玄鳥 定例句会

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14 霧の朝ひときわ白き仏舎利塔 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時36分)[20501]
6点 紫翠 眞佐子 美保子 保子 進二 剛


月番 > 霧の中に浮かぶ「仏舎利塔」・・なにか意味がありそうです。 (2021年11月12日 (金) 20時40分)[20530]

紫翠 > 中七はやや弱いように感じますが、霧と仏舎利塔の取り合わせは秀逸と思います。 (2021年11月14日 (日) 10時24分)[20533]

月番 > 紫翠さん、早速の書き込み、有難うございます。取り合わせのよろしさですね。 (2021年11月15日 (月) 08時34分)[20534]

美保子 > 霧と仏舎利塔、幻想的でいいと思いました。霧も白いものですが、その中に浮かぶひときわ白き 仏舎利塔で塔が浮き立つ様子が分かります。 (2021年11月16日 (火) 20時55分)[20558]

眞佐子 > 富山県の高岡市と氷見市の境界に二上山(ふたがみやま)があります。274メートルの低い山です。毎年、正月に登ることにしています。その中腹に仏舎利塔や大伴家持像があり楽しい山です。天候によって雪をかき分けたり、晴れた日は海まで見えます。冬霧が立ちこめると仏舎利塔も美保子さんのおっしゃるように幻想的に見えます。今年は足を痛めて行けなかったので掲句が一番に目にはいりました。 (2021年11月18日 (木) 11時01分)[20579]

> 確かに幻想的な景色である。白は清浄の色である。身も心も洗われる気持ちになるのだろう。遥か古い時代の寺の三重や五重の塔も仏舎利が収めてあるらしい。舎利とは遺骨や遺体を意味するらしい、故にお釈迦様の遺骨である。米粒ほどと聞いたが。仏教徒にとっては拝まざるを得ないだろう。 (2021年11月19日 (金) 11時56分)[20592]

榮一 > 横山大観の朦朧体の絵を見ているようである。霧の切れ目に白い仏舎利塔が見えたようである。悪くない景である。 (2021年11月19日 (金) 15時41分)[20611]

世話人 > 作者は柊子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時46分)[20626]
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15 野良猫の好きなベンチや日向ぼこ 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時36分)[20500]
4点 眞佐子 加津子 保子 千尋


月番 > ベンチに日向ぼこする野良猫。間違いのない取り合わせかと。 (2021年11月12日 (金) 20時43分)[20531]

千尋 > 公園の近くを住処にしている猫は、同じ時間に同じ所にいます。居心地の良いところなんでしょう。また必ず相棒がいますよねぇ。猫の場合も、子どもや老人の場合も。 (2021年11月17日 (水) 01時25分)[20563]

保子 > 最近猫に呼ばれるんです。何?どしたの?などと会話してます。植え込みや室外機の上にゆったりとして〜。今日はお留守でした。 (2021年11月17日 (水) 23時14分)[20576]

加津子 > 買物の帰りに荷物をヨッコラショと置いて一休みする好きなベンチ。猫に先を越されてしまった。猫も犬も居心地の良い場所を知っている。 (2021年11月18日 (木) 09時14分)[20578]

眞佐子 > 一昔前は車庫の扉がなかったので夜遅くか帰って次の日の朝車のボンネットが猫の足跡でいっぱいになっていました。野良猫に日向ぼこのべんちがあって良かったです。 (2021年11月18日 (木) 11時44分)[20580]

榮一 > 二匹目の野良猫である。冬温かく夏は涼しく、猫も犬もお気に入りの場所はあるものである。やや常套的である。 (2021年11月19日 (金) 15時45分)[20612]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時47分)[20627]
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11月句会の準備 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時34分)[20499]
古い写真が出て来ました


宜子 > 千尋さん、写真の掲載、ありがとう。壇上でお話しているのは土肥幸弘先生?11回大会はどこでの開催でしょう? (2021年11月12日 (金) 20時48分)[20532]

千尋 > 富山ですが、どこでしったっけ。
氷見漁へ行ったとき? (2021年11月17日 (水) 01時28分)[20564]

宜子 > 富山大会は何度か参加しました。思い出がいっぱいです。翌日の観光で高岡の大きなお寺に参拝しましたね。前泊で氷見の「青柳」に皆で泊まったりも。楽しかったですね〜、懐かしいです。古い写真っていいですね。 (2021年11月18日 (木) 20時39分)[20590]

眞佐子 > 物置から写真が見つかりました。第11回は雨晴温泉磯はなびでした。前日は渡し船で伏木港を一周して勝興寺の七不思議を見て雨晴海岸の義経岩を見学したと思います。観光は氷見漁港のクルーズと万葉歴史観だったとおもいます。宜子さんの青柳前泊は第7回の砺波ロイヤルホテルでした。観光は五箇山と国宝瑞龍寺でした。遅くなってすみませんでした。もう少し早く捜せば良かったです。 (2021年11月20日 (土) 20時47分)[20632]

宜子 > 眞佐子さん、写真、探してくださってありがとう。雨晴温泉でしたか!大きなお寺は「瑞龍寺」ですか。すごく立派なお寺だった記憶です。改めて、その折はお世話になりましたm(_ _)m「こきりこ節」覚えています。 (2021年11月21日 (日) 10時09分)[20633]
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10月の句会 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 12時00分)[20347]
神戸は残暑に苦しめられました。ようよう今週末から涼しくなるようです。
10月の句会の準備ができました。みなさま書き込みをお願いいたします。
何でもどんどん書き込んでください。

今月の月番は宜子さんです。よろしくお願いいたします。


   句 会   12日(火)〜19日(火)
   作者発表  20日(水)        の予定です。


月番 > 今月の月番を務めます山内宜子です。皆さんのコメント、楽しみにしています。宜しく書き込み、お願いします。
先日の東京震度5の地震で、寝ていた体の下を地震の波が通り過ぎていく経験をしました。コンマ何秒のことでしたが。
(2021年10月12日 (火) 20時38分)[20364]

世話人 > ただいま作者を発表しました。

主宰先生、参加者のみなさまたくさんの書き込みありがとうございました。
宜子さん月番ありがとうございました。
来月の投句の締切も5日です。ご投句をお待ちしております。 (2021年10月20日 (水) 14時12分)[20496]

宜子 > 千尋さん、作者発表、有難うございました。
今月も、主宰先生のご指導が頂けました。感謝申し上げます。
そして、皆様のたくさんのコメント。
こちらからも、いろいろ学ばせていただきました。
まさに俳句は「座の文芸」と実感いたしました。
来月も、全員参加の句会を楽しみにしております。
急に寒くなって、慌ててストーブを出しました!
どうか、皆様も、暖かくお過ごしくださいますよう。
これで十月の句会を閉めさせていただきます。宜子 (2021年10月20日 (水) 19時03分)[20497]
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1 浮世絵の悪の美学や曼珠沙華 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時53分)[20346]
4点 紫翠 洋子 宜子 剛


月番 > 「浮世絵」に「悪の美学」かなり印象的な言葉の斡旋です。季語の曼珠沙華との取り合わせ。いかがでしょう。 (2021年10月12日 (火) 19時30分)[20348]

義之 > 浮世絵と曼珠沙華といえばすぐに花魁のかんざしの姿を思い浮かべますが、悪の美学といえば、歌麿でしょうか。 (2021年10月13日 (水) 10時29分)[20372]

宜子 > 浮世絵といえばまず歌麿でしょうね。まして「悪の美学」とあれば。他に、切手にもなった菱川師宣の「見返り美人」もありますが、「悪の美学」ではないですしね。この一句から、浮世絵美人画のいくつかを想起させられました。 (2021年10月13日 (水) 20時19分)[20380]

洋子 > 浮世絵は詳しくないのですが、目玉をぎょろりとむいて、悪の形相の人がいます。それも好き好きでいい絵と思って高値がついたりします。曼珠沙華も、美しいと思う人も、縁起が悪いと思う人もいます。その辺が似ているのかなと思いました。 (2021年10月16日 (土) 10時57分)[20423]

紫翠 > 「悪」の一字で焦点が乱れたのですが、「曼珠沙華」でピントが合いました。詩情豊かな作品と思います。 (2021年10月16日 (土) 11時08分)[20424]

> 彼岸花と呼ばれる曼殊沙華は群れて咲く妖しい花である。浮世絵は、戯画や風刺画もある。また、あからさまに流通する事は無いが、江戸時代に彫られた多くの浮世絵版画の「あぶな絵」もある。悪であるからこそ、それは美しい。と私は単純なのですが。 (2021年10月17日 (日) 10時54分)[20438]

循子 > 「悪の美学」は具体性に欠ける感じがしたので、掲句を通過しました。
河鍋暁斎(きょうさい)を思い浮かべますが、曼珠沙華と結びつけるところまで私は行き着けません。国芳?でもすぐに猫が出て来るし…というわけで、ちょっと難しい。 (2021年10月17日 (日) 23時03分)[20445]

月番 > 中七「悪の美学」で、選が別れたようです。作者さんからすれば、ここが語りどころだったと思います。 (2021年10月18日 (月) 05時16分)[20448]

榮一 > 悪の美学は言葉の意味が先行して実物が薄れてゆきます。美人画でも大首絵でもない世界ですね。枕絵などの裏もありますが。 (2021年10月19日 (火) 08時56分)[20462]

世話人 > 作者は孝子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 13時56分)[20480]
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 2 ぶてぃっくのテディベアの赤い羽根 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時52分)[20345]
2点 鈴子 主宰


月番 > ひらがな書きの「ぶてぃっく」効いているのでしょうか。 (2021年10月12日 (火) 19時34分)[20349]

孝子 > フランス語のちょっとした洋品店、ひらがながきははじめてみたのですが。永井荷風のふらんす物語などもあることから、作者のこだわりかと思います。そこがとるかとらないかの分かれ道とおもいます。私はこだわるなら、すべてひらがなにしてほしかったかなと思います。 (2021年10月15日 (金) 16時11分)[20414]

鈴子 > 月番さんが書いておられる様にひらがな書きの効果は薄かったように思います。しかしテディベアの可愛いさで選をしました。ブティックのテディベアとするとカタカナ続きになる事と配慮されたからと思いました。 (2021年10月16日 (土) 22時11分)[20433]

月番 > 鈴子さん、確かに「ブティックのテディベア」ですと、カタカナが続きますね。ここは、ひらがな書きが効いているのかもしれませんね。 (2021年10月18日 (月) 05時24分)[20449]

榮一 > ぶてっくはカタカナが続くと硬い感じがするのを意識的に避けたようです。具体的で景が見えてきます。熊のぬいぐるみにつけてある赤い羽根が印象的です。 (2021年10月19日 (火) 09時06分)[20463]

世話人 > 作者は循子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 13時57分)[20481]
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3 ぼろぼろの手帳の白紙いわし雲  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時52分)[20344]
4点 義之 紫翠 柊子 剛


月番 > 使い古された手帳にまだ白紙のページが。「いわし雲」が配されています。 (2021年10月12日 (火) 19時36分)[20350]

義之 > 手帳や日記の類は長期にわたって保管しながらも、転勤・出向や、退職、再就職など、生活のリズムが変化した折に纏めて処分していました。最近では62歳から12年間勤めた会社時代の手帳をすべて処分しました。心境はまさに天高き鰯雲です。 (2021年10月13日 (水) 08時54分)[20371]

月番 > 手帳の処分は、過去との決別すら思えます。決別した後の「鰯雲」が潔いですね。 (2021年10月13日 (水) 20時30分)[20382]

紫翠 > 義之さんは処分されたようですが、当方はそのまま。記入したページと白紙のページのバランスが、「鰯雲」に行き着くようなイメージがあります。 (2021年10月15日 (金) 11時28分)[20410]

柊子 > 私の句帳はA6のノートです。いつもバッグの片隅で待機しています。夏を越したノートは汗やら湿ったハンカチ、水筒などで結構疲れた姿です。そんなノートですが、白紙は俳句の伸びしろであって欲しいと感じました。空高い、秋の鰯雲ですから。 (2021年10月16日 (土) 17時09分)[20425]

紫翠 > 句帳までは思いが届きませんでした。私もノートを使っています。また、たまったノートも処分できずに。この作品「手帳」を「句帳」すると雰囲気が変わるように感じます。 (2021年10月17日 (日) 10時57分)[20439]

> 捨てられない手帳やノートには、その当時の思い出が詰まってゐる。読み返すと鮮やかとは云えないが、切れ切れにその時代が甦る。私事だが、20年前に突然死んだ母の残した物の中に、私の若い頃の1冊のノートが有った。それは虫に食われてぼろぼろであったが、開いたら紙魚が走った。そんな思い出がこの句を採らせた。懐かしい過ぎ去った涙の時代よ。 (2021年10月17日 (日) 11時20分)[20440]

循子 > 手帳やアルバムの処分は、懐かしい時代のものほど見返すことなく処分するに限ります。義之さんの潔さはお手本です。私は未練がましい人間なので、見れば棄てられませんが、年齢や体調を考えて、コンテナごと処分を始めています。掲句は残された白紙のページを詠まれたものですが、ほんとは何を書きたかったページなのか、想像するのも一興です。 (2021年10月17日 (日) 23時24分)[20446]

月番 > 「白紙」がこの句のポイントだったようです。勉強させていただきました。 (2021年10月18日 (月) 05時29分)[20450]

榮一 > 手帳やノートは使い切ってことがありません。ぼろぼろはどうでうかね。 (2021年10月19日 (火) 09時09分)[20464]

榮一 > ・・・ですかね。 (2021年10月19日 (火) 09時10分)[20465]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2021年10月20日 (水) 13時58分)[20482]
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4 モービルの奏づバランス律の風 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時51分)[20343]
4点 紫翠 保子 柊子 主宰


月番 > 「モービル」は、石油会社の名前「モービル石油」ですね。おそらく「モビール」のことでしょう。 (2021年10月12日 (火) 19時43分)[20351]

紫翠 > 上五は月番さんのご指摘通りと思います。難しい季語の「律の風」をうまく使ったと思います。 (2021年10月13日 (水) 10時46分)[20374]

柊子 > モービルは、最初からモビールをうっかりなさったのだと思い頂きました。
娘と海外の美術館に行った時に仰ぎ見た、ふーわり漂うようなモビールが連想でき、秋の柔らかな風を感じました。
「律」を「りち」と読むことや、陽の春の調べを表す「呂」は季語になっていない事など大変勉強させて頂き、ありがとうございました。 (2021年10月14日 (木) 14時47分)[20393]

循子 > 私はよく知らないでの発言ですが、モービルもモビールも同じ物ではないでしょうか。もともと(mobile)という外国語から出ているのでは?「律の風」をうまく使った、というご意見に同感。 (2021年10月14日 (木) 18時09分)[20397]

月番 > 循子さん、書き込み有難うございます。この後も宜しく。 (2021年10月15日 (金) 03時52分)[20406]

孝子 > 循子さんのいわれるようにどちらも同じなら、モービルよりもビールではとおもいます。モビール油もあるし。作者がモビールのつもりで作られたなら、確認してほしかったです。俳句は助詞ひとつが問題にされます。教職をとるひとには、源氏物語の訳で助詞三つで卒業三分の一が落とされるという有名教授がいました。もしモビールのつもりならと、きついことを書きました。でも律の風知らなくて、りちのかぜでひいてとてもいい季語いい句とおもいました。 (2021年10月15日 (金) 16時35分)[20416]

保子 > モービルを見ると続きのようにモビールが出てきます。響としてはモビールがいいかな何て勝手に思います。律の風 素敵な季語でした。
(2021年10月15日 (金) 16時47分)[20418]

循子 > 「律の風」を最初に玄鳥で見かけたのは、もう何年も前の近畿連合会の句会で、辰男さんの作ではなかったかと思います。美しさで心に残りました。モビールについての蛇足ですが、京都市の国立近代美術館だったか意味もなく優雅に揺れている大きなモビールに見とれた記憶があります。掲句はモビールのあえかな音を陽とお聴きになったのですね。保子さん、私もモビールのほうが…と思いましたが、何度も呟いてみると、どっちでもいいような気がしてきました(笑) (2021年10月16日 (土) 21時31分)[20428]

洋子 > 私も「律の風」というと辰男さんを思い出しますので、この際と思って調べてみました。ありました。「2008年玄鳥近畿連合会新春交礼俳句大会」で顧問土肥幸弘先生の採られた特選句「祇王寺とつづく竹林律の風」という句でした。入会して間もなくのころでしたがとても感動したことを覚えています。循子様思い出させてくださってありがとうございました。 (2021年10月17日 (日) 17時03分)[20442]

月番 > 洋子さん、「祇王寺とつづく竹林律の風」美しい句ですね。探し出してくださって有難うございます。 (2021年10月18日 (月) 05時32分)[20451]

循子 > 洋子さん、手間を惜しまず調べて頂き、有難うございます。助かります。
(2021年10月18日 (月) 15時39分)[20459]

榮一 > モービルでは石油会社が出てきます。モビールのほうが良いように思います。モビールを動かしている律(りち)の風が爽やかさを感じさせてくれます。 (2021年10月19日 (火) 09時15分)[20466]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年10月20日 (水) 13時59分)[20483]
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5 手回しのコーヒーミルや後の月  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時49分)[20342]
7点 孝子 加津子 鈴子 眞佐子 保子 宜子 主宰


月番 > 今月の高点句のひとつ。電動のコーヒーミルが普及しましたが、手回しのあの、ガリガリという音から、カリカリと軽くなる瞬間の楽しさは捨てがたいです。 (2021年10月12日 (火) 19時47分)[20352]

加津子 > コーヒーミルの重い手ごたえが次第に軽くなっていく時間と月の距離感がいいと思いました。 (2021年10月14日 (木) 19時30分)[20399]

孝子 > 手回しのコーヒーミルが、しまわれたままにあることを思い出しました。子供の生まれる前です。今はインスタントがほとんどです。季語との距離感がいいです。 (2021年10月15日 (金) 16時40分)[20417]

眞佐子 > 電動のコーヒーミルしかないのですが昔を思い出していただきました。後の月が良かったです。 (2021年10月16日 (土) 20時59分)[20426]

循子 > 手回しのコーヒーミルは今でも憧れです。茶房やデパートの売り場で見かけると横目で睨みながら通り過ぎます。連れ合いが珈琲に拘る人だったらよかったのに、と思う瞬間です。
皆さんがお書きになったように、後の月が程よく効いているようです。独りの今は何もかも面倒になり、酒ならぬコーヒーバッグで痛飲。 (2021年10月16日 (土) 21時48分)[20430]

鈴子 > ゆったりとしたひと時の作者さんの気持ちが読み取れました。季語の「後の月」素敵です。私自身は朝食後に古くなったコーヒーミルをだましだまし廻して豆をひいて
ます。

(2021年10月17日 (日) 19時53分)[20444]

月番 > 素材のよろしさと、それに取り合わせた季語のとバランス。俳句を味わうひとときですね。 (2021年10月18日 (月) 05時36分)[20452]

榮一 > コーヒー店では手回しなどでは商売になりません。最近は豆に熱などの負担をかけることなく挽ける電気製品もあるようです。手で回しながらコーヒーの匂いを嗅ぐのもたのしいものですね。後の月を見ながらの一杯は贅沢ですね。 (2021年10月19日 (火) 09時23分)[20467]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時00分)[20484]
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6 スーパーの笊に故郷の菊香る  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時48分)[20341]
2点 洋子 千尋


月番 > スーパーでは、食用菊もパック入り。でも、笊に盛られていれば故郷の香りが。視覚と嗅覚の句。 (2021年10月12日 (火) 19時50分)[20353]

洋子 > 「もってのほか」という名前の黄色い菊、東北の菊です。故郷の食物をいただくとしみじみ癒され、元気が出てきます。 (2021年10月13日 (水) 11時06分)[20375]

千尋 > 秋になると東京のスーパーには食用の菊の花が並ぶことを娘が東京へ嫁いで初めて知りました。東京には東北出身の方が多いのでしょうね。野菜売り場に菊の花だけの大きな袋詰めを見たとき食べるということをイメージ出来ませんでしたが仙台にしばらく住んでた娘に食べ方を教わりました。
笊に盛られた菊の花の香りに惹かれてきっと買われたでしょうね。 (2021年10月13日 (水) 14時30分)[20377]

月番 > 洋子さん、「もってのほか」聞いたことあります。「もってのほかの美味しさ」から付けられた名前とか。残念ながらまだ、食したことはありませんが。
千尋さん、私も八百屋さんの店先に花だけを摘まれた菊が売られているのを見たときは、料理するより、まず見とれてしまいました。なんたって色がきれいですよね。 (2021年10月13日 (水) 20時26分)[20381]

循子 > 以前に新潟の農家出身の方とお付き合いがあり、初めて黄色い食用菊を知りました。酢の物にして美味しく戴いたのを香りと共に思い出します。故郷新潟からは大きなビニール袋にパンパン詰め込んで届くのだということでした。その後、東北の物産展で、きれいにうっすらと並べられたものに出会いましたが、それは友人の新潟直送とは別物のようでした。スーパーの「笊」に実感あり。いいですね。
  (2021年10月14日 (木) 17時33分)[20396]

義之 > 「もってのほか」は「菊膾」の傍題として歳時記に記載があります。 (2021年10月15日 (金) 15時16分)[20412]

洋子 > ネットで検索してみたら、もってのほかというのは、紫がかったピンク系の色の花のようですね。
只山形産もってのほかとして、黄色の菊の写真が出ていましたので、そっちもありかなあとおもっています。どっちの色の菊の花も酢の物にして食べたことがあります。義之さんありがとうございました。
(2021年10月15日 (金) 16時56分)[20421]

月番 > この句を読むたびに、口の中がほのかにお酢の香りで満たされました。 (2021年10月18日 (月) 05時39分)[20453]

榮一 > 「もってのほか」は食用菊として有名ですね。販売するにしては笊が分からなかったです。故郷の菊は産地が明記してあったのでしょうね。 (2021年10月19日 (火) 09時30分)[20468]

作者 > 私が買い物をするスーパーでは菊の花はジッパー付きの袋入りで、更に竹の平たい笊に入れて
販売しておりました。勿論ジッパーの袋に産地も明記してありました。きっと見栄え良くという配慮からとおもいます。笊の菊の花は懐かしさもあり、嬉しい買い物でした。
(2021年10月19日 (火) 15時11分)[20479]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時01分)[20485]
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7 解体の風呂屋の煙突後の月 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時48分)[20340]
3点 義之 美保子 宜子


月番 > 町の銭湯は、本当に少なくなりましたね。類句が多くありそうな景ですが、「後の月」との取り合わせはいかがでしょう。 (2021年10月12日 (火) 19時54分)[20354]

義之 > 「風呂屋の煙突」は確かに類句が多くありそうですが、「解体」に惹かれて頂きました。月明りの夜空に煙突の解体用の足場のシルエットが浮かび上がる景が見えてきます。
(2021年10月12日 (火) 23時04分)[20365]

月番 > 早速の書き込み、有難うございます。煙突の解体には足場が必要ですね。月明かりの夜は、煙突や足場がよく見えそうです。 (2021年10月13日 (水) 03時09分)[20368]

美保子 > 風呂屋と言う言葉に弱いです。学生時代、私たちは当たり前でしたが、下宿の台所とトイレは共同でお風呂は銭湯に通ったものです。東京暮らしが長かった従妹たちも皆似たような所に住んでいたので、特別に貧しかったとも思いませんでした。母は今でも、可哀そうだったといいますが。解体が決まっている。ありそうな話ですね。朝ドラのモネも銭湯に下宿していましたね。完全に解体されてしまったわけではない、銭湯の煙突。後の月、素敵です。 (2021年10月14日 (木) 21時15分)[20402]

月番 > 美保子さん、お風呂屋さんの煙突って、大きく「〇〇湯」とか書いてあって、町の目印だったような気がしますね。 (2021年10月15日 (金) 04時08分)[20408]

循子 > となりの橿原市。今井町は古い町並みを保存して、観光の目玉のひとつになっています。銭湯の「栄温泉」も営業中。風呂屋の煙突って存在感ありますよね。昭和へタイムスリップ出来そうな。富士山の絵など今もあるんでしょうか。掲句の煙突は取壊しの憂き目に会うのか。時の流れですね。 (2021年10月16日 (土) 22時12分)[20434]

榮一 > 解体の風呂屋には既視感があります。それで通り過ぎました。 (2021年10月19日 (火) 09時34分)[20469]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時02分)[20486]
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8 冷蔵庫すっからかんの十三夜 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時46分)[20339]
1点 鈴子


月番 > 「すっからかん」と言われると、ほんとうに空っぽ!という感じがします。「すっからかんの」の「の」が気になっています。 (2021年10月12日 (火) 20時00分)[20355]

義之 > 冷蔵庫で切れていますので、これはしっかりと夏の季語の句かと思えば、すっからかんの十三夜と秋の俳句の本体部が現れます。冷蔵庫を夏の季語として扱わないのであれば、月番さんのご指摘通り、「の」の位置は気になります。ここは、「十三夜すっからかんの冷蔵庫」が一般的な語順かと思いました。作者の心情を推察すれば、「私は精神的にも物理的にもすっからかん。空には十三夜の月が昇っている。私の心は、まるで空っぽの冷蔵庫のようだ。」といったところでしょうか。 (2021年10月13日 (水) 11時37分)[20376]

月番 > 義之さん、推敲していただき、有難うございます。私も語順を入れ替えて〈十三夜すっからかんの冷蔵庫〉だと思いました。それともうひとつ、原句のままで、そのまま「すっからかんの十三夜」と読んで、「十三夜」そのものが「すからかん」だというのは、どうでしょう?読みに少し無理があるような気もしますが。面白い素材ですので、皆さんのご意見もほしいところです。 (2021年10月13日 (水) 20時06分)[20379]

義之 > 書き込みをしながら「すっからかんの十三夜」の措辞に私も月番様と同じこだわりを感じていました。季語以外の五文字を上五に工夫すれば面白い作品となる気がします。思い付きとして「大八洲・・・」「五重の塔・・」「羅生門・・」等々。「何もかも・・」なら、一句一章の句になります。探せばもっとぴったりなものがありそうです。 (2021年10月13日 (水) 23時57分)[20386]

月番 > 「大八洲・・五重塔・・羅生門」いいですね。〈寺の塔すっからかんの十三夜〉とか。私も探してみます。このあたりが俳句を楽しむ醍醐味のひとつではないかと思っています。 (2021年10月14日 (木) 05時30分)[20387]

鈴子 > 月番さんの書いておられるように「すっからかんの」「の」はやはり気になりますね。「すっからかんに」でしょうか。義之さんの書き込みで勉強させてもらいました。十三夜の取り合せは良かったと思いました。 (2021年10月17日 (日) 19時30分)[20443]

榮一 > すっっからかんが十三夜であれば作者の心情としては理解できそうです。しかし冷蔵庫では昨今の世情の自粛が出てくるようで良くないですね。
(2021年10月19日 (火) 09時45分)[20470]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時02分)[20487]
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 9 金木犀なにわナンバー門曲る 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時45分)[20338]
3点 美保子 加津子 千尋


月番 > 「なにわナンバー」なのですね。なぜか説得力がありそうです。 (2021年10月12日 (火) 20時02分)[20356]

千尋 > 「なにわナンバー」の車には生粋の大阪人が乗っているような気が勝手にしています。大阪のおばちゃんは独特な雰囲気で知られてますがおっちゃんも言わずもがなです。
香りのきつい金木犀と取り合わせに惹かれました。 (2021年10月13日 (水) 14時48分)[20378]

月番 > 千尋さん、「なにわナンバー」の車には、大阪のおっちゃんが乗っていますよね。門を曲がって、どこへ行くのだろう・・東京の品川ナンバーでは、面白くもなんともないです。 (2021年10月13日 (水) 20時40分)[20383]

加津子 > 平仮名のナンバーいいですよね。調べたら「いわき」「つくば」「とちぎ」「なにわ」4つありました。「なにわ」は、やはりインパクトがあります。神奈川の片田舎になにわナンバーが走っていたら、やり過ごして距離を置きます。季語がいいと思いました。 (2021年10月14日 (木) 19時25分)[20398]

美保子 > なにわナンバーもインパクトがありますが、門曲がるの先はどこに行くところかしらと読み手の想像を膨らませてくれるところがいいなと思いました。私の想像なんてせいぜい実家に帰った時か帰る所かな位なのですが。 (2021年10月14日 (木) 21時25分)[20403]

月番 > 加津子さん、平仮名のナンバー、そんなにあるのですか!漢字ですと「磐城」「筑波」「栃木」「浪速・難波」少し読みにくいですね。 (2021年10月15日 (金) 04時03分)[20407]

榮一 > 個性の強い大阪人は独特です。裏がないのも大阪人らしいかもしれません。句は平凡な事実だけのようです。大阪や神戸で見れは当たり前、東京や横浜で見ればまた違ったものになりそうですが。 (2021年10月19日 (火) 09時50分)[20471]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時03分)[20488]
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10 秋うらら盲導犬の尾のリズム  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時43分)[20337]
8点 美保子 進二 孝子 加津子 鈴子 眞佐子 保子 宜子


月番 > こちらも高点句の一つ。犬の尾にリズムを感じている作者。「秋うらら」なればこそかと。 (2021年10月12日 (火) 20時06分)[20357]

義之 > 電車の中で見かける盲導犬は緊張しているので、掲句のようなうららかさは見られません。自宅で主人とともにくつろぐ盲導犬の姿でしょう。 (2021年10月13日 (水) 10時33分)[20373]

月番 > 義之さん、確かに信号待ちや駅のホームの盲導犬には「尾のリズム」はなさそうです。盲導犬も、家で寛いでいるときは、役目を離れて、ただの「愛犬」になって「尾のリズム」なのですね。 (2021年10月13日 (水) 20時44分)[20384]

加津子 > 私は、ご主人様と同じリズムでお尻をフリフリ歩いている盲導犬が浮かびました。 (2021年10月14日 (木) 19時49分)[20400]

義之 > 成程そうだったのか、加津子さんと同じような鑑賞が出来ていたならこの句は頂いていたでしょう。 (2021年10月15日 (金) 01時45分)[20404]

加津子 > 訓練された盲導犬は、愛犬にはなれないんです。。ご主人さまとは信頼関係で結ばれているのだと思います。 (2021年10月15日 (金) 11時15分)[20409]

進 二 >  盲導犬の控えめに振り続けるしっぽのリズムは、それが躾けられた結果の一つであるだけに、何とはなしの切なさ、いじらしさを感じますが、この句は「秋うらら」の配合で救われたと感じました。犬の立場からすれば試験に不合格になって犬らしく生きた方が幸せだったのでしょうが。 (2021年10月15日 (金) 15時12分)[20411]

保子 > 散歩中の信号待ちの一瞬でしょうか。盲導犬にとってのちょっとした解放感かなと思いました。 (2021年10月15日 (金) 16時54分)[20420]

眞佐子 > 盲導犬の事は良く解っていないのですが、秋うららの季語と犬の尾のリズムが良く合っていると思います。 (2021年10月16日 (土) 21時08分)[20427]

鈴子 > 一読して気持ちのほっこりする句でした。盲導犬の動きも見えてくるようです。  (2021年10月18日 (月) 14時43分)[20458]

榮一 > 主人と共に歩いている盲導犬の歩く尾のリズムのようです。主人の歩行に合わせるようなリズムに読者は秋のうららかさを感じたようです。悪くありません。 (2021年10月19日 (火) 09時55分)[20472]

世話人 > 作者は柊子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時04分)[20489]
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11 面を取る冬瓜に薄色の餡 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時42分)[20336]
  


月番 > 食べ物は美味しそうに書くという教えがあります。掲句、美味しそうです。 (2021年10月12日 (火) 20時08分)[20358]

義之 > 美味しそうですね。和食のコース料理の一品、あるいは京都あたりの観光地のランチの一皿といった景を想像します。点が入らなかったのは、切れが無く、やや説明っぽい散文調の仕上がりで、一見レシピの様です。俳句の素材的には面白く一票を投じようかなと考えた句でした。「面取りの冬瓜餡の透き通る」 (2021年10月14日 (木) 06時22分)[20389]

作者 > 義之様、推敲ありがとうございます。とても素敵です。友達から朝どれの冬瓜を貰ったので、面取りをして出汁をきかせ銀あんをかけ、柚子を飾りました。とても美味しく、嬉しくてどうしても俳句にしたかったんです。 (2021年10月14日 (木) 16時01分)[20395]

孝子 > 冬瓜いかにもこれぞ日本と思う食材ですね。この料理をおもうと。視覚味覚嗅覚を感じます、ほのぼのとした湯気までかんじます。いただきたかったのですが、義之さんのとうりです。 (2021年10月15日 (金) 16時53分)[20419]

循子 > お料理が目に見えて、きれいな出来上がりも想像出来ます。今は冬瓜のあんかけは上品なお味と思いますが、子供のとき伯母の家で出されて、泣きたかった記憶があります。
ことし京都の料亭に間違って入りました。何品目かに静々と出された冬瓜の餡かけは、これはもう文句のつけようのない味で、やはり日本料理はダシが命だねぇと、いっぱしの口をききながら戴きました。この句を通過したのは単に自分が好きでない料理だからです。相済みません。
(2021年10月16日 (土) 22時37分)[20435]

榮一 > 葛餡がかけられて旨そうな冬瓜ですが・・。 (2021年10月19日 (火) 09時58分)[20473]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時04分)[20490]
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12 早々と寝入りし夫や夜長し 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時41分)[20335]
3点 進二 千尋 剛


月番 > なぜ、早々と寝入ってしまったのでしょう。いろいろ想像すると楽しいです。秋の夜長ですし。 (2021年10月12日 (火) 20時11分)[20359]

千尋 > 妻の気持ち夫知らず。じゃあないかな〜 (2021年10月13日 (水) 23時35分)[20385]

月番 > 「寝入りし夫」ですから、書いているのは妻。奥さんは何を感じているのでしょうねぇ。私の気持ちも知らないで!「夜長」が、手がかりになりそうです。 (2021年10月14日 (木) 05時35分)[20388]

加津子 > 実は、私は夫の寝た後の1人の時間が好きです。テレビをボッーと見たり、雑誌を読んだり。先に寝るよと必ず声を掛けるので、いつもどーぞと答えます。秋の夜長好きな一人の時間です。 (2021年10月15日 (金) 19時11分)[20422]

循子 > 加津子さんの尻馬に乗りますが、、これは妻にとって黄金の時間でもある。夜長をどう使おうと自由なのだから。 (2021年10月16日 (土) 22時00分)[20431]

進 二 >  我々世代の日常の寸景を句に。坦坦と読ませて頂きました。夜長の一景として。 (2021年10月17日 (日) 13時59分)[20441]

> 穏やかで、恙ない暮らしが見えるではないか、幸か不幸か我らの年代は、少なからず一人暮らしを余儀なくされ、生活が一変した方も多いだろうと思う。そんな身には、とても羨ましいのではなかろうか。疎ましい等とは努々思うなかれ。

(2021年10月18日 (月) 10時48分)[20456]

榮一 > 長年にわたり夫婦をやっているとこんな時もありそうです。 (2021年10月19日 (火) 10時00分)[20474]

世話人 > 作者は洋子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時06分)[20491]
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13 鱗雲V字隊列の鳥がゆく 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時40分)[20334]
  


月番 > 大きな景です。自分も一羽の雁になって飛んでいるようです。 (2021年10月12日 (火) 20時15分)[20360]

循子 > 鰯雲、V字隊列の鳥、どちらも印象の強いものなので、かえって焦点がぼけてしまったように感じました。 (2021年10月17日 (日) 23時30分)[20447]

月番 > 気持ちがいい句と思うのですが、選するまで行かなかったのは、焦点がぼけた・・そうだったのですね。 (2021年10月18日 (月) 05時46分)[20454]

榮一 > 満天のいわし雲の下を鳥がV字型の隊列を組んで飛んでいるようですがいわし雲ばかりが目に入ってくるようです。V字形の鳥の印象が薄いようです。いわし雲か鳥か焦点を絞った方がいいように思います。
(2021年10月19日 (火) 10時10分)[20475]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時07分)[20492]
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14 千年の古墳の孤独吾亦紅 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時39分)[20333]
5点 義之 美保子 洋子 眞佐子 柊子


月番 > 「孤独」と言われると、確かに古墳は千年孤独なのですね。吾亦紅は手向け?でしょうか。 (2021年10月12日 (火) 20時19分)[20361]

義之 > 全く整備されていない草木ぼうぼうの古墳を想像しました。 (2021年10月12日 (火) 23時14分)[20367]

洋子 > 20年ほど前、奈良の山辺の道を歩いた時、畑などの広がり人の気配のない所に大きな天皇陵がありました。深々と水をたたえたお濠の向うに林があり鳥居があったと思います。その静謐な感じは身が引き締まる思いで、こんな静かなところに来たことがない、また何度でもきたいと思いました。多分景行天皇陵だったと思うのですが。この時のことを思い出しました。 (2021年10月14日 (木) 09時32分)[20390]

美保子 > 宮崎には西都原に大きな古墳があります。きちんと整備され、資料館もりっぱで、まわりには桜の季節には菜の花畑が広がり、今ならば、コスモス畑がひろがります。芝生も広く、子供たちとも随分行きました。大人ばかりになってからもつつじを見に有名な鰻を買って行ったものです。そういう、私達のせいぜい、母の百年をさらに十人分、古墳は動かずに見つめてきたのでしょうか。菜の花やコスモスは観光のために近年植えられるようなったと思います。吾亦紅は古墳の孤独に寄り添ってきたのでしょうか。 (2021年10月14日 (木) 20時58分)[20401]

月番 > 千年の古墳は、様々なことを思わせますね。 (2021年10月15日 (金) 03時49分)[20405]

眞佐子 > 以前、句会の皆さんといっしょに山辺の道を歩いた折り幾つかの古墳に出会ったことを思い出しました。千年の古墳の孤独と言われるとそうかなと思います。草の生い茂った所では吾亦紅も自生しているのでないかとも思いました。 (2021年10月16日 (土) 22時05分)[20432]

循子 > 眞佐子さん、もう随分前になりましね。みなさん、今より若くて健脚でした。景行天皇陵は天理市の169号線に面して堂々たる佇まいです(その向かいにだんご屋があるので、つい寄りたくなる)さすが日本武尊の父君だけのことはあります。但し景行天皇は12代なので、千年どころではないようですが。古墳も陵も謎であることが魅力なのでしょうか。眞佐子さんが書かれたとおり御陵の森に吾亦紅も自生していますでしょう。


(2021年10月16日 (土) 23時19分)[20437]

柊子 > 孤独と吾亦紅の取り合わせに頷いてしまいました。吾亦紅だったら千年も二千年も孤独に寄り添ってくれそうです。 (2021年10月18日 (月) 16時46分)[20460]

榮一 > 孤独はどうですかね。吾も亦も孤独に係るようです。
(2021年10月19日 (火) 10時16分)[20476]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時07分)[20493]
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15 昼過ぎに開く朝刊菊日和 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時37分)[20332]
9点 進二 孝子 紫翠 加津子 千尋 眞佐子 保子 柊子 剛


月番 > 今月の最高点句。おそらく、休日の庭仕事の後の一服とか。 (2021年10月12日 (火) 20時22分)[20362]

紫翠 > この句の魅力は、取り合わせの空間で読み手の自由な想像ができること。淡々と表現されているが奥の深い作品と思います。 (2021年10月14日 (木) 11時19分)[20392]

柊子 > 菊日和ですから、事件が起こって午前中に朝刊を開けなかった訳ではなさそうです。
園芸好きにとっての秋は、菊だけでなく、夏の始末、冬から春までの花色の配置、肥料などなど心楽しい時間です。心地よいお疲れかと頂きました。 (2021年10月14日 (木) 15時01分)[20394]

進 二 >  リタイア後の数年間に感じる幸福感でしょうかね。良く分かります。現役の時代には、本社に入る前に、当日の日経の内外ニュース・為替・株価・会社人事etc.は、読み終わっていると言う前提で仕事が始まりましたのでね。「菊日和」の配合、申し分なしと思いました。女性を含め夫々のお立場で具体的状況は異なると思いますが、共通する点はあると思いました。ご主人と子供さんを送りだした後等々になるのでしょうか。 (2021年10月15日 (金) 15時49分)[20413]

眞佐子 > 我が家では菊が咲き始めました。この時期は球根の植え替えでチューリップ、百合、水仙、ラナキュラスなど気が付けば太陽が真上に来ています。昼過ぎに開く朝刊がよくわかりました。 (2021年10月16日 (土) 21時38分)[20429]

加津子 > 句の根底に流れるもの、穏やかな幸せな時間を感じました。味わい深い句と思いました。 (2021年10月16日 (土) 23時00分)[20436]

> 大輪の菊の鉢を庭先や玄関に並べ、秋晴れの日を謳歌してゐるのでしょうか。老眼鏡などを持ち出して、傾き始めた縁側の日差しの中にゐる幸せ。この世の中は長期にわたる疫病に席巻され、政局や経済は混とんと落ち着かないが、悠々自適の生活。 (2021年10月18日 (月) 11時19分)[20457]

榮一 > 菊作りに熱心な人のようです。植物の手入れは朝の涼しいうちがいいのかもしれません。盆栽や菊づくりをする人は趣味の域は超えていそうです。そんな句柄ですね。 (2021年10月19日 (火) 10時21分)[20477]

世話人 > 作者は宜子さんでした。
最高点でしたね。ですから来月も月番をお願いいたします。 (2021年10月20日 (水) 14時09分)[20494]

宜子 > 来月も、全力で月番を務めます。 (2021年10月20日 (水) 19時06分)[20498]
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16 弥陀仏の指先秋の陽傾く  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時36分)[20331]
5点 義之 進二 孝子 洋子 主宰


月番 > 仏の指先といえば国宝第一号広隆寺の弥勒菩薩であったり、中宮寺の半跏思惟像を思いますが、いずれにしても「秋の陽」は傾くのです。 (2021年10月12日 (火) 20時32分)[20363]

義之 > 破調が厳かな雰囲気を演出しています。觔斗雲に乗って空を飛び回る孫悟空を想像しました。 (2021年10月12日 (火) 23時11分)[20366]

月番 > 弥陀仏の指先には、雲に乗った孫悟空がいましたか・・飛んでいそうです。 (2021年10月13日 (水) 03時22分)[20370]

洋子 > 陽が傾き、薄暗くなったところに夕日が差し、阿弥陀様の指の印にあたっています。
何を意味する印なんでしょうか。
雰囲気がよく出ていると思います。 (2021年10月14日 (木) 09時36分)[20391]

進 二 >  弥陀仏の指先と秋陽の残照との配合のみで、この句は見事に決まりましたね。上段からの一本です。 (2021年10月15日 (金) 16時14分)[20415]

月番 > 〈弥陀仏の指先/秋の陽傾く〉と、九音と八音で句跨がりの句でしたね。破調の句は、調べが乱れそうで難しいのですが、この句は見事に「上段からの一本」でした。 (2021年10月18日 (月) 06時00分)[20455]

榮一 > 優しい句です。情景が静かで秋の入日も情感豊かです。 (2021年10月19日 (火) 10時25分)[20478]

世話人 > 作者は千尋でした。 (2021年10月20日 (水) 14時10分)[20495]
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10月準備してます 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 00時06分)[20330]
先週の舞子海岸 夕焼けを見る人多し


宜子 > 空がひろ〜〜い!秋夕焼がひろ〜〜い!! (2021年10月13日 (水) 03時17分)[20369]
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九月句会 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時16分)[20195]
秋らしくなってきました。
9月の句会の準備ができました。みなさま書き込みをお願いいたします。思ったこと、感じたことを何でもどんどん書き込んでください。

今月の月番は洋子さんです。よろしくお願いいたします。


   句 会   12日(日)〜19日(日)
   作者発表  20日(月)        の予定です。


月番 > 9月の月番を務めさせていただきます。たくさんの書き込みをお願いいたします。 (2021年09月12日 (日) 15時59分)[20196]

月番 > 句会も残すところあと二日となりました。まだ書き込まれていない方や、書き残されている方、よろしくお願い致します。 (2021年09月18日 (土) 07時03分)[20283]

世話人 > ただいま作者を発表しました。

主宰先生、参加者のみなさまありがとうございました。
洋子さん月番ありがとうございました。
来月の投句の締切も5日です。ご投句をお待ちしております。
                 (2021年09月21日 (火) 00時33分)[20327]

月番 > 皆さま、たくさんのコメントをありがとうございました。主宰先生、適切なご批評をありがとうございました。難しい句が多かったのですが、おかげさまで、よくわかるようになった句もたくさんありました。
世話人の千尋様も句会のお世話ありがとうございます。
コロナの感染者も急激に減少してきました。来月はもっと収束に向かうことを期待して、今月はこれで終わりたいと思います。 (2021年09月21日 (火) 06時11分)[20328]
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1 すれ違う同行二人涼あらた 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時07分)[20194]
5点 洋子 進二 千尋 柊子 主宰


月番 > お遍路さんの季節になってまいりました。 (2021年09月12日 (日) 16時01分)[20197]

千尋 > テレビなどで見てますと遍路道は山道など大変なところもあるようですね。初秋はお遍路さんにとっては良い季節でしょうか。すれ違ったお遍路さんから元気をもらわれたのかしら。 (2021年09月14日 (火) 13時11分)[20219]

孝子 > 頂こうかと迷ったのですが、すれ違うで悩んでしまいました。その辺を教えていただきたいです。 (2021年09月17日 (金) 10時36分)[20259]

洋子 > お遍路さんの笠に書かれている「同行二人」という言葉は「いつも弘法大師と一緒にいる」という意味なんだそうですね。ちらほらお遍路さんとすれ違うようになって、暑い夏が過ぎ、さわやかな秋に季節が移行しているということを実感されたんでしょう。ほっとする句でした。

(2021年09月18日 (土) 11時59分)[20284]

柊子 > もし四国に住んでいたら、お遍路さんの人数や歩くスピードや色々な雰囲気から季節を感じるだろうと思いました。さすが猛暑ではほとんど見なかったお遍路さんにすれ違われたのでしょう。 (2021年09月18日 (土) 15時05分)[20288]

進 二 >  弘法大師と共に霊場巡りをしておられる方とすれ違った。ようやくに新涼を迎えたこの時にとご自身も涼新たを実感しておられる。読み手も自ずとそんな気に。 (2021年09月18日 (土) 15時23分)[20289]

榮一 > 遍路は春の季語。冬は少ないようですが夏も秋も熱心に回っているようです。歩き遍路が基本です。常に弘法大師と一緒に巡礼している思いで傘に同行二人と書かれています。歩き遍路であればすれ違うこともよくあることです。涼を感じたのは作者です。遍路さんとすれ違ったことを含めてのことです。
(2021年09月19日 (日) 07時45分)[20295]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時13分)[20311]
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2 海の民に海のゆりかご秋の暮 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時06分)[20193]
1点 美保子


月番 > 「海の民」というのは海の近くに住んでいる人のことでしょうか。 (2021年09月12日 (日) 16時03分)[20198]

美保子 > 一人だけですので、私の受け取り方も独りよがりなのかも知れません。村上海賊の娘という本がありましたね。最初は日ごろ馴染みのない土地の名前ばかりで頭を抱えていましたが、入り込んでみたら、次が面白い…で読みふけることとなりました。その後テレビでもブラタモリだったでしょうか。足跡をたどる旅が放送されました。海賊と呼ばれても、実情は海の通路を理にかなったやり方で治める、今の政治家にも聞かせたいような話ですが。その一人ひとりに家庭があり、子供もいたと。少し飛躍しすぎでしょうか。 (2021年09月14日 (火) 15時11分)[20227]

月番 > 「村上海賊の娘」のことを考えられたら、また発想が大きくふくらみますね。 (2021年09月14日 (火) 17時21分)[20229]

孝子 > 海の民は月番さんと同じに思いました。全体にイメージもわかるし、いいと思うのですが。下五にもう少し具体性がほしいと思いました。 (2021年09月17日 (金) 10時42分)[20260]

榮一 > 秋の暮は安易ですね。 (2021年09月19日 (日) 07時46分)[20296]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2021年09月21日 (火) 00時14分)[20312]
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3 乾杯を繋ぐリモート良夜かな 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時05分)[20192]
3点 宜子 洋子 柊子


月番 > この時期今はやりのリモート飲み会ですね。
(2021年09月12日 (日) 16時05分)[20199]

宜子 > 外での会食も飲み会もできないコロナ禍の今、せめてリモートで繋いでの乾杯!窓の外には冴え冴えとした秋の月。少し切ないです。 (2021年09月14日 (火) 05時22分)[20214]

千尋 > 高校の同級会がラインにあって、先日まではワクチンの副反応とかオリンピックのボランティア報告とかの話題でした。また年2回ですが遠くにいる同窓生たちとのリモート呑み会もあります。コロナ禍だから始まったことで家にいて気軽に参加できます。
俳句会もできたらいいですのにね。だれか作って欲しい。 (2021年09月14日 (火) 13時49分)[20220]

月番 > 世の中すすんでいるんですね。夫も、オンライン碁とかズーム会議とかやっているようです。まして若い人たちだったら、どんどん楽しみの世界がひろがりますね。私は月2回の句会で、座の皆さんと接し話したり聞いたりするのが楽しくて、今のところこれでいいかなと思っています。 (2021年09月14日 (火) 14時18分)[20222]

孝子 > 機械に弱い私には、リモートなど、とんでもはっぷん。こんな時代に仕事をしないことを、感謝している。範疇にない句のためいただけなかったです。 (2021年09月17日 (金) 10時33分)[20258]

柊子 > 今の時代の良夜と頂きました。一年半以上会っていない遠方の孫たちとはテレビ電話を使うので、何とか顔は忘れないでいてくれます。秋の夜長を、今できることで楽しみたいです。 (2021年09月17日 (金) 16時53分)[20279]

榮一 > リモートの家飲みの景です。コロナ疫の自粛の影響ですね。良夜は普通の響きです。
(2021年09月19日 (日) 07時51分)[20297]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時14分)[20313]
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4 素っぴんの寝起きの鏡秋簾  投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時04分)[20191]
3点 孝子 眞佐子 鈴子


月番 > 秋簾は、どのように効いているのでしょう? (2021年09月12日 (日) 16時06分)[20200]

孝子 > 夏も時期的には、終わり、秋の初めとはいえ、残暑の照りはきつい。はずす予定のすだれもまだ必要がある。このコロナ騒ぎのなか、寝起きだけでなく、すっぴんのまま日をすごすのがほとんどの、まいにちである。ま、それは私のことで、作中の人は寝起きのすっぴんのまま、すだれ越しに、そとをみる。コロナ禍の中外の世界と内側の世界との隔たりは、秋になり、汚れも気になる外の世界との、隔たりを感じる。一枚の秋簾がきいてるとおもう。 (2021年09月17日 (金) 10時27分)[20257]

眞佐子 > 最近は外出時にはマスクを付けるので、寝起きでは無くても素っぴんで過ごす事が多いこの頃です。秋簾が良くきいていると思います。 (2021年09月17日 (金) 16時04分)[20274]

榮一 > 寝るときは化粧を落とすのは当たり前のことです。そのことを踏まえると素っぴんは驚くにあたりません。昼寝ならば秋簾も活きるようです。 (2021年09月19日 (日) 08時02分)[20298]

鈴子 > 「素っぴんの寝起きの鏡」私自身
の日常も寝起きの鏡から始まります。鏡に写った自分の顔。「秋簾」の先に心地良い風が吹き抜ける気配を感じられます。書き込みが遅くなりました。
(2021年09月19日 (日) 12時13分)[20310]

世話人 > 鈴子さんありがとうございます。 (2021年09月21日 (火) 00時16分)[20314]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時16分)[20315]
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5 久しぶりの熱いほうじ茶秋高し 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時04分)[20190]
5点 洋子 進二 眞佐子 千尋 保子


月番 > 冷たいものばかりに疲れていた体も暑いほうじ茶でほっこりしまね。 (2021年09月12日 (日) 16時10分)[20201]

月番 > すみません、「熱いほうじ茶でほっこりしますね。」でした。 (2021年09月12日 (日) 16時40分)[20209]

千尋 > 冒頭の「久しぶりの」というところが俳句では嫌われそうなのになぜかこの句ではぴったりと嵌まっているように思いました。最後の「高し」とリンクしているのかしたら。 (2021年09月14日 (火) 13時54分)[20221]

月番 > 長く暑い夏を通り抜けた後なので、本当に久しぶりという感じがぴったりきますね。 (2021年09月14日 (火) 14時21分)[20223]

保子 > 久しぶり に理屈抜きの幸せを感じました。日本晴れ! (2021年09月16日 (木) 23時19分)[20253]

孝子 > そうですね。日本茶には、それぞれにあった。お湯の温度があり、ほうじ茶は熱いお湯100度が適温ですね。いかにも秋高しです。 (2021年09月17日 (金) 10時49分)[20261]

眞佐子 > 熱いほうじ茶は本当に久しぶりですね。秋高しも良かったです。 (2021年09月17日 (金) 16時09分)[20275]

進 二 >  「久し振りに熱いお茶が・・」は納得で頂きましたが、一句の中に口語と文語調が混在している点は、千尋さんのご指摘通り気になりましたんね。例えば「久方の熱きほうじ茶秋高し」とかに。私なら「緑茶や」となりますが。 (2021年09月18日 (土) 15時59分)[20290]

月番 > 進二様のおっしゃる通りですね。 (2021年09月18日 (土) 17時42分)[20293]

榮一 > 熱い茶が久しぶりは秋になつて涼しくなったからということなのでしょう。夏場は冷たいお茶を飲んでいたようです。季節によって臨機応変に変える人もいれば年中熱いお茶を飲む人もいるようです。久しぶりも人それそれの感があります。 (2021年09月19日 (日) 08時10分)[20299]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時17分)[20316]
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6 来年は帰るのメール秋彼岸 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時03分)[20189]
5点 宜子 洋子 美保子 千尋 剛


月番 > 今年はコロナ禍や、なにやらで帰れなかったのでしょうか。
(2021年09月12日 (日) 16時11分)[20202]

宜子 > 「秋彼岸」ですから、きっとお墓参りのための帰郷でしょう。この句も切ないですね。知人の男性が熊本の方との結婚が決まったのですが、熊本のご両親から、この時期に東京には行かせられないと、一年以上彼女と会えず、電話とメールのやり取りとのこと。このようなことが日本中で、世界中で起きているのですね。 (2021年09月14日 (火) 05時31分)[20215]

月番 > 可愛そうな恋人たち・・・。 遠距離恋愛が実を結ぶように、お祈りしています。私のマンションに、1・17の阪神淡路大震災の日が結婚式の予定だった人がいて、泣き暮らしていたそうですが、とりあえず結婚して、うまくいっています。本当にいろいろなことがあるものですね。 (2021年09月14日 (火) 14時28分)[20224]

美保子 > 我が家の娘は東京在住です。夫が前立腺がんで手術をしなければならない。私は白内障の手術をしなければならない。と重なってしまいました。それでも都会はwith corona で少しの事はいいだろうとするし、田舎は都会からの帰省は控えてくれとなります。娘も今までに二回、帰るのをあきらめました。ワクチンパスポートなるものが発行されれば少しはわかりやすいのでしょうが。これもこの時代に生きた証でしょう。

(2021年09月14日 (火) 15時17分)[20228]

> 墓参とは言ってゐないが、墓参も兼ねて、お彼岸には毎年田舎へ帰ってゐたらしい。この世を変えてしまった疫病禍のため、多分お盆にも帰郷が叶わなかった事情も有るのだろう。鉄道や通信機械の進歩は世の中を変えてしまったが、その昔はお盆や正月に何とか田舎に帰るのに必死になった。その当時なら手紙や電報である。メールは俳句として字も少し軽い、来年等と言ってゐるが、お正月も近い。親と子の軽いジョークのようにも思えるが、親子の情は止み難いものである。 (2021年09月16日 (木) 10時06分)[20243]

月番 > あら、美保子さんたいへんですね。我が家の娘も東京に居ます。やはり帰って来にくい状況ですね。ワクチンパスポートで行き来やお店に行けるようになるといいですよね。
この句はお互いに気遣いあう優しい情が感じられるところがいいなと思いました。またコロナ禍の句も書いて残しておくのもいいと思いました。 (2021年09月16日 (木) 11時17分)[20246]

月番 > 上記20246はどなたの書き込みでしょう?私じゃないんですけれども。 (2021年09月16日 (木) 17時01分)[20249]

千尋 > 今気付きました。月番さまさ!美保子さん!みなさん!ごめんなさい!千尋が書き込みました。 (2021年09月17日 (金) 00時15分)[20254]

月番 > 千尋様、私もこの間やってしまいました。どうぞお気になさらずに。 (2021年09月17日 (金) 09時25分)[20255]

美保子 > 千尋さま、ご心配頂きありがとうございます。コロナがこんなに長引くとはだれも想像しなかったでしょうね。コロナのおかげで進んだ事もあり学生がいっぱい我慢を強いられたのでしょうね。食べ物やホテル関係で倒産してしまった方たちは本当に気の毒です。我が家のように年金での生活が始まっていなければ、大変だったのでしょうね。若い人たちにはここ二三年の不自由はどこかで取り戻して欲しいですね。 (2021年09月17日 (金) 22時17分)[20282]

榮一 > コロナ疫の現状では致し方のないことですが平時でもこんなことはあるかもしれません。コロナ疫下だからと言えない部分もあります。出す時期が悪いように感じます。 (2021年09月19日 (日) 08時20分)[20300]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時17分)[20317]
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7 汀女忌や一番出汁の黄金色 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時02分)[20188]
8点 紫翠 宜子 美保子 加津子 眞佐子 義之 保子 主宰


月番 > 汀女の句は、「外にも出よ触るるばかりに春の月」くらいしか知らないのですが・・・。 (2021年09月12日 (日) 16時28分)[20203]

宜子 > 中村汀女、熊本出身の俳人ですね。月番さんの出された汀女の句も好きですが、〈あはれ子の夜寒の床の引けば寄る〉も印象的でした。掲句、「一番出汁」と、具体的に、色も香りも、そしてそこで調理をしている人の様子まで想像できて、美しい句と思いました。「黄金色」が、答えになってしまっているかなとも。 (2021年09月14日 (火) 05時42分)[20216]

月番 > 汀女さんの句で、「咳の子のなぞなぞ遊びきりもなや」も好きな句です。「いちばん出汁の黄金色」はどういう風に出てきたのか、考えているのですが、これも「感性」なんでしょうね。 (2021年09月14日 (火) 14時38分)[20225]

義之 > 「一番出汁の黄金色」の措辞から見える画像は明確で、キッチンに漂う香りまでが感じられる。生活に密着した叙情的な作品として知られる中村汀女の斡旋は、つき過ぎといえるほど決まっている。 (2021年09月15日 (水) 09時38分)[20231]

月番 > 「生活に密着した抒情的な作品として知られる中村汀女」というのがキーなんですね。そう考えると、「一番出汁の黄金色」がよくわかる気がしてきました。義之さんありがとうございました。 (2021年09月15日 (水) 14時38分)[20234]

加津子 > 料理は出汁で決まります。真っ新な布巾で濾す一番出汁は、濁りのない黄金色です。黄金色が決まりすぎているかなと思いましたが、顆粒出汁に慣れてしまっている事に反省です。 (2021年09月15日 (水) 20時25分)[20235]

美保子 > 黄金色が答えになってしまっている、あるいは決まりすぎているというのは形容してしまっているという意味なのでしょうか。中々、説明の句から脱することが出来ずにいます。どなたか教えて下さるとありがたいです。出汁はできるだけ取るようにして、冷凍しておいてお好み焼きや煮物は出来るだけ一番出汁を入れるようにしています。それで、出汁へのこだわりのような句で頂きました。 (2021年09月15日 (水) 22時37分)[20238]

月番 > 私も「答え」というのがよくわかっていないのです。句によっては、ははあ、これが答えということか、とよくわかる時もあるんですけれども、わからないときもあるのです。「黄金色」が答えになっているというのも私もわからなかったので、宜子さま、教えていただけたらありがたいんですけど。
(2021年09月16日 (木) 09時28分)[20240]

紫翠 > この作品は同じ様なイメ―ジのものを取り合わせた作品。汀女の印象を彷彿させる工夫が見られるように思います。 (2021年09月17日 (金) 11時04分)[20264]

眞佐子 > 汀女さんは台所俳句、家庭内俳句の上手な方だったと聞きましたので、一番出汁の黄金色が汀女忌に良くついていると思いました。 (2021年09月18日 (土) 13時25分)[20286]

月番 > よくわかりました。ありがとうございました。 (2021年09月18日 (土) 19時52分)[20294]

榮一 > 台所俳句の名手の汀女忌が良く効いて聞いています (2021年09月19日 (日) 08時22分)[20301]

世話人 > 作者は柊子さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時18分)[20318]
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8 母の忌や月の廊下を拭き終える 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時01分)[20187]
11点 紫翠 孝子 進二 美保子 加津子 眞佐子 義之 千尋 鈴子 柊子 主宰


月番 > たくさん点が入りました。母の忌を終えた夜のことでしょうか。 (2021年09月12日 (日) 16時30分)[20204]

加津子 > お母様がしていたように廊下を拭いて偲んでいられる作者さん。
「月の廊下」の表現に惹かれました。清らかな廊下に月が映っているようです。
(2021年09月15日 (水) 20時44分)[20236]

月番 > 拭きこまれた廊下を照らしている月光ってすてきですね。 (2021年09月16日 (木) 09時40分)[20242]

紫翠 > 直接的に表現しなくても、母への想いが過不足なく伝わる作品と思います。 (2021年09月16日 (木) 11時04分)[20244]

孝子 > 自分的には、母とか父とか、その忌日とかは、なるべくざ素材として避けたいと思っていますが、やはり、いい句はいいですね。

(2021年09月17日 (金) 10時55分)[20262]

眞佐子 > 母の忌日にはコロナの規制の為実家に行くことが出来ませんでした。掲句の「月の廊下を拭き終える」に感動しました。 (2021年09月17日 (金) 16時19分)[20276]

柊子 > 「月の廊下」で頂きました。お母様が大事に丁寧に暮らしていたお家を娘が手入れをしている景が見えます。母と娘の性格まで感じられました。 (2021年09月17日 (金) 16時45分)[20278]

鈴子 > 「月の廊下を拭き終わる」ではなく「拭き終える」にしみじみ感動しました。月の廊下の美しさが際立ちます。 (2021年09月17日 (金) 21時04分)[20281]

進 二 >  作者の亡きお母様への思いが具象をもって余すところなく一句の中に納められていますね。通り過ぎることの出来ない句に。 (2021年09月18日 (土) 16時25分)[20291]

榮一 > 母に対する思いが月の廊下を拭くことによく出ています。それぞれの暮らしがあるのです。夜に廊下を拭くことに隠された意味があるのです。いい句ですね。 (2021年09月19日 (日) 08時27分)[20302]

世話人 > 作者は宜子さんでした。最高点おめでとうございます。
で、来月の月番をお願いしますね。 (2021年09月21日 (火) 00時23分)[20319]

宜子 > 思いがけない高点をいただきました。有難うございます。来月の月番を務めます。 (2021年09月21日 (火) 09時44分)[20329]
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9 稲妻の鍵盤貫くメヌエット 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 14時00分)[20186]


月番 > 残念ながら無点句になりましたが、どなたでもたくさんのコメントをお願いいたします。 (2021年09月12日 (日) 16時32分)[20205]

加津子 > メヌエットが想像できなかったです。娘がピアノの発表会でメヌエットを何曲か弾いたのですが、覚えてないのです。調べたら宮廷音楽の舞曲なので、優雅にやわらかい曲との事でした。 (2021年09月15日 (水) 21時01分)[20237]

孝子 > 残念ながら、音楽には弱いので、もうそれだけでも選句の中から消えてしまいました。音楽に強かったなら、頂いたかもしれませんね。其処が作者さんには、不利益だったと思います。 (2021年09月17日 (金) 10時59分)[20263]

榮一 > 稲妻・鍵盤貫く・メヌエット…全体が情緒に流れているようです。 (2021年09月19日 (日) 08時29分)[20303]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時24分)[20320]
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10 いかり草の葉擦れ涼しき日暮れかな 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 13時59分)[20185]
1点 保子


月番 > いかり草を検索してみました。涼しげなかわいい花ですね。 (2021年09月12日 (日) 16時34分)[20206]

保子 > いかり草 に実際に出会っているか不明なのですが、葉ずれ涼しき に惹かれて頂きました。花の時期は過ぎたけれどこのように作品に出来る作者さんに敬慕の想いを込めて選句させて頂きました。 (2021年09月16日 (木) 23時15分)[20252]

月番 > いかり草は春の季語なんですね。いかり草の葉擦れ、になったら、季語から外れるのでしょうか? (2021年09月17日 (金) 09時29分)[20256]

孝子 > いかり草は春の季語ですから、花なら春ですが、葉擦れなので、そこはよいと思います。問題は、涼しが夏の季語でそこが問題とおもいます。
(2021年09月17日 (金) 11時09分)[20266]

月番 > 季重なりになるのですね。 (2021年09月17日 (金) 11時55分)[20272]

月番 > すみません、季重なりではなく季違いでした。 (2021年09月17日 (金) 19時31分)[20280]

榮一 > いかり草が動きそうです。 (2021年09月19日 (日) 08時31分)[20304]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時24分)[20321]
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11 コンビーフの蓋のやさしき今朝の秋 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 13時57分)[20184]
3点 紫翠 義之 剛


月番 > コンビーフの容器があけやすくなったと、ちらと何かで読んだ気がするのですが、どうなんでしょう。 (2021年09月12日 (日) 16時36分)[20207]

義之 > 掲句の作意がよく分からないことに戸惑いながらも、観光で訪れたロサンゼルスで、ガイドが案内してくれた昼食所の、コンビーフのサンドイッチが美味しかったこと思い出した。因みに、コンビーフの缶は、台形状で、その腹に巻かれた金属帯を、付属の鍵で巻き取って開缶する。缶詰を缶切りで開ける場合、コロナウイルスのような形になってしまう事に比べれば、確かに優しいかもしれない。いずれにせよ食欲の秋である。 (2021年09月15日 (水) 09時36分)[20230]

紫翠 > 上五中七の不思議な発想に注目しました。作品として奇抜な印象はなく定着しているように感じられ、「今朝の秋」が上手いと思います。 (2021年09月15日 (水) 10時49分)[20232]

> 最近コンビーフなる塩漬の牛肉を喰ったのは何時だったか全く記憶にない。思い返すに、若かった昭和の中頃に、友人が米軍のPXから煙草や、コカコーラ等と共に持ち込んで、鱈腹食ってゐた頃がある。「蓋のやさしき」は、あの缶詰の特殊な開け方を言ってゐるのだろう。今は飽食の時代で有るが、懐古趣味の私はあの頃はなんて思ってしまうのである。確か国電は20円単位だったし、煙草のピースは40円、駅前には10円の立食い鮨もあつたと、当時を懐かしむのである。 (2021年09月16日 (木) 11時05分)[20245]

孝子 > コンビーフは缶詰としては、めずらしいついているねじ見たいのでくるくるとあける方法で、その面倒さからも、高級感がありました。このところ缶きりのほうほうでなく、シール蓋で、ぱっと開けられびっくりしましたが、ありがたみが少し減った気がします。 (2021年09月17日 (金) 11時17分)[20267]

月番 > 私がちらと読んだ記憶というのはこの手の缶のことだったかもしれません。孝子様ありがとうございました。 (2021年09月17日 (金) 11時52分)[20271]

榮一 > 米軍の携帯食の戦後の放出のコンビーフは懐かしい思いです。ゴーヤーと炒めるとよく合います。最近購入したことがありませんので断定することはできませんが知っているコンビーフの蓋の開け方は独特のものがあります。その事を思えば決してやさしい感じは覚えません。現在を知らないからかもしれませんが。 (2021年09月19日 (日) 08時46分)[20305]

世話人 > 作者は孝子さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時25分)[20322]
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12 秋声や十円玉の鳳凰堂  投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 13時56分)[20183]
4点 紫翠 加津子 鈴子 主宰


月番 > 月番には難しい句でした。皆様、よろしくお願いいたします。 (2021年09月12日 (日) 16時38分)[20208]

紫翠 > 理屈抜きで共鳴できた作品。「秋の声」は難しい季語ですが上手く活かしているように思います。作者の感性に脱帽です。 (2021年09月14日 (火) 10時46分)[20218]

月番 > ありがとうございます。「感性」というものが、大事なんですね。
「感性」はどうしたら育つのか、教えていただきたいところです。 (2021年09月14日 (火) 14時42分)[20226]

加津子 > 3年程前のこの時期に鳳凰堂を訪ねました。静かな池の向こうに堂堂とした鳳凰堂を前にして、しばらく佇んでいました。皆、佇んで居たように思います。その時の静かなひと時を思いました。 (2021年09月15日 (水) 23時46分)[20239]

月番 > 鳳凰堂の前に佇んで秋の声を聴いているというのはよくわかりますが、十円玉に刻まれている鳳凰堂からの秋声というのが、私にはよくわからないのです。理屈ではなく感性で読まなくてはいけないのですね。 (2021年09月16日 (木) 09時36分)[20241]

加津子 > 月番様の言われるように手のひらにある十円玉からの秋の声なんですよね。とすると私の感性はかなり低いという事に。困りました。 (2021年09月16日 (木) 16時03分)[20247]

鈴子 > 十円玉の絵柄鳳凰堂とも知らず過ごしてました。改めてめて手にしてしみじみ眺めております。「秋声や」とされてますが「秋の声」とされた方が鳳凰堂そのものが身近?に感じられるように思いました。 (2021年09月17日 (金) 11時09分)[20265]

孝子 > 鳳凰堂は私も、すきな場所ですが、いくら考えても、感じようとしても、私の鈍い感性には、秋声はきこえてきませんでした。詩人ではないのですね。悲しいです。 (2021年09月17日 (金) 11時23分)[20268]

榮一 > 十円玉の鳳凰堂を眺めながら秋の声を聴いているようです。平等院に特別な思いを持っているのでしょう。簡単で明瞭ですが取り合わせの良さですね。 (2021年09月19日 (日) 08時52分)[20306]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時25分)[20323]
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13 使い捨てのコップに歯形鳥渡る 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 13時56分)[20182]
2点 鈴子 剛


月番 > 赤ちゃんが紙コップで何かを飲んだ後、もっと欲しいと紙コップをかんだ、その跡でしょうか。 (2021年09月12日 (日) 16時43分)[20210]

鈴子 > 季語の鳥渡るが句を支えていると思います。歯形は赤ちゃんの歯形とは思えませんでした。
(2021年09月16日 (木) 20時01分)[20250]

月番 > 外に捨てられていて、野生の動物の歯形でしょうか。 (2021年09月16日 (木) 20時23分)[20251]

> 犬猫や赤ん坊では無く、人間の歯型でしょう。紙コップに限らず、皿など、厚紙で使い捨ての容器は多い。テークアウトの食べ物、エトセトラ。自動販売機の飲料も然り。燃えるゴミとして処分が出来るので、大きめの公園なら、所々に屑籠が設置されている。戸外のベンチ等で、昼の食事をする人達もよく見かける。季節が変はり、澄みはじめた秋空を鳥が渡ってゐる。歯型であると断じた作者の目は鋭い。 (2021年09月18日 (土) 13時09分)[20285]

榮一 > 使い捨てのコップといえば紙かウレタンのようなものでしょう。使い捨てといっても歯形が残るほど噛むとも思ええなかったです。無いとも言えませんが。 (2021年09月19日 (日) 08時58分)[20307]

世話人 > 作者は千尋でした。 (2021年09月21日 (火) 00時26分)[20324]
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14 実石榴の手榴弾めく廃家かな 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 13時55分)[20181]
6点 孝子 加津子 義之 剛 柊子 保子


月番 > 廃家に残った石榴の木に実がなりはじけている景でしょうか。 (2021年09月12日 (日) 16時45分)[20211]

義之 > 頂きましたが熟し弾ける柘榴に手榴弾への発想は安易かもしれません。しかしながら昨今の世界情勢は、テロとの泥沼の戦い、廃家に潜むテロリストを殲滅すべきなのでしょうか。 (2021年09月15日 (水) 11時26分)[20233]

加津子 > 我が家の柘榴は、剪定もしないでボーボーです。ここ2,3年は、実がなり始めましたが、誰も食べず爆ぜて落ちてやがて朽ちてしまいます。手榴弾そのものです。柘榴の花は朱色で可愛いのに、実は何とも不思議です。 (2021年09月16日 (木) 16時16分)[20248]

孝子 > 石榴の実がすきです。日本画では、おめでたいので、よく色紙に書いて、お祝いにプレゼントしました。パソコンが、おかしくなり、やめますが。面白いと思いました。 (2021年09月17日 (金) 11時31分)[20269]

> 住む人がゐなくなった家は廃れるのが早い。手入れをされない庭の柘榴が実りの秋を迎えた。地に落ちたか、樹で爆ぜてゐるのか。印象的な柘榴の実である。
新興俳句の祖と云われた西東三鬼に「露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落とす」の句がある。実柘榴と廃家から神戸の山手に住んで、葉山で没した歯科医師の三鬼を思った事は、確かである。三鬼は伝統俳句の発想を嫌って、直叙的な句が多く、切れ字をあまり用いない事を特徴とする。と文献にある。掲句は完成された句と思える。
(2021年09月17日 (金) 11時50分)[20270]

月番 > 石榴といえばやはり三鬼を思いだしますね。石榴は心騒ぐ句材です。 (2021年09月17日 (金) 12時01分)[20273]

柊子 > 地方をドライブしていると、朽ちるに任せたままの廃屋を目にします。ひび割れたトタン屋根だったら、結構な音を立てて実石榴落ちるだろうと頂きました。きれいな物だけでなく、朽ちていく物へも俳句の目で見たいものです。 (2021年09月17日 (金) 16時33分)[20277]

月番 > 「きれいな物だけでなく、朽ちていく物へも俳句の目で見たいものです。」というご意見、感動いたしました。 (2021年09月18日 (土) 14時19分)[20287]

榮一 > 手榴弾の実物を見たことはありません。映像で見た限りでは大体は俵型のようです。柘榴の形容としては違和感を感じます。割れた柘榴のイメージを形容したのかもしれませんが。 (2021年09月19日 (日) 09時03分)[20308]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2021年09月21日 (火) 00時26分)[20325]
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15 追ひつきし制服の丈休暇あけ 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 13時54分)[20180]
3点 孝子 宜子 進二


月番 > 夏休みの間に体がぐんと大きくなったのですね。 (2021年09月12日 (日) 16時47分)[20212]

宜子 > 月番さんの書かれているとおり、夏休みのあと、制服を着たらアラッ!余っていたスカート丈、袖丈がピッタリに。学生本人より、親御さんのビックリのあとの笑顔が見えるようです。情景の一瞬の切り取りかと。 (2021年09月14日 (火) 05時49分)[20217]

進 二 >  宜子さんの投稿の通りで、本人よりも母親の方が戸惑いと喜びの表情でしたね。全く同感です。遠き遠き日々のことになりましたが。 (2021年09月18日 (土) 16時40分)[20292]

榮一 > 学生服や制服は少し大きめを買うものです。子供の成長は早いです夏休みが明けたころには一回り大きくなっていても不思議はありません。 (2021年09月19日 (日) 09時06分)[20309]

世話人 > 作者は洋子さんでした。
月番ありがとうございました。 (2021年09月21日 (火) 00時27分)[20326]
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準備します 投稿者: 世話人 (2021年09月12日 (日) 00時13分)[20179]
今日の夕方の明石駅です。夕焼け〜


月番 > 世話人様、きれいな夕焼けの写真をありがとうございました。 (2021年09月12日 (日) 16時51分)[20213]
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八月の句会 投稿者:世話人 (2021年08月12日 (木) 17時33分)[20070]
句会の皆様
 残暑お見舞い申し上げます。

 八月の句会、選句が揃いましたので、句会を始めます。
 皆様の書き込み、楽しみにしています。
 今月の月番は、循子さんがお身体不調のため、
 宮本義之さんにお願いしました。
 義之さん、よろしくお願いします。 世話人 宜子

  句 会 13日(金)〜19日(木)
  作者発表  20日(金)


月番 > 今月の月番の宮本義之です。よろしくお願いします。 (2021年08月12日 (木) 20時01分)[20071]

榮一 > 本誌でもお知らせしましたがネット句会の年会費の千円の支払いがまだの会員は岡部宛まで郵送ください。お願いいたします。 (2021年08月19日 (木) 11時33分)[20152]

循子 > 義之さん、快く月番を引き受けて頂き、有難うございました。宜子さんいろいろとお気遣いいただき有難うございます。
句会最終日になんとか間に合いましたが、なかなか書き込みまでは至りません。悪しからず。 (2021年08月19日 (木) 19時11分)[20158]

世話人 > 期日が来ましたので、ただいま作者を発表しました。
主宰先生、全句にわたりご講評をいただき、感謝申し上げます。
義之さん、突然のお願いにも拘らず、月番をお引き受けくださり、助かりました。お礼申し上げます。
また、猛暑の中、長雨の中、各句へコメントをいただきました皆様、有難うございました。
循子さん、復帰されて早々に、コメントをいただき、驚いております。文面から、復帰された様子がうかがえて、安心することが出来ました。
それでは、来月からは、世話人は千尋さんにお戻しします。宜しくお願いします。

コロナ収束の先が見えないばかりか、感染が広がる様子に、
日々、戦々恐々としております。皆様におかれましても、
くれぐれもご用心のほどお願いするばかりです。
また、関西の方では長雨にともなう水害の被害と、気が休まらない日が続いていることとお察しいたします。

来月も、全員揃っての句会が開けますこと、楽しみにしております。
                      世話人 宜子
(2021年08月20日 (金) 10時04分)[20175]

義之 > 臨時の月番を務めさせて頂きました。書き込みを頂いた皆様、ご指導頂きました主宰先生、世話人の宜子様、大変ありがとうございました。そして循子様、締めをくくる書き込みありがとうございました。 (2021年08月20日 (金) 19時12分)[20177]

千尋 > 宜子さん、義之さん、ありがとうございました。今月は休んですみません。
我が家にやっと日常が戻って来ました。来月から復帰いたします。 (2021年08月23日 (月) 21時00分)[20178]
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1 縄文のビーナス土偶天の川  投稿者:世話人 (2021年08月12日 (木) 17時23分)[20069]

  紫翠 義之 進二  (3点) 


月番 > 女性を形どった土偶はいろいろとありますが、作者がそれをビーナスと捉えたものは、どのようなものなのでしょうか? 月番としては天の川の斡旋は、妥当なところかと思いましたが皆様の書き込みをお待ちします。 (2021年08月12日 (木) 20時02分)[20072]

進 二 >  縄文と言えば確か一万年を超えて続いた時代、我々の想像を超えた時間的空間。天の川と言えば、これ又、想像を超えた距離的空間。我々の物指しを超えた大型の組み合わせにロマン(未知への憧れ)を感じました。具象にはグラマラスなビーナス土偶をどっしりと。いいですね。 (2021年08月14日 (土) 15時56分)[20098]

紫翠 > 作者の感性に脱帽です。上五中七からの飛躍が素晴らしい。見事に着地が決まったように思います。 (2021年08月16日 (月) 09時47分)[20110]

加津子 > 縄文のビーナスは長野県茅野市の尖石遺跡(とがりいし)で発掘された土偶かと思います。27pの小さな土偶がケースに収められていて、でもその堂堂たる姿に感動しました。初めて見た冬の感動に想像が膨らまなかったです。仮面の女神もミステリアスです。スマートな弥生時代より縄文時代に惹かれます。 (2021年08月17日 (火) 16時26分)[20120]

洋子 > 加津子様のコメントで、ネットを検索して、尖石のビーナス土偶を見ました。小さくてかわいいけど、グラマーですね。女性は何しろ出産する人として大事にされたんですね。私も埴輪、土偶の類が大好きで、興味を持って見ています。 (2021年08月18日 (水) 12時12分)[20128]

義之 > 力強く、思い切ってデフォルメされたグラマラスな妊婦像は、現代アートにも繋がる。土偶が発掘された遺跡の満天の星空が、神秘的である。 (2021年08月19日 (木) 00時26分)[20136]

榮一 > この国のルーツです。土偶は祭器のようです。ビーナスは妊婦です。すなわち女性への畏敬の念の顕われです。天の川と配されて大きな句になったようです。
(2021年08月19日 (木) 10時33分)[20137]

世話人 > 作者は、孝子さんです。 (2021年08月20日 (金) 09時47分)[20160]
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