2 虫の夜や遺書の合間に恋文を
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投稿者:世話人
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(2021年08月12日 (木) 17時21分)[20068] |
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孝子 柊子 義之 宜子 (4点)
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月番 > なんとも意味深な句ですが作者の心情が分かる気がします。ピント外れの個人的な見解ですが、死を意識したとき、子孫繁栄を思うは、生物にとって切実な本能のように思います。 (2021年08月12日 (木) 20時03分)[20073]
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孝子 > この歳になると遺書を書かねうもばという強迫観念にいつもとらわれる。何を、どうやってかこうとかんがえてるときに、ふと昔のことをおもいだす。出すつもりのない恋文をかくのは簡単なことである。そういう気持ちにさせるのは、虫の夜だからでしょう。好きな句です。 (2021年08月15日 (日) 13時28分)[20104]
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宜子 > 本物の遺書ではないように思います。「虫の夜」ですから。遺書でもと思いつつ、いつしか意識は若い頃の恋の思い出に・・虫の夜ですから。 (2021年08月16日 (月) 13時34分)[20111]
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柊子 > 秋の夜長、死後のあれこれを考えながら遺書を書き始めたものの、まだまだこの世でやりたい事が浮かんできたのでしょう。幾つになっても冒険心のある老人でありたいと頂きました。 (2021年08月17日 (火) 15時06分)[20117]
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義之 > 遺書とあるが、所謂終活のエンディングノートに何かを書き残そうとしていた時、虫の音に誘発されて、ふと恋文を書いてみようかなと思ったのである。果たしてその宛名は誰だろう?配偶者への処遇の記述が知らず知らず恋文の体を為していたのかもしれない。 (2021年08月18日 (水) 23時16分)[20134]
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榮一 > 合間が曖昧に思えます。遺書を書いている合い間に恋文を書いているのか。遺書の間に過っての恋文を忍ばせるのか‥等々です。 (2021年08月19日 (木) 10時37分)[20138]
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循子 > 書きたくて書かなかった恋文が誰でも一つやふたつはあるのではないかと思っています。死を意識したとき、ほんとは好きでしたと伝えておかねば、思う。ところが私くらいの齢で、果たして相手が生きているのか、どうか。あやしいものです。まず書き出しは、「あなたは生きておられるでしょうか」となる。遺書を書いている合間に恋文を書くなんて、随分いい加減なひとですね。 (2021年08月19日 (木) 18時05分)[20154]
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世話人 > 作者は、循子さんです。 (2021年08月20日 (金) 09時48分)[20161]
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