玄鳥 定例句会

2017年

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19.寂庵の反戦法話蝉時雨 投稿者:世話人 (2015年08月13日 (木) 00時19分)[6299]
(洋子、淳子、紫翠、孝子、義之、眞佐子、章子、オサム、保子、鈴子、梟夢庵)12点


月番 > 高点句です。活発な書き込みを宜しくお願いします。 (2015年08月13日 (木) 10時53分)[6335]

オサム > 1922年生まれの寂聴さん。90歳をとうに越えた今こそ、老体に鞭打って平和の大切さを切々と訴えておられるのでしょう。おりしも外では玉音放送の日と同様に、うるさいほどの蝉時雨。(あやまちはくりかへします秋の暮 三橋敏雄)そんなことが現実にならないように祈るばかりです… (2015年08月15日 (土) 04時13分)[6356]

義之 > 高齢著名女性作家の瀬戸内寂聴さん、京都嵯峨野の寂庵、反戦法話、蝉時雨と、何れを取っても決まり過ぎるくらいに、決まった句柄に圧倒されました。高得点も頷けられますが、微かな不満を感じたのは、内容があまりにも当たり前過ぎるせいなのでしょうか。 (2015年08月15日 (土) 09時49分)[6359]

紫翠 > そつのない表現ですが、新鮮味の乏しい感じがします。 (2015年08月15日 (土) 12時06分)[6363]

循子 > 蝉時雨が平凡過ぎるのではないでしょうか。 (2015年08月16日 (日) 23時39分)[6399]

月番 > 循子さんの言われる「蝉時雨」については如何でしょうか。 (2015年08月17日 (月) 01時00分)[6403]

鈴子 > この夏で93歳になられたという寂聴さんの反戦法話。「蝉時雨」は平凡かも知れませんが私はこのままでいいと思います。 (2015年08月17日 (月) 21時59分)[6416]

千尋 > う〜ん、ごめんなさい。鈴子さんの意見のあとで書きにくいのですが、蝉ってあの小さな体で大きな声で鳴きます。「蝉時雨」って煩いです。ですから法話が聞き取りにくいのでは?と思いました。
それとも、作者はわざと聞き取りにくいと言っているのでしょうか?そうは思わないのですが。 (2015年08月17日 (月) 23時38分)[6419]

保子 > そう言われると蝉時雨、一匹でも激しい鳴き方ですから〜。実は「寂庵」に惹かれて頂いたのかも〜。 (2015年08月18日 (火) 00時18分)[6421]

千尋 > 「蝉時雨」は、やっぱり深い意味がありそうです。どうにも気になって眠れなくなりました。わたしは蝉の一匹。 (2015年08月18日 (火) 02時44分)[6425]

洋子 > 何十年も前、嵯峨野散策の折、まだできて間もない寂庵を門のところから覗いたことがありました。草木の多いこじんまりしたところだったと記憶しています。それからすれば蝉時雨は実景として実感できます。実景でもいいし、又昨今の活発な世論の様子を表しているのかなとも思い、それはそれで納得できる気がします。 (2015年08月18日 (火) 20時46分)[6429]

淳子 > 私も千尋さんのように深い意味がありそうに思いますが、上手く表現できません。 (2015年08月19日 (水) 11時45分)[6437]

洋子 > 或は戦死者の声か・・・? (2015年08月19日 (水) 11時56分)[6438]

榮一 > 千尋さんと同じく近くで聞かなければ蝉しぐれとは感じないのではと思いました。時雨に拘ってしまいました。 (2015年08月19日 (水) 17時26分)[6451]

世話人 > 安田循子です。 (2015年08月20日 (木) 01時20分)[6481]
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20.調律の終われば開くひつじ草 投稿者:世話人 (2015年08月13日 (木) 00時14分)[6298]
(紫翠)1点


月番 > 調律音が終わるまで、ひつじ草は開かないのです。 (2015年08月13日 (木) 11時08分)[6340]

紫翠 > 「調律」と「ひつじ草」を上手く使って表現されていると思いました。まだ工夫の余地があるように感じました。 (2015年08月15日 (土) 12時12分)[6364]

循子 > 私も「調律」、「ひつじ草」で面白く感じましたが、「終われば開く」が気になりました。 (2015年08月16日 (日) 23時46分)[6400]

榮一 > 終われば開くの繋がりが希薄なように思いました。 (2015年08月19日 (水) 17時22分)[6450]

世話人 > 作者は渡辺淳子さんです。 (2015年08月20日 (木) 01時22分)[6482]
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8月定例句会 投稿者:世話人 (2015年08月13日 (木) 00時08分)[6297]
只今準備しております。

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7月定例句会の開催について 投稿者:世話人 (2015年07月13日 (月) 07時09分)[6151]
定例句会の皆さまには、お元気でお過ごしの事と思っております。梅雨も終わりに差しかかり、気温も上昇して蒸し暑い日が続いております。皆さまの選句もあらかた出揃いましたので、句会のセットを致しました。ご多忙の方もいらっしゃるでしょうが、皆さまには忌憚のない句の評や意見をお願い申し上げます共に、岡部主宰、梟夢庵先生にはよろしくご指導をお願い致します、今月の月番は世話人が務めますので、皆さま宜しくお願い申し上げます。
パソコンに不慣れなため、投句番号5番の句が、一番上になりました、済みません。


世話人 > 句会終了の日が来ましたので、投句者名を書き込みました。梟夢夢先生をはじめ、参加の皆さまには、お忙しいにも関わらず、句の評を書いて下され有難うございました。梅雨が殆ど上がったようで、暑さが続いております。皆さまにはお元気でこの夏を送られるよう願います。ふつつかな月番で申し訳ありません。来月もどうか宜しくお願い申し上げます。 (2015年07月20日 (月) 17時23分)[6296]
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05・古くなった顔取り替える半夏生 投稿者:世話人 (2015年07月13日 (月) 07時02分)[6150]
(美保子 美鈴 オサム 惠美子 眞佐子 千尋)6点


月番 > 季語は時候と植物が当てはまりますが、果たしてどちらでしょうか。  (2015年07月13日 (月) 09時29分)[6160]

循子 > 月番さんのお問いかけのように、「半夏生」という季語は、ちょっとややこしい。明らかに植物を指していると思われるときもあれば、どちらかなぁと迷うときもあります。半夏生は7月2日頃ということで、ほぼ一年の折り返し点となります。ああ、もう半分が過ぎたちゃったよ…という感懐のようにも思うし、植物ならば開花時期がくると花序に近い葉が半分白くなる。それが「古くなった顔取り替える」となったのか。読み手の私が鈍いということになりそうです。作者のかたの罠に嵌ったらしい。決めかねました。 (2015年07月13日 (月) 12時22分)[6174]

美保子 > 植物の半夏生はよく目にしていたのに、実物と一致していませんでした。たまたま、NHKテキスト「素敵にハンドメイド」の最初のページに大きく取り上げられており、タイミング良く、これが半夏生だったのかと思った次第です。「古くなった顔取り替える」事ができたらと思いつくだけでも、すごーいと思いました。循子さまの書き込みの植物の方の読みかなと思っておりますが。 (2015年07月15日 (水) 20時09分)[6222]

惠美子 > 50歳過ぎくらいから、昔 ほっぺをそっと撫でて「羽二重餅ね」って言われた頃を懐かしく思い出します。 顔に皺が増えた分 脳にも皺を増やしたいものです。 半夏生はどちらにとっても・面白いようですが、私は半分白い葉を眺めていると仮面を脱ぐように取り替えられたらと・・作者さんの姿を想像して・くすっとたのしみました。 (2015年07月17日 (金) 09時29分)[6241]

眞佐子 > 我が家の半夏生はまだ白い部分は少ないのですが、皆さんと同じで半夏生の半分白い葉から「古くなった顔を取り替える」の発想が面白いと思いました。  (2015年07月17日 (金) 20時24分)[6248]

世話人 > 小川紫翆氏です。 (2015年07月20日 (月) 17時09分)[6291]
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01・転勤の話は明日に焼茄子 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時34分)[6147]
(剛 義之 眞佐子 宜子 鈴子)5点 


月番 > 勤め人の転勤は、申し渡す方も、また受ける方も悲喜こもごもなのです。焼き茄子に何となく哀愁がありました。 (2015年07月13日 (月) 08時53分)[6152]

循子 > サラリーマン家庭のありようが出ていて面白いと思いました。焼茄子からしてそう若い家庭でもなさそうだから、問題は深刻になりそう。結局のところ単身赴任ということになれば、もっと深刻。焼茄子に哀愁漂う所以ですね。頂いてもいいと思った句です。 (2015年07月13日 (月) 12時39分)[6176]

義之 > 妻が料理した焼茄子が、ただ食卓に上ったと、読めば冷奴でも、豆御飯でも何でもよいと思うが、ここは作者自身が茄子を焼いていると読みました。単身赴任は、避けられそうにないとか、いろいろ面倒なことが脳裏をよぎる中、茄子を焼きながらこの話は明日にしようかと、悩んでいるのです。 (2015年07月15日 (水) 10時26分)[6219]

> 支店のある企業に勤めると転勤はなかなか避けられない。会社の為にと言われ、いや応なしに迫られる事もある。勤め人は辛い。この句、話は明日にしようと云ってゐるので、きっと話の先に難航する事が見えている。場所は帰宅した家庭かも知れないし、勤め帰りの、小料理屋などの片隅かも知れない。茄子の鴫焼(しぎ焼き)が丁度手頃と思えた。 (2015年07月17日 (金) 10時39分)[6243]

眞佐子 > あまり若くないサラリーマン家庭の一齣のような気がします。焼茄子が良かったです。 (2015年07月17日 (金) 20時35分)[6249]

世話人 > 樋口進二氏でした。 (2015年07月20日 (月) 17時12分)[6295]
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02・月見草砂漠の夢をみてをりぬ 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時33分)[6146]
(鈴子 紫翠)2点


月番 > 月見草の〈花言葉〉は、湯上がりの美人。夕暮に咲いて、夜半には薄ピンクからピンク色に変身して、朝にはぼんでしまう可憐な小花だそうです。メキシコから渡来した花のようでした。     (2015年07月13日 (月) 08時56分)[6153]

寿美 > 私は鈴子さんから月見草の種を頂いて毎年咲いてくれています。夜半には純白の花びらですが朝には薄いピク色に変わり萎みます。咲き始めは純白で美しいはかない花ですよ。 (2015年07月13日 (月) 09時38分)[6161]

循子 > 私は鈴子さんに苗を頂くまで、待宵草を月見草と思っていました。太宰治の「富岳百景」のせいもあります。御坂峠でも、花の時期ではありませんでしたが、小説のとおり黄金色の花を思いました。寿美さんと同様、鈴子さんからホンモノの月見草を頂いて、感動しました。日が暮れると儚げに白い花が咲きます。砂漠の夢を見ているのは「黄金色の月見草(オオマツヨイグサ・マツヨイグサ)」のような気がしますが、どうでしょうか。まず童謡の「月の砂漠」が頭に浮かんだので、つい通過してしまいしました。 (2015年07月13日 (月) 14時31分)[6182]

鈴子 > 循子さんのおっしゃるように私も待宵草をずっと月見草と思ってました。20年も前に紫翠さんから、青森の「水鳥」の誌友にもらったと云う月見草の種を貰ったのが始まりです。花言葉が湯上り美人なんて、今まで知りませんでした。真っ白い花びらは清楚そのもので、愛おしく?なる花です。 (2015年07月14日 (火) 21時44分)[6201]

寿美 > 頂いた種は20年も前に紫水様から続いている種なんですね。それが九州の庭で咲いているなんてすてきですねー、嬉しいです。 (2015年07月16日 (木) 10時13分)[6225]

千尋 > 手元の牧野日本植物図鑑の昭和15年初版28年17版改訂版のつきみさうに「まつよひぐさ等ト同時ニ伝来セシト雖モ性弱キ為メ遂ニ野生状態トナラズシテ了リ現時ハ世間殆ンド之レヲ見ザルニ至レリ。世俗往々おほまつよひぐさヲ以テつきみさうと呼ブハ非ズナリ」とあります。でも、鈴子さんから戴いた月見草はとても野性的で鉢からこぼれて、今は庭のあっちこっちに花を咲かせて楽しませてくれています。
この句からは日本海側の海岸沿いにオオマツヨイグサ(歳時記に一般に月見草と呼ぶとあります)の群落があって夕方一斉に花が咲くときの音を聞いたことがあるというまもる先生のお話を思い出しました。 (2015年07月17日 (金) 03時10分)[6240]

紫翠 > 「月見草」と「砂漠の夢」の取り合わせが素晴らしい。「夢」を使うのは難しいのですが上手く表現されたと思います。 (2015年07月17日 (金) 11時28分)[6247]

世話人 > 佐藤美鈴さんでした。 (2015年07月20日 (月) 17時11分)[6294]
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03・半券のドラマの記憶更衣 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時33分)[6145]
(オサム 寿美 惠美子 進二 章子 紫翠 梟夢庵 主宰)10点


月番 > 辿るのは過ぎ去った時代の映画、映画の切符などと云っていましたが、今はチケットでしょうか。映画館の入場口でもぎ取られた半券でしょう。 (2015年07月13日 (月) 08時58分)[6154]

寿美 > ポケットに入ったままの映画のチケットの半券。一年ぶりによみがえるドラマの記憶。日々忙しい主婦もふっとあの時の自分を振り返り、見たドラマを思い出し鑑賞に浸るひととき。半券がなければ思い出すことも無い忙しい日々。 (2015年07月13日 (月) 09時51分)[6162]

循子 > 昔は映画館へ行かなければ観ることが出来なかった映画も、難なく自宅で見られる時代。昭和60年前後から、チケットの類(映画・絵画・芝居など)は殆ど日付を入れてとってあります。映画も前売券はきれいなカラー刷りで、半券として捨てる気はしなかった。シネコンでいま映画をみると、ちゃちな紙切れの半券を入り口でもぎ取られます。ポケットやバッグの隅でくちゃっとなって終り。更衣で気が付いた一、二年前の半券で昔日の思い出が甦ったということでしょうか。共感を呼ぶ郷愁の句と思います。「ドラマ」という語に引っかかって頂きませんでしたが…。 (2015年07月14日 (火) 11時14分)[6193]

洋子 > 「更衣」は夏の衣服に替えることと思いますが、去年着た夏服は当然洗濯されてしまっておかれたものと思います。ですからポケットから映画のチケットの半券が出てくることはないのでは・・・? あるいは洗われて皺くちゃになった紙屑でしょうか。そのあたりのところ、どういう更衣なのか教えていただけたらありがたいです。 (2015年07月14日 (火) 12時48分)[6196]

循子 > 更衣の時期、冬着や春着をクリーニングに出すつもりで、ポケットを探ったら出てきたということではないでしょうか?私など自分のものは殆ど洗濯機で洗ってしまうので、ポケットの確認をせずに、エライ目にあったりします。クリーニングに出すと、お店が確認をします。掲句の更衣はそういうことで、「記憶」だけが何年前か何十年前のことを指しているのでは?違っていたらごめんなさい。それより私は、やはり「半券のドラマ」が気になります。月番さんが最初に書かれたように、半券とといえば映画館のものを思い浮かべます。「ドラマ」はドラマであってTV画面が浮かんでしまう。その点で、どうも違和感が拭えません。 (2015年07月14日 (火) 22時03分)[6202]

洋子 > 着初めの時ではなくて、着終った洋服の中から、なのですね。わかりました。ありがとうございます。 (2015年07月14日 (火) 23時51分)[6207]

紫翠 > 「更衣」がピッタリで、発想が良かったと思います。好みでは「ドラマ」より「映画」の方が好きです。 (2015年07月17日 (金) 11時22分)[6246]

梟夢庵 > 「ドラマ」だとその筋書きを中心とした狭い範囲に限定されそう。「映画」の方がイメージの広がりがはるかにひろくてよい。 (2015年07月18日 (土) 22時03分)[6267]

世話人 > 新保吉章氏です。 (2015年07月20日 (月) 17時11分)[6293]
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04・モビールの小鳥のゆれている薄暑 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時32分)[6144]
(孝子 梟夢庵)3点 


月番 > いつか貝殻の物を見たような記憶があります。ウイキに寄れば、「紙やプラスチック、金属板、薄い木の板のような軽い素材を、糸や棒で吊るし、特定の位置でバランスを取って安定するようにしたもので、吊られているので回転しやすく、風や人の手で揺り動かすと、複雑に予想しがたいような形に変化する」と、ありました。風鈴は日本的で、モビールは外国風とでも云いましょうか、この季節には似合う。 (2015年07月13日 (月) 13時31分)[6177]

循子 > モビールは大きさによって室外にも室内にも吊るされています。ミュージアムカフェの庭にはかなり大掛かりなモビールがあって、ゆったりと動いていた記憶があります。美術館ですから、有名アーチストの作品で、動力を使ったものでしょう。掲句のモビールの小鳥はお部屋のなかに吊られているのでしょうか。薄暑ですから開け放たれた窓から来る風に揺れているのでしょう。環に吊るされたカラフルな紙の小鳥が可愛いですね。風鈴のように音を出さないところが私には好もしいのですが、反論があるかも。ともあれ穏やかな暮らしぶりが見えて、眩しいほど羨ましく思っています。器用なかたなら手作りかも。 (2015年07月14日 (火) 10時49分)[6192]

孝子 > 循子さまにみんな言っていただいて、なんか得をした気持ちです。ほんとうに、そのなかに佳人までみえるようで好きでした。ちなみに、わが夫婦は鉄の風鈴も好きです。こちらでは川崎大師とか、池上本門寺とかで風鈴市とかあり風鈴がたくさんつるされますが、循子さまにがてかしら・・ (2015年07月14日 (火) 18時06分)[6197]

梟夢庵 > 私は、この句を見て反射的にJR神戸駅の北側の広場に設けられた大掛かりなモビールを思い浮かべた。多分市バスの窓越しに何回か見ていたに違いない。そのモビール(動く物体という意味)はゆっくりと回転し、緩慢に動いており
まさに薄暑感そのものであった。思わずチェックをいれていた。考えてみると、モビールの動きと薄暑感の結び付きは多分に個人的なものと思われるが、その緩慢な動きがある程度普遍的な薄暑感に通じているように思う。なお、余談かも知れないが、ネットによると、モビールはデンマークでは古くから室内装飾として使われてきたが、アメリカの彫刻家アレクサンダー・カルダーが芸術作品としてのモビールを創始したという。そこでJR神戸駅に電話で問い合わせてみると、例のモビールは造形作家として著名な新宮晋先生の作品で、タイトルは確か確か「光の風」であったと思うとの回答であった。
(2015年07月15日 (水) 23時05分)[6224]

世話人 > 太田鈴子さんでした。 (2015年07月20日 (月) 17時10分)[6292]
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06・お遍路の息の整う片陰り 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時30分)[6142]
(進二 鈴子 保子 吉章)4点


月番 > 片陰で一息付いて、また炎天へと出てゆく、白装束と杖が見えようです。 (2015年07月13日 (月) 11時13分)[6167]

吉章 > 加齢とともに体力も大分老化した自分を省みている。漸く正常な呼吸を確認して腰を上げた様子が納得できる。 (2015年07月13日 (月) 11時44分)[6172]

鈴子 > 情景がはっきり見えて来て選をしました。今頃になって「片陰り」は平凡に終わった気がしました。 (2015年07月16日 (木) 21時55分)[6234]

世話人 > 渡利寿美さんでした。 (2015年07月20日 (月) 17時08分)[6290]
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07・金魚玉雨垂れ拍子の三味の撥 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時29分)[6141]
(剛 オサム 洋子 眞佐子 吉章)5点


月番 > 田舎に住んで居ると、この季節の金魚売りや、風鈴売りは全く見かけません。古い町の片隅に残る昔の色町の風情かも。   

(2015年07月13日 (月) 11時17分)[6168]

吉章 > 古き佳き時代の回想ではないか?と思いました。あの当時のドラマのようなお祭りの様子が作者の目に焼き付いている。「雨垂れ拍子」は言い得て妙な表現だったと思いま
した。

(2015年07月13日 (月) 12時00分)[6173]

洋子 > 普段は苦手な世界にあえて挑戦していただきました。昔の色町の風情というのは全くわからないので、路地裏あたりでひっそりと三味線を教えている曰くありげな女の人、を思いました。「雨だれ拍子」が、本当に「言い得て妙」なので、いただきました。 (2015年07月13日 (月) 20時29分)[6188]

> 三業地と呼ばれた昔の花街は各地に名残りを留めている。当然置屋と呼ばれ酒席に芸妓を斡旋する店もある。まだ芸妓になりたての子もいて、三味線の稽古でも付けてもらって居るのか、のんびりとした撥さばき。塀越しに見える軒先の金魚玉に、夏の近い昼下がりの裏通りが見えるような気がした。 (2015年07月17日 (金) 10時11分)[6242]

眞佐子 > 金沢の茶屋街を歩きますと今も三味の音が聞こえてきます。金魚玉もありそうです。「雨垂れ拍子」が一寸きになりました。 (2015年07月17日 (金) 20時52分)[6250]

循子 > 眞佐子さんが「ちょっと気にな」ったと、お書きになっていますが、やはり「雨だれ拍子」は評価の分かれるところと思います。私は逆に「雨だれ拍子」のために頂けませんでした。「三味の撥」にも少し引っかかりました。昔の置屋の並ぶ裏通りの雰囲気はよく伝わりますが…。 (2015年07月17日 (金) 22時16分)[6255]

世話人 > 宮本義之氏でした。 (2015年07月20日 (月) 17時07分)[6289]
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08・水匂うほたるぶくろに灯のともる 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時29分)[6140]
(美保子)1点


月番 > 水辺に咲いているのか、また壜にでも挿してあるのか、確かに花は火をともすような形をしています。解りやすい句です。   (2015年07月13日 (月) 09時12分)[6155]

美保子 > 水匂うという上五に惹かれました。園芸用のカンパニュラも「ほたるぶくろ」と呼ばれますが、掲句のものは原種のものだと思います。母からもらって、少ししか花を咲かせてくれなかったのに、今年は沢山、花をつけました。でも、季節的には春だったのですけど。 (2015年07月14日 (火) 23時25分)[6205]

循子 > 「水匂う」で切れるのでしょうか?園芸用カンパニュラは上手に育てると、少々うるさいほど花をつけますが、山野に自生するものは可愛いですね。提燈花という別名があるので、「灯のともる」が生きてこなかったということでしょうか。梅雨の頃よく咲くので「アメフリバナ」の異名もあるそうです。 (2015年07月16日 (木) 14時49分)[6230]

梟夢庵 > この句、もっと点がでると思っていたが意外であった。理由は循子さんの指摘するとおり、提灯花という別名があることによると思う。ちなみに角川『俳句大歳時記』の例句として挙げられている<逢ひたくて蛍袋に灯をともす 岩淵喜代子>の収録されている句集『蛍袋に灯をともす』は第一回俳句四季大賞を受賞している。 (2015年07月16日 (木) 22時36分)[6235]

梟夢庵 > 循子さんの「水匂う」で切れるのでしょうか?という問いかけを忘れてました。私は切れないと思う。「匂う」も「ともる」も終止形と考えると何となく不安定で治まりがわるい。やはり「匂う」は連体形で「ともる」は終止形と読むのが自然と考える。 (2015年07月16日 (木) 23時19分)[6237]

循子 > 梟夢庵先生、有難うございました。やはり連体形の「匂う」なのですね。五七五の中に動詞二つがあるということは、句にどこか落ち着きの悪さが生まれるような気がします。無論、すべてがそうとは言えませんけれど。 (2015年07月16日 (木) 23時53分)[6239]

美保子 > ほたるぶくろの別名が提灯花ということは梟夢庵先生も書いて下さいましたし、あとで知りました。下五をもう少し、広がりのある言葉が良いのでしょうね。 (2015年07月17日 (金) 21時47分)[6254]

作者        > ありがとうございます。先生、水匂うで生まれたてのホタルが花の中で、ポオと点いたりつかなかったりと、幻想的な様子をイメージしたのですが、ホタルがダブルので、水匂うを持ってきたのですが無理でしたね。 (2015年07月18日 (土) 18時13分)[6264]

世話人 > 久野孝子さんです。 (2015年07月20日 (月) 17時06分)[6288]
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09・立葵咲く隠居所の勝手口 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時28分)[6139]
(剛 美保子 美鈴 鈴子 章子 梟夢庵)7点 


月番 > 勝手口があるので当然玄関も。広い敷地の中の一角と思いました。隠居が制度として残っていたのは昭和22年まで、高齢化が進んだ今日ですが、鄙びた所へ行けば、季節の花を咲かせて、こんな場所が残っている。 (2015年07月13日 (月) 13時56分)[6178]

美保子 > 隠居所がある家など、今では少ないのかもしれません。九十一才になる義母は私が丈夫でないので、二年前からうちの近くの施設で暮らしてくれています。本当なら、同居なり二世帯住宅なりという事を考えた時期もあったので、胸が痛みます。そのこととは別に、勝手口からはおかずが届けられたり、様子を見がてら、お茶を飲みに上り込んだり、義母にしてあげられなかった風景を浮かべました。 (2015年07月14日 (火) 23時35分)[6206]

章子 > 今は隠居所あまり聞きませんね、多分老人ホームにとってかわったのかも知れませんね、子供の頃田舎に行くと離れが隠居所で渡り廊下に添って立ち葵咲いていた記憶があります、目が覚めると早々におばあちゃんの処に駆け出していました、何故か立葵が懐かしい花なんです。 (2015年07月16日 (木) 10時37分)[6227]

美鈴 > 真っ赤な立葵が浮かびました。背丈を超えるような力強い花姿、家の周りにもいろんな花が植えられているのでしょう。余生を花とともに楽しんでおられる姿が見える句です。 (2015年07月18日 (土) 09時34分)[6259]

鈴子 > 隠居所で穏やかな余生をおくられていらっしゃる日々。母屋とのつかず離れずの気持ちの良い関係が見えて来ます。季語の立葵が隠居所にはぴったりのように思いました。 (2015年07月18日 (土) 22時05分)[6268]

梟夢庵 > このご隠居、なかなかの曲者で、青年のころ抱いた大志を忘れず、いまだにその夢を追いつづけている、そんな一徹な老人が見える。


(2015年07月18日 (土) 22時39分)[6269]

> 隠居は言葉だけで事で、落語の中に名を留めるだけのようである。存在しないとは言い切れないが、事実上はもう皆無に等しい。老人と言われる年齢も毎年伸びて、その昔の隠居と呼ばれた年齢などは遥かに超えてしまい、比べることも出来ない。私もそうだが、近所には子供たちが仕事等の為に県外へ出たりして、別に世帯を構えて住んでしまい、一人暮らしや、連れ合いと二人だけという後期高齢者たちが多い。今の住まいが隠居所のようなものである。隠居所に似合いの花などは無いが、立葵は上に伸びる花である、自嘲めいたこの句の勝手口を隠すばかりに咲き誇っている。 (2015年07月19日 (日) 09時21分)[6270]

世話人 > 安田循子さんです。 (2015年07月20日 (月) 17時05分)[6287]
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10・白鷺の細き足生ゆ植田かな 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時27分)[6138]
(寿美)1点


寿美 > 私は日々この光景を見ている。家を建てた頃は野中の一軒家で植田の蛙の合唱で目を覚まし、カーテンを開けるといつも白鷺が田におりている。今もずっとこの光景は変わらない。白鷺が歩いている所は見たことが無く気長にじっと動かずかえるやおたまじゃくしを狙っているんだと思います。しかし、青田に白鷺ってとても美しい風景できにいっています。 (2015年07月13日 (月) 10時03分)[6163]

月番 > 結構、田圃の中に餌があるようで、当地でも見かけます。植えられた稲はいま丁度頃良い状態で育っているようです。あの細くて長い脚が、水稲の中から生えて出たようだと作者は云ってゐる。      (2015年07月13日 (月) 11時30分)[6171]

惠美子 > 好きな景色で頂きたかったのですが・・植田の白鷺を詠まれた句で、季重ねは どちらも重くて・・あきらめました。 (2015年07月13日 (月) 16時12分)[6186]

循子 > 「かな」で終る一句一章と思うので、「生ゆ」が「植田」に係るときは連体形の「生ゆる」ではないでしょうか。字余りを避けられたということでしょうか。 (2015年07月17日 (金) 21時39分)[6253]

美保子 > 循子さま、ありがとうございます。季重なりだという事は恵美子さまの書き込みで初めて気づきました。そして、「生ゆ」は自信がないまま、教えて頂こうと思って、投句してしましました。植田という体言にかかるのですから、「生ゆる」とすべきなのですね。季重なりも考えなければならないので、大きく考え直してみます。 (2015年07月18日 (土) 20時43分)[6266]

美保子 > またもや、自分の名前を入れてしまいました。我ながら情けなくなります。申し訳ありません。 (2015年07月19日 (日) 21時09分)[6272]

世話人 > 鈴木美保子さんでした。 (2015年07月20日 (月) 17時04分)[6286]
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11・宵山の白き二の腕束ね髪 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時26分)[6137]
(保子 章子 循子 主宰)5点


月番 > 現代の若い女性たちは自由奔放と、常々思っております。 (2015年07月13日 (月) 11時24分)[6170]

循子 > 浴衣姿で、宵山見物に出かけようとして、若い女性が長い髪を束ねているところ。当然浴衣の袖から二の腕がもろに現れて、それはハッとするほど白く美しい。好きなだれかと出かける前の、若い女性のときめきが伝わってとても好きな句です。いまや中也ではないけれど、そんな日もありき、です。 (2015年07月14日 (火) 11時29分)[6194]

章子 > 美人でもないのに何気ないしぐさにハッとするほどの女らしい色気を感じることがあります、まだ十代の若さなのに・・・循子さまのそんな日もありきに同感です。 (2015年07月16日 (木) 10時13分)[6226]

世話人 > 山内宜子さんでした。 (2015年07月20日 (月) 17時03分)[6285]
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12・風の陰探して昭和の昼寝かな 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時25分)[6136]
(剛 洋子 宜子 千尋)4点 


月番 > エアコンの中での昼寝では無いでしょう、ノスタルジーです。風の通る緑陰も広々と開け放された畳の部屋も思はれる。    

(2015年07月13日 (月) 11時22分)[6169]

洋子 > 今はマンションのエアコンの部屋を思いますが、昭和時代は少しがたびしでも木造の一軒家が多く、あちこちあけて風の道を作ることができました。本当に気持ちのいい開放的な時代でした。 (2015年07月13日 (月) 20時34分)[6189]

千尋 > まだ低学年のころの夏休み、まだエアコンが無かったので、枕を持って戸という戸を開けて家の中の風の通り道を探して、お昼寝をしてました。そんなことを思い出しました。今思えば昼寝?と思いますが。 (2015年07月14日 (火) 11時40分)[6195]

循子 > 皆さん年は違っても同じ風景のなかでくらしていたんだなあ…と、面白く思います。外から丸見えの家も平気で昼寝をしているという長閑な時代でした。赤ちゃんは母衣蚊帳に寝かせてあったりして。いまは物騒でそんな状景はあり得ない。
ただ細かいことを言うようですが、中八になっても「探して」の「て」が必要だろうか、という疑問を感じました。 (2015年07月14日 (火) 23時06分)[6204]

千尋 > 循子さん!なるほどです。字余りですね〜 (2015年07月14日 (火) 23時55分)[6208]

洋子 > 私も、「て」、はいらないと思いました。 (2015年07月14日 (火) 23時58分)[6209]

梟夢庵 > 「風の陰」がどうして「風の道(通り道)」なのかよく分からない。 (2015年07月17日 (金) 21時31分)[6252]

洋子 > 私も気になったんですけど・・・。考えてもよくわからなかったのですが、景が好きだったので、勝手に風の道と解釈しました・・・。こういうのいけませんね。 (2015年07月17日 (金) 23時34分)[6257]

> 皆さんの書かれた通り「て」はいらないように思う。普通になら風の陰は風の道だろうと思った。風の陰は微妙な言葉である、何か意図されているのかもとも思える。易学の「陽」に対置されている「陰」とでも取れば良いのかも知れないが、素直に風の通る陰と思いたい。生活の環境や様式が変わり、日盛りの昼寝はもう遠い過去の話となったが。農家などは今でも昼寝の習慣は残っていると思う、考えて見ると私などは子供の頃の夏休みくらいではなかったろうか。日本が戦に敗れ復興途上にあった頃に、街中の工事現場等で働く人たちは、昼食後に建築物の陰や公園の樹の回りで、僅かな時間を憩っていたのを思い出す。あれが昭和の昼寝だったのだと思う。 (2015年07月18日 (土) 13時07分)[6263]

世話人 > 岡部榮一主宰です。 (2015年07月20日 (月) 17時02分)[6284]
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13・夕焼けや日に三本の路線バス 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時25分)[6135]
(美鈴 惠美子 孝子 宜子 保子 循子 紫翠 吉章)8点


月番 > 当地では日に三本では無いのですが、路線バスも鉄道も本数は減りました、理由ははっきりしています。夕焼けだけは変わらない。 (2015年07月13日 (月) 09時16分)[6156]

孝子 > 東京に暮らしていると、たまに遠方にいってバスが一時間に一本とか見たとき、大変だとおもいますが、それが日に三本。乗り遅れたら大変とおもいました。のどかなことにあこがれはあるのですが、分きざみで10分待つだけでもあーあと思う身にはちょっと大変とおもいます。 (2015年07月14日 (火) 18時21分)[6198]

孝子 > すみません。句の鑑賞になっていないことに気がつきました。もうしわけありません。 (2015年07月14日 (火) 18時24分)[6199]

循子 > 紛うこと無き現代社会の現実です。「夕焼け」は童謡に繋がる懐かしい世界ですが、「日に三本」の路線バスも存続が危ぶまれている集落はひっそり取り残されています。月番さんが書かれた通り、「夕焼けだけは変らない」で、みなに優しい。
小振りの五重塔が美しい室生寺さえも、観光シーズンを少しずれると、もうバスの本数はガタッと減ります。おととし、ちょっと遅めの紅葉を見に独りで出かけたときは、もう臨時バスは無くなっており、エライ目にあいました。田舎は観光地であっても、そんなものですよ、孝子さん。 (2015年07月16日 (木) 16時24分)[6231]

紫翠 > 取り合わせの妙だと思いますが、情景がよく見える作品。作意を感じさせない表現にも魅力がありました。 (2015年07月17日 (金) 11時16分)[6245]

吉章 > 中小都市によく見られる周辺部落、
吸収合併したあとの現象を想定したい。名ばかりの市に編入されたが実際は過疎化して行く農山村へ往復する三本のバスでさえガラガラの状態を描いている。その反面朝夕の僅かの車に頼らない通勤客にとっては唯一存続して欲しい交通機関と言えよう。 (2015年07月18日 (土) 10時21分)[6261]

惠美子 > こんな場所での夕焼けがみてみたいなぁ〜!と思わせる句でした。 (2015年07月20日 (月) 13時33分)[6273]

世話人 > 三島章子さんです。 (2015年07月20日 (月) 17時01分)[6283]
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14・青田波診察室に文庫本 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時24分)[6134]
(美鈴 洋子 孝子 眞佐子 進二 宜子 循子 千尋 梟夢庵 主宰)12点 


月番 > 今月の最高点句です。 (2015年07月13日 (月) 14時07分)[6180]

循子 > 待合室に文庫本があってなんの不思議もないけれど、診察室だから笑えます。よほど暇な医院なのでしょうし、おまけに青田波。長閑な田園風景が見えて、老医が急がず焦らず優しく患者に接してくれる。患者が途切れたときは、藤沢周平か、池波正太郎でも読んでいる。あるいは若いころ愛読したヘルマン・ヘッセあたりかも知れない。楽しい句でした。 (2015年07月15日 (水) 00時09分)[6210]

千尋 > 育ち始めた稲田の広がる郊外の小さな診療所の診察室、文庫本は歳をとられた先生の愛読書でしょうか。今は重病患者はいない。農繁期なのでしょう。農作業にはまったく無縁で今迄生きて来ましたので、想像の域を出ませんが。 (2015年07月15日 (水) 00時23分)[6211]

惠美子 > 循子先輩・編集長の選評で 私の想像力の無さにあきれております。  少々の病気でもすぐに治ってしまいそうな景色の句で いただきたいと思ったのですが・・先生用の本の想像が出来ず・・診察室に文庫本は・?と思ってしまいました。 長閑さの出た良い句ですね〜! (2015年07月15日 (水) 09時12分)[6216]

美保子 > 今回、選句の締め切りを勘違いして、一日遅れで、剛さまにご迷惑をかけてしまいました。申し訳ありません。あわてて、選をした言い訳になりますが、診察室と読んだつもりが、私の意識の中で、待合室に代わっていました。それで、循子 さまの書いていらっしゃるように、不思議でもなんでもないと思って、通り過ぎてしまったのですが、高得点の訳が後でわかった次第です。 (2015年07月17日 (金) 21時29分)[6251]

洋子 > 循子さま、千尋さまとだいたい同じ鑑賞です。 (2015年07月17日 (金) 23時47分)[6258]

美鈴 > この文庫本は先生が患者さんにお貸しするための本かもしれないし、逆に患者さんが先生に持ってこられたのかも、と思いました。家庭医ともなると雑談をすることもあります。そんな折に本の話題がでたのかもしれません。
(2015年07月18日 (土) 09時53分)[6260]

世話人 > 伊藤保子さんです。 (2015年07月20日 (月) 17時00分)[6282]
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15・蟻のほか動くものなしひろしま忌 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時23分)[6133]
(義之 美保子 寿美 惠美子 主宰)6点 


寿美 > 平和の鐘が鳴らされひとびとは、何をしててもその場に佇み黙祷をささげ、平和の鐘に過去を振り返りさまざまな思いを抱く。これは、何年たとうとも変わることは無いと思うが蟻は匡黙々と己の作業にいそしんでいる。目の付け所がいいですねー。 (2015年07月13日 (月) 10時15分)[6164]

月番 > 寿美さんの書かれた通りです。何時も思うのですが、ヒロシマは仮名と漢字の広島があって、この句は平仮名で表記されており、何となく意図されている事が有るのかも知れません。  (2015年07月13日 (月) 14時27分)[6181]

惠美子 > 以前から私は「ヒロシマ忌」は意味ありで好きでは無く、漢字の広島も地域名だけに使いたい感があり・・で、「ひろしま忌」に少し優しさを感じております。 国民みんなが手を合わせて・何かを考える日にしたいものです。 (2015年07月13日 (月) 16時32分)[6187]

美保子 > 皆様が書かれていらっしゃる事を私も感じました。本当に、皆で今の平和が続くように、一人一人が心の底から祈りたいと改めて、考えさせてくれる句でした。
(2015年07月14日 (火) 22時59分)[6203]

循子 > 戦後70年ということで、TV,新聞ともに連日特集が組まれていて、考えることの多い夏です。7月14日、毎日新聞夕刊文化面の「論の周辺」に目が止まりました。曰く<「戦前」的な空気に対する懸念は嘗ての左翼的教条とは異なる次元でリアリティーを持ち始めているようだ。…中略…その根源は、政治や社会の指導的立場にある人々が「戦争を知らない」世代へと、ほぼ完全に移行したことにあると思われる>。戦争で生き残ったひとびと、戦後の混乱のなかで家も親も失った孤児たち。悲惨さゆえに語って来なかったひとびとが、80代、90代の終わりに差し掛かって、やっと語り継ぐことの重大さを思い、泣きながら語り始める姿は見る側も涙せずにはいられません。掲句もそういう思いで書かれたものと思います。
月番の方が書かれたように、「平仮名で表記され」たことに意図があったのか、恵美子さんの「優しさ」もなるほどと思いますが…。≪ヒロシマ忌泳ぎし素足地を濡らす  鈴木六林男≫、≪まくなぎを払ひてゐたり広島忌  辺見じゅん≫など、それぞれ作者の表記に対するこだわりがあります。ひらがな表記によって、声高に反戦、半原爆を唱えることを避けられたのか、これはいささか難問でありました。 (2015年07月15日 (水) 15時29分)[6221]

循子 > 上記、「半原爆」とあるのは「反原爆」の間違いです。申し訳ありません。 (2015年07月16日 (木) 14時07分)[6229]

世話人 > 梟夢庵先生です。 (2015年07月20日 (月) 16時59分)[6281]
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16・夕菅や合掌造りの落語会 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時22分)[6132]
(保子)1点


月番 > 合掌作りの家屋が観光地として宣伝されているのは、岐阜や富山です。 (2015年07月13日 (月) 14時04分)[6179]

保子 > 合掌造りと落語の取り合わせが面白いと思って頂きました。「合掌造りの落語会」は少々難しいところでした。 (2015年07月15日 (水) 21時06分)[6223]

循子 > 最近は古い酒蔵や住むひとが居なくなった旧家、お寺、銭湯などで、コンサートや落語会が開かれています。そのせいで、あまり珍しい感じが無かったのかも知れません。 (2015年07月16日 (木) 23時29分)[6238]

世話人 > 松谷真佐子さんでした。 (2015年07月20日 (月) 16時58分)[6280]
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17・すでに脚ふらつく兆し半夏生 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時22分)[6131]
(寿美 進二 吉章)3点


月番 > この句の半夏生はたぶんあの葉っぱです。  (2015年07月13日 (月) 09時21分)[6158]

寿美 > 黒髪も白髪が目立ち染めると茶色になり、アジャーと思う日々、階段の上り下りには手すりを頼り、相当脚に来ていることを実感する日々半夏生が半白髪に見えています。情緒無い鑑賞でごめんなさい! (2015年07月13日 (月) 10時26分)[6165]

循子 > お酒の酔いでふらつく脚かと思いましたが、なるほど半夏生は半白髪のことですか。わかりやすい句だったのですね。読みはまたしても失敗! (2015年07月16日 (木) 16時30分)[6232]

吉章 > 明らかに体力の衰えの兆しだと思います。とある日、着替えの際にふと安定しない四肢に気づいた。愕然とはしたが、改めて我が年齢を再確認せざるをえなかった。
(2015年07月18日 (土) 10時42分)[6262]

世話人 > 石田剛です。 (2015年07月20日 (月) 16時58分)[6279]
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18・父の忌の沖むらだちの間かな 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時21分)[6130]
(無点)


月番 > 父の忌で切れ、あとは一気と思いましたが、むらだちの間が理解できませんでした。     (2015年07月13日 (月) 09時26分)[6159]

千尋 > この句は上五で切れてないのでは? (2015年07月13日 (月) 12時32分)[6175]

> 「ちちのきのおき/むらだちの/あいだかな」と、755に読むべきですか。(はざま)も考えられる。父の忌やで切りたい?が。それを避けた。「沖むらだち」は「叢立ち・群立ち」と思いました。古語辞典の引用ですが「群立つの意味。・自動詞タ行四段活用活用{た/ち/つ/つ/て/て}@群れをなして 出発する。群がって飛び立つ。出典万葉集 一七八五「群鳥(むらとり)の(=枕詞(まくら ことば))むらだち行けば」[訳] 群れをな...- 」。沖の浮き寝鳥ではなく、沖に立つ白波と白波の間と思いましたが、どうでしょうか。 (2015年07月14日 (火) 10時49分)[6191]

千尋 > 「沖むらだち」という言葉を耳にしたことがありましたが、方言だったかもしれません。 (2015年07月15日 (水) 00時42分)[6213]

洋子 > googleを検索していたら、「むらだち」というのは「夕立」のことで、各地方によっていろいろな呼び方があり、愛知県知多地方では、伊勢のほうから降ってくる夕立を「伊勢むらだち」、沖のほうから降ってくるのを「沖むらだち」という、という記事をみつけました。 (2015年07月15日 (水) 01時24分)[6214]

洋子 > 同じ色にしてしまい、すみません。 (2015年07月15日 (水) 01時26分)[6215]

循子 > 剛さん、洋子さん、調べてくださってありがとうございます。「沖むらだち」、「伊勢むらだち」も、勉強になりました。さっぱり分からない句だったので、下五も剛さんと同じく「あいだかな」か、「はざまかな」、はては「あわいかな」のいずれであろうかと迷い、ますます藪の中。「沖むらだち」が沖から降って来る俄雨なら、突然にその雨が途切れる地点に抜けるという経験をよくするので、そういうことか、と。やっと謎がいくらか解けました。さて、「間かな」の読みは? これはやっぱり、ナゾです。

(2015年07月16日 (木) 16時55分)[6233]

> 沖から次々と来る、夕立と夕立の間ととれば、季語も見えてきました。大変勉強になりました。 (2015年07月17日 (金) 10時47分)[6244]

梟夢庵 > まずは「沖むらだち」という言葉のあることを教えていただいた洋子さんに感謝致します。私の最初の読みは、「沖むらだち」を二語と解して、「父の忌の/沖・むらだちの/間かな」と句またがりと考えた。つまり、「海鳥の群立つ間から父の忌の沖が見えていることよ」と云う意である。ところが「沖むらだち」が沖から降ってくる夕立と知った今では、次のように読める。「沖の方から降ってくる夕立(季語)の切れ目から、父の忌の沖がはっきりと見えることよ」と。「間」を時間的な経過と捉えないで、空間的な切れ目解する方が良い。なお、夕立の別名を牛脊雨(ぎゅうせきう)というほど、切れ目ははっきりしているという。


(2015年07月17日 (金) 23時33分)[6256]

循子 > 有難うございます。雨の名前も、ほんとかなぁと思うほど、変化に富んでいて、日本語は面白いと改めて感じます。先週、橿原市内から戻る車中で、牛脊雨を体験したばかりです。「夕立は馬の背を分けて降る」という表現があってもこちらは馬脊雨とは言いませんから、おかしなものです。おなじ夕立を「婆威し」というけしからぬ地方もあるそうで、「瞋怒雨(しんどう)」や「端的雨(たんてきあめ)」などは風情があるのかないのか分からない。なにごとも「知るは楽しみ」ではあります。 (2015年07月19日 (日) 15時15分)[6271]

世話人 > 若林千尋さんでした。 (2015年07月20日 (月) 16時57分)[6278]
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19・二匹だけ入れ替えてみる蟻の列 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時20分)[6129]
(孝子)1点


寿美 > 誰でしょう、こんないたずらする俳人は。でも興味津々、でどうなったの教えて! (2015年07月13日 (月) 10時34分)[6166]

月番 > 何にでも並ぶという事が多かった世代なので、私の蟻の列の連想は炎天です。この句、的の絞れない面白さでしょうか。    (2015年07月13日 (月) 14時37分)[6183]

孝子 > あまりよい鑑賞はできないのですが、もっと点が入っていると思っていただいて、私的にはとっても面白いし既視感が無くていいと思いました。昔子供が小さい頃には、ガラスの瓶に蟻を飼って、その巣ずくりをたのしんだものです。男のこを持ったら、母親はたとえ嫌いでも気持ち悪くても子供の持ってくる物に変な感想をしないようにときめて、カメもトカゲもいもりも飼いました。すみません。また脱線しました。そんな、子供の気持ちを持った大人がしたことでしょうか、それとも子供がしたことでしょうか。どちらにしても、面白いことを考え、またそれを目にして句にしたのか。とても面白いし、情景もよく見えるし一番の句でした。 (2015年07月14日 (火) 18時53分)[6200]

世話人 > 木村オサム氏です。 (2015年07月20日 (月) 16時56分)[6277]
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20・高原の硝子の厠麦嵐 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時19分)[6128]
(義之 章子)2点 


月番 > 意外な物の衝突ですが。 (2015年07月13日 (月) 15時32分)[6184]

義之 > 「麦嵐」(麦の秋風)という季語はこれまで出会ったことが無かったので調べてみましたが、子規のほか著名な俳人の句が多く詠まれています。掲句を一読して、麦秋の高原のロッジの景をイメージしました。一方「硝子の厠」というものも、公私を問わず実際に設備されているのは事実で、句全体が醸し出す透明感がなんとも魅力的です。少し引っかかったのは、麦と高原の関係ですが、著名な麦の産地といえば北海道でしょうか、麦秋の高原というのも実景の様です。 (2015年07月15日 (水) 10時00分)[6217]

章子 > 多分、箱根の森硝子美術館で見た様な気がします、一寸怖かったのですが入ったと思います、随分昔のことで忘れてしまいましたが、
高原と麦嵐が清々しく思い出されました。 (2015年07月16日 (木) 11時01分)[6228]

世話人 > 浅村恵美子さんでした。 (2015年07月20日 (月) 16時55分)[6276]
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21・沙羅の花さらさらさらと砂時計 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時18分)[6127]
(義之 オサム 千尋)3点


月番 > 言葉がかぶっていて面白い。 (2015年07月13日 (月) 09時18分)[6157]

千尋 > 「さら」をこれだけ入れてよく句にされたなぁと驚きました。仏さんにご縁のある沙羅の花と砂時計にも納得してます。 (2015年07月15日 (水) 00時33分)[6212]

義之 > 俳句が「詩」であることを如実に感じさせてくれる作品だと思いました。どなたか絵本の一頁として、完成させて欲しいですね。 (2015年07月15日 (水) 10時13分)[6218]

世話人 > 森内洋子さんでした。 (2015年07月20日 (月) 16時54分)[6275]
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22・築山の辺に風集め鴨足草 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時18分)[6126]
(洋子 循子)2点 


月番 > 風情がありそうです、鴨足草は雪の下の別名。築山は、日本庭園に人工的に土砂を用いて築いた山。と、文献にあります。      (2015年07月13日 (月) 15時45分)[6185]

洋子 > 鴨足草は本当にか弱く、風が起こるとすぐに揺れてしまいそうな花です。それを「風集め」と表現されたところがお上手と思っていただきました。 (2015年07月13日 (月) 20時42分)[6190]

循子 > 洋子さんもお書きになってるように、雪の下は本当にか弱い感じ。「花の精が舞い降りたような…」と、解説している本もあって、なるほど、です。ありそうな場所に、ありそうな花がある、そんな景ですが、小さな風に揺れる花は、いかにも好もしい。「風集め」も洋子さんのおっしゃるとおりです。鴨足草、虎耳草という表記は俳句を始めるまで知りませんでしたので、なかなか覚えられず困りました。 (2015年07月16日 (木) 23時07分)[6236]

美保子 > 雪ノ下というのは、葉っぱを天麩羅にするとおいしいあの雪ノ下でいいのでしょうか。鴨足草、虎耳草というのは今回初めて知りました。でも、植物の名前は日ごろ目にするものでも、なかなか出て来なくなっています。優しい句ですね。 (2015年07月18日 (土) 20時34分)[6265]

世話人 > 渡辺淳子さんでした。 (2015年07月20日 (月) 16時53分)[6274]
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7月定例句会の準備 投稿者:世話人 (2015年07月12日 (日) 19時16分)[6125]
定例句会の準備をしています。

 狐火に河内の国のくらさかな  後藤夜半
 水は木に遅れて暮れぬ桜桃忌  鷹羽狩行

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六月定例句会の開催について 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時37分)[5927]
梅雨に入り鬱陶しい日が続いております。定例句会の皆さまには、お変わりなくお過ごしの事と思っております。選句も出揃いましたので、13日から開催予定の句会の準備を致しました。ご多忙の方もいらっしゃるでしょうが、岡部主宰、梟夢庵先生にはご指導をお願い致しますと共に、皆さまには忌憚のない句評をお願い申し上げます。先月の最高点の安田循子さんが今月の月番を務めて下さいます。皆さまどうか宜しくお願い申し上げます。


循子 > 早々と剛さんが句会の準備を整えて下さいました。いつも有難うございます。今月は安田循子が月番を務めさせて頂きます。梅雨空のような月番に構わず、どんどんご意見を書き込んで頂けましたら幸いです。
主宰先生、梟夢庵先生、ご指導をお願いいたします。
(2015年06月12日 (金) 22時24分)[5928]

月番 > 句会はあす19日まで。あと1日を残すのみです。よろしくお願いいたします。 (2015年06月18日 (木) 22時35分)[6068]

世話人 > 全国的に何処も梅雨に入り、鬱陶しい日が続いて居ります。句会終了の期日が来ましたので、投句者名を記載いたしました。4月からひと月置いて再び月番を務めて下さいました安田循子さん、有難うございました。また参加の皆さまにも厚くお礼を申し上げます。来月もどうか宜しくお願い申し上げます。 (2015年06月20日 (土) 17時31分)[6122]

月番 > 至らぬ月番にお付き合い下さいました皆さま、有難うございました。いろいろ失礼もあったかと思います。お許しください。主宰先生、梟夢庵先生、ご指導有難うございました。
お世話をしてくださいました石田剛さま、お礼を申し上げます。 (2015年06月20日 (土) 21時47分)[6123]
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01・入梅や差出人のない手紙 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時23分)[5926]
(淳子 加津子 孝子)3点


月番 > 差出人の名前が書かれてない、ということでしょうか。たまにありますね。賀状のようにほぼ劃一的なものは推察しようがなくて困る。でも掲句はそうではなさそうです。若いときは思い当たるふしがあったりして、ドキドキ…なんてことも。お三方はどうお読みになったでしょうか。 (2015年06月12日 (金) 22時46分)[5929]

加津子 > 怪しげな手紙に開封するか否か迷っているように季語で感じました。ドキドキするような手紙をもらったことがないので、ドキドキ手紙は全く考えに及びませんでした。 (2015年06月14日 (日) 17時24分)[5966]

孝子 > 季語がやで切れているのであとの中七下五にあまり関係をもたせたくはないのですがちょっとした不安感がかんじられます。家族にみられたくなくてかくしているのか、なら同性名で書けばとか、不埒なことを考えたり、なんかのクレームかとかいろいろ考えてしまいます。年を経てくると、若いころのいろいろなことが現われてきたり面白い句とおもいました。できれば季語が不安感よりもどきどきするものならもっと面白いかなとかも思いました。 (2015年06月14日 (日) 23時22分)[5971]

淳子 > どの様な種の封筒であったうか?鬱陶しい梅雨の最中に、一瞬煩わしく
思うかもしれない。煩わしさを感じると同時に、相手もまた、私と同様に手抜かりの多くなった人なのかなと感じ乍ら封書を開く事でしょう。  。 (2015年06月15日 (月) 10時24分)[5982]

月番 > 加津子さん、孝子さん、淳子さん、それぞれのご意見有難うございました。「や」で切れていても中七以下とはどうも繋がるような感じですね。孝子さんのおっしゃるように、もうちょっと冒険的な季語を置いてみるのも一興か。 (2015年06月15日 (月) 15時05分)[5986]

榮一 > 入梅は平均でドキドキ感が薄いですね。 (2015年06月19日 (金) 14時50分)[6073]

世話人 > 舛室杏花さんでした。 (2015年06月20日 (土) 17時07分)[6099]
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02・十字架の墓標の列や蝉の穴 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時23分)[5925]
(寿美 紫翠 千尋)3点


月番 > 大会の開催地だった横浜の外人墓地の景でしょうか。共同墓地というか、大きな墓地には蝉の穴がつきもののようで、大阪の真田山陸軍墓地にも無数の蝉の穴がありました。まず、お採りになった寿美さん、いかがでしょうか。 (2015年06月12日 (金) 23時03分)[5930]

寿美 > 墓標の列と蝉の穴で亡くなった人の墓所からまるで生まれ変わりのように出てきて短い一生を終える蝉。葬られた人を悼むように。生と死輪廻転生と言う感じです。

 




(2015年06月13日 (土) 11時00分)[5938]

月番 > さっそく有難うございます。墓地の蝉の穴を見るときに感じる物悲しさは、そういうことなのかも知れません。採られなかったかたもかなり居られるので、そちらのご意見も出して頂ければ。 (2015年06月13日 (土) 23時16分)[5945]

梟夢庵 > やはり生と死というような明らかに対立する素材で一句を構成するのはむつかしいと思う。 (2015年06月14日 (日) 21時58分)[5968]

紫翠 > 「蝉の穴」がよく効いていると思います。「誕生」から「死」までを暗示しているようで注目しました。 (2015年06月15日 (月) 14時50分)[5984]

千尋 > 日本の景ではないのではと思いました。
南方の戦地で亡くなった兵隊のお墓です。テレビでしか見たことはないのですが、整然と並んだ真っ白な十字架。芝生には蝉の抜けた穴もあるのでしょう。蝉の鳴き声が聞えてきそうです。 (2015年06月15日 (月) 23時25分)[6004]

月番 > なるほど戦没者の墓地ということですね。アーリントン墓地などは確かに整然と並んでいます。私は「蝉の穴」によって、誕生につながる明るさよりも、むしろ「死」につながるものを感じて、つまり二つの素材は同じ足場に立っていると思ったのです。訳のわからぬ表現ですね、すみません。 (2015年06月16日 (火) 14時08分)[6019]

千尋 > わたしが。おかしいのかもしれないのですが、蝉の穴からは墓の下の死体をも養分にして生きて来た生命力を感じます。そして世代が代わってもずーっと続く戦争というものの悲しさ虚しさを感じたのです。 (2015年06月16日 (火) 16時04分)[6027]

榮一 > ニュースなどで時々見るアメリカのアーリントン墓地などをおもいました。対比がきついと変な意識が働いてしまいそうです。 (2015年06月19日 (金) 14時54分)[6074]

世話人 > 森内洋子さんでした。 (2015年06月20日 (土) 17時07分)[6100]
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03・老鶯やゴルフクラブにこめる意志 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時22分)[5924]
(寿美)1点


月番 > ゴルフなさる方は皆さんそうなんでしょうね。寿美さんだけがお採りになりましたが、採らなかった理由も他の方お聞かせください。 (2015年06月12日 (金) 23時13分)[5931]

寿美 > 主人は80に成りますが故郷山口のゴルフ同窓会には必ず出席します。日頃の立ち居振る舞いを見る限りパターは良いとしてもドライバー等振れるのかしらと思っているとかなり上位にいき賞品を自慢げに帰って来ます。ゴルフとなると強い意志があるみたいで、この句主人を見ているような句です。 (2015年06月13日 (土) 10時24分)[5935]

循子 > 寿美さんのコメントに我が支部の男性を思い浮かべました。いくつものゴルフバッグが玄関先に並んでいて驚く私に、まだまだ二階にもあるのだということでした。体力の衰えをなんとか道具で補いたいと、つぎつぎに新しいものが欲しくなるもののようです。今日は優勝しましてね、と報告されると、こちらも嬉しい。
句そのものから逸れましたが、私としてはお気持ちわかるなあ…で終った感じが残念です。 (2015年06月14日 (日) 10時22分)[5955]

榮一 > ゴルフのシーンですが中七以下はそのままですね。 (2015年06月19日 (金) 14時56分)[6075]

世話人 > 浅村恵美子さんでした。 (2015年06月20日 (土) 17時08分)[6101]
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04・はまなすの可憐に指を刺されけり 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時21分)[5923]
(洋子 章子)2点 


月番 > 一句一章として読んだ月番は、ちょっと文脈にひっかかりを感じたのですが、読み違えかも知れません。洋子さん、章子さん、ご意見をどうぞ。 (2015年06月12日 (金) 23時23分)[5932]

章子 > 洋子さんお先に失礼いたします、月番さんの読み違いではないと思います、一句一章、切れの無い一物仕立てとおもいます、このお句は思い立つて瞬間的にお出来になった一句でしょうか、私は読んだ瞬間に十五六の女学生に戻って選をしておりました、色々思いだして楽しい時間でしたが、やはり中七は可笑しいですね、月番さん宜しくお願い致します。 (2015年06月13日 (土) 15時57分)[5940]

洋子 > 私も一句一章と読みました。はまなすがあまりに可憐だったので、つい手折ろうとしたらとげに刺されてしまった、ということなのでしょうが、確かに可憐に刺された、というのは少しおかしい気もしますが、「彼女の純情にほだされた」というような言い方と同じかな、と思ったのです。これが薔薇のとげに刺されたのだったら、高慢で冷たい薔薇の感じがするのですが、庶民的な感じのするはまなすだったら、刺されてもご愛嬌という感じでしょうか。文法的に解析しようとすると難しいことになりそうですが、私的には割りにすんなりと面白いと思っていただきました。どなたか正しく読み解いて下さったらありがたいです。 (2015年06月13日 (土) 20時41分)[5944]

月番 > 洋子さんのご意見は、「可憐というもの」に指を刺されたということでしょうか?私は「可憐」を名詞としてではなく、「可憐に」という修飾語として読んだので、「?」となりました。「可憐というもの」に指を刺されたとなれば、月番の「?]は消えることになります。章子さん、さっそくに有難うございました。採っていらっしゃらない東の宜子さん、そして西のオサムさん、いかがでしょうか。 (2015年06月13日 (土) 23時45分)[5946]

梟夢庵 > ハマナスもバラ科、棘があるのは当然。この句も2の生と死と同様、美しい花と相反する棘だけで一句を構成するのは難しい。なお、詩の世界では、ときとして故意に文法を外すこともあるのです。 (2015年06月14日 (日) 22時53分)[5969]

月番 > 梟夢庵先生、有難うございます。「詩の世界では、時として故意に文法を外すこともある」ということ、納得です。先日、TVで小椋佳さんが作詞について、自分の造語とか文法的に間違っていることを、これまで何度もあちこちから叱られたのだ、と笑いながら話していました。無論ご本人はそのことを意に介する様子もなく、私は非常に興味深く思いました。しかし先生のおっしゃる「故意に」が大事なポイントで、うっかりミスとは違うことを忘れてはならず。また「相反するもので一句を構成する難しさ」も、頭のどこかに留めておかねばと思います。 (2015年06月15日 (月) 00時19分)[5972]

オサム > このハマナスを大切に育てている方が、花に付けた名前(愛称)が「可憐」なのかも…。 (2015年06月15日 (月) 00時36分)[5974]

月番 > 花につけた名前が「可憐」とは、思い付きませんでした。オサムさん、有難うございます。 (2015年06月15日 (月) 00時55分)[5977]

宜子 > ハマナスの棘に刺されたけれども、あまり痛くないのでしょう、実際にも、心情的にも。それが「可憐に」だと思いました。 (2015年06月15日 (月) 22時07分)[5999]

榮一 > 可憐が工夫ですが美しいものには刺があるは昔から言われていることなので。 (2015年06月19日 (金) 15時00分)[6076]

世話人 > 渡辺淳子さんでした。 (2015年06月20日 (土) 17時09分)[6102]
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05・首に巻く名入のタオル茄子の花 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時20分)[5922]
(義之 オサム 惠美子 杏花 孝子 眞佐子 鈴子 宜子)8点


月番 > 八人の方々の共感を得た句です。「茄子の花」のお手柄ということでしょうか?どなたからでもどうぞ。 (2015年06月12日 (金) 23時29分)[5933]

義之 > 実景が見えそうで、なかなか見えて来ないのは、名入りのタオルと茄子の花の取合せの所為のように思います。「首に巻く宿の和タオル茄子の花」と自分流に解釈して頂きました。山合の鄙びた温泉町の景と共に、紺地の浴衣がけで露天風呂に向かう作者の姿が見えてきます。掲句は「名入りのタオル」にどのようなタオルを想像するかが、ポイントのように思えます。 (2015年06月14日 (日) 11時59分)[5959]

孝子 > 熱くなってきたこのごろ、久しぶりに太極拳に顔を出したら頸にタオルが必要になったわねという声が聞こえました。スポーツだけでなくても、仕事とか庭,畑いろいろな場所に、タオルは登場すると思います。それが名前いり、キャラクターいり、いろいろ想像すると楽しいと思います。季語であまりおしゃれでない感じがするのも好みでした。
(2015年06月14日 (日) 23時11分)[5970]

月番 > 首に巻いてる人物が男か女か考えてみるだけで、面白そうですが、どっちにしろ、さっぱり垢抜けしない。そこがいいのかも知れん、などと義之さんや孝子さんのコメントを私は勝手に楽しんでおります。 (2015年06月15日 (月) 00時32分)[5973]

惠美子 > ○○農協とか△△老人会のタオルが浮かび、なぜ義之さんのように温泉宿のが浮かばなかった私の色気の無さに「これでは良い句はできないな〜!」と反省しきり!!  でも 茄子の花で 畑仕事に生きがいを感じて居られる生活を感じた句です。 歳を重ねたご婦人を想像しました。 (2015年06月15日 (月) 08時52分)[5979]

月番 > 私も「茄子の花」からあまり色っぽい風景は思いませんでしたよ、恵美子さん。(反省します!) (2015年06月15日 (月) 23時26分)[6005]

オサム > 私も「茄子の花」から自宅の庭か畑を思いました。さて、色々な名入のタオルが出てきて賑わっているようですね。これはある意味(具象に欠ける)と言えなくもなく、もしかしたら掲句の弱点なのかもしれませんね。かと言って(首に巻く三和銀行茄子の花)などとするわけにもいかないでしょうし… (2015年06月16日 (火) 03時01分)[6014]

月番 > オサムさんのご指摘(ある意味、具象に欠けると言えなくもない)のとおりと思います。どこか隔靴掻痒の感があるのは、その辺りに原因がありそう。他のかたがた、いかがでしょうか。 (2015年06月16日 (火) 14時17分)[6020]

眞佐子 > 私は田舎に住んでいるせいかもしれませが、恵美子さんと同じに感じました。
住みません、恵美子さんは田舎ではないと思います。
(2015年06月16日 (火) 16時58分)[6030]

眞佐子 > 「住みません」は「すみません」
でした。 (2015年06月16日 (火) 21時25分)[6040]

月番 > 私も数分歩けば田圃だらけの田舎住まいです、眞佐子さん。
買い物には散歩を兼ねて、わざとそういう田舎道を歩きます。そこで見かけるのはほとんどが年輩の男性です。首にタオルを巻いて…。ご夫婦でというのは、ほとんど見かけませんが、何故だろう? (2015年06月16日 (火) 22時27分)[6045]

榮一 > 名いりのタオルはマジックで名前を書いてあるのかと思いました。農協や温泉宿のタオルなどはみな持っていそうです。ゲートボルなどで使うとき間違うのではと思ったからです。おじさんのやりそうなことですが。 (2015年06月19日 (金) 15時52分)[6084]

世話人 > 石田加津子さんです。 (2015年06月20日 (土) 17時10分)[6103]
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06・美人画の夢二の生家蛇苺 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時19分)[5921]
(眞佐子 紫翠)2点


月番 > 十年ほど前に行ったことがあって、ぼんやり覚えています。いま手持ちの≪夢二の四季≫という本を見ると、記憶通り粗末な田舎家です。当時は岡山県邑久郡本庄村。在の小さな造り酒屋だったようです。蛇苺も嵌りそう。「美人画の」という説明は必要でしょうか? (2015年06月13日 (土) 00時10分)[5934]

孝子 > 夢二は昔からそれほど知りもしないのに好きでした。この句の美人画のとわざわざいれたのが、とれなかったところです。言わなくても一般的にはとおってることで上5がもったいないとおもいます。また私的には夢二の美人画は男の描いた美人画という思いがあります。やわらかそうでかたいのです。どちらかというと、伊東深水の美人画につながるものをかんじます。また余計なところに脱線してすいません。 (2015年06月13日 (土) 14時47分)[5939]

月番 > 孝子さん、率直なご意見、有難うございます。絵をお描きになるかたの「やわらかそうでかたい」というご意見はわかる気がします。 (2015年06月13日 (土) 23時56分)[5947]

紫翠 > 「蛇苺」で採りました。確かに「夢二の生家蛇苺」で充分な気もします。しかし、伊藤深水の美人画ではあわないので、あえてつけたようにも取れます。 (2015年06月15日 (月) 15時05分)[5985]

月番 > 有難うございます。お書き頂いたように、「あえて」という意図は作者の方にあったかも知れません。 (2015年06月15日 (月) 22時21分)[6001]

眞佐子 > 金沢の湯涌夢二館に行ったことはありますが、夢二についての詳しいことはあまり知りません。「夢二の生家」と季語の「蛇苺」が合っていると感じました。言われてみれば、「美人画」は無くても良いような気もしてきました。選をした時は「美人画の夢二」と当然のように、「美人画」と一緒に読んだように思います。
(2015年06月16日 (火) 21時22分)[6039]

惠美子 > 夢二と蛇苺にとても惹かれながら・・上五が目立ちすぎて・・迷った末に諦めました。 (2015年06月17日 (水) 12時17分)[6051]

榮一 > やはり上五の美人画のの説明でしょうか。 (2015年06月19日 (金) 15時57分)[6085]

世話人 > 宮本義之氏でした。 (2015年06月20日 (土) 17時11分)[6104]
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07・雨の日は咲かぬタンポポ爆心地 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時19分)[5920]
(美保子 杏花 千尋 梟夢庵)5点


月番 > 世は何となくキナ臭い感じになってきましたが、それだけに「爆心地」で立ち止まり、しばし考え込みました。 (2015年06月14日 (日) 00時23分)[5950]

千尋 > 原爆なんて生の言葉が出て来ると、たいてい引いてしまうのですが、雨と咲かないタンポポに惹かれました。どんな環境でもめげず花を咲かせるタンポポです。そして昼間は花を開いて夜は閉じる。陽の当たらない雨の日や曇りの日は花を開かない。意識の強い植物です。今は爆心地でもまた花を開いているのでしょうか。やりきれない悲しさを感じました。 (2015年06月16日 (火) 16時36分)[6028]

美保子 > 少し、深読みかもしれませんが、「咲かぬタンポポ」という語句で、タンポポが頭を垂れているような感覚を持ちました。 (2015年06月16日 (火) 20時33分)[6036]

月番 > タンポポは愛らしい花で、絮になればなったで、また完璧な形だと感動する植物です。「今日では世界に広く帰化して雑草となっており、日本でも都会地周辺ではこのセイヨウタンポポが在来の種を圧倒して普通になっている(ブリタニカ国際大百科事典)」とありますから、この爆心地は現在の爆心地であってもいいように思いました。戦火のなか、行き場のない子供たちが肌のいろに関わりなく浮かんできて切なくなります。嘗ての爆心地の回想なのか、どうか迷いました。
杏花さん、どうお読みになったかしら? (2015年06月17日 (水) 16時26分)[6052]

榮一 > この句も取ろうと思った句ですがタンポポがやはり春で。 (2015年06月19日 (金) 15時32分)[6082]

世話人 > 小川紫翆氏です。 (2015年06月20日 (土) 17時12分)[6105]
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08・六月や鍵穴のある象の腹 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時18分)[5919]
(美保子 惠美子 宜子)3点


惠美子 > 500円玉がたっぷり入ってそうな貯金箱の象のお腹。 (私事ですが)4.5月は何かと物入りで・・鍵を開けてみたくなる6月。(夢の無い読みで・・作者さんすみません! (2015年06月13日 (土) 16時12分)[5941]

月番 > 恵美子さん、早速ありがとうございます。私もまったく同じ読みをした(夢の無い!)のですが、鍵付きの上等な貯金箱を、お金に無縁の私は見たこともないし、これは本物の象のお腹に鍵が付いているということなのだと思い直しました。そんなわけで気になった句でしたが、そうなると「六月」がわからない。美保子さん、宜子さん、お願いいたします。 (2015年06月14日 (日) 00時11分)[5948]

宜子 > 動物園にいる象の腹には、どこかにきっと鍵穴があるのです。鍵を差し込むとそこには、象が動物園に来る前にいた草原の草がいっぱい詰まっていて、だから象のおなかはあんなに大きいのです。象はときどき夜にその草を食べているのです。そうでなければ、あの狭い檻の中で暮らせるはずがありません。上五の「六月」から、そんな少し感傷的な読みをしました。 (2015年06月15日 (月) 20時53分)[5996]

美保子 > 鍵穴がある貯金箱、鍵はだれが、管理しているのでしょう。私だったら、生活費に困ったら、すぐに開けてしまいそうです。ただ、月番様が書いていらっしゃるように、本物の像のおなかだとすると私の読みも、ちがっています。六月というのは、梅雨真っ最中でも、どこか、梅雨とは違った少しだけ爽やかさを感じるのは、緑や紫陽花などの時期でもあるからでしょうか。陶器でできた、色の鮮やかな、貯金箱と六月がうまく、あっていると思いました。 (2015年06月15日 (月) 22時05分)[5998]

美保子 > すみません。私が下書きをしている間に、宣子さまの書き込みが投稿されていました。色も重なってしまい、申し訳ありません。せっかく、素敵な読みをされていたのに。 (2015年06月15日 (月) 22時08分)[6000]

月番 > 美保子さん、投稿のタイミングでよくあることです。僅差で遅れて、なぜか色が重なる不運に見舞われます。気にされないことです。
宣子さんの読みも美保子さんのそれも、両方ありだと思います。「六月」というのは鬱陶しさと美しさを併せ持つ故、宜子さんの「感傷的な」読みはうんと夢があって面白いし、美保子さんの「色鮮やかな貯金箱」も納得できます。わが家に結婚した時から陶器の貯金箱がありました。残念ながら象ではなくて、あろうことかピンクの豚。しかもお腹は鍵穴ならぬ安物のゴムの蓋付きでありました。何度も引っ張り開けているうちにボロボロになり、小銭貯金箱としての使命を終えました。マイセン磁器などの美しい貯金箱なら、鍵穴があってもおかしくないなぁ…と思ったりもします。 (2015年06月15日 (月) 23時17分)[6003]

榮一 > 象と言っても生きた象だけではありません。象の形をしたぬいぐるみもあれば陶器の貯金箱も小物入れもありますが腹がどうかと思いました。想像力がとぼしいのかもしれませんが生きた象に鍵穴は感じられませんでした。 (2015年06月19日 (金) 15時38分)[6083]

梟夢庵 > この句の象は生きた象でないとおもしろくない、と最初から決めて掛ったのが間違いだった。ついにめぐり合うことができなかった。 (2015年06月19日 (金) 23時07分)[6097]

世話人 > 木村オサムさんでした。 (2015年06月20日 (土) 17時12分)[6106]
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09・小半日眺め暮らすやさくらんぼ 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時17分)[5918]
(剛)1点


月番 > あまりに可愛い果物なので、つい見惚れてしまいますが、食いしん坊の私は、小半日を眺めるだけなんて無理ですねえ。作者さんになにか屈託があってのことでしょうか。 (2015年06月14日 (日) 00時17分)[5949]

> 恐らくは月番の書かれたように、山形や長野等で栽培される、かの佐藤錦なる高価なさくらんぼ(桜桃)だと、私も思う。小半日も眺めて楽しんでいるのだ。無論、太宰さんの忌日も関係はまったく無い。人の厭がる喫煙者であり嫌がる同居人もいて、喫いたくなれば玄関脇の北窓を開けて、隣の庭を眺めながらの一服とあいなる。狭い庭だが桜と覚しき樹もあり、花が終わり葉が茂り、毎年この時期には小さな実を付ける、それを名も知らぬ鳥たちが来て食い荒らす。今年未だに鳥たちは来ないがと、よく見たら薄い網が掛けてある。あんな小さな実は喰わせてあげればと思いながら、この句に足を止めたが、私ならすぐに喰ってしまう、卑しいのだ。 (2015年06月15日 (月) 09時37分)[5981]

循子 > 有難うございます。ひやぁ…と、今朝一番のオドロキです。最後の「卑しいのだ」が、私にとっては殺し文句。なぜか。筆者の剛さんにはお解りと。まあ、これも生きてることの楽しみのひとつですね。
掲句に関係ない話で恐縮ですが、うちにも喫煙者がいて、家ぢゅうの壁を定年後の喫煙で眞茶色に変えました。もう意地を張っているとしか思えませんが、仕方ない。何より争いたくないほうが先立ちます。同居人にとっては最後の砦みたいなものでもあり。北窓開けての一服、無心にお楽しみください。 (2015年06月15日 (月) 10時51分)[5983]

榮一 > 卑しいと言えば戦後生まれでも田舎では菓子などのおやつはめったに買ってもらえなくてもっぱら自然になる枇杷、ヤマモモ、桑の実、茱萸、木いちごなどがおやつになったものです。このサクランボは木になっているものでしょう。どす黒い実を何度か食べたことはありますが苦かった思い出があるばかりです。小半日は少し寂しい気がします。 (2015年06月19日 (金) 16時10分)[6086]

世話人 > 佐藤美鈴さんでした。 (2015年06月20日 (土) 17時13分)[6107]
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10・べらんめえ口調の残る祭かな 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時16分)[5917]
(剛 惠美子 循子 主宰)5点 


惠美子 > 威勢のよさでこれぞ祭りって感じ! 感心しております。 (2015年06月13日 (土) 16時20分)[5942]

月番 > 恵美子さんのおっしゃるとおりです。三社祭をすぐ思い浮かべました。中七までのの措辞で、一瞬のうちにお江戸から続く祭の景が出てきますものね。 (2015年06月14日 (日) 00時34分)[5951]

月番 > 言い尽くされているようでありながら、余白はちゃんと残してある手際の良さを感じます。 (2015年06月15日 (月) 15時14分)[5988]

> べらんめえ口調とは、江戸の下町で主に職人などの間に用いられた威勢のいい荒っぽい口調のことらしい。上方語に対していわれる江戸語は、江戸文化の成熟から、独特の語彙と話法を持つようになり、東京語の母体となった、と、広辞苑にある。この句の「べらんめえ」は、ベラボウメの訛りかとあり、人をあざけりののしっていう語。ばか。あほう。の意もあるようだ。また「てやんでえ」とは、相手の言葉を否定するときにいう語「何を言ってやがるんだ」の意味らしい。江戸言葉はよく粋であると言われるが、実際には殆ど聞くことは無い。月番のいわれるように、この時期下町の祭りと云えば浅草の三社祭、朝顔市も鬼灯市もまつりを名乗っているが、激する言葉が飛び交う事は無いだろう。今の日本の若い人達の言葉の乱れが指摘されて久しい。こんな江戸言葉も何れは消えてしまうのだろうが、みんな昔を懐かしむのだ。 (2015年06月16日 (火) 16時45分)[6029]

榮一 > 消えてゆくものの一つでしょう。粋や文化として一部に残っていくような気がしますが祭の中や芝居の中だけに残るのではと思う。日常的にはもう無理がありそうです。 (2015年06月19日 (金) 16時15分)[6087]

世話人 > 梟夢庵先生です。 (2015年06月20日 (土) 17時14分)[6108]
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11・ががんぼの又来ておりぬ写真立 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時16分)[5916]
(義之 加津子 進二 鈴子 千尋 梟夢庵)7点


月番 > 又来ておりぬ、ですから、同じ写真立にときどき出没するんですね。ががんぼにもこだわりがある? (2015年06月14日 (日) 00時40分)[5952]

義之 > 「ががんぼ」といえば、珍しい昆虫ですが結構遭遇したことがあります。まるで蚊の化物といった風情ですが、人に害をなすようには思えず、むしろ愛おしさを感じる私です。掲句はやや作為を感じる俳句ですが、実際に写真立の置いてある部屋に、「ががんぼ」が飛んできたのでしょう。作者にとって、写真立の人物は大切な人なのだろうと、共感を覚えます。 (2015年06月14日 (日) 12時14分)[5962]

月番 > まったく、義之さんがお書きになったように「ががんぼ」って憎めない虫だと思いますが、あれが夜中に枕元の新聞か何かの紙のうえを歩いたときは、結構大きな音に聞こえてびっくり。目を覚ましたことがあります。そこで腹立ちまぎれの一句を書いた記憶あり。掲句、作者にとって、というより何度も来る「ががんぼ」にとって、写真の人は大切なのかもしれぬ。ふと、そんなこと思いました。 (2015年06月15日 (月) 15時30分)[5990]

千尋 > 勝手な思いですが、亡くなった祖母は玉虫、父は揚羽蝶。それで夫はががんぼになってわたしのところに会いにくるのです。息子が何でお父さんはか弱くて輝きのないががんぼなんよ!お父さんが可哀そうだというのですが。思いの違いはどうしょうもありません。
全くもって個人的なことで、みなさますみません。 (2015年06月15日 (月) 23時46分)[6008]

美保子 > 私も、千尋さまのように庭にしょっちゅう、やってくる小鳥を早くに逝ってしまった、娘だと思う事がよくあります。千尋さまのご主人様はきっと、飾る事のない、正直な方だったのではと想像しました。皆さんの書き込みを読んで、いい句だなと改めて、思っています。 (2015年06月16日 (火) 20時41分)[6037]

循子 > 個人的なことに個人的な反応をさせて頂きますが、千尋さん、ご主人の宏さんは手足が長かった。あのご年齢でジーンズもよく似合った。愛すべきお人柄でした。だから「ががんぼ」なんでしょう。間違っても「また来てるぅ」なんて文句は言わないことです(笑)。個人的なお節介で、相すみません。 (2015年06月16日 (火) 22時59分)[6047]

榮一 > 迷った句です。又が気になって最終的にははずしましたがこの句は又(再び)で生かされているのかもしれません。 (2015年06月19日 (金) 15時08分)[6078]

世話人 > 三島章子さんです。 (2015年06月20日 (土) 17時15分)[6109]
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12・十薬の干される軒や鍬洗う 投稿者:世話人 (2015年06月12日 (金) 20時15分)[5915]
(淳子 寿美 孝子 進二 循子 保子)6点 


寿美 > ご近所に居屋とみまごう立派な納屋のある農家さんの軒に毎年十薬がつるされています。この句も昔から代々続いた農家さんでしょうか。ちょっとした病気は薬草で治す。そのときにそなえて、丁寧に引いた十薬を束ねて干す。自然のものにいつも感謝しつつ。 (2015年06月13日 (土) 10時36分)[5936]

月番 > 農の暮らしぶりが見えて、平凡かもしれないけれど、こころ安らぐ句ですね、寿美さん。 (2015年06月14日 (日) 00時49分)[5953]

循子 > ついで、といってはなんですが、≪玉葱も薬草も吊り母の家  国府由子≫
すこし町をはずれると、今でもしばしば目にする光景です。一瞬はこういう暮らしに憧れます。一日の作業を終えて鍬を洗う。大変でしょうが、健やかな暮らし。  (2015年06月14日 (日) 11時17分)[5958]

美保子 > 亡くなった、義父がニキビを気にする娘の為にドクダミを根から抜いて、きれいに洗って、干してくれていました。昔から丈夫でなかった私も麦茶と一緒にドクダミを煎じて、飲んだものです。掲句は、鍬洗う ですから、ご本人も農作業をされている、すがすがしさを感じました。 (2015年06月16日 (火) 20時48分)[6038]

淳子 > どくだみを、刈り取り干して、小石も掬えそうなせせらぎで、日本タオルを頭に今鍬を洗っている婆さんを思いました。安堵と幸せを、感じていられるかと思う。 (2015年06月17日 (水) 23時12分)[6058]

保子 > 本当に幸せな時を感じさせていただきました。「鍬洗う」に「雨が降る」なども如何かなとちょつと思いました。 (2015年06月18日 (木) 00時35分)[6059]

月番 > 保子さんのご提案、なるほど…と思いますが、私はここに人物が見えたことで、景がはっきりした感じがありました。寡黙なお年寄り。それも男性。どうも私は男を置きたがる癖があるようですが、ここは、わが家へ野菜を下さるかたが例外なく男性ばかり、という単純で、さもしいい理由かも知れず、お恥ずかしい話。 (2015年06月18日 (木) 12時25分)[6063]

榮一 > 十薬であっても蓬やげんのしょうこであっても情景はあまり変わらないように思います。 (2015年06月19日 (金) 15時16分)[6080]

世話人 > 松谷真佐子さんです。 (2015年06月20日 (土) 17時16分)[6110]
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