ける構内の学食には、こんな札が中々取れずにと悲しんでおられるのだと読ませて頂きました。 (2021年11月19日 (金) 13時02分)[20595]

榮一 > コロナの中での学食である。鵙日和であれば話は芝生の広場ですればいいのである。 (2021年11月19日 (金) 15時20分)[20608]

世話人 > 作者は洋子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時43分)[20622]
名前

編集(Pass)キー

11 耳を増やして風の音聞く草もみじ 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時38分)[20504]
1点 剛


月番 > 「耳を増やして」本当に増やしているはずはなく、増やした感じということと読みましたが。「風の音」を聞くためですから。 (2021年11月12日 (金) 20時30分)[20527]

> 住まいから見える、立山の弥陀ヶ原の草紅葉にはもう既に雪が何度か降った。尾瀬沼辺りも有名であるが 樹(木)に限らず、草原や空地等の名も知らぬ草も又見事に紅葉する。穏やかな風では無い、冬を呼ぶ冷たい風にひれ伏してゐる草。そんな情景だろう。私はこの十年来携帯電話の声を右耳が僅かに拾える失聴者ある。雨風や自然の音は勿論、話し声もよく良く聴き取れないので、中々人にも自分からは話しかけることが出来ない。「耳を増やして」は作者の俳句的なセンスである、耳の無い私の疲れた涙目が反応した。 (2021年11月15日 (月) 10時05分)[20541]

月番 > 上が七音でも「耳を増やして」いいですね、剛さん。 (2021年11月15日 (月) 18時21分)[20552]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2021年11月20日 (土) 11時44分)[20623]
名前

編集(Pass)キー

12 脳に効く落葉ふむ音一里塚 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時38分)[20503]
4点 孝子 保子 千尋 主宰


月番 > 「落葉ふむ音」が脳に効くといわれると、そんな気がしてきます。 (2021年11月12日 (金) 20時36分)[20528]

千尋 > この頃何かにつけて老化というか、歳のせいということをしみじみ感じています。足の裏で感じた落ち葉の感触、音。愛おしくて大事にしたいと思います。 (2021年11月17日 (水) 01時14分)[20561]

孝子 > この句にふと、赤ちゃんが泣き止まないとき、ビニール袋だかを釈迦釈迦とすると、泣き止むとか。どうもおなかの中にいたときのように安心するらしいと聞いたことを思い出しました。だから、脳に効く音が落葉踏む音ときいてすぐに、納得しました。いいところを見つけた独自の感覚に脱帽です。好きな句です。 (2021年11月17日 (水) 20時18分)[20573]

保子 > 生きているから落葉を踏める。そしてその音も聞こえる。実感します。一里塚 がちょっと分からなかったです。 (2021年11月17日 (水) 23時22分)[20577]

榮一 > 乾燥した枯葉を踏む音は気持ちの良いものである。脳に効くは作者の感覚である。その感じかたも面白い。一里塚は江戸時代のものであろう。箱根山周辺にもありそうである。 (2021年11月19日 (金) 15時31分)[20609]

世話人 > 作者は紫翠さでした。 (2021年11月20日 (土) 11時45分)[20624]
名前

編集(Pass)キー

13 雪しんしん真紅と紺の傘二つ 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時37分)[20502]
1点 紫翠


月番 > 雪の降る中を二つの傘が並んで行きます。なにか物語が始まりそうです。 (2021年11月12日 (金) 20時38分)[20529]

紫翠 > 上五だけでイメージが広がり選をしました。字余りですが違和感はありません。取り合わせの「真紅と紺の傘」が秀逸。「二つ」は省略可能で工夫がいるように思います。 (2021年11月17日 (水) 10時39分)[20565]

榮一 > 雪しんしんは使い古さた形容のようである。古い東映の映画を見ている感じである。白と赤と紺の配合は映像的ではあるが。 (2021年11月19日 (金) 15時37分)[20610]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時46分)[20625]
名前

編集(Pass)キー





Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板