玄鳥 定例句会

2017年

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16 夏惜しむ宿題聞くや乙女たち 投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 19時03分)[11459]
1点(杏花)


循子 > 乙女と言えば川端康成の少女小説(中原淳一挿絵)『乙女の港』が出てくる世代なので、「母さまが天気予報を聞いて、大丈夫らしいっておっしゃるもんだから、損しちゃったわ。」「雨よりも、わたくし午後になると、がんがん頭痛がするの。」などの会話やエスの世界を思わせ、ちょっと気恥しい。私の勝手な感じ方と、承知していますが…。それよりも、掲句は三段切れではないでしょうか。気になりました。 (2017年09月12日 (火) 22時13分)[11496]

杏花 > 夏の終わりを感じましたが乙女より少女ではと思いました。 (2017年09月13日 (水) 09時33分)[11505]

千尋 > 循子さんの言われるように、三段切れと思っています。
中七の「や」を削ってまずは、「夏惜しむ宿題を聞く乙女たち」動詞が多いので、「夏の果宿題を聞く乙女たち」では?
これで写真からの雰囲気がまとまるのではと思います。 (2017年09月18日 (月) 16時10分)[11587]

榮一 > 宿題の事を聞く事からすれば「夏惜しむ」はどうかと思う。乙女は少し行き過ぎのようです。まず三段切れの解消を。 (2017年09月19日 (火) 01時00分)[11604]

世話人 > 村上直さんでした。 (2017年09月19日 (火) 01時36分)[11626]
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17 もう一人少女を待てり残暑の樹  投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 19時03分)[11458]
9点(美鈴、直、眞佐子、循子、美保子、宜子、洋子、千尋、主宰)


循子 > 画面に残暑感もあるし、もう一人少女を待ってるのが、樹であると読めば、盲点を衝かれたようで、うん、面白い! 納得です。
(2017年09月12日 (火) 10時41分)[11476]

宜子 > 「もう一人」というからには、既に何人か集まっている。その待っている感じと「残暑の樹」のけだるさ。あの写真から見事に抜け出した感じです。 (2017年09月12日 (火) 20時50分)[11489]

美保子 > 夏休みも今日まで、この後、氷でも食べに行く?お好み焼き?「〜ちゃん、遅いね」というような会話がなされているのかなと。残暑の樹 という季語の使い方はとても好きです。 (2017年09月15日 (金) 10時44分)[11539]

千尋 > 中七で切れていると読みました。
「残暑の樹」の気怠さは宜子さんの言われるとおりですね。
少女たちは待つ時間また楽しいのです。ああ〜、こんな〜時代もあったのさ〜です。 (2017年09月15日 (金) 21時16分)[11551]

洋子 > 私も千尋様のように中七で切りたいです。待っているのが残暑の樹という感性はどうしても身につかないようです。自分は常識的な理屈の人間だとつくづく思います。でも主宰先生は「木あるいは樹」がお好きと聞きますので、きっと残暑の樹が待っていると取られるんじゃないかなと楽しみにしています。 (2017年09月15日 (金) 23時03分)[11553]

> 今回の写真を拝見して、もう一人を待てりとした発想が面白く良かったと思いました。 (2017年09月16日 (土) 21時06分)[11572]

眞佐子 > 私は大勢がいて一人を待っていると読んだのですが、待っているのが「残暑の樹」であると読めば面白いですね。 (2017年09月18日 (月) 20時31分)[11588]

榮一 > 樹は気になりましたが。 (2017年09月19日 (火) 01時02分)[11606]

世話人 > 石田剛さんでした。 (2017年09月19日 (火) 01時36分)[11627]
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18 蚊帳吊り草手折りため息おみなごは 投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 19時02分)[11457]


循子 > 蚊帳吊草は夏の季語ですが、子供の頃は穂を裂いて遊んだ思い出があります。いまそんなことしている暇は子供たちに無いのか、見かけなくなりました。懐かしい。まして「おみなご」とあるので、竹久夢二や、高畠華宵の挿絵を思わせてくれます。懐古の世界でしょうが、まだ言葉の整理が出来る余地がありそうに思います。 (2017年09月13日 (水) 15時18分)[11510]

千尋 > あの写真から少女の溜息が出て来たのは素晴らしいと思いました。ただ循子さんの言われるように言葉の整理というか、平仮名の使い方だけでも違えばと思いました。ため息より溜息、溜め息だと随分分かりやすいように思いますが。循子さん? (2017年09月15日 (金) 00時49分)[11535]

循子 > 表記にあまり拘らないという主張もあるかと思いますが、私はかなり気になるので、
自句については、漢字にするか、仮名にするか、あるいはその混ぜ書きにするか迷います。何度も書いて眺めて、決まらないときもあります。溜息についても同じことが言えます。掲句の場合、「手折り」と動詞の送り仮名があるので、やはり千尋さんの書かれてるように、ここは「溜息」と漢字表記にしたいと思います。細かいことに拘り過ぎると思いながら、もう少し表記に神経を使ったら、もっと佳くなるのに…と、普段の句会でも、お節介なことを感じていますす。
一概には言えなくて、平仮名ばかりで素敵な句もあり、全て漢字で仕立てた句もあり、好みもありますし、難しいですけれど。 (2017年09月15日 (金) 17時19分)[11544]

作者 > お二人で分かりやすく書いて下さって、本当にそうだと納得いたしました。長い間、ネット句会に参加させていただいているのですが、フォト俳句は初めての事で、写真を送っていただく前に作っていた句は秋の句でした。写真を眺めて、秋の句を出していいのだろうか。しかも、おおよそ、写真から、イメージしたものと違う。と晩夏の季語を探して、たどり着いた句です。下五のおみなごはで終わる事が気になったのですが、溜息と漢字にするだけで、読み直す必要がなくなるのだと納得しました。ありがとうございます。 (2017年09月15日 (金) 22時52分)[11552]

榮一 > 連句の平句のような止め方です。後に七七の短句を付けなければ完成しないような句ですね。 (2017年09月19日 (火) 01時10分)[11607]

世話人 > 鈴木美保子さんでした。 (2017年09月19日 (火) 01時37分)[11628]
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19 オートバイの一時停止や鰯雲  投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 18時59分)[11456]
6点(紫翠、進二、鈴子、保子、宜子、加津子)


宜子 > 確かに写真にはオートバイが写り込んでいましたが、それでなくても町の一風景として、オートバイが赤信号で一時停止、その時、空にはいわし雲。スマホ片手の人たちにはない、おおらかさがステキでした。 (2017年09月12日 (火) 20時55分)[11490]

加津子 > 写真から日常にあることを切り取った目線がいいと思いました。 (2017年09月14日 (木) 00時12分)[11516]

保子 > 正しい生きざまがあります。明日もよろしくお願いします。という風に受け取りました。 (2017年09月16日 (土) 00時50分)[11559]

鈴子 > あの写真からこのような句を作られた作者の方の視点の良さに感じ入りました。 (2017年09月17日 (日) 20時28分)[11582]

榮一 > 写真ではオートバイは走っているようです。一時停止のイメージは出てこなかったです。写真句会の難しさですね。 (2017年09月19日 (火) 01時14分)[11608]

世話人 > 松谷眞佐子さんでした。 (2017年09月19日 (火) 01時38分)[11629]
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20 少女らの行方は未だ晩夏光 投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 18時59分)[11455]
4点(進二、剛、循子、淳子)


循子 > いまお喋りに夢中の少女たち。それを消してしまったんですね。宿題が出来ないだけでも、消えたい子もいるでしょうし。なにかもっと別次元の世界へ行ったかも知れないし。「晩夏光」には好き嫌いがありますが…。私は掲句、「晩夏光」ゆえに好きとしか言いようが無い。 (2017年09月12日 (火) 11時01分)[11477]

> 晩夏光とは夏の盛りに比べ衰えが感じられる光のことである。自販機の前の少女たちを中心に、いま街の佇まいはその中にある。季節の変わり目は兎角人間を情緒不安定にさせる事もある。自分の来し方を思いながら、邪気の無い少女たちの行く末を思っているのである。「末だ(いまだ)」は、「まだ」の古語的表現で、彼女たちにどんな将来が待っているかは、分からない、先の知れない事であると、作者の少女たちへのエール(賛歌)と思いたい。 (2017年09月14日 (木) 10時29分)[11525]

進 二 >  少女達の青い鳥を探しての夏の終わりの家出、何も心配は無さそうですね。幸せは結局身近な所にあること、直ぐに気付くのですから。 又、明日にも自販機前の待ち合わせの景が見られるかも知れませんね。これも「季節の変わり目」の出来事の一つなのでしょうね。 (2017年09月16日 (土) 21時50分)[11573]

美保子 > 玄鳥の先輩の皆さまの選評がドラマのようで、感動しています。文章もわかりやすく、この句からこんなに、イメージをふくらませることができるのかと、これは勉強とかではなく感性の問題ですね。ですから、ネット句会は読んでいるだけでも楽しいのですね。 (2017年09月17日 (日) 09時48分)[11575]

榮一 > 夏の終わりの光です。少女らの行末は未来であって不安はあっても希望もあるのです。凋落の晩夏光はどうかと思いました。 (2017年09月19日 (火) 01時19分)[11609]

世話人 > 太田鈴子さんでした。 (2017年09月19日 (火) 01時39分)[11630]
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21 青春の語らい尽きぬ晩夏光   投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 18時58分)[11454]
9点(紫翠、杏花、寿美、オサム、直、眞佐子、循子、孝子、洋子)


循子 > いま気がつきました。これも晩夏光でした。読み返して今は「青春の語らい」は既成語っぽく、曖昧さもあるようで、ちょっと違和感を感じています。済みません。 (2017年09月12日 (火) 11時19分)[11479]

杏花 > 青春ですから中三の終わりか高校生を思います自分にとってタイムスリップして楽しくさせてくれますね! (2017年09月13日 (水) 09時57分)[11507]

オサム > 循子さまのおっしゃるように、「青春の語らい」は既成語っぽく、曖昧さもあるようで、おまけに回顧的な情が出過ぎだと思います。ただ、私は掲句、「晩夏光」ゆえにそれらのマイナス要素を支え切り、普遍的な詩に昇華させていると思えたのでした。 (2017年09月14日 (木) 01時16分)[11519]

洋子 > 8番の句と同じような感想でいただきました。 (2017年09月14日 (木) 11時50分)[11528]

榮一 > この句も晩夏光の季語は似合わないように感じました。 (2017年09月19日 (火) 01時21分)[11610]

世話人 > 渡辺淳子さんでした。 (2017年09月19日 (火) 01時39分)[11631]
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22 初孫の花嫁候補秋暑し 投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 18時57分)[11453]
3点(紫翠、鈴子、孝子)


杏花 > 孫ラブラブの私にとって嬉しくて読ませていただきました今やっと大学受かったばかりこのような時期まで生きていたいものです。 (2017年09月13日 (水) 15時11分)[11509]

紫翠 > 写真から個性的で飛躍した発想に注目しました。 (2017年09月16日 (土) 11時43分)[11563]

孝子 > 写真からの着地がおもしろかったです。 (2017年09月16日 (土) 18時24分)[11570]

鈴子 > 掲句からお孫さんの花嫁候補をと発想された作者。写真句会の面白さを味わいました。 (2017年09月17日 (日) 19時03分)[11579]

鈴子 > すみません。掲句からでなく、写真からの誤りです。申し訳ありませんでした。 (2017年09月17日 (日) 19時07分)[11580]

榮一 > 折角の花嫁候補なのにうんざりする秋暑しはいただけませんね。 (2017年09月19日 (火) 01時24分)[11611]

世話人 > 若林千尋でした。 (2017年09月19日 (火) 01時40分)[11632]

千尋 > 嫁は永遠の敵なんです (2017年09月22日 (金) 00時04分)[11634]
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九月の定例句会 投稿者:世話人 (2017年09月11日 (月) 16時07分)[11452]
句会準備中です

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八月定例句会 投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 22時07分)[11277]
句会の皆様
残暑お見舞い申し上げます。
 先日、金子兜太主宰の「海程」が、来年9月で終巻となることが報じられました。
兜太氏は来年で満99歳、数えで100歳になるのを契機としたとのことです。
今年3月には中村草田男の「萬緑」が終巻しました。昭和の代表的な俳句誌の終巻が
続くようです。それでは今月も、昭和平成の玄鳥作家による22句が揃いました。
皆様のコメントを待っています。
主宰先生、今月もご指導ご教示のほど宜しくお願い申し上げます。
今月の月番は、石田加津子さんにお願いします。  宜子

     句会 19日(土)まで  作者発表 20日(日)


加津子 > 初めての月番です。皆様のご協力よろしくお願いします。緊張して目が冴えてしまっている真夜中の私です。 (2017年08月13日 (日) 00時39分)[11278]

世話人 > 期日が来ましたので、作者を発表しました。
主宰先生、今月も各句へご教示いただき、有り難うございました。加津子さん、初めての月番、如何でしたでしょうか?お疲れ様でした。書き込みを頂きました皆様、猛暑の中、有り難うございました。
来月は、若林千尋さんのご提案で「写真句会」を予定しております。つきましては、来月の世話人は、千尋さんにお願いすることになりました。宜子は少し遅めの夏休みを頂きます。勿論、句会には参加いたします。千尋さん、よろしくお願いします。宜子 (2017年08月20日 (日) 20時13分)[11449]

加津子 > 不慣れな月番にご協力いただきありがとうございました。唯々感謝のみです。来月からの句会にこの経験を生かしたいと思います。 (2017年08月20日 (日) 21時28分)[11450]

千尋 > 宜子さん、毎月ありがとうございます。
加津子さん、月番ごくろうさまでした。
みなさま、来月は写真句会とさせていただきます。
久しぶりのことなので宜子さんのようにうまく出来るかどうか今から心配なのですが、来月1日にわたしから句会ご案内のメール(写真添付)を送らせていただく予定ですので、よろしくお願いいたします。 (2017年08月21日 (月) 01時08分)[11451]
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1 鮎の宿昔の恋を語る友        投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 22時01分)[11276]
 美鈴 直 剛 (3点) 


月番 > 皆様、経験からとられたのでしょうか。 (2017年08月13日 (日) 01時01分)[11279]

循子 > 恋心など、どこかへ置き忘れて来たような齢になりました。昔の恋文が捨てられない自分もいますが、相手は既に彼岸の人。成就しなかったから美しい記憶として残ったのでしょうね。そういう話は学生時代の友人と、今は笑い話のように喋ったりします。素直でない所為か、掲句のように真面に書かれると、ちょっと気恥しいような…。済みません。 (2017年08月14日 (月) 00時15分)[11304]

> 鮎は季節の川魚で、釣ることに熱中した頃もある。鮎を食べに行ったか、釣り宿かは判然とはしないが、遥か昔の恋を語れる友なんて、この齢になれば、そうはざらにはいない。酒の勢いで昔話になったのだ。句としては、安田さんが書いたように少し気恥ずかしい。でも「一度のみの初恋のやみ難き情けには、後なる恋は及ばない」と、妙に若返るような気もする。人間、いくつになっても若い昔は懐かしい。こんなことを語れる友人がいることが羨ましい。 (2017年08月14日 (月) 10時38分)[11315]

月番 > 皆さま素敵な恋なさっているんですね。 (2017年08月14日 (月) 21時46分)[11323]

> 循子さま、剛さま、作者さま、羨ましい限りです。私も5年位前まで、帰省すると、7、8人の親しい友達が集まり親交をあたためていましたが、体調を壊し、今年の4月に帰省した時は、2人になりました。早く戻つてきて、楽しく語りたいと、思つています。
(2017年08月15日 (火) 20時49分)[11330]

榮一 > 少しセンチメンタルですね。語れる恋は学生時代までですね。その後は墓場まで持っていくようです。 (2017年08月19日 (土) 10時01分)[11403]

世話人 > 作者は久野孝子さんです (2017年08月20日 (日) 19時37分)[11427]
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2 遠花火テレビの字幕追ふ夫 投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時59分)[11275]
 杏花 進二 加津子 (3点)    


月番 > どこのご家庭でもありそうな風景です。 (2017年08月13日 (日) 01時42分)[11280]

加津子 > 遠花火のずれている音と字幕を追うあまり映像に追いついていかない時間差を感じて面白いと思いました。 (2017年08月16日 (水) 11時21分)[11342]

進 二 >  夫は嘗て心躍らせた映画の字幕を追っている。妻は耳を貸す程度だが夫の様子は視界に入っている。遠花火の音が時折耳に。高齢化社会の夫婦の一景が。 (2017年08月18日 (金) 15時14分)[11397]

榮一 > 遠花火は音を聞いているのでしょうね。テレビの映画も昔の映画のようです。やはり遠い記憶なのでしょう。少し寂しい句です。 (2017年08月19日 (土) 10時07分)[11404]

世話人 > 作者は宮本義之さんです (2017年08月20日 (日) 19時38分)[11428]
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3 レコードの道は一本熱帯夜 投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時53分)[11274]
 オサム 美鈴 循子 眞佐子 義之 淳子 主宰 (8点) 


月番 > 高得点の句です。皆様のご意見お聞かせください。 (2017年08月13日 (日) 01時44分)[11281]

循子 > いまのCDと違い、SPもLPもレコードには細い無数かと見える溝があります。これを一本の道と捉えたところを面白く感じました。シンフォニーやコンチェルト一曲にこの道はどれ程の長さなのか。熱帯夜が程よく効いています。 (2017年08月13日 (日) 23時59分)[11303]

寿美 > レコード鑑賞とエレクトーン演奏(我流)が趣味で5,60枚はあったと思いますが、CDになり人に上げてしまいましたが、今ブームになって、しまったと思っています。針に溝のゴミがたまると雑音が入るしCDにないめんどくささはありますが、いまにしてみればもったいないことしたなと少し後悔しています。 (2017年08月14日 (月) 08時54分)[11308]

オサム > 取り合わせの妙の一句。まっ黒なレコード盤の溝の円周上をレコード針が延々と進んでゆく。あの動きは何か熱帯夜のいやな暑さが延々と続く感じと相通じるところがあるようです。余談になりますが、今年はロックのレコードの最高傑作とよく言われるビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』というレコードの発売後50周年という事で、リマスターされた音源のCDなどが発売され、イギリスでは50年越しにチャートの一位を獲得するなど話題になりました。ちなみに、50年前に発売されたこのLPは最後の一曲が終わったあと、ポールマッカートニーの不明な呟きがLPから針を挙げない限り、延々と繰り返されるという衝撃的な作りでした… (2017年08月16日 (水) 00時20分)[11332]

加津子 > 皆さま思い出の一曲が浮かんだようですね。今はアナログの時代にさかのぼっているようです。それにしても皆さまいろいろな趣味をお持ちですね。すてきです。 (2017年08月16日 (水) 11時32分)[11343]

眞佐子 > レコードの溝を道と捉えたところが面白く、熱帯夜との取り合わせが良かったです。広沢虎造の浪曲集のレコードからクラッシック名曲集まで色々思い出させてもらいました。 (2017年08月18日 (金) 08時49分)[11381]

榮一 > レコードの溝(道)は一本が当たり前です。発見でも何でもありません。熱帯夜にそう言えばとふと気が付いたのです。当たり前のことに気が付いた熱帯夜が面白いと思います。 (2017年08月19日 (土) 10時13分)[11405]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時39分)[11429]
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4 御朱印帳の墨痕のごとK揚羽     投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時52分)[11273]
 洋子 千尋 剛 寿美 義之 淳子 主宰 (8点)


月番 > 3番に続いて高得点句です。皆さまお願いします。 (2017年08月13日 (日) 01時49分)[11282]

寿美 > 私は新四国88か所の札所があるささぐりに生まれ、熱心な信者さんは回った札所の社務所でその寺の印をおしてもらわれています。88箇所を巡った証と祀られている神が違いますから印を励みとされて廻られていると思います。御朱印帳と黒揚羽の二物衝撃に感心しました。 (2017年08月14日 (月) 09時22分)[11310]

千尋 > 書いていただいたばかりの御朱印帳の太い墨のにじみがクロアゲハの羽のヒラヒラのように見えたとわたしは読みました。 (2017年08月14日 (月) 16時07分)[11318]

洋子 > 墨痕の黒と黒揚羽の黒がリンクして、黒揚羽の質感がよく伝わってきました。 (2017年08月16日 (水) 08時56分)[11336]

義之 > ストレートな表現の「如く俳句」であるが、見立ては的確で力強い。蝶の朱の紋様が鮮やかに浮かぶ。しかし、それだけでは、「ああ、そうですね」で終わってしまうところだが、掲句は、語と語が効果的に作用し、読者に鑑賞の幅を与えている。お遍路の一景の中のK揚羽の飛翔は想像力が膨らむ。 (2017年08月16日 (水) 14時07分)[11346]

> 御朱印と呼ばれるのは、神社や寺院を参拝した証に、その寺社の名や参拝日などを墨書して、その際に押印される印章である。田舎に住んでいても滅多に見かける事の無い、黒い揚羽の飛翔から、あの墨痕鮮やかな文字が、御朱印帳を抜け出て、黒揚羽に化したと解した。今は平和で豊かな世の中である。御朱印は、寺社に写経を納めた際の受付印であったと訊くが、御朱印帳を持って、神社仏閣を巡れば、清々しい気持ちにもなれる。今は御朱印集めがブームとも訊くし、記念スタンプのようなものだと云えばお叱りを受けるかも知れない。 (2017年08月16日 (水) 15時57分)[11348]

月番 > 10年ほど前、御朱印を携えて奈良を巡った事があります。この句のようにどっしりとした朱印が多いなかで、中宮寺のさらっと書かれた如意輪観音の字が心に残っています。作者の方も朱印を見るたびにその頃の記憶が甦ることでしょう。ちなみに今日は、大山詣でに行ってまいりました。小雨模様でしたが、相模湾に浮かぶ江の島が見えました。 (2017年08月17日 (木) 17時38分)[11363]

榮一 > 朱印帳は各お寺でいただけます。特に八十八ヶ所や三十三ヶ所の寺では顕著です。さらさらと書いた墨痕と朱印は見事だと思います。黒揚羽の飛ぶさまに見えたのでしょう。 (2017年08月19日 (土) 10時17分)[11406]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時40分)[11430]
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5 炎熱や見上げる地蔵の結跏趺坐   投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時51分)[11272]
   義之 (1点)


月番 > 結跏趺坐という言葉を初めて知りました。義之さんお願いします。 (2017年08月13日 (日) 01時54分)[11283]

義之 > 山の斜面に展開する広大な墓園、炎天の坂道を作者は登っているのであろう。 ふと見上げる先に、座像の地蔵を発見。 両手に印を結び伏し目勝ちの地蔵と眼が会い、炎熱地獄が如き非現実的な空間に、作者は一瞬の安らぎを感じたのであろうか。 結跏趺坐は固い言葉であるが座五にどっしりと座っている。 (2017年08月13日 (日) 15時59分)[11301]

循子 > 結跏趺坐の座りが良いという義之さんのご意見、最もと思いますが、「見上げる地蔵の」という中八はどうにもリズムが悪くて、気になります。語によっては、さほど気にならぬ場合もあるというか、それがかえって効果的という場合もありますので、一概には申せませんが、掲句の中八は明らかにマイナスに働いたと思う。 (2017年08月14日 (月) 10時28分)[11313]

義之 > 循子さん「見上ぐ地蔵の」であればよろしいでしょうか。そうすると地蔵が空を見上げているようにも取れます。悩ましい。 (2017年08月14日 (月) 18時53分)[11319]

義之 > 書き込みを修正します。中七の字余りを解消するには「炎熱や仰ぐ地蔵の結跏趺坐」では如何でしょうか。 (2017年08月15日 (火) 17時47分)[11324]

千尋 > 賛成です。「見上ぐ」だと終止形だなぁと思っていました。 (2017年08月16日 (水) 00時07分)[11331]

循子 > 済みません、義之さん。忙しくしていて、句会を覗かなかったので、返事おくれました。千尋さんの書いて下さったとおりです。「見上ぐ」は終止形で、地蔵には付きません。時々こういう終止形を使った句を見かけますが、私は気になります。千尋さん、有難うございました。 (2017年08月16日 (水) 12時52分)[11345]

月番 > 文法となると勉強不足の月番は、あやふやになります。「見上げる地蔵の」は中八ですが、文法的には大丈夫という事でいいのでしょうか。お教え下さい。 (2017年08月17日 (木) 17時46分)[11364]

循子 > 私も文法は苦手です。文語文法は尚更です。もっと詳しいかたがいらっしゃる筈ですが…。「見上げる」は口語で、下一段活用。終止形の「見上げる」と連体形の「見上げる」とは同じ活用。従って文法的には「見上げる」で正しい。ただ字余り云々と私が書いたので、義之さんは文語の「見上ぐ」はどうかと提案。翌日「仰ぐ」に修正されていました。「見上ぐ」は文語の終止形。名詞の地蔵を修飾することは出来ません。千尋さんがお書きになった通り、体言の「地蔵」に繋げるには連体形の「見上ぐる」とするのが正しい。文語の場合「見上ぐ」は下二段活用となり、終止形と連体形が異なります。要領を得ない説明で済みません。 (2017年08月17日 (木) 21時04分)[11368]

月番 > 的を得ない質問に丁寧に説明していただきありがとうございます。 (2017年08月17日 (木) 21時26分)[11370]

循子 > 「見上ぐる」と文語にすると、「見上げる」の字余りほどの違和感がなくなる気もします。個人的な思いかも知れませんが、言葉って不思議で、面白い。 (2017年08月17日 (木) 21時31分)[11372]

榮一 > 中八の「見上げる」のは誰かが少し曖昧に思えました。 (2017年08月19日 (土) 10時29分)[11407]

世話人 > 作者は渡辺淳子さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時42分)[11431]
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6 蚊を打って歓声あがるコーラス部  投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時50分)[11271]
   オサム 杏花 孝子 眞佐子 千尋 寿美 (6点)


月番 > ソプラノの歓声が聞こえてきそうです。 (2017年08月13日 (日) 01時57分)[11284]

寿美 > 私も志津さんと町のコーラス部に入ってたのしんでいます。いっぴきの蚊にみんな気になりつつも打てないもどかしさの中一人がピシャリとうってくれたことの安心と勇気に読者も溜飲を下げています。 (2017年08月14日 (月) 09時08分)[11309]

オサム > 私も寿美さんと同様の感慨でいただきました。このコーラス部は、名門の格式高いコーラス部というより、朝ドラの『ひよっこ』に出てきたような町工場の乙女たちのアットホームなコーラス部かもしれませんね… (2017年08月16日 (水) 00時30分)[11333]

千尋 > 女子ばかりのコーラス部の練習でしょう。指揮をしている先生に従って歌わないといけない。それも厳かなクラシック、そして何故か今日の先生は機嫌が悪い。そこに蚊が一匹キ〜ンと飛び廻っている。しかも刺されたらしく脚が痒い。息を乱すと先生に失礼だし・・と思っていると、彼女がピシャっとその蚊を打ってくれた。急に緊張が解けた瞬間でしょうか。 (2017年08月17日 (木) 13時51分)[11356]

循子 > だいたいコーラス指導の女先生は怖いですよね。発表会の前になると、もう罵声がどんどん飛んできて、YWCAのコーラス部でも皆ピリピリしていました。蚊を打とうものなら、嗚呼恐ろしや想像もできません。これはオサムさんの書かれたようにアットホームな町のコーラス部ですね。
(2017年08月17日 (木) 14時47分)[11360]

月番 > 寿美さん、今度全国大会で美声ご披露ください。 (2017年08月17日 (木) 17時48分)[11365]

眞佐子 > 昔、小学校の教室を借りてコーラスの練習をしたことがあります。窓を開けると即、蚊が入ってくるような時代でした。今は公民館活動でのコーラス部があるようです。蚊を打って歓声のあがるようなコーラス部だと思います。 (2017年08月18日 (金) 09時17分)[11382]

榮一 > 少しオーバーな気がしました。 (2017年08月19日 (土) 10時30分)[11408]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時42分)[11432]
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7 「運命」の指揮棒降りる晩夏かな  投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時49分)[11270]
   杏花 洋子 循子 剛 吉章 宜子 主宰 (8点)


月番 > 観客の緊張感が伝わってきそうです。 (2017年08月13日 (日) 01時59分)[11285]

洋子 > 晩夏のコンサートで、今まさに指揮棒が降りようとしている瞬間の期待感。ベートーベンの「運命」はどうでしょう。あまりにも効きすぎるのではないでしょうか。あるいは「運命」にもたれかかっているような・・・。普通の曲で指揮棒が降りるときの晩夏のコンサートでも十分趣があるように思いました・・・。 (2017年08月16日 (水) 09時04分)[11337]

循子 > 「運命」と作曲家自身が付けた標題ではなく、ある人の問いに対して第一楽章導入部を「運命が扉をたたいているところだ!」とベートーベンが答えたところから、≪運命交響曲≫と一般に呼ばれるようになったそうですが、問いかけたシントラ―は音楽の謎解きが大好きな人だったので、確実なこと不明。私が持っているのは1975年にポリドールから出た≪カラヤン・ベートーベン交響曲全集。その解説書(シュトゥッケンシュミット)によると、「夜の闇を通じて光へ」というのが、この曲を生むもとになった思想であるといわれている」とあります。最終楽章は明るいハ長調で始まり、歓喜の盛り上がりで曲は終わります。生で聴くオーケストラは洋子さんがお書きのように、他の曲でもいいのではないかとも思えますが、これが第九と置き換えられるかというと、疑問符が付きます。第六も同様。指揮棒が降りて、一瞬の静寂。ブラボーと拍手のなかで、あぁ終わっちゃった…と思う。
夏はやたらと暑くて過酷な季節でもありますが、「晩夏」となると何故かその暑さをも名残惜しく感じられたりします。掲句の場合、「運命」全楽章を考えると、「晩夏」という季語と通じ合うものがあって、共感しました。長々と済みません。面倒でしたら、読み飛ばしてください。 (2017年08月17日 (木) 11時56分)[11355]

循子 > 余談ですが、カラヤンがベルリンフィルを率いて初来日したのが、私の学生時代。貧乏学生の私には無縁の世界でしたが、当時グリークラブの男子学生たちがカラヤンの来日に熱狂したいた記憶があります。カラヤンは飛び切りの美男子だった(と思っていた)ので、そのほうが私の気になるところでした。カラヤンもとうに逝き、昔話となりました。 (2017年08月17日 (木) 14時05分)[11357]

月番 > カラヤンにも恋心抱かれていたのですね。 (2017年08月17日 (木) 17時50分)[11366]

> 私のようなクラッシックな音楽に弱い者でも、あの冒頭の旋律、ジャジャジャジャーンは知っている。指揮棒が下りて、この交響曲の演奏が鎮まった。あたかもこの夏の終わりを告げるように。管弦楽団を操るのは指揮者。カラヤンはベートーベンの曲だけを指揮したわけでは無いと思うが、どちらも天才と世に評された。安田さん勉強させていただきました。いま思えば、若い頃に生の交響楽団の演奏を聴く機会もあった筈で、生意気にも遊ぶ事に全身を傾けて暮らしておりました、楽譜も読めず、楽器にも触れる事なく、まったく不運な者で有ったと思っております。 (2017年08月17日 (木) 19時40分)[11367]

榮一 > ジャジャジャジャーンしかしりません。運命の曲名は他者がつけたものです。運命に晩夏は聞き過ぎているようにも感じましたが。 (2017年08月19日 (土) 10時34分)[11409]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時43分)[11433]
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8 動かざる岬の風車秋の潮      投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時48分)[11269]
   循子 直 孝子 保子 宜子 義之 (6点)


月番 > 秋の潮が目の前に広がります。 (2017年08月13日 (日) 02時06分)[11286]

保子 > 風車の白と秋の海の輝きが眩しい。深呼吸をしたくなります。 (2017年08月16日 (水) 23時30分)[11354]

循子 > 風力発電の白い風車でしょうか。風が絶えて回らない風車に、あかるいけれど、ちょっともの淋しい秋の潮。 (2017年08月17日 (木) 14時15分)[11358]

月番 > コータローの「岬めぐり」の時代が懐かしく思います。山にはソーラーパネル、海岸には風車やはり淋しい風景な気がします。 (2017年08月18日 (金) 10時33分)[11390]

千尋 > 先日、秋田の海岸沿いの道路を走りました。ずら〜っと風車が並んでいて、家屋は低い所に建っていました。風の強い地域なのだな〜と思いました。それで秋の潮が見える時には、けっこう風があるのでは?と思ったりしました。そうそう出雲に行くときも豊岡からずっと海岸沿いを走りましたが鳥取あたりは風車がいっぱい並んでました。
でもこの風車の建てられている所が太平洋側だと、どんな様子かわからないのですが。 (2017年08月18日 (金) 16時04分)[11398]

榮一 > 竜飛岬を思い出しました。遠い昔のことですが。現代的な風景ではありますが。 (2017年08月19日 (土) 10時38分)[11410]

世話人 > 作者は樋口進二さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時44分)[11434]
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9 働かぬ貌して歩く蟻一匹      投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時46分)[11268]
   オサム 美鈴 紫翠 進二 (4点)


月番 > 詠みきれなかった句です。採られた方教えてください (2017年08月13日 (日) 02時08分)[11287]

循子 > 「蟻一匹」の前に軽い切れがあるのでしょうか?「…貌して歩く」のは主人公である人間でしょうか?教えてください。 (2017年08月14日 (月) 10時18分)[11312]

オサム > 切れは無く、「…貌して歩く」のは蟻だと思いました。ただし、人間が蟻の顔から働くのか、働かないのかなど判別がつく訳もなく、これは怠け者ではあるけれど、労働以外の分野(芸術や音楽など)で世の中に役立っているという自負を持つ作者が、蟻に自分を投影しているのではないかと思いました。余談になりますが、蟻の集団では常に一定の割合で働かない蟻が出るそうで、働かない蟻にも何かしらの重要な役割があるのでは…という説があるそうですね。 (2017年08月16日 (水) 00時44分)[11334]

月番 > オサムさん、ありがとうございます。理解するのに私の頭はますますオーバーヒートしてます。採られた皆様も切れが無いとお考えでしょうか。それにしても蟻にも働かない蟻がいるなんてびっくりです。 (2017年08月16日 (水) 11時17分)[11341]

循子 > 人間と同様に働かぬ蟻がいるとは…。生きとし生けるものは個体によってそれぞれなのでしょうから、当たり前かも。面白いですね。でも働かぬ貌したひとが案外働き者だったり、その反対もあり。やっと歩けるだけの老人はみな働かぬ貌になり。これは難しい句でした。 (2017年08月17日 (木) 14時29分)[11359]

進 二 >  列になって餌を運ぶ働き蟻の横を、所々で少し大きな兵隊蟻が振り返り立ち止まりつつ手ぶらで歩む姿を子供の頃、しゃがんで眺めていたことがありましたが、そんな景を俳諧味を込め、人間とも重ねて上五中七で表現されたのかと読みました。ファーブルやシートン、夢中で読んだものでした。 (2017年08月18日 (金) 16時22分)[11399]

榮一 > 蟻も雄蟻は働きません。さすればこの蟻は雄か。いずれにしても蟻は働きものは先入観かもしれません。そのことを踏まえた句です。 (2017年08月19日 (土) 10時42分)[11411]

世話人 > 作者は新保吉章さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時45分)[11435]
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10 蝉時雨まっただなかの孤独感    投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時45分)[11267]
   杏花 美鈴 洋子 孝子 直 吉章 鈴子 千尋 淳子 (9点)


月番 > 今月の最高得点句です。皆さまよろしくお願いします。 (2017年08月13日 (日) 02時11分)[11288]

循子 > 誰もが体感するので、よくわかる句です。しかし、孤独感は人それぞれの違いがあり、それは日々違うものでもあります。秋思程度のものか、死を思うほど深いものか?自分の孤独は全く人には伝わらぬものだという諦観が私にはあります。「孤独感」を読み取るのは難しい。 (2017年08月14日 (月) 11時19分)[11316]

千尋 > 「まっただ中の孤独感」「まっただ中の孤独かな」とすれば循子さんの言われる孤独感が少し柔らかくなるような気がしています。またこの孤独感は死を思うほどの強い孤独ではないのではと思っています。わたしの家の前は公園ですから、午前中はすっごい蝉の大合唱です。シャーシャーシャージージージーミーンミーンミーン、そんな中に入ると頭の中が真っ白になって一人取り残されたような気分になります。そんなちょっとした孤独と思っていただきました。
(2017年08月14日 (月) 16時03分)[11317]

洋子 > 蝉時雨の中にいるときの孤独な感じがよくわかり、好きでいただきましたが、「孤独感」という観念的な言葉が大き過ぎるので、この言葉を使わないで、具象的なものを斡旋して、独りぼっちな感じを言い表したらいいんじゃないかなと思いました。なかなか難しいことですけど・・・。 (2017年08月16日 (水) 08時53分)[11335]

> 家から徒歩で五分の所に多くの樹がある公園があります。朝早くから、蝉の大合唱、その中で、ゴルフの素振りをしています。孤独感は意識して考えない様にしています。 (2017年08月16日 (水) 20時18分)[11350]

月番 > ご主人を亡くした友は二世帯住宅で息子さん夫婦と暮らしています。二階からの息子一家の笑い声で孤独を感じると言っていました。静まりかえっているより音の中で孤独を感じるのかと思います。 (2017年08月18日 (金) 10時41分)[11391]

鈴子 > 今日は久しぶりに晴れて朝から蝉が鳴いております。循子さんのおっしゃるように「孤独感」は難しいです。イメージでは解るのですが、「感」で解り辛くなった様な気がします。駅前のスーパーに買い物に出かける時、蝉時雨に圧倒されて、凄いな〜と思う事があります。蝉時雨に逆に元気づけられる時もあります。 (2017年08月18日 (金) 11時32分)[11395]

榮一 > 孤独感でいただけませんでした。 (2017年08月19日 (土) 10時43分)[11412]

世話人 > 作者は渡利寿美さんです。今月の最高点を得られましたので、来月の月番をお願いします。 (2017年08月20日 (日) 19時46分)[11436]
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11 大西日旧居留地の丸ポスト     投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時44分)[11266]
  紫翠 循子 鈴子 保子 剛 義之 宜子 美保子 (8点)


月番 > 句姿がすっきりしていると思います。よろしくお願いします。 (2017年08月13日 (日) 02時13分)[11289]

循子 > 素材、句姿、まるごと私の好みなので、それ以上言うことなし。 (2017年08月14日 (月) 10時38分)[11314]

宜子 > 旧居留地であれば、神戸、長崎か横浜が思われます。今は建物だけが残り、観光地となっているのでしょう。そこには昔ながらの丸いポスト。大西日がなにかを思わせます。 (2017年08月15日 (火) 19時50分)[11325]

月番 > 皆様、駆け込みで書き込みおねがいします。 (2017年08月18日 (金) 11時05分)[11394]

> 意識していても見当たらないが、丸いポストは正式には郵便差出箱1号と呼ばれるらしい。何となく昔のお役所の匂いがプンプンとする。今はもう四角い箱型のポストばかりで、丸から四角へと置き換えが行われたのは郵便物を収集するための合理化だったようである。神戸も横浜も旧居留地は史跡として残された観光の地である。旧居留地だから景観の為に残されたらしいポスト。それも大西日と云う景観の中に在れば注目される。ずいぶん前だが、3年ほど暮らした横浜の勤め先は山下町にあり、後ろに中華街を控え、前の山下公園は休日には大勢の観光客で賑わった。多くの人は旧居留地などとは思わず、またポストもそんな合理化の果ての物だなんて誰も思わない。が、俳人とはこんなところに目を付けて一句をものにする。 (2017年08月18日 (金) 16時35分)[11400]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2017年08月20日 (日) 19時47分)[11437]
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12 空蝉や手足に残るからみ癖      投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時42分)[11265]
  美鈴 進二 直 吉章 淳子 (5点) 


月番 > 一生懸命踏ん張って生きた証ですね。ご意見お聞かせください (2017年08月13日 (日) 02時26分)[11290]

オサム > 酒を飲むと、どうしていつも人に絡んでしまうのだろう?そうか、私の前世は蝉だったに違いない!…空蝉を眺めていてふっとそんな思いがよぎったのかもしれませんね… (2017年08月18日 (金) 02時38分)[11380]

進 二 >  読み返すまでもなく、にやっとしてしまう句。少し軽いのではのご指摘もあろうかと思いますが、何分蝉の殻ということで、頂戴しました。 (2017年08月18日 (金) 17時19分)[11401]

榮一 > 蝉はしっかりと体を支えて羽化します。癖ではないのです。 (2017年08月19日 (土) 10時46分)[11413]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時49分)[11438]
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13 唖蝉の肩に止まるや星生まる    投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時41分)[11264]
  加津子 (1点)


月番 > 加津子さんお願いします。 (2017年08月13日 (日) 02時38分)[11293]

加津子 > 唖蝉の肩に止まるやというフレーズでいただきました。 (2017年08月17日 (木) 21時31分)[11371]

月番 > 採られてない方のご意見お聞かせください。お願いします。 (2017年08月17日 (木) 21時33分)[11373]

オサム > (唖蝉の肩に止まるやという)フレーズに対して、(星生まる)がちょっと唐突で大げさな気がしました。例えばこれが(結跏趺坐)ぐらいなら鈍い私にもイメージ出来たのですが… (2017年08月18日 (金) 00時20分)[11376]

洋子 > 「結跏趺坐」いいですね。よくあっているように思います。 (2017年08月18日 (金) 09時33分)[11384]

義之 > 作者に申し訳ないが「唖蝉の肩に止まるや結跏趺坐」は、いいですね。永平寺を訪ねた時の景を想起します。 (2017年08月18日 (金) 10時04分)[11387]

月番 > ありがとうございます。書き込み嬉しいです。もっとありましたらスっごく嬉しいです。 (2017年08月18日 (金) 10時46分)[11392]

榮一 > 配合も説得力がなければ伝わらないようです。 (2017年08月19日 (土) 10時48分)[11415]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時50分)[11439]
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14 小暗がり墓地さわがしき送り盆  投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時40分)[11263]
  直 寿美 主宰 (4点) 


月番 > 小暗がりなので今風の霊園ではなさそうですね。 (2017年08月13日 (日) 02時30分)[11291]

寿美 > 大体墓地は小暗がりにありそれらしい雰囲気を醸していますが、お盆だけは色鮮やかならくがんのお菓子がセロファンに包まれたまま上げられているのを目にすることがありますが、私もそうですが納骨堂をかいました。実家も墓じまいをして納骨堂にしました。
蚊に食われながら草取りや墓掃除から解放されて助かっています。この句は昔ながらのお墓が想像できました。 (2017年08月14日 (月) 09時41分)[11311]

月番 > 四国の長曾我部氏も墓じまいをしたようです。墓を継ぐというのは難しいことです。今日は、送り盆ですが生憎の雨でお墓に行きかねています。牛に乗ってゆっくり帰るからいいかと勝手に解釈しています。 (2017年08月16日 (水) 12時24分)[11344]

> 先日80歳の誕生日を迎え、そして盆になり、お墓を買うか、納骨堂にするか、迷つております。佳い句に会えました。 (2017年08月16日 (水) 20時40分)[11351]

榮一 > 妻の実家の長崎の島ではお盆は墓の前で花火を焚きます。初めてでびっくりしたことを思い出しました。 (2017年08月19日 (土) 10時52分)[11416]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時51分)[11440]
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15 箱庭の川を跨ぎてシンゴジラ    投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時39分)[11262]
  鈴子 寿美 美保子 (3点)


月番 > 詠みきれなかった句です。ご意見お聞かせください (2017年08月13日 (日) 02時37分)[11292]

寿美 > 子供の夏休みの作品を想像しました。自分の子供時代とは違ってプラスチックの精巧なおもちゃがでまわっています。昔は遊び道具もなく夏休みの宿題はほとんど手作りでいろいろ楽しく遊びながら作ったものですが、現代は本物と見違えるような苺、りんご、バナナしかり、お腹すいてると思わずがぶりといきそうなくらい見目形色彩ゆたかです。ゴジラなどを箱庭に置く発想が現代っ子がやりそうだなと作者もお孫さんの発想に感心してできた句だろうと思います。 (2017年08月14日 (月) 08時33分)[11306]

加津子 > ありがとうございました。シンゴジラの映画の予告が頭に残っていて想像が膨らみませんでした。夏休みの作品は親に手伝って貰ったのを思い出しました。 (2017年08月14日 (月) 21時41分)[11321]

月番 > すみません。月番でした (2017年08月14日 (月) 21時43分)[11322]

鈴子 > シンゴジラは加津子さんが書いておられるように映画の予告で目にしました。シンゴジラを「箱庭の川を跨ぎて」とされた事が面白い発想の句と思いました。 (2017年08月16日 (水) 19時37分)[11349]

榮一 > 映画の撮影のような句です。子供をシンゴジラと見立てたのであれば感心できません。 (2017年08月19日 (土) 10時55分)[11417]

世話人 > 作者は佐藤美鈴さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時52分)[11441]
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16 似た家の異なる家族原爆忌  投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時38分)[11261]
  吉章 眞佐子 加津子 美保子 (4点)  


月番 > 原爆忌、とても難しい季語です。吉章さんお教え下さい (2017年08月13日 (日) 02時41分)[11294]

美保子 > 戦争が始まる前には通りからでも笑い声が聞こえるような、夕方、父親が帰って来るのを待って、食卓を囲むのが当たり前のそれでも、一軒一軒、違う家族があったはずである。それが、あの原爆が落とされて、その瞬間に消えてしまった。似た家であるが、一つ一つの家の過去、その時、未来の重さを詠まれているのかと思いました。 (2017年08月15日 (火) 20時48分)[11329]

加津子 > 日常の暮らしを突然奪われた。けれど確かに人生を歩んでいた。命の尊さを感じました。 (2017年08月17日 (木) 21時46分)[11374]

眞佐子 > 宅地には似た家が並んでいますが、一つ一つ異なった生活があるとおもいます。原爆により一瞬に消えた町にも、このような平和な暮らしがあったのだと今更の様に思われます。 (2017年08月18日 (金) 10時19分)[11388]

榮一 > 建売ならば同じような家が並びます。家は似ていても住む人はまちまちです。普通の事です。それにたまたま八月六日だったと言うことです。どのように係わるかがよくわかりませんでした。 (2017年08月19日 (土) 11時00分)[11418]

世話人 > 作者は木村オサムさんです。 (2017年08月20日 (日) 19時53分)[11442]
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17 木苺の土手ピアニカが通り過ぐ   投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時36分)[11260]
  紫翠 進二 眞佐子 宜子 鈴子 保子 千尋 (7点)


月番 > 皆さまよろしくお願いします。 (2017年08月13日 (日) 02時44分)[11295]

宜子 > 「木苺の土手」がステキでした。ピアニカの練習をしながら子供が通り過ぎます。少し道具立てが揃いすぎている感もありますが、ホッとする風景です。 (2017年08月15日 (火) 19時54分)[11326]

鈴子 > 木苺の土手とピアニカの意外な取り合わせ、光景も見えて来ます。 (2017年08月17日 (木) 17時11分)[11362]

眞佐子 > 高校生が土手でトランペットの練習をしているのをよく見かけますが、木苺の土手はピアニカが合うと思います。 (2017年08月18日 (金) 09時38分)[11386]

榮一 > 偶然にしても面白さが感じられませんでした。 (2017年08月19日 (土) 11時02分)[11419]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時55分)[11443]
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18 風涼し芭蕉生家の通し土間     投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時34分)[11259]
  紫翠 洋子 孝子 眞佐子 宜子 鈴子 千尋 寿美 (8点)


月番 > すっきりとした句と思います。よろしくお願いします。 (2017年08月13日 (日) 02時46分)[11296]

千尋 > もう何年前になるでしょうか。名古屋の実家に車で帰るときに名神高速道路を通らないで、京都から伊賀上野を通って鈴鹿越えをしたことがあります。
そのとき俳聖殿や芭蕉の生家に寄りました。入り口を入ると芭蕉の筆の軸が掛けてあって「桃青」というしなやかな字を初めて見たと思います。そして昔の商家のような建物なので通し土間を通ると庭があってそこに書斎と句碑があったと記憶しております。
暑い中、芭蕉の生家に行かれて土間を通る風にしばし涼を得られたのでしょうか。 (2017年08月14日 (月) 01時31分)[11305]

寿美 > 昔はセメントやコンクリートもなく土を叩き固めた土間でした。ひんやりと夏は涼しく冬も冷たいとは感じませんでした。懐かしさやいろいろ想像を掻き立てる句でした。 (2017年08月14日 (月) 08時41分)[11307]

洋子 > ネットで伊賀上野の芭蕉生家の写真を見ました。昔の土間はひんやりとしていた記憶があり、涼しさを感じられますね。 (2017年08月16日 (水) 09時10分)[11338]

眞佐子 > 通し土間の類似句はあると思いますが、芭蕉生家でいただきました。 (2017年08月18日 (金) 09時29分)[11383]

榮一 > 出来た句です。名所旧跡は間違いのない写生句を残します。 (2017年08月19日 (土) 11時04分)[11420]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2017年08月20日 (日) 19時57分)[11444]
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19 火の山に囮仕掛けて眠りけり    投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時33分)[11258]
  紫翠 循子 進二 保子 (4点)


月番 > 力不足で詠みきれなかった句です。お教え下さい (2017年08月13日 (日) 02時48分)[11297]

保子 > 「囮仕掛けて眠りけり」のフレーズはよく見かけます。「火の山」に惹かれて頂きましたがどう解釈するかが難しい処でした。作者の心象風景と受け取りました。心平らかになったらいいなと思います。 (2017年08月16日 (水) 23時14分)[11352]

循子 > 火の山は幾つか実在するようですが、保子さんのように心象風景と読むこともできます。私は「囮仕掛けて…」のフレーズも知らなかったので、単に面白い句だなぁ、と思って頂きました。言われてみれば、中七以下はありそうな感じですね。 (2017年08月17日 (木) 15時08分)[11361]

榮一 > 夜明けとともに移動する鳥を狙った霞網などに囮を仕掛けたということです。霞網などは現在禁止されているように思います。回顧の句で心象かもしれません。
(2017年08月19日 (土) 11時13分)[11421]

世話人 > 作者は山内宜子です。 (2017年08月20日 (日) 19時57分)[11445]
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20 わが命戦国長かれ夏の月      投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時32分)[11257]
  淳子 (1点)


月番 > 中七をどう読むのかわからないのですがお教え下さい (2017年08月13日 (日) 02時51分)[11298]

循子 > 自分の若かりし頃はずっと戦の中にあった、という苦い思いを逆説的にお詠みになっているのか…。終戦記念日の前後ですから、そんなことを感じ取りましたが、どうなんでしょうか。難しい。 (2017年08月17日 (木) 21時21分)[11369]

義之 > 「戦国」を、辞書で引けば「戦争でひどく乱れた世の中」とあるが、応仁の乱以後の戦国時代では無く、太平洋戦争のような時代を「戦国」と云われれば、違和感を覚える。「戦乱」「動乱」くらいが、分かり易いかもしれない。 (2017年08月18日 (金) 00時22分)[11377]

洋子 > 「長かれ」というのは「長くあれ」でその状態が続くことを願う、という意味ではないでしょうか。 (2017年08月18日 (金) 09時37分)[11385]

榮一 > 言いたいことの芯をもう少し整理したいですね。 (2017年08月19日 (土) 11時16分)[11422]

淳子 > 長かれを長しと形容詞にとりました 若き頃ながく戦の中にあられて、強烈な思い出が消え去ることがなく人生の思いでの中に強烈に残るものと思います。いま幸せの中に夏の月をどんなに、美しく見上げていらつしゃることかと
思いました1週間留守にしていました。いまごろすみません (2017年08月20日 (日) 18時18分)[11426]

世話人 > 作者は桝室杏花さんです。 (2017年08月20日 (日) 20時00分)[11446]
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21 八ミリに蝉採る兄のピケ帽子  投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時31分)[11256]
  オサム 吉章 剛 加津子 美保子 主宰 (7点)  


月番 > 八ミリを回す音も聞こえてきそうです。 (2017年08月13日 (日) 02時53分)[11299]

美保子 > 自分の結婚式の時は義兄が八ミリを回してくれて、今でも、フィルムは残っています。八ミリで撮るのが蝉である、八ミリに慣れていない為に、蝉をとっているのか、昆虫好きということなのか。「八ミリに撮る」「蝉採る」「とる」
どちらにかかるのかなと思いました。私は下五ピケ帽子という言葉がいいなと思います。今でも、見かけるのですが、いかにも夏帽子といった趣で句全体の映像が子供の頃のなつかしさ、兄弟、姉妹の居る事のなつかしさを思わせてくれます。 (2017年08月15日 (火) 20時32分)[11328]

千尋 > なるほど確かに、八ミリを撮っているのが兄さんとも読めますね。美保子さんは優しい方です。わたしは単純に父親がピケの帽子を被って蝉採りをしている息子を撮影していて、傍らには虫かごを持たされた妹もいるのかしらなどと読みました。撮るのは良いのですが、あとでこの素人の撮った八ミリを見るのも大変でした。
夏らしい句ですね。 (2017年08月16日 (水) 15時17分)[11347]

美保子 > 千尋様、確かに、ていねいに読めば、蝶を採っている兄を となるわけで、当然、父親ですね。恥ずかしい。でも、おかげ様で、疑問が解けました。ありがとうございます。 (2017年08月17日 (木) 22時19分)[11375]

オサム > 避暑地の森でまだ幼い兄がそおっと蝉を採ろうとしているシーンが古い8ミリフィルムに残っていた。背後から撮っており、そこには兄のお気に入りのピケ帽子が大きく映し出された。なぜかそのフィルムはそこで終わっているので、兄が上手く蝉を採ったのかどうかはわからないままなのであった… (2017年08月18日 (金) 00時52分)[11378]

義之 > ピケ帽子の意味が分からず、その語感も何となく好みで無かったので、何も調べずにパスしました。高得点に改めて、ピケ帽の意味を調べたところ、髭面の中学生かと思っていた兄が、幼稚園児にイメージが変化し、本句の良さが理解出来ました。 (2017年08月18日 (金) 10時19分)[11389]

加津子 > 初めての子は、写真もいっぱいありますが、二人目からはいつも上の兄弟と一緒です。作者はまだ生まれてなかったのかしらと思いました。 (2017年08月18日 (金) 11時01分)[11393]

> 家庭用として売られた8ミリは映像のみで、確か音声も無かったように記憶している。撮影機も映写機も、当時は高価で誰でも持てるという代物では無かった。いま撮影されたフイルムは懐かしく見直されるが、機材は生産を終了して、中古カメラ店やブックオフが陳列している。もう時代の遺物のような物だろう。フイルムも多くはDVD等に焼き付けられて、後の時代に引き継がれているが、いずれは何処かへ紛れてしまう運命なのかも知れない。正直に申し上げると、こんな句は私には嫌な時代ばかりが現れる、でもとても懐かしい。困ったものである。この句の1点は、ピケ帽には似合う季節と場所がある。 (2017年08月18日 (金) 12時18分)[11396]

保子 > 八ミリの映像の場面が季語として成り立つのでしょうか?鑑賞しているのが炬燵であっても?
(2017年08月19日 (土) 00時24分)[11402]

> 伊藤さん、私もそんな疑問を持つ一人です、無季と思っています。でも、少なからずこのような映像の中の景色であっても、許してしまうのです。広く広く解釈して、とでも云えば良いのかも知れません。何となく雰囲気として、お盆に里に帰って、昔のフイルムを見ながら、もうすでに彼岸にいる兄を、映像の中に見ている。 (2017年08月19日 (土) 10時47分)[11414]

榮一 > 絵にかいた牡丹は季語ではありません。同じように八ミリに移った蝶も夏帽子(ピケ帽子)も季語にはなりません。全体的に夏の蝶、捕虫網、ピケ帽子と想像すれば自ずと季感が出て来るようです。無季ですが気になりませんでした。 (2017年08月19日 (土) 11時22分)[11423]

保子 > ありがとうございます。もっともっと柔軟性を持ちたいと思いました。 (2017年08月19日 (土) 18時41分)[11425]

世話人 > 作者は安田循子さんです。 (2017年08月20日 (日) 20時01分)[11447]
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22 露草に取り囲まれて消える家   投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時30分)[11255]
  オサム 杏花 洋子 孝子 保子 加津子 美保子 (7点)


月番 > 書き込みお願いします。 (2017年08月13日 (日) 02時55分)[11300]

循子 > 空き家がどんどん増えてゆく昨今です。買い手のつかぬまま、放置されて植木も雑草も伸び放題。
露草は好きな花の一つです。花そのものは儚げですが、案外逞しくはびこってきます。やがてこの空き家の周りも露草が生え放題となり、家は朽ちるのを待つのみ。こんな情景を思いました。しかし露草よりも先に十薬なんぞが取り囲むような気がして、これは無いだろうと、通過しました。
でも幻想の世界として読めば、一種いまブームの「怖い絵」ワールドとして、楽しめそうです。 (2017年08月13日 (日) 23時42分)[11302]

加津子 > 露草は本当にたくましいです。お茶の木に蔓のように伸びてはびこっています。これは実感として頂きました。 (2017年08月14日 (月) 21時13分)[11320]

美保子 > 夫の実家が義母が残り、ひとりの生活がままならなくなった頃には草取りに追われました。つゆ草も沢山。つゆ草のみに覆われるというよりも、つゆ草に取り囲まれて、最後には家も消えるというのは、ある意味、救いなのかという思いで頂きました。露草は雑草とは言え、優しい雰囲気の花です。染物の下絵にも使われるそうです。 (2017年08月15日 (火) 20時18分)[11327]

洋子 > 梅雨草は大好きな花、大好きな色です。繁茂した露草にうずもれて、一軒の家が滅びていくということに心惹かれるというのは、現実問題からしたら少し甘いのかもしれませんが。 (2017年08月16日 (水) 09時17分)[11339]

洋子 > 済みません、「露草」の変換間違いでした。 (2017年08月16日 (水) 09時22分)[11340]

保子 > 昔物語の一齣のように鑑賞しました。 (2017年08月16日 (水) 23時24分)[11353]

オサム > 掲句を読んで、なんとなく(ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき 安井浩司)を思い出しました。そして、芒ではある意味常識的なのに、儚げだが逞しい露草をあっせんされた所に、かえって荒涼感を感じました。人によっては「露」→「消える」が、ちょっと気になるかもわかりませんね。 (2017年08月18日 (金) 01時06分)[11379]

榮一 > 露草はせいぜい丈が50センチぐらいです。取り囲まれて消える家はくぼ地の中に建っている家か。よくわかりませんでした。 (2017年08月19日 (土) 11時26分)[11424]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2017年08月20日 (日) 20時02分)[11448]
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八月定例句会 投稿者:世話人 (2017年08月12日 (土) 21時13分)[11254]

 句会準備中 ∈^0^∋

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七月定例句会 投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時52分)[11074]
句会の皆様
 暑中お見舞い申し上げます。
先日、池袋のジュンク堂で、夜の7時半から長谷川櫂とのトークセッションがあるというので参加してきました。約30人の人が長谷川櫂を囲んで、お茶を飲みながらの2時間でした。その長谷川櫂の数々の話の中で、印象に残っているのが「俳句は、ぼんやりしているときに出来る」でした。「考えながら作った句は理屈になりやすい」とも。楽しい充実の2時間でした。
それでは、今月も自然体を思わせる22句が揃い、皆様のコメントを待っています。
主宰先生、今月もご指導ご教示のほど宜しくお願い申し上げます。
今月の月番は、先月に続いて、小川紫翠さんにお願いします。  宜子

     句会 19日(水)まで  作者発表 20日(木)


紫翠 > 暑中お見舞い申し上げます
まさかの連続の月番ですが、不慣れなため十分な進行はできませんが宜しくご協力をお願い致します。 (2017年07月13日 (木) 05時04分)[11075]

世話人 > 期日が来ましたので、作者を発表しました。
主宰先生、今月も各句へのご指導、ご指摘、感謝申し上げます。
紫翠さん、二ヶ月に亘り月番をお務め頂き、有り難うございました。
猛暑の中、懇切に書き込みを頂きました皆様、大変、勉強になりました。今後の貴重な糧と致します。来月は石田加津子さんの月番となります。よろしくお願い申し上げます。
それでは、梅雨も明け、いよいよ猛暑の日々となります。呉々も皆様ご自愛くださいませ。 (2017年07月20日 (木) 20時46分)[11252]

紫翠 > 連日暑い中を、ご協力頂き有難うございました。行き届かない進行に関わらず、活発な書き込み感謝申し上げます。 (2017年07月21日 (金) 07時18分)[11253]
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1 捕虫網動体視力付きゆかず      投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時44分)[11073]
  保子 紫翠  (2点) 


月番 > 下五にまだ工夫の余地がありそうな気がしておりますがどうでしょうか。 (2017年07月13日 (木) 05時07分)[11076]

循子 > 捕虫網で蝶や蝉を追っかけた子供時代の記憶はどなたもおありでしょうから、共感は得やすいと思いますが、「追い付かず」という終り方はどうも弱いようで、気になりました。動体視力という言葉の硬さも少し残念。 (2017年07月13日 (木) 15時24分)[11100]

> 自分の身に起こっている視力の衰えを云っているらしい。「付きゆかず」に嘆きのような心が見える。動体視力と云う小難しい言葉に、取り合わせられた補虫網は少しだけ面白い。動体視力は動いている物を見分ける能力のことであり、うっすらと句の中身は見えるが、動体視力と云う言葉の硬さが安田さんと同じ気になった。高齢者の運転免許の書き換えは特別の講習を受けねば免許は更新できない。もう2度も私は講習を受けたが、どこかでこの動体視力も試されているように思う。田舎に居ても、今は虫も少なく、また補虫網で虫を捉えて遊ぶ子供たちも、ほとんど見ることも無い。 (2017年07月13日 (木) 15時53分)[11101]

月番 > 早速貴重な書き込みを有難うございます。 (2017年07月14日 (金) 10時49分)[11109]

孝子 > じつは先日息子の引越し前のマンションを通り過ぎた時に樹もおおいところであるためか、網をもったおじさんカッコおじいさんをみた、珍しいし子供が近くにいるかと思ったがその様子もみえなかったことを思い出した。下五のいいかたに考え方があってもいいかと、思いました。 (2017年07月14日 (金) 16時57分)[11118]

保子 > 「捕虫網」と「動体視力」面白いと思って頂きました。「捕虫網」としてこだわれば「瞬発力」かなと思いました。 (2017年07月16日 (日) 00時42分)[11165]

榮一 > 捕虫網で捕まえるのは飛んでいる虫だけとは限りません。動体視力はやはり言い過ぎのように思います。 (2017年07月19日 (水) 11時54分)[11208]

世話人 > 作者は渡利寿美さんです。 (2017年07月20日 (木) 20時09分)[11230]
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2 賢治の夜とみすゞの真昼夏の蝶    投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時43分)[11072]
  オサム 直 美鈴 剛  (4点)


月番 > 新鮮な世界が広がっているように思いますが。 (2017年07月13日 (木) 05時10分)[11077]

> その筋に暗く、私は賢治もみすゞも好んで読む事は無かったが、好きとか嫌いとかは別にして、両人とも、人口に膾炙した詩人である。いずれも若くして死んで、後に世に問われた童話や詩の多くは、今も愛されてフアンは多い。夜と真昼で比較され、夏の蝶などを配されれば、私などひとたまりも無い。なんで賢治が夜で、みすゞが真昼なのかは、詮索する事も無いようだ。フアンならきっと解っている。「と」の、並立助詞は不要ではとか、「みすゞの真昼」は「に」も考えられると、眺めているばかりである。 (2017年07月15日 (土) 12時42分)[11140]

オサム > 限りなき詩の世界を夏蝶が力強く往来している。イメージ先行の句だとは思いますが、こういう句もあっていいと思うのです。 (2017年07月15日 (土) 23時51分)[11161]

洋子 > 金子みすゞの詩 「星とたんぽぽ」 青いお空の底ふかく、海の小石のそのように、夜がくるまで沈んでる、昼のお星は眼にみえぬ、見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ、・・・(以下略)
何か参考になりますでしょうか。
(2017年07月16日 (日) 10時12分)[11173]

オサム > 洋子さま、みすゞの詩をご紹介いただきありがとうございました。やっぱりみすゞは昼の感じですね。七五調が繰り返される詩のリズムが心地よいですね。 (2017年07月16日 (日) 23時45分)[11181]

> 賢治の(銀河鉄道の夜)や,みすゞの(大漁)は、それぞれ夜と昼の詩であり、夏の蝶は大きく美しい揚羽蝶を想い頂きました。 (2017年07月17日 (月) 11時56分)[11184]

月番 > それぞれの作品世界、有難うございました。 (2017年07月17日 (月) 16時08分)[11190]

世話人 > 作者は主宰先生です (2017年07月20日 (木) 20時10分)[11231]
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3 少女らの足の長さよ夏休み         投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時41分)[11071]
 オサム 洋子 孝子 杏花 鈴子 宜子 千尋 眞佐子 加津子 
 進二(10点)


月番 > 高点句ですが、この作品の見どころを教えてください。 (2017年07月13日 (木) 05時15分)[11078]

循子 > 高点句ながら、どうも既視感が拭えませんでした。 (2017年07月14日 (金) 22時04分)[11119]

洋子 > 確かに既視感がありますが、やっぱりみんな、少女の長き足をいいなあと思って見惚れているんでしょうね。三鬼は乳房でしたけど・・・。私はひそかに少年のカモシカのような足がいいなあと思っているのですが・・・。 (2017年07月15日 (土) 10時19分)[11129]

加津子 > 今どきの少女は、手足が長くて素敵です。憧れで頂きました。 (2017年07月15日 (土) 10時50分)[11131]

月番 > 率直なご意見有難うございます。個性を出すには下五ですが、この作品はどうでしょうか。 (2017年07月15日 (土) 11時19分)[11132]

宜子 > 「少女」が「少年」であっても読める句かもしれませんが、ドキッとするのは少女のようです。下五は、答えをだしているようで、少し安易な気がします。 (2017年07月15日 (土) 13時09分)[11141]

進 二 >  座五に「夏」まで入れてくれていますので、避けがたく三鬼が浮かびましたが、結局頂きました。 (2017年07月15日 (土) 13時31分)[11143]

循子 > 洋子さん、進二さんがお書きになったとおり、「おそるべき君等の乳房」が先ず出てくることは避けようがない。三鬼作品の衝撃がなければ、掲句はもっと共感を得られたかも知れない。もう一つ。季語が「夏休み」であること。いかにも付きそうなものが付いている気がします。おそるべき乳房に「夏来る」。参りました、としか言い様のないこの座五と同じ「夏」が入ったことで、マイナスイメージが増したのではないでしょうか。 (2017年07月15日 (土) 14時16分)[11152]

鈴子 > さらっと詠まれている処に好感が持てました。掲句から、「おそるべき君等の乳房」には行きつきませんでした。、季語の夏休みは安易だったように思います。 (2017年07月15日 (土) 16時43分)[11156]

眞佐子 > 最近の少女らの足は長くて格好いいです。寝そべって長い足を並べて、本を読んだりしているのを見るとやはり夏休みかな、とも思います。 (2017年07月16日 (日) 16時09分)[11176]

孝子 > 昨夜ながながと書き込みをしまして、最後のときに、全部飛んでというか消えてしまい、パソコンの調子が悪くて疲れてしまいました。そんなわけで、簡単なコメントになりますがおゆるしください。昨日久しぶりに電車にのって、前に座っている少女たちの見事な足にあっとうされました。休みのためか制服でかくされることなく、見事に長くすてきです。ああ夏だなと実感したしだいです。三鬼の句もわかっていますが季語も開放感があっていいと思います。 (2017年07月17日 (月) 10時58分)[11183]

榮一 > 最近の若者は男女とも背が高くてスマートな人が多くなった感がある。一世紀もすればこんなにも容姿が違うものかと恐れ入る。また、そのことが言われて久しい感がするその延長線上の句であり既視感もある。夏休みでは弱い気もします。 (2017年07月19日 (水) 12時05分)[11209]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです (2017年07月20日 (木) 20時11分)[11232]
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4 花火尽きてけだるい海の残りをり    投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時40分)[11070]
 直 鈴子 美鈴 紫翠 千尋 剛 宜子 吉章 
 主宰 (10点)


月番 > 続いての高点句です。中七がポイントになると思いますが。 (2017年07月13日 (木) 05時20分)[11079]

循子 > 「花火尽きて」の字余りも、次の「けだるい」という心象的な形容と響きあうところがあります。発想としては「誰もいない海」と似ています。好きか嫌いかという分け方をすれば、文句なく大好きと答えます。ならば採るべきだろうと、いうことになります。心情的に参った句を採らない理由は…羞かも。 (2017年07月13日 (木) 16時13分)[11103]

千尋 > この気怠い海が嫌いですが、魅力に負けてしまいます。 (2017年07月14日 (金) 00時26分)[11105]

紫翠 > 好みからいえば、上五の「て」を削り、「けだるい」を工夫していただけると尚よかったと思います。 (2017年07月14日 (金) 10時55分)[11110]

宜子 > 「けだるい海」を納得するかどうかだと思います。花火の終わった後の海岸、人々の喧騒が去った後の浜辺で、海を眺めたらきっと「けだるい」だろうと思います。勿論、人が、自分が気怠いのです。最近、ひと夏を過ごすのが頓に気怠くなってきました。その、けだるさを句にしたり、読んで鑑賞できるうちはまだ大丈夫かな?と思いたいです。 (2017年07月15日 (土) 13時21分)[11142]

> 各地で開催される海辺の花火大会は、今が盛りである。が、私は観衆の集まる花火大会の余韻ではないような気がした。「尽きて」と云っているので、花火は折に触れて青春の例えに引き出される事もあり、何時も遊び疲れていた、自分の若い頃を思い出すことになった。考えすぎと云われようが、海も自分も気怠いのではなかろうか。花火、海と云えば青春時代の象徴のようなものであり、昭和30年代の裕次郎の映画の世界である。いずれも気怠い海が暗く横たわってゐたような気がする。 (2017年07月17日 (月) 12時49分)[11185]

> お盆が過ぎて夏の最後のイベント、花火大会が海岸近くで行われている。この時期は海はクラゲが多くなり、泳ぐ事ができない。氷菓子など食べながら、花火を楽しんでいる。家路につくとき、宿題が多く残つており、気怠い気分でとぼとぼと少年時代を思い出すとても、惹かれました。 (2017年07月17日 (月) 13時24分)[11186]

月番 > たくさんの書き込み有難うございます。どうしても「けだるい」に行き着くようですね。 (2017年07月17日 (月) 16時18分)[11191]

榮一 > 尽きての「て」は取れますね。明るい光と破裂音が一瞬のうちに静寂に変わります。力が入った後の気怠さを暗い海に見たのが良かったようです。三々五々帰る人込みも気怠さを助長するように感じます。 (2017年07月19日 (水) 12時13分)[11210]

世話人 > 作者は木村オサムさんです (2017年07月20日 (木) 20時11分)[11233]
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5 古人形納めてくぐる茅の輪かな     投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時39分)[11069]
  杏花 循子 紫翠 眞佐子 (4点)


月番 > 「古人形」の「古」は削れそうですがどうでしょうか。 (2017年07月13日 (木) 05時22分)[11080]

循子 > 人形供養をして下さるお寺があって、天理市の正暦寺など、その一つですが、掲句は茅の輪くぐりなので神社でしょう。古い人形は簡単に捨てられぬ愛着、ゆかり、記憶などと結びついているので、処理に困るものでもあります。人形には魂がある、なんていう人もあり。私事ですが、あなたが死んだら、人形たちはどうしたらいいんだろう…、と子が呟いたことがあります。まだお寺にも神社にも納めてはいませんが、私も気にはしております。古人形は文字通り、こういう古い人形を茅の輪くぐりのとき、引き取って頂かれたのではないでしょうか。もともと雛流し(春)も形代として人形を流すことから始まったようです。この「古」はその意味で削れぬものであろうと思います。この方の人形にもさまざまの思いが籠るものだったに違いない。 (2017年07月13日 (木) 16時00分)[11102]

千尋 > 現実的なことを申し上げて、批難されそうですが、この頃の神社仏閣はお札やお守りでも、自分のところに関係のないものは受け付けて頂けない所が多いです。
ですからお人形などは、言わずもがなです。
茅の輪くぐりの時は参拝者が多いので、社務所も混雑しているでしょうし。
たった今ですが、随分前に地方の小さな神社で誰もいない茅の輪を一人でくぐったことを思い出しました。都会、または大きな神社ではないのかも。 (2017年07月14日 (金) 00時24分)[11104]

月番 > 「古」は単純ではないようですね。有難うございました。 (2017年07月14日 (金) 10時59分)[11111]

保子 > 「人形を納めて」で良いのではと思います。「くぐる茅の輪」でお人形さんの状態が分かると思いますので。「古」は確かにそうですが、ちょっと寂しい気がします。 (2017年07月16日 (日) 01時00分)[11166]

眞佐子 > 隣の町に古い人形の供養をしてくださるお寺がありましたが、神社でもあるのかもしれません。昔初詣の時に、お札や何かを焼くところがあり、古い人形も一緒に焼いてもらったことがありました。「古」はなくても解るような気もします。 (2017年07月16日 (日) 16時26分)[11177]

榮一 > 和歌山の淡島神社の人形供養は有名ですね。もちろん供養は有料ですが全国からお雛様や五月人形が集まるようです。古人形の供養と夏越の祓とが重なったようです。夏越の祓では人形(ひとがた)に名前を書いて息を吹きかけて納めることもありますから古人形としないと紛らわしくなりますね。夏越の祓に古い人形も納めることができるのかどうかは知りませんが。 (2017年07月19日 (水) 12時36分)[11211]

世話人 > 作者は渡辺淳子さんです (2017年07月20日 (木) 20時13分)[11234]
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6 みちのくの花十薬の真白なる    投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時37分)[11068]
  洋子 義之 剛 (3点)   


月番 > 上五が動くように思いますが。 (2017年07月13日 (木) 05時24分)[11081]

洋子 > 私は「みちのく」でいただきました。十薬は何処にでもはえ、道端の埃をかぶった花はかえって疎まれるような花ですが、草深い、山深いみちのくにあってこそ清浄な白さが際立つように思います。特に巨大津波に襲われ、復興ままならないみちのくにおいては、白い十字の花は祈りの十字架のように感じられます。

(2017年07月14日 (金) 10時01分)[11106]

月番 > 復興が絡むのですね。よく分かりました。有難うございます。 (2017年07月14日 (金) 11時01分)[11112]

義之 > 月番様の意見にも洋子さんの意見にも同感です。日陰に育つどくだみは、その名前、葉や茎の色、強烈な匂い、清楚な十字の白い花と、強い自己主張のある植物です。作者の思い入れに共感し、頂きました。 (2017年07月15日 (土) 00時23分)[11126]

月番 > 有難うございます。作者の意思がよく伝わるのですね。 (2017年07月15日 (土) 11時24分)[11133]

> 好んで日陰に自生する十薬は、私の地方でもドクダミと呼ばれ、好まれることは少ない。宮本さんの書かれた通り、生命力の強い宿根草である、根を張って毎年始末に困るほど蔓延する。「みちのく」と云うのは、青森を含めた東北の太平洋側を云うようである。仕事の関係で付き合った人たちも多い。一般的と云うか、通説と云うか、東北の人達は粘り強く、我慢強いと良く言われる。そんな似合いの事を考えながら一点を投じた。 (2017年07月15日 (土) 13時33分)[11145]

榮一 > 花十薬で真白い十字は見える。真白は蛇足のように感じました。余り背景を意識した句はどうかと思います。 (2017年07月19日 (水) 12時56分)[11212]

榮一 > 真白なるはやはり震災を意識した上にあるように思います。 (2017年07月19日 (水) 12時59分)[11213]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです (2017年07月20日 (木) 20時14分)[11235]
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7 玉手箱逢魔が時の月見草   投稿者:世話人 (2017年07月12日 (水) 22時36分)[11067]
   義之 寿美 千尋 (3点)    


月番 > 取り合わせですが、そのポイントを教えてください。 (2017年07月13日 (木) 05時26分)[11082]

義之 > 「逢魔が時の月見草」からは、何やら怪しさが漂い、「玉手箱」からは、タイムスリップのイメージを抱く。筒井康隆のファンタジックな小説の世界を想像。 (2017年07月15日 (土) 00時05分)[11125]

千尋 > 義之さん、ありがとうございます。何て書こうか悩んでました。
数年前に鈴子さんからいただいた月見草がいつの間にか植木鉢から飛んで、我が家の庭(マンションの一階だから)のあちこちに大きな花を咲かせています。夕方とか明け方に見ると迫力があります。白い月見草の群れがいっせいに咲いているのを目にすると時を翔られそうな気がしてきます。 (2017年07月15日 (土) 02時37分)[11127]

月番 > 分かりやすい解説を有難うございます。 (2017年07月15日 (土) 11時36分)[11134]

循子 > 夕暮に咲く白い月見草は、それほど大きくはない所為か、逢魔が時というイメージとは程遠い。実に儚げに見え、一般的に月見草と言われる黄色のオオマツヨイグサとは大違い。禍々しいなどとは思えないのです。月見草と大待宵草・待宵草とは記事も写真も別々に記載されているものもありますが、角川の大歳時記は月見草で一括りになっています。ややこしいですね。
さて逢魔が時の月見草はどちらなのか。 (2017年07月15日 (土) 14時58分)[11153]

千尋 > たしか、以前にも「月見草」は話題になったことがありましたね。その頃はまだ、花の白い月見草は見たことがありませんでした。
月見草といえば花は太宰の黄色い花で朝方のしぼむときに赤くなるマツヨイグサのことと思っていました。しぼんでも黄色いままなのはオオマツヨイグサです。
たしかに歳時記はこの月見草に関しては曖昧ですね。
前にも書いたかもしれませんが、白い花を付ける日本古来の月見草は、わたしの持っている昭和28年発行(初版昭和15年)の牧野富太郎植物図鑑には「野生状態トナラズシテ了り現時ハ世間殆ンド之ヲ見ザルニ至レリ。世俗往々おほまつよひぐさヲ以テつきみそさうト呼ブハ非ナリ…」とあります。
黄色い花を月見草としたのは太宰が関係しているのかしら。そのあたり興味がつきません。
本題から逸れました。すみません。 (2017年07月16日 (日) 01時34分)[11169]

千尋 > 我が家の白い月見草は背丈は低いですが、けっこう大きい花をつけます。が、背丈が低い分マツヨイグサより部が悪いかもしれません。 (2017年07月16日 (日) 01時39分)[11170]

循子 > 千尋さん、有難うございます。御坂峠の月見草は千尋さんのおっしゃる通り、マツヨイグサですよね。私、御坂峠へ見に行ったことがあります。竹久夢二の「宵待草」も黄色ですね。そうすると随分前から「世俗往々…非ナリ」だったかも。鈴子さんから頂いた「日本古来の月見草」は梅雨に入ってから殆ど雨の降らない我が家の小庭でも元気に咲いています。 (2017年07月17日 (月) 23時34分)[11197]

循子 > 上記、、ちょっと本題から外れました。すみません。 (2017年07月18日 (火) 10時47分)[11202]

榮一 > 夜に白い花が咲いて翌朝には赤くなって萎みます。そんな変化を玉手箱と重ねているのですかね。それとも夕方の薄暗い時を玉手箱の煙を通して見たようだとしているのでしょうか。いずれにしても玉手箱は何か唐突のように感じます。 (2017年07月19日 (水) 13時13分)[11214]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです (2017年07月20日 (木) 20時15分)[11236]
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