玄鳥 定例句会

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9はんなりと会釈かわせり花衣 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時27分)[19441]
6点 杏花 宜子 保子 洋子 眞佐子 美保子


月番 > 会釈の所作にも花衣にも「はんなり」が響きあっているようです。 (2021年04月12日 (月) 14時02分)[19460]

杏花 > はんなりの言葉にて京都の花の
名所が浮かびます
コロナにて出かけられませんが
俳句にて出かけた気分です (2021年04月12日 (月) 19時01分)[19478]

洋子 > 桜の季節の京都の定番の景と思いますが、でもこれこそが一番美しい日本の景と思っていただきました。 (2021年04月15日 (木) 13時12分)[19490]

循子 > 『細雪』の姉妹を思いますね。 (2021年04月16日 (金) 18時01分)[19506]

眞佐子 > はんなりに惹かれていただきました。花衣もいいですね。 (2021年04月17日 (土) 19時55分)[19516]

榮一 > 京都丸山あたりの花見のようです。はんなりと花衣は予定調和のような作為を感じさせます。 (2021年04月19日 (月) 14時48分)[19556]

世話人 > 作者は孝子さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時22分)[19573]
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10 春眠や脳と体のすれちがい 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時26分)[19440]
5点 洋子 循子 進二 千尋 美保子


月番 > まるでアレルギーの薬を飲んだ、翌朝の私のようです。 (2021年04月12日 (月) 14時04分)[19461]

千尋 > 脳の命令がきちんと体に伝わらないもどかしさ。これは春の証。 (2021年04月14日 (水) 10時59分)[19485]

洋子 > 春眠暁を覚えず、です。生あくびをかみころして、うろうろしている姿が浮かびます。でも年取ってくると、朝も早めに目がさめて、若いころのあと5分、あと3分と布団に潜り込んでいたころがなつかしいです。 
  (2021年04月15日 (木) 13時28分)[19492]

循子 > 面白い句ですね。年取ってくると、春眠ならずとも、脳と身体はちぐはぐになってきます。でも、もっと年取って私くらいになると、脳も身体もバランスよく日々衰えてくるものです。悔しいけれど87歳の、これが実感です。
(2021年04月16日 (金) 18時19分)[19507]

進 二 >  我々世代の実感が適格に、さらりと俳句として表現されている。いいですね。「や」の切れがよく効いていると思います。 (2021年04月18日 (日) 10時44分)[19528]

榮一 > 思うように体が動かなくなってきました。まさに脳と体のすれちがいのようです。ただし春眠暁を覚えずより早く目覚めるのも事実です。 (2021年04月19日 (月) 14時52分)[19557]

世話人 > 作者は紫翠さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時23分)[19574]
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11春愁や生まれ変わりの襟黒子 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時25分)[19439]
2点 紫翠 剛


月番 > 「生まれ変わり」と「春愁」の関係が気になります。 (2021年04月12日 (月) 14時09分)[19462]

紫翠 > 中七はあまり機能してないように思いますが、上五と下五の取り合わせに注目しました。 (2021年04月14日 (水) 10時33分)[19482]

循子 > 男性お二人がお採りになっていることに、興味が湧きます。中七の「生まれ変わりの」が分かり辛い。好きだったひとの生まれ変わりと思ったのか、衿黒子を取って貰ったのに、また出来てしまったのか、でも後者だと情緒がなくて春愁にはなりませんものね。すみません、読みが浅くて。 (2021年04月16日 (金) 18時42分)[19510]

> 春を愁うる「襟黒子」から思いつくのは妙齢の女子である。朧月でも見上げながら襟足の黒子に生まれ変はりと云ってゐるので、色んな事が想像され「艶っぽい」と素直に申し上げる外はない。竹久夢二に「襟あしの黒子あやふし朧月」が、ある。 (2021年04月18日 (日) 12時45分)[19531]

榮一 > 春愁はわけもないのに愁を覚えることです。生まれ変わりの襟黒子が難しいですね。遺児なのか偶然なのかいづれにしても女性ですね。 (2021年04月19日 (月) 15時00分)[19558]

世話人 > 作者は洋子さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時24分)[19575]
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12うららかやドライブインの観覧車 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時25分)[19438]
5点 紫翠 保子 洋子 加津子 鈴子


月番 > 遊園地よりドライブインの観覧車の方がゆっくり回っている気がします。遠くの景色も楽しめそうです。 (2021年04月12日 (月) 14時13分)[19463]

加津子 > 子供達がドライブに飽きての観覧車。気分転換に程よい位の大きさでしょうか。ついサービスエリアの観覧車を想像してしまいました。東名の富士川サービスエリアの観覧車は、オススメです。 (2021年04月15日 (木) 13時07分)[19489]

洋子 > 加津子様のように、サービスエリアの観覧車で小ぶりのものを思いました。大きな遊園地の大きな観覧車よりうららかなのんびり感がありますね。 (2021年04月15日 (木) 13時24分)[19491]

紫翠 > 上五が弱いように感じますが、中七下五で選をしました。上五の工夫で情景を越える作品になるように思います。 (2021年04月17日 (土) 10時54分)[19513]

保子 > ドライブインの観覧車 私にはあまり縁のない処ですが、想像するだけでも眩しく幸せそうです。 (2021年04月18日 (日) 14時41分)[19535]

鈴子 > 自粛の日々が続いていた昨今でしたが、爽やかな句に出会い選をしました。

(2021年04月18日 (日) 21時32分)[19539]

榮一 > 車中の時間の長いのは子供には過酷ですね。サービスエリアの子供の遊具や観覧車は道路公団の工夫ですね。麗かも悪くありません。 (2021年04月19日 (月) 15時05分)[19559]

世話人 > 作者は杏花さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時25分)[19576]
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13 苔庭の蛙や蔵のレストラン 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時24分)[19437]
2点 義之 加津子


月番 > 例えこの蛙が緑色でも、質感の違いで見つけられたのでしょう。静かなレストランのお庭ですね。 (2021年04月12日 (月) 14時18分)[19464]

孝子 > 教えてください。この季語は何ですか。苔だけで、蛙だけで季語になりますか。 (2021年04月16日 (金) 11時52分)[19500]

宜子 > 「蛙」(かえる・かわず)は、春の代表的な季語のひとつですね。歳時記によっては「かわず・かはづ」で載っているかもしれません。〈古池や蛙飛び込む水の音〉の「蛙」です。 (2021年04月16日 (金) 14時19分)[19503]

義之 > 蔵のレストランといえば、神戸では酒蔵又は醤油蔵のレストランを思う。掲句はそうではなく古民家の土蔵をレストランに転用したものであろう。縁あって富山の地を訪れたとき、宴は蔵のレストランであった。苔の庭や、蛙はあってもおかしくない景色である。今となっては懐かしい思い出である。 (2021年04月16日 (金) 18時40分)[19509]

孝子 > ありがとうございます。恥ずかしながら基本のきをうっかりして、蛙の子が、いるのではと思い込みました。蛙だけで代表てきな春の季語なのに、これが認知の始まりでしょうね。 (2021年04月17日 (土) 12時41分)[19514]

加津子 > 少し句材が多いかなと思いましたが、雰囲気でいただきました。「苔の花」でしたらもっと雰囲気が出ると思いましたが、そうすると夏の季語ですよね。
(2021年04月18日 (日) 13時55分)[19532]

榮一 > 蔵のレストランと言えば奈良の漬物屋を思い出します。庭も悪くありませんでした。苔の庭ならば雨蛙などが居そうです。 (2021年04月19日 (月) 15時08分)[19560]

世話人 > 作者は眞佐子さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時26分)[19577]
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14教室の片隅桜蕊降る日  投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時24分)[19436]
5点 宜子 柊子 加津子 美保子 主宰


月番 > 教室の片隅で何があったのでしょう? 桜吹雪ではなく「桜蕊降る」が気にかかります。 (2021年04月12日 (月) 14時21分)[19465]

宜子 > 「桜吹雪」ではなくて「桜蘂降る」ですね。「桜蘂」ですから、花の時期が過ぎて、葉桜、新緑を思います。その赤い蕊が教室の片隅に、少し積もっているようです。4月からいろいろな事がスタートして、ちょっと落ち着いた感じが「蕊」ではないかと思いました。さあ、これから!です。 (2021年04月15日 (木) 14時24分)[19494]

循子 > 教室の片隅に立たされている子かと思う。桜蕊が降ってくるのは悲しいですね。悲しいけど、可愛い景です。この句を見逃したのは残念!
(2021年04月16日 (金) 18時28分)[19508]

千尋 > 立たされているなんて思いもしませんでした。今、そんなことがあったら大変なことになるでしょうね。 (2021年04月18日 (日) 01時32分)[19521]

柊子 > 教室の片隅で何があったのかは、幾らでも想像が働いて楽しい限りです。その日の下校時に桜蕊が降っていたのでしょう。桜吹雪より安心感を感じます。 (2021年04月18日 (日) 10時33分)[19526]

加津子 > 柊子さまの言われるように何か楽しい事を想像します。思い出というより何かが始まる予感を感じました。 (2021年04月18日 (日) 14時24分)[19533]

榮一 > 四月になって桜蕊が降る頃は少し学校にも学友にも勉強にも慣れる頃です。慣れる頃が一番寂しさを感じさせられることがありそうです。引っ込み思案の子はなおさらです。教室の片隅にはいろいろ詰まっていそうです。片隅が桜蕊とよく合っているようです。 (2021年04月19日 (月) 15時18分)[19561]

世話人 > 作者は義之さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時27分)[19578]
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15枝に干す小さき上履き花ぐもり 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時23分)[19435]
11点 孝子 杏花 宜子 洋子 循子 鈴子 進二 剛 千尋 美保子 主宰


月番 > 私にとって台所から手の届くドウダンツツジの上は、格好のざる干場です。 (2021年04月12日 (月) 14時26分)[19466]

杏花 > 隣は小学校学です
今日の
風景ですね

きょうは少し寒く
子供達の
すがたは見えません
コロナのこともあり
いつもの4が月がまちどうしいですね

いつもの
4月らしい
お天気まちどうしいですね
(2021年04月12日 (月) 17時41分)[19470]

洋子 > 幼稚園児、あるいは小学校低学年くらいの子の上履きを春休みの間洗っています。枝に干すところが楽しいですね。 (2021年04月15日 (木) 13時32分)[19493]

宜子 > 「枝に干す」というので、その小ささ、可愛らしさが思われます。洋子さんの書かれているように、楽しい一句です。 (2021年04月15日 (木) 14時26分)[19495]

孝子 > 最高点というのがうなづける、間違いのない句で好きです。孫も一緒にいないので。とおくとおくの記憶です。あのころが一番よかったと思うこのごろです。 (2021年04月19日 (月) 09時31分)[19542]

> 枝だろうが、花曇りだろうが、結局は小さき上履きに負けるのです。同居してゐた頃の孫娘は、東京でもう26歳を越えました。只々、自分の齢が寂しき実感として残る事になる。 (2021年04月19日 (月) 10時33分)[19545]

榮一 > 神戸の小・中学校は鉄筋で土足でした。上履きを履いた経験はありません。小さな上履きは幼稚園児のもののようです。句は見えるよう書いてあるところも好感が持てます。花ぐもりも良く効いているようです。上履きの色はピンクであってほしいです。余計な事か?。
(2021年04月19日 (月) 15時31分)[19562]

世話人 > 作者は柊子さんです。また最高点です。来月も月番をお願いいたします。 (2021年04月21日 (水) 08時28分)[19579]
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16茶畑に隣るみささぎ春の鵙 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時21分)[19434]
2点 眞佐子 進二


月番 > この茶畑の茶摘みはまだ? もう済んだのでしょうか? 隣の御陵との対比はどちらが面白いでしょうか。 (2021年04月12日 (月) 14時30分)[19467]

循子 > 茶畑も春の季語です。 (2021年04月16日 (金) 18時46分)[19511]

進 二 >  キャリアを積まれた循子さんからの上手なお誘いに乗って入力致します。お互いに、真に今さらのことですが、一句の中に、一見、季語が二つに見えても、明確に「季語」として位置付け、使っている言葉と、状況の補足として存在している言葉である場合は、それも容認されるとして、当句を頂戴しました。この句の場合、余り季語として使われない「春の鵙」がどっしりと座五に座って揺るぎが無い。当句は、竹内街道の周辺を詠まれたと思いますが、街道周辺は有名・無名・大小の古墳が散在し、その間を小さな畑と農道が埋めている。ぼつぼつ、ナスやトマト・キュウリが揺れ始める頃かと思います。三年程前、この辺りを10キロ余り歩きましたが、その時「今、私は、なんという空間を歩いているのだろう」と感動を覚えたことを思い出します。いい句だと思いました。  (2021年04月17日 (土) 20時22分)[19517]

眞佐子 > 御陵の隣に茶畑はありそうな景なのと春の鵙が珍しくていただきました。「茶畑」が季語でしたね。すっかり忘れていました。 (2021年04月17日 (土) 20時33分)[19519]

進 二 >  「茶畑」談義が続きましたので、ちょっと補足ですが、新幹線から見える静岡の見事な茶畑、何時も変わらぬ心地よい緑を見せてくれています。「合本」では「茶摘」の季語の傍題として「茶畑」がありますが「大歳時記」では「茶畑」は傍題にもありません。例句にはありました。やはり、茶に感じる季節感は茶摘であり新茶と思いますね。その観点でこの俳句では、約束事から外れていないと思います。作者さん、句会で意見交換される句になることいいことだと思いますよ。穏やかな「春の鵙」の配合もお見事だと思います。作者の発表が楽しみです。 (2021年04月18日 (日) 11時20分)[19530]

榮一 > 講談社の日本大歳時記には茶畑は季語としてありません。角川の俳句大歳時記には傍題で茶畠は収録されています。人によっていろいろの取り方がありそうですが本来的には茶摘みをもととして茶摘み歌や新茶や八十八夜が季語とする方が自然なように思われます。いろいろな歳時記があって季語として収録されていれば季語としても差し支えは無いと思われます。ただ、茶畑に季節感があるかと言われれば疑問ですが。句の季語はやはり春の鵙だと思います。奈良の陵などが思われて悪くない句です。 (2021年04月19日 (月) 15時50分)[19563]

世話人 > 作者は循子さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時30分)[19580]
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17 山桜廃校跡のヘリポート 投稿者:世話人 (2021年04月12日 (月) 11時19分)[19433]
10点 孝子 紫翠 宜子 保子 柊子 眞佐子 鈴子 進二 千尋 主宰


月番 > かつては子供達を見守った山桜とヘリポート。廃校跡ですから校舎も無いのでしょう。 (2021年04月12日 (月) 14時33分)[19468]

千尋 > ヘリポートにできるような平な地面は校庭しかない山村の様子なのでしょう。自生の山桜が美しいでしょうね。 (2021年04月14日 (水) 11時07分)[19486]

宜子 > 「廃校」の句はよく見ますが、「ヘリポート」は珍しいです。このヘリポートは何に使う予定で設置したのか?もしかしたらコロナ関連?鉄道や道路も不備な山村の学校が思われます山桜の明るさが救いです。。 (2021年04月15日 (木) 14時36分)[19496]

紫翠 > 地味な山桜と中七下五の取り合わせは上手いと思います。周辺の情景も彷彿とします。 (2021年04月16日 (金) 10時35分)[19499]

眞佐子 > 山村の小学校が統合されて廃校になった所が良くあります。災害の時などはグランドがヘリポートになっていました。山桜でほっとします。 (2021年04月17日 (土) 20時26分)[19518]

進 二 >  私の場合、何日か前に山里の学校が閉校になった跡地の活用としてヘリポートが完成しつつあるとのTV.の報道を目にしていましたが、句としてはまとまっていることに重きを置いて頂戴しました。 (2021年04月17日 (土) 20時42分)[19520]

柊子 > 災害時や緊急時にはドクターヘリも飛んで来るのでしょう。住んでいる高齢者は自分が卒業した学校が無くなったことは寂しいけれど、安心感を得られた事と思いました。 (2021年04月18日 (日) 10時17分)[19525]

孝子 > こういう景色は身近にないので、テレビとか文章上の景色ですが、よく見えるし、特に、山桜の季語がやさしさの象徴ですきでした。 (2021年04月19日 (月) 09時35分)[19543]

榮一 > 少子化で廃校が多くなりました。郡部の田舎の小・中学校は早くに統廃合されてなくなっています。校舎とグランドはそのままです。教室はママたちがクラブ活動に使っているようです。つくづく時代と年齢を感じさされます。 (2021年04月19日 (月) 15時57分)[19564]

世話人 > 作者は加津子さんです。 (2021年04月21日 (水) 08時31分)[19581]
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4月の句会 投稿者:世話人 (2021年04月11日 (日) 23時34分)[19432]
明石銀座


柊子 > 先月の明石銀座ですね。春に行ってみたいです。 (2021年04月12日 (月) 14時35分)[19469]

杏花 > 神戸のさんちかほどではありませんが こじんまりとした静かな街中です
段々ひとが少なる今日ですが
私は好きです
あわじのお墓参りに行く途中よく行きました
また一度
いって見たいですね。
(2021年04月12日 (月) 18時37分)[19474]

循子 > 世話人の千尋さん、毎月、写真のアップありがとうございます。コロナのせいで、人出も無いようですね。
(2021年04月16日 (金) 18時54分)[19512]
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3月の句会 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 01時09分)[19306]
みなさま 句会準備が整いました。
神戸の今夜は嵐が吹き荒れておりますが、世話人は春が来たのだなぁと実感しています。
今月の月番は和田柊子さんです。宜しくお願いします。


   句 会  19日(金)まで
   作者発表 20日(土)の予定です


柊子 > 今月の月番をさせて頂きます柊子です。初めてのことでどぎまぎしております。不手際がありましたら、どうぞ教えてください。よろしくお願いします。 (2021年03月13日 (土) 08時24分)[19307]

月番 > 3月の句会も最終日になりました。
書込みがまだの方、付け加えたい事がある方、どうぞよろしくお願いします。 (2021年03月19日 (金) 07時35分)[19393]

世話人 > 柊子さん月番ありがとうございました。
作者の名前を書き込ませていただきました。
主宰先生、参加者のみなさまありがとうございました。
投句締切は毎月5日です。
どうぞよろしくお願いいたします。
(2021年03月20日 (土) 01時06分)[19429]

月番 > ご参加の皆さま、書込みありがとうございました。
主催先生、全句に渡るご指導ありがとうございました。
今月だけでも月番に驚いておりましたのに、来月もさせて頂くこととなりました。不慣れではありますが、よろしくお願いします。 (2021年03月20日 (土) 10時11分)[19430]
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1 ふくらんだ買物袋春満月  投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 01時05分)[19305]


月番 > 春満月です。膨らんだ袋の中には奮発した自分へのご褒美も入っていそうです。気になった句でした。 (2021年03月13日 (土) 08時29分)[19308]

杏花 > やっと春の兆しを感じる頃の主婦の姿が見えます
今日はどんな御馳走が出来るのでしようね
ルンルンの主婦の笑顔が浮かびます
(2021年03月13日 (土) 12時30分)[19327]

榮一 > ふくらみ・満月と言葉の重さなりが気になります。濃くはなりますが想像が希薄になりそうです

(2021年03月19日 (金) 10時06分)[19394]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2021年03月20日 (土) 00時49分)[19413]
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2散り際の桜遺句集上梓せり 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 01時04分)[19304]
3点 循子 柊子 千尋


月番 > 亡くなった方とは楽しいお花見もあったことでしょう。 (2021年03月13日 (土) 08時31分)[19309]

千尋 > 遺句集に散り際はとても気になりましたが、何故かこの句に日本人を感じました。遺句集ということなので愛された俳人であられたのでしょうね。 (2021年03月16日 (火) 23時36分)[19362]

循子 > 散り際ということなので、まだ桜は満開に近い。家族のどなたかの遺句集でしょうか、上梓が桜に間に合ってよかった。
日本人にとって桜は何故か死と深く結びつくところがあるので、気になると言えば気になるのですが、句全体が好きということで。
(2021年03月17日 (水) 14時36分)[19369]

柊子 > 亡くなった方とのお花見を思いつつ、桜の頃までに纏めようと思っていた句集が何とか間に合った安堵感を感じました。 (2021年03月18日 (木) 15時40分)[19386]

榮一 > 何故散り際の桜を配したかです。遺句集とでは感情が出過ぎるようです。
(2021年03月19日 (金) 10時13分)[19395]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2021年03月20日 (土) 00時49分)[19414]
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3 美しき明石大橋春の雨 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 01時03分)[19303]
2点 紫翠 鈴子


月番 > 春の明石に行った事がありませんが、とりわけ春の雨が良いのですね。 (2021年03月13日 (土) 08時34分)[19310]

杏花 > 明石大橋渡り
淡路岩屋にお墓があります
大橋から千尋様宅
のマンション
が見えます (2021年03月13日 (土) 13時18分)[19328]

千尋 > 杏花さんありがとう。ほんの一瞬ですが見えます。景色が良いのでなかなか手放せません。 (2021年03月13日 (土) 14時48分)[19338]

杏花 > 手放すなんて言わないでください
年に一何度かとうります
その度
千尋様すお母様のことをおもいます (2021年03月15日 (月) 22時08分)[19349]

紫翠 > 「明石海峡」がいいかなと思いながら採りました。上五の「美しき」は辞書的な解釈を越えた、親しみの込もった響きがあり曳かれました。 (2021年03月16日 (火) 10時53分)[19355]

鈴子 > 私自身も明石大橋は行った事がないのですが写真で観る明石大橋はほんとに美しいですね。春の雨がしっくりします (2021年03月18日 (木) 20時10分)[19391]

榮一 > 春の雨に煙る明石海峡大橋です。一幅の絵になりました。 (2021年03月19日 (金) 10時15分)[19396]

世話人 > 作者は桝室杏花さんでした。 (2021年03月20日 (土) 00時50分)[19415]
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4 春の雨明石銀座の縄のれん 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 01時02分)[19302]
8点 杏花 紫翠 洋子 加津子 循子 眞佐子 剛 進二


月番 > 3句で「春の雨の明石」と思っていたら念を押された気分です。これはもう、次の明石行きは春にしなければ! (2021年03月13日 (土) 08時38分)[19311]

杏花 > 明石城連合会から 吟行に最近
いきました
遠足に何度かいきました
明石城は実家三木城が敗戦明石へ
運ばれた伝説があります
お城は小さいが周りは廣く
和で心休まる明石公園です。 (2021年03月13日 (土) 12時05分)[19326]

進 二 >  普通「縄のれん」と言えば、大衆的な一杯飲屋を連想しますが、「明石」の場合は、漁港がある関係で、メインストリートにも、昼網で上がった生きた蛸や、此の時季ならではの産卵期で色や味の乗った桜鯛が売られており、それがそのまま縄のれんにも並んでおります。その分値もそれなりにですが。地域性、季節感を感じさせる句に。(昨秋近畿の吟行会に予定し、下見・予約を済ませていた辺りです。疫病にて流れましたが。)。 (2021年03月14日 (日) 17時01分)[19343]

加津子 > 10年ほど前に明石銀座を訪ねました。関東では見ることのない魚が店先に転がっていたりして、とても活気のある通りでした。出汁加減の絶妙な明石焼きが美味しかったです。進二様の書き込みに春に行きたくなりました。 (2021年03月16日 (火) 12時15分)[19357]

> 縄のれんと云えば、遠い昔の歌謡曲を思い出す。岡晴夫が唄って、後に、泣き唄のちあきなおみや島倉千代子がリメイクした。「街の場末の縄のれん」である。点在する各地の銀座は、もう寂れてゐる所もあるようだが、縄のれんはこの厳しい冬を乗り越えて、健気に生きてゐる。 (2021年03月16日 (火) 15時01分)[19358]

紫翠 > 洒落た句で素直な表現に魅かれた。上五の「春の雨」が効果的に働いていると思います。 (2021年03月17日 (水) 10時42分)[19367]

循子 > 下戸の私は縄のれんなるものに、ある種の憧れがあります。明石銀座も知りませんが、この中七下五に春の雨は素敵。
(2021年03月17日 (水) 14時46分)[19370]

眞佐子 > 明石銀座には行った事がありませんが春の雨と縄のれんが素敵でいただきました。 (2021年03月17日 (水) 22時53分)[19375]

洋子 > 近くに住みながら明石にはあまり行ったことがないのですが、「魚ん棚」(うおんたな )と呼ばれる魚屋の多い通りにはみたことのない魚介類が並んでいます。加津子様の書かれているように明石焼きが私の一番のお気に入りです。たこ焼きよりももっと卵や出汁の割合いが多いのかな、その熱々をおいしいおだしにつけてたべるのです。去年秋の連合会の吟行会に予定し、雨の日に下見に行ったことを思い出しました。  (2021年03月17日 (水) 23時26分)[19379]

榮一 > 魚棚の商店街は知っていますが明石銀座と言う通りは知りません。ネットで調べてみましたが明石銀座通りと言う居酒屋が駅南にあったようです。明石に通っていたのは30年も昔のことですから随分と町並みも変わったことだろうと推測しておりますが。 (2021年03月19日 (金) 10時34分)[19397]

榮一 > 大概の街には〇○銀座と名の付く商店街はありそうですね。
(2021年03月19日 (金) 10時36分)[19398]

世話人 > 千尋でした。先日明石に用事があっていきました。 (2021年03月20日 (土) 00時51分)[19416]
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5 ものの芽や傘をはみ出るヨガマット 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 01時02分)[19301]
2点 進二 千尋


月番 > 陽気がよくなると、野外でのヨガも気持ちが良さそうです。でも、この日は雨降りですか。 (2021年03月13日 (土) 08時41分)[19312]

榮一 > 傘をはみ出る情景が情景が見えてこなかったです。 (2021年03月19日 (金) 10時41分)[19399]

進 二 >  主宰の後になってしまいました。オーミステイク!昔、捕まった犯人の言った言葉ですが。ヨガマットを丸めて歩いている姿が目に見えるようですね。春の雨なのでさして気にもせず元気に歩いておられる姿が見えてきますね。ヨガは今や定着してきましたね。スナップ写真のような句に。 (2021年03月19日 (金) 20時45分)[19412]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。丸めたマットの先が濡れているのが気になりいただきました。 (2021年03月20日 (土) 00時53分)[19417]
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6 風鎮の房の小揺れや雛の軸     投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 01時00分)[19300]
3点 眞佐子 柊子 主宰


月番 > この房は桃色?若草色?と決めかかっている私です。 (2021年03月13日 (土) 08時42分)[19313]

循子 > 風鎮そのものも房も大体において地味なものが多いのは、掛軸の絵柄を邪魔しないためでしょうか。あまり桃色や若草色は見かけませんが…。
(2021年03月17日 (水) 14時53分)[19371]

眞佐子 > 風鎮の微かな揺れに春を感じました。 (2021年03月17日 (水) 22時56分)[19376]

柊子 > 循子さま 風鎮のこと、教えて頂きありがとうございました。
掛軸のお雛様を邪魔しない色に置き換えて……やはり小さな揺れに春の、雛祭の慶びを感じます。 (2021年03月18日 (木) 15時49分)[19387]

榮一 > 軸まで言わなくても風鎮で雛の軸とわかります。雛の家ぐらいにしたいですね。 (2021年03月19日 (金) 10時49分)[19400]

世話人 > 作者は安田循子さんでした。 (2021年03月20日 (土) 00時54分)[19418]
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7 怖ず怖ずと路地を横切る仔猫かな 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時57分)[19298]
3点 杏花 洋子 柊子


月番 > ディズニー映画の一場面を見るようです。 (2021年03月13日 (土) 08時45分)[19314]

強化 > 可愛い子猫ですね
怖ず怖ずの表現が子猫
の様子が可愛いですね



(2021年03月13日 (土) 13時23分)[19329]

杏花 > 杏花です (2021年03月13日 (土) 13時28分)[19331]

洋子 > 好奇心いっぱい、でもちょっとこわごわの仔猫の様子がよく描かれていると思います。
  (2021年03月16日 (火) 21時52分)[19359]

循子 > 可愛いですよね。「怖ず怖ず」は平仮名表記のほうがいいように思いました。 (2021年03月17日 (水) 14時58分)[19372]

柊子 > 怖ず怖ずとしながらも、自信をつけた仔猫が少しずつ世界を広げていく姿も想像して頂きました。 (2021年03月18日 (木) 15時57分)[19388]

榮一 > ありそうな景ですね。怖ず怖ずは硬いですね。 (2021年03月19日 (金) 10時54分)[19401]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2021年03月20日 (土) 00時55分)[19419]
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8 ようやくに春めきし風句座の窓   投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時55分)[19297]
1点 主宰


月番 > どちらの句会も換気をしながら、寒さに耐えられたことでしょう。3月の句会はホッと出来ました。 (2021年03月13日 (土) 08時50分)[19315]

杏花 > ようやくに惹かれました
とりわけ神戸北区は春が遅いです
やっと暖かくなり
窓を開ける柔らかい手のひらを感じます
(2021年03月13日 (土) 13時27分)[19330]

洋子 > 今日は東灘支部の句会でした。句会の窓から春めいた風が入ってくるかなと期待して出かけたのですが、今日は少し肌寒い曇天、小雨でした。冬の間も、窓を少し開けて、換気をしながらの句会でしたね。
早く暖かくなりコロナも収束してほしいものと切に願うこのごろです。 (2021年03月16日 (火) 22時00分)[19360]

榮一 > 教室でも句会でもドアや窓は開けてくださいと一応は言われます。まさに現在の景です。春めきし風に先ずは安堵を覚えます。 (2021年03月19日 (金) 11時00分)[19403]

世話人 > 作者は樋口進二さんでした。 (2021年03月20日 (土) 00時56分)[19420]
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9缶蹴りの缶の行方や犬ふぐり 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時55分)[19296]
6点 宜子 杏花 保子 義之 眞佐子 柊子


月番 > 勢いよく蹴られた缶を拾いに行った公園の片隅での発見でしょうか。 (2021年03月13日 (土) 08時53分)[19316]

杏花 > 私達の子供の頃は遊具もなく
外で遊ぶことががほとんど
缶けりは楽しい思い出です
作者もそうだつたのかしら
楽しさが伝わってきます。 (2021年03月13日 (土) 11時01分)[19324]

宜子 > 缶蹴りの缶は子供の頃の遊んだ思い出。その缶の行方は、子どもが成長してその後と読みました。季語の「犬ふぐり」が少し寂しいです。幼友達を懐かしく思い出しているのでしょう。 (2021年03月14日 (日) 21時19分)[19344]

眞佐子 > 子供の頃の缶蹴りを思い出していただきました。今いぬふぐりが満開です。 (2021年03月17日 (水) 22時59分)[19377]

保子 > 足元の犬ふぐりの中に空き缶が転がっていた。遠い日を思い返しているのでしょうか。 (2021年03月17日 (水) 23時37分)[19380]

柊子 > 犬ふぐりは幼い頃を思い出すきっかけになるような気がします。子供心にもあった理不尽な思い出が犬ふぐりの中に転がっている気がしました。 (2021年03月18日 (木) 16時08分)[19389]

榮一 > 缶蹴りの缶の行方に類想感がありそうです。広場の犬ふぐりも見えてきますが。
(2021年03月19日 (金) 11時03分)[19404]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2021年03月20日 (土) 00時58分)[19421]
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10青麦ののぎのつんつん以呂波歌 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時54分)[19295]
6点 宜子 義之 加津子 循子 剛 進二


月番 > つんつんが可愛いと思いましたが、以呂波歌との関係が分かりません。教えてください。 (2021年03月13日 (土) 08時54分)[19317]

義之 > リズムが良く絵本のような俳句ですね。麦畑の中を探検する少年の姿が見えます。いろは歌も小学生の頃覚えたように記憶しています。

(2021年03月13日 (土) 14時45分)[19337]

宜子 > 「禾(のぎ)のつんつん」のオノマトペに、「以呂波歌」は妙に味わいがありました。義之さんも書かれているように、何故か少年の匂いがします。中七の効果かと。 (2021年03月14日 (日) 21時26分)[19345]

加津子 > リズムでいただきました。楽しい句です。 (2021年03月16日 (火) 11時56分)[19356]

> 大麦も小麦も、穂の先に針状の突起、禾(のぎ)を伸ばして成熟を知らせる。私の地方は米作が主で麦は少ないが、イネ科の植物は刈り取りの際に、禾の細片が皮膚に食い込んで、チクチクと残るので「はしか」と呼ばれる。
弘法大師の作と云われた伊呂波歌は七五調の韻文、手習い歌としてその昔、教育に広く使用されたと文献に在る。、つんつんのオノマトベと、青麦という言葉から、確かに、少年の匂いがすることは間違いない。
(2021年03月17日 (水) 10時40分)[19366]

循子 > 若い頃、コレットの「青い麦」という小説があり、映画にもなりました。何十年経っても、忘れられないフランスの青春物です。掲句は中七が紛れもなく日本の男の子であり、下五の伊呂波歌が決定打となりました。ほんとに楽しい句です。 (2021年03月17日 (水) 15時33分)[19373]

榮一 > のぎは禾も芒もあるそうです。 (2021年03月19日 (金) 11時06分)[19405]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2021年03月20日 (土) 00時59分)[19422]
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11走り根につまずく鴉春疾風  投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時53分)[19294]
5点 紫翠 美保子 洋子 加津子 剛


月番 > つまずいた鴉と目が合ったら「見たな!」なんて仕返しされそうです。 (2021年03月13日 (土) 08時57分)[19318]

洋子 > 月番さんのコメントに思わず笑ってしまいました。本当に鴉と目があったら、何かされそうです。見なかったふりをして、目を伏せて通り過ぎましょう。句は春疾風の強風ぶりをしっかりとあらわしているように思いました。 (2021年03月13日 (土) 11時40分)[19325]

紫翠 > 自身に置き変えると笑えない句ですが、軽妙なタッチの表現が良かったと思います。 (2021年03月14日 (日) 10時49分)[19342]

美保子 > 春疾風に身を屈めて歩いて走り根につまずくなんて本当に人間みたいですが鴉はかなり賢いので、ありえそうです。 (2021年03月15日 (月) 22時55分)[19350]

加津子 > 面白い句と思いました。飛んだり走ったりするのが下手な鳥や動物もいるんだろうなと不器用な自分と重ねあわせています。 (2021年03月17日 (水) 09時54分)[19365]

> 鴉のもつイメージは殆どがマイナスである。確かに悪さもするし悪行三昧である。日本神話の中で神の使いと云われた、八咫烏もゐるのに。吹き荒れる春の嵐の中で、走り根に躓いた、唯我独尊の鴉のばつの悪さ。面白い。 (2021年03月17日 (水) 11時12分)[19368]

榮一 > 疾風にあおられて走り根に躓いたようです。理屈に合った句です。何もない時に躓けば面白さがでそうです。 (2021年03月19日 (金) 11時10分)[19406]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2021年03月20日 (土) 01時00分)[19423]
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12 春の雨しょうことなしに米をとぐ  投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時52分)[19293]
6点 保子 義之 鈴子 剛 千尋


月番 > 仕方なくお米を研いでいるこの方に何があったのでしょう? (2021年03月13日 (土) 08時58分)[19319]

杏花 > なか7に悩みました
何処
か行く予定だったのでしようか
我が家にとどまり食事の支度に心残りでしようね (2021年03月13日 (土) 14時06分)[19334]

千尋 > むかしは今のように便利なコンビニもなかったし、スーパーの惣菜コーナーも今ほど充実して無かったと思います。ですから、しょうことなしにお米をといでご飯の仕度をしたことがわたしにも何回かあったと気付きました。原因は何だったかはもう忘れてしまいましたが、その時の切ない気持ちが蘇りました。
ですから身につまされていただきました。希望の明るみのある「春の雨」です。 (2021年03月16日 (火) 01時31分)[19354]

保子 > しょうことなし 日頃使っているようで使わない言葉。ある種の浮遊感から 米をとぐ というしっかりとした現実。春の雨が優しい。 (2021年03月18日 (木) 00時03分)[19381]

> 「しょうことなし」の、類語としては、(やむを得ず 、仕方なく、 拠ん所なく 、否応なし、なすべき方法がない等)と色々とある。人間 食わなければ生きていけないし、米を研ぎながら、自覚のような事や、自責めいた気分なってゐる作者のように見える。コンビニやスーパーのレンジ飯、お握りに、飽き飽きとしてしまい、朝 冷たい水でたった一合の米をとぐ、私も負けずに。千尋さんと同じく、厳しい寒さが少しづつ抜けて行く、春の雨が降る。 (2021年03月18日 (木) 11時37分)[19385]

鈴子 > しょうことなしにの一語がやさしくやわらかく胸を打ちました。米をといでおられる音も聞こえてきます。 (2021年03月18日 (木) 19時47分)[19390]

榮一 > 「しょうことなし」がこの句の分かれ目ですね。悪くない句です (2021年03月19日 (金) 11時13分)[19407]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2021年03月20日 (土) 01時01分)[19424]
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13寂しくて空に留まる紙鳶  投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時52分)[19292]
3点 宜子 保子 美保子


月番 > 擬人化の句です。私にはまだ擬人化の句に手が出せません。 (2021年03月13日 (土) 09時01分)[19320]

義之 > 「紙鳶」が春の季語、いかのぼりと読むのですね。無季の句かと早とちりをし、選を外しましたが心惹かれる一句でした。 (2021年03月13日 (土) 14時37分)[19335]

宜子 > 「紙鳶」は、いかのぼり、凧ですね。春の季語です。「とんび凧」なんてもいいますね。上五「寂しくて」と措かれているので、擬人化とも読めますが、それより作者の心情が「空に留ま」らせたと読みました。凧が空に高く揚がってしばらく動かない。それを見ている作者。その距離が少し寂しいのかもしれません。 (2021年03月15日 (月) 06時07分)[19346]

美保子 > 何が寂しいのかと想像が膨らむ句でした。涙をみせたくなくて、しばらく、空に留まっていようかなという所でしょうか。今はドローンなどという便利な物で高い所からでもどんな角度でも見えますけど、昔なら凧にのって、空から下を眺めてみたいと思ったものです。話はそれますが、コロナ禍で、大河ドラマもドローンを駆使して撮影されていて、逆手にとって、中々やるなと楽しみにみています。 (2021年03月15日 (月) 23時07分)[19351]

保子 > 紙鳶の動きを見上げている作者。その動きにいつのまにか自分の心を投影したのかなと思いました。 (2021年03月18日 (木) 00時15分)[19382]

循子 > 「寂しくて」は宜子さんや保子さんの書かれたとおり、作者の心情だと思いますが、擬人化だとしても、直情的に出し過ぎのように感じます。
(2021年03月19日 (金) 10時54分)[19402]

榮一 > 「寂しくて」でいただきませんでした。特に「て」はどうかと思いました。「よ」も考えましたが。 (2021年03月19日 (金) 11時19分)[19408]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2021年03月20日 (土) 01時01分)[19425]
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14鳥雲に托鉢僧の笑窪かな 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時51分)[19291]
5点 紫翠 美保子 加津子 眞佐子 鈴子


月番 > 若い僧が見えてきますが、「鳥雲に」との取り合わせに困っています。教えてください。 (2021年03月13日 (土) 09時04分)[19321]

杏花 > 実家播州三木ではこの時期
お寺さん祈禱に回ります
托鉢僧が瞼に浮かびました
都会では見れない景ですね。
(2021年03月13日 (土) 13時39分)[19333]

紫翠 > 「笑窪」の言葉選びで、内容が豊かになり、取り合わせの効果が倍増したように感じます。 (2021年03月15日 (月) 10時40分)[19347]

美保子 > 托鉢僧やお遍路さんというと足下を詠んだ句が多いと思うのですが、紫翠さまの書いていらっしゃるように笑窪でぐんと人を惹きつけてくれるように思いました。 (2021年03月15日 (月) 23時23分)[19353]

加津子 > 托鉢の僧の人間らしさが笑窪に見えていただきました。「鳥雲」の景が目の前にすっと浮かびました。 (2021年03月17日 (水) 09時41分)[19364]

眞佐子 > 托鉢の僧は若い僧だとおもいました。若い僧の笑窪が素敵です。 (2021年03月17日 (水) 23時07分)[19378]

鈴子 > 眞佐子さんと同じく若い托鉢僧と思いました。笑窪がなんともいえない可愛さです。 (2021年03月18日 (木) 20時22分)[19392]

榮一 > 鳥雲に、托鉢僧の笑窪は意表をつく配合です。その意表がかえって作為を感じさせたようにも思います。面白い句ですが。 (2021年03月19日 (金) 11時26分)[19409]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2021年03月20日 (土) 01時02分)[19426]
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15庭の梅鶯色の恋の二羽 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時50分)[19290]
1点 循子


月番 > 毎年、「うぐいす色をしているのは鶯ではなくて…」と自分に言い聞かせていますが、メジロがやってきたのでしょうか? (2021年03月13日 (土) 09時07分)[19322]

千尋 > マンションの1階の庭ですが、毎年春はお隣のさくらんぼの桜に、ついでにうちの小さな枝垂れ梅に鶯色の鳥が来ます。ほとんどは目白ですが、鶯もほんのタンマに来ます。辛抱強く待っています。二羽だったかも。 (2021年03月13日 (土) 20時13分)[19340]

千尋 > 因みにお隣の桜は東北生まれのせいか梅の時期に咲きます。昨日の嵐で散ってしまいました。 (2021年03月13日 (土) 23時59分)[19341]

循子 > たんまにでも鶯がやって来るなんて、千尋さんスゴイですね。ふつう鶯は姿を見せないと聞いています。公園でも殆どが目白ですものね。 (2021年03月17日 (水) 15時43分)[19374]

千尋 > 神戸といっても、もうもうはずれのはずれの舞子です。住宅地が増えて鳥たちの塒は少なくなって来ていますが、うちのマンションの前はおだいじんさんの邸宅の裏庭がそのまま公園になっているので鳥も虫もなんとか生き残っているようです。鳴き始めると朝からうるさいくらいですよ。わたしの苦手な虫もいっぱいいて元気です。 (2021年03月18日 (木) 01時54分)[19384]

榮一 > 我が家の庭にもつがいの目白と鵯が来ています。鳴き声はしていても高枝にいる鶯は姿を見るのも一苦労です。ただ、藪鶯の頃は低い枝から枝を渡っているのをよく見かけました。鶯色ならば目白のつがいの様です。 (2021年03月19日 (金) 11時38分)[19410]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2021年03月20日 (土) 01時03分)[19427]
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16かき卵の淡きとろみや春の風邪  投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時50分)[19289]
10点 杏花 宜子 保子 美保子 義之 洋子 鈴子 進二 千尋 主宰


月番 > 片栗粉でとろみを付けてから、卵を流すとふんわりします。身体も温まりそうです。 (2021年03月13日 (土) 09時09分)[19323]

杏花 > 薬苦手な私
風邪薬にいつも
生卵 父の教えを守っています (2021年03月13日 (土) 13時33分)[19332]

美保子 > かき卵も若い頃は失敗もしました。十分に熱くなっていないおつゆに卵を入れて、ふんわりと黄色く成ってくれなかったりしました。さすがに年の功であまり失敗しなくなりました。風邪気味の時のかき卵うどんは食欲がない時でもすっと入ってくれるようです。食べ物の句はおいしそうにと言われますが、おいしそうですし、色味もネギか三つ葉がのっていれば、色味もきれいですね。 (2021年03月15日 (月) 23時18分)[19352]

洋子 > 春の風邪にはとろとろのかき卵がぴったりで、おいしそうで、風邪もじきに治るだろうと思います。 (2021年03月16日 (火) 22時05分)[19361]

千尋 > 卵のとろみ、黄色が春ですね (2021年03月16日 (火) 23時40分)[19363]

保子 > 優しい気持ちになります。 (2021年03月18日 (木) 00時17分)[19383]

榮一 > 春の風邪に暖かい汁ものはありがたいです。淡きとろみがいいですね。 (2021年03月19日 (金) 11時43分)[19411]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。今月も最高点です。来月も月番をお願いいたしますね。 (2021年03月20日 (土) 01時04分)[19428]
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3月の句会 投稿者:世話人 (2021年03月13日 (土) 00時48分)[19288]
準備します


進 二 >  一つの会場に集合しての全国大会としては、最後となったメリケンパークオリエンタルホテルからあの日に写した写真でしょうか。今や懐かしいですね。先日、ホテルを外から見ますと灯りの付いている部屋はほんの僅かで残念に思いました。早く、この地球という星に日常が戻って来ることをいのるばかりです。 (2021年03月13日 (土) 14時41分)[19336]

世話人 > ワオー、進二さん、見つけていただけてありがとうございます。 (2021年03月13日 (土) 20時00分)[19339]

杏花 > 昨日娘とビッセル神戸応援に
ノエビアスタジアム神戸へお行きました
ハーバーランドです
夜の
神戸港
はそれは美しい
神戸に住む私達の誇りです
作者
にありがとう! (2021年03月15日 (月) 15時17分)[19348]
名前

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2月句会 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 12時07分)[19149]
みなさま 句会準備が整いました。
まだ寒い日はありますが、日差しには春が感じられるようになりましたね。
今月の月番は石田剛さんです。宜しくお願いします。


   句 会  19日(金)まで
   作者発表 20日(土)の予定です


> 今月の進行を務める石田剛です。どうか宜しく願います。今月の句会へ投句してからPCのメールの送受信が不能になり、回復に到らず今日になりました。幸いな事に他の機能は何ともありません。ただ投句集は開けず選は出来ませんでした。富山は、正月の7日の午後から降り出した雪は、9日頃まで降り続き1メートルを超える大雪に見舞われました。珍しくは無いのですが、この二、三年は小雪に過ぎてゐましたので、テレビなどの報道の通り大混乱は必至でした。 (2021年02月12日 (金) 19時53分)[19153]

世話人 > 剛さん
 メールが不通な状態なのに普通の対応に感謝いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 (2021年02月13日 (土) 01時38分)[19164]

世話人 > ただ今、作者の名前を書き込ませていただきました。
主宰、参加者のみなさまありがとうございました。
投句締切は毎月5日です。
来月こそは不行き届きのないように頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。 (2021年02月20日 (土) 02時06分)[19285]

> 参加の皆さま有難うございました。月番の役が果たせず御免なさい、私事ですが、句会の期間中、寒波に居坐られて雪が降り難儀致しました。特に16日〜18日までは野暮用に時間を取られて、前回ほどではありませんが、疲れました。昨夜まで富山の積雪は50p、今日は陽が射して春1番が吹きました、気温も上がり雪も解けます。皆様も感染症に気を付けてお過ごしください。 (2021年02月20日 (土) 12時47分)[19286]

千尋 > 剛さん、月番ありがとうございました。ほんと!感謝申し上げます。
世話人の自分を含めてです。できる範囲で出来るだけ、協力してこそネット句会が成立していると思っています。これからも玄鳥のネット句会をお願いいたします。 (2021年02月21日 (日) 23時01分)[19287]
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1 展望台の開放中止猫の恋 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 12時00分)[19148]
2点 千尋 柊子


進行役 > 各地に展望台があります。何で開放が中止なのか解るような気がします。のどかで少し煩い猫の恋よ。  (2021年02月12日 (金) 20時00分)[19155]

杏花 > 神戸ポートタワー
コロナの為か閉鎖されています
観光客も少ないし
閉鎖は仕方ないですね
卒業旅行の方々には
残念です
またの機会に是非お越し願いたいですね
(2021年02月14日 (日) 14時24分)[19184]

千尋 > 展望台ではよくアベックに遭遇します。遠望のきく場所からはロマンスが生まれやすいのでしょう。展望台に上がれないカップルのがっかり感、猫の恋が皮肉に効いていますね。 (2021年02月15日 (月) 13時18分)[19203]

柊子 > 全国に住民より多くの猫がいる猫島があるとは聞いていますが、閉鎖された人気のない展望台です。日向ぼっこも恋もさぞかし自由に…猫の気持ちで楽しくなりました。 (2021年02月15日 (月) 16時21分)[19206]

榮一 > 新型コロナの存在が裏側にあって句として広がっていかないようだ。 (2021年02月19日 (金) 08時31分)[19250]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時48分)[19269]
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2 富士山は日本の形福寿草  投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時59分)[19147]
3点 杏花 加津子 義之


杏花 > 日本と言えば富士山
亡き兄が富士山へ行った
写真を思い出しました
小さい頃から富士山の絵をよく書きました
山と言えば富士山日本の形
私は福寿草で頂きました
ありきたりな言葉ですが
新年ですから富士山がいいですね。 (2021年02月12日 (金) 17時25分)[19151]

月番 > いつ見ても富士山には感動します。見える所に住む人が羨ましい。大きな景色に、多分黄色と思う福寿草     (2021年02月12日 (金) 20時09分)[19156]

義之 > 福寿草は「元日草」とも称し新年の季語です。上五・中七で「富士山は日本の形」と力強く言い切ったところが、良いですね。新幹線から元日の富士を眺めた経験を持つ方もいらっしゃると思います。横浜での単身赴任の時代を思い出しました。 (2021年02月14日 (日) 14時48分)[19185]

加津子 > 我が家からは、山北の山に遮られて富士山のほんの頭しか見えませんが、御殿場の友達から、散歩の折の紅富士、パール富士、ダイヤモンド富士が送られてきます。富士の裾野で介護に頑張っている友へのエールの句に感じました。 (2021年02月14日 (日) 23時28分)[19188]

> 静岡のどの辺りだったか忘れたが、初めで富士を見たのは、北陸の中学生の頃だった。米原から東京に向かう汽車の窓に、裾野からせり上がる日本一の山に感激した。何につけても富士は日本を代表する山である。「形」と言い切って気宇壮大と思う。富士は登る山では無く眺めるのが良い。そして新年の寄せ植えの鉢に見える福寿草。 (2021年02月16日 (火) 10時23分)[19222]

榮一 > 日本を代表する山ではあるが形に違和感を感じて曖昧模糊としている。 (2021年02月19日 (金) 08時35分)[19251]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時48分)[19270]
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3 鳥一羽抜けし図鑑や春立ちぬ 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時58分)[19146]
4点 紫翠 洋子 美保子 主宰


> 春に先駆けて、夢のある図鑑から鳥を発たせたのは鋭い。雀や鳩ではあるまい。 (2021年02月12日 (金) 19時58分)[19154]

洋子 > 読んだ瞬間「追悼句」と思いました。春にさきがけて、消えていった命。そして季節が巡って春になった。いつまでも喪失感を引きずっていてはいけない。春に向かって進んでいこう・・・。そんな思いでいただきました。 (2021年02月14日 (日) 09時41分)[19180]

紫翠 > 日常を離れての飛躍した発想に注目しました。下五の「春立ちぬ」で明るいイメージが広がったのですが、洋子さんの「追悼句」に取り合わせ句の多様性を感じました。 (2021年02月15日 (月) 10時54分)[19190]

杏花 > 皆様の評にかんどうです
すぐそこに
  春到来です
俳句の素材いっぱい
春よ来いと歌いたいですね (2021年02月15日 (月) 20時21分)[19213]

美保子 > 追悼句とまで思いが至りませんでしたが、洋子さまの書き込みにとても納得しています。益々、掲句が素晴らしい句に思えました。 (2021年02月15日 (月) 23時06分)[19217]

> 少し先のローカル新聞に、白鳥の「北帰行」が、記事として掲載された。昨年の秋、この島国に大陸から渡って来て越冬した渡り鳥達は、対岸のシベリアへ旅立つ季節になった。図鑑の中の渡り鳥の一覧から、白鳥や白鶴等が一羽づつ抜けて行く。待ち望む春は近い。 (2021年02月17日 (水) 11時32分)[19237]

千尋 > 絶滅種が抜けた新しい図鑑かと思いましたが、わたしに詩心が無かった! (2021年02月18日 (木) 18時38分)[19246]

榮一 > 写真に撮られて図鑑に閉じ込められた鳥が再び羽ばたいて図鑑から抜け出て自由に大空を飛ぶのです。作者の願望のようです。 (2021年02月19日 (金) 08時43分)[19252]

世話人 > 作者は宜子さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時49分)[19271]
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4 バレンタイン少女の手の中白いチョコ  投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時57分)[19145]
1点 義之


月番 > バレンタイン等はもう縁が無くなりましたが、白いチョコに何かの意味が有るらしい。   (2021年02月12日 (金) 20時10分)[19157]

義之 > 「少女の手の中白いチョコ」にミステリアスな想像力を喚起させられ頂きました。ただ、助詞等が省略されているせいで、三段切れっぽいところは気になります。掲句は句の内容からは一句一章の句と思いますが、取り合わせの句と思考を拡げれば、「バレンタイン」に代わるもっとふさわしい季語が見つかりそうです。もう一点、中八の解消には「少女の胸に白いチョコ」等、工夫の余地はあると思いました。 (2021年02月14日 (日) 10時45分)[19183]

循子 > 幼いときからチョコレートはカカオ色と思いこんでいるので、白いものはチョコとは思えないのですが…兎も角この少女が白いチョコを好きな相手に贈ろうと思ったのは、自分の心映えを白で伝えたかったのでしょう。愛らしいけれど、句としてやや三段切れっぽいのが、気になりました。 (2021年02月15日 (月) 11時18分)[19191]

榮一 > よく理解できる句ですが説明的で常識的です。 (2021年02月19日 (金) 08時45分)[19253]

世話人 > 作者は杏花さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時50分)[19272]
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5 病院にフレイルポスター春浅し 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時57分)[19144]
3点 柊子 保子 義之


月番 > フレイルと云う言葉を、関東の友人の年賀状で始めて知りました。当地ではこの文字を新聞などでは見かけません。何でだろう。 (2021年02月12日 (金) 20時12分)[19158]

義之 > フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われているようです。正に現在の私です。上五の「病院に」は、やや説明的であり、もっとインパクトのある措辞があるように思いました。 (2021年02月14日 (日) 15時00分)[19186]

循子 > サルコペニアとかフレイルとかのポスターは、そうそうどこにでも貼ってあるものではないと思うので、「病院に」は義之さんの書かれてるとおりと思う。 (2021年02月15日 (月) 12時46分)[19198]

柊子 > 先日、年上の友人に転ばないでね!と言ったその日に転んだ私です。季語が良いと思い頂きました。
病院に、をそこまで読みとれず、勉強になりました。 (2021年02月15日 (月) 17時04分)[19210]

美保子 > 最近、時々、見かける「フレイル」とはと検索して、納得したところに暮らしの手帳が届き、「フレイル」の説明や気を付けるべき事が詳しく出ていました。30年程膠原病の筋肉の病気でフレイルよりも少し進んだ状態かなと自分で思っていますが、まだ、手抜ながらも家事をやれているので、よしよしとなだめて、すかして生活しています。確かに病院にでは説明になるのですね。益々、説明の句ばかり詠んでしまっているのでどうしたものか。 (2021年02月15日 (月) 23時03分)[19216]

保子 > フレイル 新聞や雑誌で最近見かけます。意識して過ごす事が大事だと思いました。あまり気にせず選句しました。 (2021年02月17日 (水) 23時27分)[19240]

榮一 > 病院の説明は余分だと思う。フレイルのポスターに何を感じたかを出したいものです。 (2021年02月19日 (金) 08時49分)[19254]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時50分)[19273]
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6 立春の街にあふれる警告音 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時55分)[19143]
3点 杏花 加津子 鈴子


月番 > 北陸はまだまだ雪に見舞われる日が有ります。暦の上だけの待ち遠しい春です。 (2021年02月12日 (金) 20時14分)[19159]

杏花 > 新年早々コロナのため街は静かな雰囲気
神戸三宮地下街も
人は少なく不安な日々
どうなることでしよう早く元の日々が
戻りますように、、、

(2021年02月13日 (土) 07時55分)[19165]

循子 > 警告音とは救急車や消防車の音のことでしょうか? (2021年02月15日 (月) 11時30分)[19192]

加津子 > 選をする時に「音」に悩みましたが、音なき音と感じていただきました。 (2021年02月15日 (月) 12時44分)[19197]

千尋 > もうずいぶんと時が経ちましたが「街に溢れる警告音」というというとまず、自分が体験した神戸の地震のことを思い出してしまいました。それで句の中に入って行けませんでした。 (2021年02月15日 (月) 12時57分)[19201]

鈴子 > この冬の東京は自粛自粛の
放送放映があふれました。怖がりの私は美容院のカットに行きたくても電車に乗る事が不安でいまだにカットに行けずにいます。警告音はパトカーから流れる放送と取りました。 (2021年02月16日 (火) 21時01分)[19235]

榮一 > 作者にはよく理解できているようですが警告音がよくわかりませんでした。 (2021年02月19日 (金) 08時53分)[19255]

世話人 > 作者は剛さんでした。月番おつかれさまでした。 (2021年02月20日 (土) 01時51分)[19274]
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7 神主の家々巡る寒の明け 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時55分)[19142]
2点 宜子 循子


月番 > 伝統のある行事のようです。最近は若い神主さんも見かけます。 (2021年02月12日 (金) 20時15分)[19160]

杏花 > 実家播州三木です
懐かしい光景です
都会では見られないですね
地方の神主様の情に感謝申し上げます。


(2021年02月13日 (土) 08時35分)[19168]

循子 > 昔は神主さんも 住民たちにとっては身近な存在でした。今は橿原神宮にでもお参りしなければ、見掛けることも無い。地方では未だ寒明けに、このような風習が残っているのか。懐かしく思いました。 (2021年02月15日 (月) 11時41分)[19193]

宜子 > 季語の「寒の明け」で、神主さんの佇まいが清々しく見えました。神主さんが家々を巡る習わしは今は、少なくなったでしょう。 (2021年02月16日 (火) 20時20分)[19230]

榮一 > 地方によっては節分の行事の一環で神主が氏子の家を回る風習があるのかもしれないがよく知らない。知らないと疑問が勝ります。 (2021年02月19日 (金) 09時03分)[19256]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時52分)[19275]
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8 お見舞は能登の水飴春告草  投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時54分)[19141]
9点 紫翠 宜子 加津子 千尋 美保子 進二 鈴子 循子 保子


月番 > 沢山の方が採られました。金沢に勤めてゐた頃に何度か能登を廻りました。何といっても、食べ物が豊富で海の幸が売りの能登半島ですが、水飴は知りませんでした。 (2021年02月12日 (金) 20時27分)[19161]

紫翠 > 作者の想いがほのぼのと伝わる。 (2021年02月13日 (土) 11時24分)[19173]

循子 > 能登の水飴は知りませんが、春告草もよく効いて、優しい句と思いました。 (2021年02月15日 (月) 11時52分)[19194]

加津子 > 作者さまの優しい気持ちを感じました。能登の水飴は、知りませんでした。先日北前船の特集で能登が出ていました。水飴も歴史があるのでしょうね。 (2021年02月15日 (月) 12時52分)[19199]

千尋 > ネットで検索すると「能登のじろ飴」がありました。がそれには関係なくお見舞いにのど飴と春告草に優しさと暖かさを感じていただきました。 (2021年02月15日 (月) 13時06分)[19202]

杏花 > 能登は吟行
と夫と何度か行きました
お箸
にクルクル巻いてくれた
お店の方を
思い出しました
のとはのどかで食べ物も美味しく良い観光地ですね
サッカーのサポターで能登から来られる人と仲良くなりよくお土産頂き貝殻に水飴詰めたのをいただいたことがあります
(2021年02月15日 (月) 17時02分)[19209]

美保子 > 皆さんが書いて下さったので、もう書くことがないくらいです。本当にみず飴と春告草の取り合わせだけで、お見舞いの気持ちが伝わりますよね。書き込みを読んでいるだけで、能登に行ってみたくなります。二人の姉や母は金沢の叔母と一緒に能登も回ったのです。 (2021年02月15日 (月) 23時16分)[19218]

洋子 > ネットで検索しますと、「奥能登おばあちゃんの味水あめ」という項がありました。麦芽を使うということで思い出しました。子供のころ、年末とかにお使いにいくとそこのおばあちゃんから、箸の先に黄金色の水あめをくるくる巻きつけて、50円玉くらいのぼんぼりのようにしたのをお駄賃にいただきました。それが嬉しくて、嬉しくて、ふんわりと積もったボタン雪をまぶして、なめながらか帰ったものです。母も時々作ってくれました。今も一番のあこがれのおやつです。お店で売っている無色透明の水あめとはちがい、小金色です。私がなめていた水あめが能登のおばあちゃんの水あめと同じものかどうかわかりませんが、母も確か麦芽を使うといっていたので、同じようなものと思いました。なつかしいです。
(2021年02月16日 (火) 09時50分)[19221]

保子 > 透明感があり穏やかな感じがしました。 (2021年02月17日 (水) 23時16分)[19239]

進 二 >  能登は俵屋のじろ飴、目にしたことはありませんが水飴と言うことですから昨今気になる呼吸器に良さそうですね。この句の場合、梅と書かずに「春告草」としたのも一層、季感が出て良かったと思います。 (2021年02月18日 (木) 15時39分)[19241]

鈴子 > 能登の水飴は目にした事もありませんがつややかで美味しそうと想像しました。進二さんが書いておられるように「春告草」と表現された事がとても魅力的でした。 (2021年02月18日 (木) 20時15分)[19247]

榮一 > やはり能登の水飴にこだわりました。 (2021年02月19日 (金) 09時09分)[19257]

世話人 > 作者は柊子さんでした。最高得点句でしたので、来月の月番をお願いいたします。 (2021年02月20日 (土) 01時53分)[19276]
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9 回転ドア抜ければ春の足音す 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時53分)[19140]
3点 洋子 進二 眞佐子


月番 > 回転ドアは苦手です。タイミングがとれないのです。春の足音は何の音なんだろうか、想像して下さい。    (2021年02月13日 (土) 11時08分)[19170]

洋子 > ハイヒールのコツコツ通る音、春何番かの少し荒い風が吹き抜ける音、幼子が泣いたり、叫んだりして親を追って走っている音、あるいは、花が咲いて、春が来たよ〜と言っているような視覚的な音の感じ・・・?
(2021年02月15日 (月) 14時03分)[19205]

杏花 > 神戸山手に住んでいた頃
坂を下ると元町商店街
よく大丸へ行きました
回転ドアが初めてできた日のことが懐かしいです。
(2021年02月15日 (月) 20時05分)[19211]

眞佐子 > 雪国に居ますと冬はゴム靴の音ばかりです。ハイヒールのコツコツの音が春の音に感じます。こち吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな菅原道真の歌が思われました。 (2021年02月16日 (火) 20時06分)[19228]

進 二 >  拘束感を感じる回転ドアを抜ければ、そこには街路樹を抜ける風音、人々の足音、すっかり早春の音に。面白い展開に。 (2021年02月18日 (木) 15時56分)[19242]

榮一 > 俳句の一つのパターン型のようで予定調和を思ってしまいました。 (2021年02月19日 (金) 09時14分)[19258]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時54分)[19277]
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10 如月や紺の袴と二尺袖 投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時52分)[19139]
6点 進二 洋子 千尋 循子 眞佐子 主宰


月番 > 云わずと知れた、女子大生の一生に一度の卒業式。現代はレンタルが多いようであるが、その昔は多分自前も有ったろうと思う。親の負担は如何ばかりか。 (2021年02月13日 (土) 11時55分)[19175]

洋子 > 月番さんと同じく女子大生の卒業式を思いました。雪が降って大変な年もありましたね。 (2021年02月14日 (日) 09時44分)[19181]

循子 > 振袖と普通の着物の袖との中間を二尺袖と言うようですが、礼装にも行けるところから、紺の袴と合わせて卒業式の定番となりました。時は如月。いいですね。 (2021年02月15日 (月) 12時18分)[19195]

循子 > 文明開化の頃にまで連想が広がります。 (2021年02月15日 (月) 12時55分)[19200]

世話人 > 進二さん、みなさま、すみません。
天盛りに漏れがありました。進二さんの点を加えて5点から6点になりました。 (2021年02月16日 (火) 18時00分)[19225]

眞佐子 > 娘の卒業式はずいぶん昔になってしまいました。孫はもう少し先になりますが紺の袴と二尺袖で卒業するのかなあと思っています。 (2021年02月16日 (火) 20時19分)[19229]

進 二 >  今年は真に残念な状況も生じたかと思いますが、大事なことは卒業後に、どう過ごすかということになりますので、頑張って欲しいと思います。民族衣装のある国に暮らせて良かったと感じる一時でもありますね。この句の場合、季語を「如月や」にして締まったように思います。 (2021年02月18日 (木) 16時30分)[19243]

榮一 > 今年も卒業の季節になりました。式典はコロナの影響で随分と縮小されそうです。それでも懐かしく思い出される時が来るのかもしれません。あの時は・・晴にも褻(け)にもありますから。 (2021年02月19日 (金) 09時22分)[19259]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時54分)[19278]
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11 一つ開く始発のドアや牡丹雪  投稿者:世話人 (2021年02月12日 (金) 11時51分)[19138]
7点 進二 杏花 宜子 鈴子 保子 義之 主宰


杏花 > 一つ開く 意味が伝わってきます
早朝の乗客の
少ない情景が意味していますね
神戸北区は寒く2月には雪がチラチラ今日も今にも降りそうに寒いです
三宮と3度ぐらい差があります。 (2021年02月13日 (土) 08時03分)[19166]

月番 > 都会でもローカルでも、始発の電車は寒々しい。牡丹雪の舞う朝方に一つだけドアを開いて、更に寒さが増した。 (2021年02月13日 (土) 11時39分)[19174]

義之 > 「一つ開く始発のドアや」から早朝の鉄道車両の一景を想起します。最近のローカル線では、乗降に際しドアの開閉ボタンを自らが操作するシステムが一般的です。不特定多数が利用する鉄道では、時に戸惑う乗客の姿も見かけます。ホームから乗り込んできた一人の客は、ドアを締めることに気付かず、開けっ放しのドアから寒風が流れ込んできます。発車までまだ数分、私も立ち上がってドアを閉めた経験があります。僅か17文字から社会の縮図が垣間見えてくるようです。座五を締めくくる牡丹雪が印象的です。 (2021年02月15日 (月) 07時54分)[19189]

世話人 > すみません。こちらにも漏れがありました。
6点から7点になっております。
(2021年02月16日 (火) 18時01分)[19226]

進 二 >  篠山に向かう福知山線が直ぐに浮かびました。やがて着く下車駅の景なと思い浮かべながら揺られて行きます。牡丹雪ですから寒さが残る中にも春のドアは、開き初めているのですね。季語の選択も巧みでしたね。 (2021年02月18日 (木) 16時47分)[19244]

進 二 >  千尋さん、何やかやとお世話様です。今月もいい句会で終わりそうですね。 (2021年02月18日 (木) 16時55分)[19245]

鈴子 > 遠い日の故郷を思いだしました。汽車と呼んでいた頃です。牡丹雪手のひらにそっと受けてみたくなりました。 (2021年02月18日 (木) 20時22分)[19248]

榮一 > 北国の電車です。ドアを一つだけ開けて待つのは寒さ対策です。最近は釦で手動で開けることが可能になっているようですが。 (2021年02月19日 (金) 09時26分)[19260]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年02月20日 (土) 01時55分)[19279]
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