玄鳥 定例句会

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18、芝生広場の親子の会話梅雨きのこ 投稿者:世話人 MAIL (2020年08月12日 (水) 21時17分)[18142]
進二   1点


月番 > 年配の親子か、幼い子とお母さんの会話では趣が異なりますね。進二さんの独選です。よろしくお願いいたします。 (2020年08月13日 (木) 10時23分)[18166]

進 二 >  子育て中の若いお母さんと子供さんとの会話、そんな宝のような時間は、そのことに気付くゆとりも無く、あっという間に過ぎ去ったように思いますね。芝生広場には、にょきにょきと頭を出す梅雨きのこ、子供さんが指を伸ばして興味を示しながら、お母さんの顔を振り向いたのでしょうね。梅雨きのこの季語がしっかり座っています。<蛇足ですが「芝生」は年中ありますので「夏芝」「青芝」と表現して季語としますので、セーフですね。) (2020年08月15日 (土) 13時52分)[18217]

月番 > 有難うございます。子供さんが、お母さんの顔を振り向いたというシーンで楽しくなりますね。 (2020年08月17日 (月) 16時51分)[18270]

榮一 > 景は分かりますが会話だけでは具体的な内容が見えないもどかしさを感じます。 (2020年08月19日 (水) 07時55分)[18300]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。
(2020年08月20日 (木) 07時51分)[18321]
名前

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七月定例句会 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 23時02分)[17947]
定例句会の皆さま

コロナ感染拡大の不安を抱えたまま、予想をはるかに超える自然災害にも見舞われる日々です。お変わりなくお過ごしでしょうか。

七月定例句会を明13日から始めます。皆さまの活発なご意見をお待ちしております。
月番は先月に高点を得られました紫翠様にお願い致します。
どうぞよろしくお願いいたします。

             世話人    安田循子


紫翠 > 世話人の順子さま毎月有難うございます。至りませんが今月の句会の進行を務めさせて頂きます。ネット句会の皆様宜しくお願い致します。鬱陶しい日々が続きますが、気分転換になればと思いますので、書き込みのご協力宜しくお願いします。
(2020年07月13日 (月) 05時43分)[17948]

循子 > 進行係というのが、何事に於いても一番気の揉める務めだと私は思っています。紫翠さま、ご苦労様です。皆さまのご協力に期待いたしましょう。
(2020年07月13日 (月) 10時19分)[17967]

紫翠 > 進行のことばかり考えていたせいで、「月番」のところ「進行」と間違えておりました。申し訳ありませんでした。以後「月番」に訂正します。 (2020年07月13日 (月) 21時09分)[17985]

世話人 > 句会も本日で終ります。お書き残しのないように。まだ書き込んでいらっしゃらない方は、是非書き込んでいただきますようお願いいたします。 (2020年07月19日 (日) 12時10分)[18102]

月番 > 作者名発表前ですが、沢山のご協力を頂き有難うございました。全作品の講評を頂きました主宰先生有難うございました。厚く御礼申し上げます。循子様有難うございました。おかげさまで何とか無事に7月例会を終えることができました。心より御礼申し上げます。来月の句会を楽しみに致しております。これから暑くなりそうですのでご自愛下さい。 (2020年07月20日 (月) 10時28分)[18120]

世話人 > 申し訳ございません。世話人のパソコンが拒否したのか、主宰先生の選評が入りませんが、皆さまには届いているかと思います。
本日が決まりですので、作者名を発表させて頂きます。遅れて済みませんでした。月番を務めて頂きました紫翠様、お疲れ様でございました。主宰先生有難うございました。ご参加の皆さまには丁寧な書き込みを頂き、有難うございました。 (2020年07月20日 (月) 10時28分)[18121]

世話人 > いま主宰先生の選評受信中です。
有難うございます。 (2020年07月20日 (月) 10時31分)[18122]
名前

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 1、日盛りや郵便受にガムテープ 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時20分)[17946]
   進二、鈴子、循子   3点


進行 > 郵便物の受け取り拒止なのでしょうか。 (2020年07月13日 (月) 05時48分)[17949]

循子 > 独居老人の事情が変わり留守状態になっても、チラシやダイレクトメールのポスティングが続き、溢れそうになってるのを見かけます。それを防ぐために身内の誰かがガムテープを貼ったのでしょう。それもいささかぞんざいに貼ってある。ガムテープというものは便利ではありますが、見て美しいものではない。日盛りにそれを目にするのは暑苦しくて不快。日盛りが効果的と感じました。 (2020年07月13日 (月) 11時11分)[17969]

進行 > 循子さん有難うございました。納得です。 (2020年07月13日 (月) 11時21分)[17971]

鈴子 > 郵便受のガムテープは故郷の生家の近所でもよく見かけたものですが、最近では郵便受けにトタンのようなものを打ち付けたりしてある家が多くなったようです。少し寂しくなります。 (2020年07月16日 (木) 20時37分)[18044]

月番 > 住む人が絶えて、管理する方がなどと考えると納得できます。我が家の周辺でも、そのような空き家が増えているように感じます。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 22時13分)[18045]

進 二 >  人口減少の続く中でのマンションの増加、さらに子供達の東京移住で首都圏以外の空家増加が社会現象に。神戸の住宅地でも散見される景に。ガムテープで弥が上にも。 (2020年07月17日 (金) 20時51分)[18072]

月番 > 郵便受けまで見ることがなかったので、これから注意して見てみたいと思います。有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 22時29分)[18076]

榮一 > アパートのような家作を思い浮かべました。下町には今もありそうな風景と日常です。 (2020年07月19日 (日) 13時01分)[18103]

世話人 > 作者は保子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時32分)[18123]
名前

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2、夏マスク夏手袋の真昼かな 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時18分)[17945]
   直、主宰   2点


紫翠 > コロナ防衛俳句でしょうか。 (2020年07月13日 (月) 05時50分)[17950]

> コロナ防衛と集中豪雨対策で、大変な現状です。くれぐれも、ご無理されないよう、お願い致します。 (2020年07月13日 (月) 14時27分)[17973]

進行 > 書き込みを有難うございます。 (2020年07月13日 (月) 15時31分)[17978]

榮一 > コロナ蔓延の今年を象徴している景です。記憶に残る夏かも知れません。 (2020年07月19日 (日) 13時03分)[18104]

世話人 > 作者は千尋さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時33分)[18124]
名前

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3、梅雨に入る秘仏はじつと闇の中 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時16分)[17944]
  紫翠、加津子、孝子   3点


紫翠 > 意外な展開を楽しみたいですね。 (2020年07月13日 (月) 05時52分)[17951]

紫翠 > 進行とするところ、名前にしてしまったのでお先に失礼します。「梅雨に入る秘仏」で良かったなと思いながら選をしました。直感的に選をするので、一読すぐにイメージが広がる句に惹かれます。 (2020年07月13日 (月) 11時15分)[17970]

加津子 > 11日の土曜日に薬師堂の祭りを行いました。講仲間は70軒ほどで、昔、疫痢が流行ったときに建て、即身仏を埋けたと言われています。コロナ禍の中で、行事が自粛になってしまう事が多いのですが、先人の思いを受け継ぐために、お参りする方はご自由にと午前中、薬師堂を開けました。毎年、お年寄りに教えてもらいながら念仏を唱えます。自粛の中で、人々の前に出られない仏様がいるのだろうと思いました。 (2020年07月13日 (月) 14時56分)[17976]

進行 > ご丁寧な書き込み有難うございます。当地区のお祭りも7月11日です。休日以外のときは日をずらしますが。 (2020年07月13日 (月) 15時38分)[17979]

孝子 > 梅雨 秘仏 じっとでいただきました。ほんとに直感なので評するのにこまります。感覚的にすきな世界です。 (2020年07月16日 (木) 17時09分)[18039]

月番 > 書かれた通りと思います。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 22時17分)[18046]

榮一 > 秘仏なれば普通のことか。 (2020年07月19日 (日) 13時05分)[18105]

世話人 > 作者は直さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時34分)[18125]
名前

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4、過ぎし日や押し入れに積む夏蒲団 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時15分)[17943]
  洋子、進二、千尋、剛   4点


紫翠 > 「過ぎし日」に「布団」がどう関わるのか楽しみです。書き込み宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 05時56分)[17952]

洋子 > 幼いころ、夏休みになると、いとこ、はとこが祖父母の家に集まり、雑魚寝のようにして泊まり
騒いだ楽しい記憶がたいていの人にあると思います。今はもうみな大人になって寄り合うこともなくなり、押し入れに積み込まれている蒲団も出されることがなくなったのです。懐旧の情を誘う句と思いました。 (2020年07月13日 (月) 22時58分)[17988]

千尋 > 夏休みというと母親や父親の実家に帰って従姉たちと時間を気にせず遊びました。子供たちは夜には蚊帳を吊ってもらって雑魚寝でした。ほんとうに楽しかったですよね。消息の分らない従姉たちもいますが、彼女たちの記憶にも残っているはずです。今は押し入れに押し込められている縮みの夏蒲団が。 (2020年07月14日 (火) 01時02分)[17991]

月番 > 有難うございます。思い出が目の前に。俳句の素晴らしさと思います。 (2020年07月14日 (火) 10時34分)[17993]

> エアコンなる利器が世に憚って、人間生活は格段に過ごし易くなった。一気にでは無く徐々にである。夏になれば窓や戸を開け放って、感触の良いさらさらの夏布団一枚を腹に乗せて眠った。何時の間にか季節は廻る、年月の過ぎるのは足早である。もう使われることの無い夏蒲団が押し入れに積まれてゐる、思い出の夏蒲団。かっては大家族であった生家の押し入れには、そんな布団が捨てきれずに残された、少し物哀しい私の現実がある。 (2020年07月17日 (金) 11時33分)[18061]

月番 > 「過ぎし日」と「布団」の関わりが分かりました。個々に若干の違いがありますが。有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 16時42分)[18065]

進 二 >  玄鳥世代にとっては、共感を感じる句柄ですね。時は流れたようです。押入れ・夏蒲団、我々世代には見えてきますね。 (2020年07月17日 (金) 21時09分)[18073]

月番 > 我が家でも重い蒲団が揃えてあります。有難うございました。 (2020年07月17日 (金) 22時32分)[18077]

榮一 > よくわかる句です。蒲団は押し入れに収納していたものです。
ベッドが普及する前の家庭です。過ぎし日が安易かも。 (2020年07月19日 (日) 13時09分)[18106]

世話人 > 作者は淳子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時35分)[18126]
名前

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5、父の日や大きな鼻のデスマスク 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時11分)[17942]
  柊子、千尋、淳子、主宰   4点


紫翠 > 「父の日」の取り合わせに「デスマスク」の意外な登場にドキドキします。 (2020年07月13日 (月) 06時00分)[17953]

柊子 > 大きな鼻の温かくて頼りがいのあったお父様を父の日になると思い出すのでしょう。
小学校4年の時に亡くなった祖母のデスマスクを、絵描きの伯母は作りたいといい、他の伯母は反対していたような…?記憶があります。私もそんな句をいつか作りたいと思いつつ頂きました。 (2020年07月13日 (月) 18時54分)[17983]

月番 > 作品に相応しい書き込みを有難うございました。考えの及ばない世界があることに驚いています。 (2020年07月13日 (月) 21時14分)[17986]

循子 > デスマスクは普通の家庭ではあまり作らないでしょうから、どこかで誰かのデスマスクをご覧になったのでしょう。その大きな鼻を見てお父様を思い出した。存在感のある立派なお父様だったと思う。
娘にとって父親は最初の恋人であると、いう人があります。
気持のよく分かる句と思います。 (2020年07月15日 (水) 15時19分)[18003]

月番 > 有難うございました。以前著名人のデスマスクをガラス越しに見た記憶がよみがえりました。 (2020年07月15日 (水) 16時24分)[18006]

柊子 > 循子さま
そうですね、普通の家庭ではデスマスクがないのが普通でしょう。たまたま私の体験から結びついてしまいました。 (2020年07月16日 (木) 17時19分)[18041]

榮一 > 一般家庭ではないと思いますが有名な人のデスマスクを作って売っているようにも思います。ベートーベンのデスマスクをどこかで見た記憶があります。父を思い出した父の日です。
(2020年07月19日 (日) 13時13分)[18107]

世話人 > 作者は孝子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時36分)[18127]
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6、球磨川沿いの焼酎蔵や梅雨出水 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時08分)[17941]
  紫翠、義之、鈴子、保子   4点


進行 > 災害前の情景に複雑な思いがします。 (2020年07月13日 (月) 06時02分)[17954]

循子 > 球磨川沿いだと多分大きな被害を受けられたでしょう。何百年の歴史を持つ酒蔵や醤油蔵があっという間に流される現実にことばを失います。
心惹かれながら、ちょっと辛い句でした。
(2020年07月15日 (水) 15時28分)[18004]

紫翠 > 現実との落差に目を覆いたくなりますが、何年後かにこの作品をどのように捉えるのか気にかけながら選をしました。。 (2020年07月15日 (水) 16時34分)[18007]

月番 > 循子さん有難うございました。つらい句ですね。 (2020年07月15日 (水) 16時38分)[18008]

義之 > 球磨川氾濫のニュース映像である。人気の日本酒の「獺祭」の旭酒造も2018年西日本豪雨の被害に見舞われた。日本酒も、焼酎造りも良い水が品質の要である。水のありがたさと恐ろしさを思い知らされた。 (2020年07月16日 (木) 14時43分)[18032]

月番 > 豪雨に酒と焼酎が出てくるとは思いもよりませんでした。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 16時12分)[18034]

保子 > 故郷にあの地を持つ知人のことを思い出しました。ニュース性や時事性のあるものは句として避けた方がいいと読んだ事がありますが、あの画像の迫力。選をしました。月番さんのいわれるように後々どの様に捉えられるのか〜と思います。 (2020年07月17日 (金) 01時34分)[18052]

月番 > 有難うございます。時事句をさけるのは5年10年経つと句の内容が分かりにくいためと言われています。この作品は情景を捉えた作品なので時事句とは違うと思います。 (2020年07月17日 (金) 10時39分)[18055]

鈴子 > ニュースであの光景を目にした時のショックは忘れる事が出来ません。自然災害の非情さ。焼酎蔵の天井までもの水嵩など想像すると胸苦しくなりました。 (2020年07月17日 (金) 14時32分)[18062]

榮一 > 大雨の記憶も鮮明な出来事です。テレビのニュースで見ました。後追いはどうかと思います。 (2020年07月19日 (日) 13時16分)[18108]

世話人 > 作者は進二さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時37分)[18128]
名前

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7、短冊のコロナコロナや星祭 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時06分)[17940]
  義之、眞佐子   2点


進行 > コロナが収まるようにの願いは共通です。 (2020年07月13日 (月) 06時07分)[17955]

眞佐子 > 七夕の短冊にはこのところコロナの句が多いようにおもいます。それをコロナコロナと詠まれたのが珍しくていただきました。 (2020年07月14日 (火) 19時42分)[17997]

月番 > 有難うございました。早く収まることを祈るのみです。 (2020年07月15日 (水) 07時00分)[17998]

義之 > 短冊には、たどたどしい文字で「ころな・・」とひらかなやカタカナで書かれているものもあるのでしょう。保育園や幼稚園の七夕祭の情景を思い浮かべました。因みに関西では八月ですが、関東では七月の行事ですね。 (2020年07月16日 (木) 14時34分)[18030]

月番 > 七夕祭は中止のところがほどんとですが、保育園や幼稚園を思われるとはさすがと思います。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 16時18分)[18035]

榮一 > まさに今年の七夕ですね。 (2020年07月19日 (日) 13時17分)[18109]

世話人 > 作者は洋子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時47分)[18130]
名前

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8、三食と昼寝のほかは自粛する 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時05分)[17939]
  直、循子   2点


進行 > 「自粛する」をどう受け取るかなのでしょうか。循子さん宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時10分)[17956]

循子 > コロナ禍が拡がって以来、政治家や自治体の長たちのコメントに出て来る言葉で頻度の最も高いもののひとつが「自粛」のような気がします。
当今の若者のことはともかく、我々の年代だと大体素直にそれに従います。私は不眠症なので、昼寝はできませんが、三食は余程のことがないと、自粛は致しません。
掲句を読んだ時、思わずニヤニヤ…。すっとぼけた感じで、切れのない書き方も可笑しかった。俗な言い方で失礼ながら、ちょっと気の良いおじいさんの姿が浮かんだのです。自分がこういう風に力を抜いた書き方が出来ないので、羨ましい! (2020年07月13日 (月) 10時44分)[17968]

進行 > 有難うございます。適切な鑑賞と思いました。 (2020年07月13日 (月) 11時24分)[17972]

> 私も作者様と同じく、三食と、昼寝を必ず致します。今、コロナ対策を含めて、ゴルフ、グランドゴルフは、自粛しています。 (2020年07月13日 (月) 14時53分)[17975]

進行 > 有難うございます。この時期は自粛が一番ですね。 (2020年07月13日 (月) 15時41分)[17980]

榮一 > 見につまされますね。また少し太りました。 (2020年07月19日 (日) 13時20分)[18110]

世話人 > 作者は紫翠様です。月番有難うございました。
(2020年07月20日 (月) 10時46分)[18129]
名前

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9、夏の川石投げ父と繋がりぬ 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 22時03分)[17938]
  洋子、義之、眞佐子、剛、保子、淳子、美保子、主宰   8点


進行 > 高点句ですが。どこできるかで悩みます。 (2020年07月13日 (月) 06時12分)[17957]

洋子 > 子どもの頃、父とどこまで投げられるか、大きな川に石の投げ合いをしたのです。父は遠くまで投げられ、また、平べったい石を探して、下手投げ、横手投げで上手に水切りをして見せてくれ、石は水の上をてんてんとはねて遠くまで飛んで行きました。大人になった今、川べに立ってふとそれを思い起こしやってみたのです。石は父のように遠くまで飛び、水切りの石も遠くまで転がって行きました。父のようにできるようになったという事で、父に追いつき、父とつながったような気がしたと思ったのだと思います。 (2020年07月13日 (月) 23時14分)[17989]

月番 > お父さんとの思い出、身にしみます。有難うございます。 (2020年07月14日 (火) 10時37分)[17994]

美保子 > 運動はまるっきりダメだったのですが石で水を切るのは比較的上手にできていました。義兄たちがコツを教えてくれたのです。何をするにも自信がなかったのに、石投げ、ボーリング、投げる事は何とか人並みに楽しんでいました。それがこの句を頂く一番のポイントですが、父とつながるというのがいいですね。 (2020年07月15日 (水) 20時31分)[18012]

月番 > 選句にもいろいろなポイントがあることを知りました。有難うございます。 (2020年07月15日 (水) 21時20分)[18013]

保子 > 洋子さんのいわれるような雰囲気と思いました。切れは「夏の川」ですが座五にしてもいいのではと感じました。 (2020年07月17日 (金) 01時05分)[18050]

保子 > 洋子さんのいわれるような雰囲気と思いました。切れは「夏の川」ですがそれを座五にしてもいいのではと思いました。。 (2020年07月17日 (金) 01時09分)[18051]

保子 > 二重投稿でごめんなさい。 (2020年07月17日 (金) 01時48分)[18054]

月番 > 有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 10時43分)[18056]

眞佐子 > 父は私の13歳の夏に亡くなりました。明治生まれの父は一級河川の向こう岸まで泳いで渡った事や魚釣りの話などを聞かせてくれました。石投げもしました。夏の川と石投げがあれば直ぐ父に繋がります。掲句により色々な思い出が蘇りました。 (2020年07月17日 (金) 20時32分)[18070]

月番 > 育った環境で作品への想いに違いのあることを痛感しました。有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 22時39分)[18078]

> まだ私が三十代の頃に死んだ父は、もう遥か彼方である。何故か父母や兄弟の夢はほとんど見る事は無い。常に身近に感じているからだろう。と何時も思う。
石を投げて父と繋がれる思い出がきっとある筈で、父も若いし自分も幼い、在りし日である。もう鮎釣りには行く事は無いが、私も兄弟たちも夏になれば父と川へ出かけた。戦後の疎開先で覚えた釣りは、趣味では無く、食糧難の時代を少なからず支えた。そんな思い出がこの句から廻る。
(2020年07月18日 (土) 12時03分)[18082]

月番 > 川は石投げに限らないのですね。有難うございます。 (2020年07月18日 (土) 16時06分)[18085]

循子 > 私は父に遊んでもらったという記憶は全くありません。いつも机に向かっていた背中ばかり思い出します。いろいろ親しく話が出来たのは、私が結婚してからの晩年の父です。石投げや釣りの思い出がある人を羨ましいとは思いますが、親子の形はそれぞれということでしょうか。 (2020年07月18日 (土) 21時37分)[18095]

月番 > 父を思うのも俳句ゆえですね。有難うございます。 (2020年07月19日 (日) 10時34分)[18098]

榮一 > 父はコックでしたから人が閑で遊んでいるとき仕事でした。ですから父とどこかへ行くと言うことはほとんどありません。甲子園へ阪神巨人のバブルヘッターを見に行ったことと道頓堀へ行った記憶しかありません。それでも満足です。父に繋がる石投げの記憶は素敵です。
(2020年07月19日 (日) 13時27分)[18111]

世話人 > 作者は宜子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時49分)[18131]
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10、時鳥彼我のソーシャルディスタンス 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時57分)[17937]
  千尋   1点


進行 > カタカナ語で句が立ち上がるのか。千尋さんお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時15分)[17958]

千尋 > ソーシャルディスタンス、この頃テレビからこの言葉を聞かない日は無いでしょう。
時鳥と彼我、あなたとわたしの社交的距離の取り合わせ。うまく書けないのですが、時鳥の声は聞こえる。遠いのかなぁ、近いのかなぁ。今の環境のじれったさを感じていただきました。
カタカナですが、このソーシャルディスタンスという言葉は今後、日本語として残るのではと思っています。 (2020年07月14日 (火) 00時51分)[17990]

千尋 > あまり書きたくなかったのですが、時鳥は鳴いて血を吐くと言われたこともあったようです。喀血イコール結核と言われた時代、結核菌と共存していた歴史は長かったし、隔離して安静にして治していたと思います。なんか似ててイヤです。
でも新型コロナのワクチンは早く出来ると信じています。 (2020年07月14日 (火) 01時37分)[17992]

月番 > ご丁寧な解説有難うございます。 (2020年07月14日 (火) 10時41分)[17995]

紫翠 > 「時鳥」がどう働くのかと思っていましたが、「鳴いて血を吐く時鳥」をイメージしているのですね。そこまで思いが届きませんでした。 (2020年07月17日 (金) 11時18分)[18060]

榮一 > 今年ならではの夏の景かもしれませんね。
(2020年07月19日 (日) 13時29分)[18112]

世話人 > 作者は義之さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時50分)[18132]
名前

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11、羅の仕付をほどく形見かな 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時54分)[17936]
  眞佐子、美保子   2点   


進行 > 形見の仕付をほどくと捉えるのでしょうか。眞佐子さんお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時19分)[17959]

眞佐子 > 「ほどく」に「形見かな」は読みにくいように思いましたが、形見の羅の仕付けをほどき着られるのだとおもいました。私は母や叔母の形見の着物を貰いましたが着ることがなく箪笥に入れたきりです。作者の方は着る機会があって仕付を取っておいでるのだとおもい、羨ましくいただきました。 (2020年07月14日 (火) 19時37分)[17996]

月番 > 早速書き込み有難うございます。 (2020年07月15日 (水) 07時02分)[17999]

美保子 > 仕付をほどく形見 というのはどういう状況なのかは自信がないのです。形見というとつい年配の方の形見と思ってしまいますが、そうとも限らないのかもと思ったりしています。 (2020年07月15日 (水) 21時34分)[18015]

月番 > 有難うございます。俳句の鑑賞は読み手の自由と言われますが難しいですね。 (2020年07月16日 (木) 10時25分)[18020]

循子 > 羅の形見と言えばやはり年配の方で母とか伯母たちからのものを思います。もう何十年も前になってしまいましたが、お洒落な伯母の形見を妹である母から私へと受け継ぎました。趣味の良い着物は憧れでしたが、眞佐子さんと同様着ることはなく、箪笥に眠っています。躾をほどいて着て貰える形見は冥利に尽きると思います。句としてはまだ少し推敲の余地がありそうな気がします。 (2020年07月18日 (土) 21時23分)[18094]

月番 > 有難うございます。句会は勉強の場で、助言はありがたいです。 (2020年07月19日 (日) 10時44分)[18099]

榮一 > 一つのパターンのようです。形見の服の躾糸も類型的ですね。 (2020年07月19日 (日) 13時31分)[18113]

世話人 > 作者は加津子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時51分)[18133]
名前

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12、きゅっと絞む祖母のシニヨン夏衣 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時52分)[17935]
  加津子、千尋、循子、美保子   4点


進行 > 「シニヨン」が作品に馴染んでいるのでしょうか。加津子さん宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時23分)[17960]

加津子 > シニヨンはフランス語、ちょっとおしゃれな感じです。おばあちゃんのお団子ヘアーと言いたいところですが、今どきのシニアは、おしゃれがとても上手で、颯爽と人生を謳歌して孫に尊敬されている女性が浮かびました。 (2020年07月13日 (月) 14時40分)[17974]

進行 > 早速有難うございます。フランス語なんですね。おしゃれと結びつきそうです。 (2020年07月13日 (月) 15時46分)[17981]

循子 > このお祖母様はまだお若くておしゃれなシニヨンがお似合いなのでしょうが、私は自分の祖母の世代を思い出しました。柘植の櫛で毎朝髪を梳き、八十代の最後まで自分でちんまりと後ろで纏めていました。いつも同じようにひっ詰めて、きゅっと絞めて。あれもフランス語で云えば一種のシニヨンかと…(笑)
掲句のお祖母さまと違い、私の祖母は地味な袷のイメージです。 (2020年07月15日 (水) 14時56分)[18002]

月番 > 柘植の櫛がいいですね。有難うございます。 (2020年07月15日 (水) 16時42分)[18009]

美保子 > 恐れ多いのですが、美智子さまがずっと、かみを結んだだけのようなシニヨンのような髪型だったように思います。母もあこがれて、髪をのばしたかったようですが、二番目の姉が年を取ってからは短い髪が好きと言い張り、ずっと短いままでとおしました。ふっとそういう事が思い浮かびました。 (2020年07月18日 (土) 22時38分)[18097]

月番 > 有難うございます。作品が多くの思い出につながるようです。 (2020年07月19日 (日) 10時49分)[18100]

榮一 > 軽快な感じです。夏衣は薄物でしょう。
(2020年07月19日 (日) 13時36分)[18114]

世話人 > 作者は柊子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時53分)[18134]
名前

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13、蹴つて走つて走つて蹴つて百日紅 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時50分)[17934]
  宜子、進二、直、孝子、柊子   5点


進行 > 「百日紅」が追いかけてくる感じですが。 (2020年07月13日 (月) 06時25分)[17961]

> この句を拝見すると、サツカーと、思いますが、サツカーは、私はプレーした事、ありません。暑い盛り過労にならぬように, (2020年07月13日 (月) 15時24分)[17977]

進行 > サッカーですか。有難うございます。 (2020年07月13日 (月) 15時49分)[17982]

柊子 > 私もサッカーと思いました。
女の子しか恵まれなかった私は、男の子の孫の迫力に圧倒されっぱなしです。暑さに負けることなく花期の長い百日紅のように、サッカーボールを追い続ける夏の彼らの姿が目に浮かびました。 (2020年07月13日 (月) 19時02分)[17984]

月番 > 有難うございます。俳句の素晴らしさを感じています。 (2020年07月13日 (月) 21時20分)[17987]

宜子 > 中七までのスピード感です。上が七音ですが、それすらもスピード感を加速させているようです。ボール遊びでも、スポーツでも、走って、走ってその先にある百日紅。一所懸命で、ひたむきで、美しい句と思いました。 (2020年07月16日 (木) 02時59分)[18017]

月番 > 上五に字余りを添えたので、リズム感がいいのですね。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 10時32分)[18021]

孝子 > 気持ちのよい句です。このうっとうしいじきに
宜子さんの評のとうりです。百日紅のあかもきいてるとおもいます。さわやかです。 (2020年07月16日 (木) 17時16分)[18040]

月番 > 有難うございました。 (2020年07月16日 (木) 22時20分)[18047]

進 二 >  リフレインを使うことで、疲れを知らぬ、いつまでも続けているサッカーの景が浮かんできます。百日紅も居場所を得て。サッカー少年の夏ですね。 (2020年07月17日 (金) 21時24分)[18074]

月番 > 若さあふれる情景が見えてきます。有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 22時42分)[18079]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年07月20日 (月) 10時55分)[18135]
名前

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14、物干しをいったりきたり黒揚羽  投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時48分)[17933]
  


進行 > 作品集では、「黒」が「?」になっているような気がしたのですが。 (2020年07月13日 (月) 06時29分)[17962]

月番 > 「物干しをいったりきたり?揚羽」で「?」の表現に注目したのですが、逆に敬遠された方もおられるのでしょうか。 (2020年07月15日 (水) 11時15分)[18001]

世話人 > 黒揚羽の黒が?になっていましたか?選句依頼の送信が上手くいかなかったのかも知れません。自分のメールで調べてみましたが、黒揚羽になっています。もし「?」で届いていたら、世話人のミスですから、作者のかたにお詫びいたします。 (2020年07月15日 (水) 15時40分)[18005]

洋子 > 私も黒で入っています。 (2020年07月15日 (水) 17時24分)[18011]

月番 > 作品集の印刷のタイミングだと思いますが、やはり「?」になっています。 (2020年07月15日 (水) 21時27分)[18014]

宜子 > 私への作品集も「?」になってます。 (2020年07月16日 (木) 03時01分)[18018]

紫翠 > 最後まで選を迷ったのですが、結果的にわかりやすい作品になりました。しかし今でも捨てがたいと思っています。 (2020年07月16日 (木) 10時49分)[18024]

義之 > 蛇足ながら、選句用作品集では「黒」ではなく「K」という特殊なフォントの文字が使われています。パソコンにインストールされている日本語変換ソフトバージョンによっては、再現が不可となり「?」と表示されたものと思われます。 (2020年07月16日 (木) 14時16分)[18027]

世話人 > 「?」になっていることで、選に洩れたとしたら、これは世話人の責任です。作者のかたには申し訳ありませでした。 (2020年07月16日 (木) 14時29分)[18029]

世話人 > 義之さん、有難うございます。最近、視力が落ちてパソコンの字が見え辛いことがあるので、うっかり環境依存のKを選んだのでしょう。 (2020年07月16日 (木) 14時51分)[18033]

榮一 > 干しものに具体性が欲しかったです。 (2020年07月19日 (日) 13時38分)[18115]

世話人 > 作者は鈴子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時56分)[18136]
名前

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15、青田風男二人の立ち話 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時42分)[17932]
  宜子、紫翠、進二、加津子、直、柊子、鈴子、剛、淳子、循子  10点


進行 > 17番に次ぐ高点句です。情景がよく見える取り合わせと思います。 (2020年07月13日 (月) 06時31分)[17963]

加津子 > 私の住む足柄平野は、酒匂川のきれいな水に恵まれる米どころです。子供の頃の朝に晩に鍬を担いで田んぼの水の加減を見て回るおじさんが青田風の畦道を歩いている、そんな風景がすっと浮かびました。
(2020年07月15日 (水) 10時43分)[18000]

月番 > 有難うございます。 (2020年07月15日 (水) 16時48分)[18010]

宜子 > 中七以下「男二人の立ち話」に惹かれました。青田風ですから、加津子さんの書かれている通り、畦道でのちょっとした立ち話でしょう。稲の実りを思わせて、気持ちの良い句でした。 (2020年07月16日 (木) 03時07分)[18019]

月番 > 風景だけでなく、人間も見えてくるのですね。有難うございました。 (2020年07月16日 (木) 10時38分)[18022]

循子 > 一読、たちまち景が見えて来ます。自分が青田風を身に受けているような気分。男たちは青田の道端にいて、農作業とは無関係かも知れないのですが。
(2020年07月16日 (木) 14時04分)[18026]

月番 > 同じ作品で受け取り方が微妙に変わるのも楽しみです。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 16時26分)[18036]

紫翠 > この情景から代々続く農業の歴史を感じました。最近は荒れた農地も目立ちますが、この情景が続いてほしいと思います。 (2020年07月17日 (金) 11時09分)[18059]

鈴子 > ほのぼのとした光景で迷わず選をしました。循子さんの書いておられるように、自分が青田風を身にうけているような気分に、頷いております。 (2020年07月17日 (金) 19時13分)[18069]

進 二 >  「男二人」で佳句を手にされたように思います。「女二人」でも「男と女」でも凡になったかと思いますが、やりましたねと思いました。 (2020年07月17日 (金) 21時32分)[18075]

月番 > 鈴子さん、進二さん有難うございました。 (2020年07月17日 (金) 22時45分)[18080]

> 私の住む地域も農を継ぐ人がゐないのか、放置された田圃が整地され綺麗で瀟洒な住宅が出現した。広大な青田を吹く風を実感する事は殆ど無くなった。景色の中の男二人は、果たしてどんな話をしてゐるのだろうか。下世話な話だが田圃を売る相談をしてゐると云えば叱られるか。 (2020年07月18日 (土) 14時05分)[18083]

柊子 > 女性はスーパーの通路でも、公園で子供を目で追いながらでも、暑い寒い関係なく立ち話をしてしまいます。
あまり見かけない男性の立ち話は青田風の中ならありそうです。農作物の生育、秋祭の打ち合わせ、明るい話題も感じられます。 (2020年07月18日 (土) 16時14分)[18086]

月番 > 会話の話題も気になりますね。十七音の情景から限りない情報が得られます。有難うございました。 (2020年07月18日 (土) 16時15分)[18087]

榮一 > 田を一日一回見回るのは農家の男の務めです。悪くない句ですがどこかで見たような気がします。それが気になりました。 (2020年07月19日 (日) 13時40分)[18116]

世話人 > 作者は眞佐子さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時58分)[18138]
名前

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16、閑古鳥竹馬の友はみな何処 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時38分)[17931]
   洋子、孝子   2点


進行 > 「閑古鳥」が効きすぎるように思われますが。孝子さん宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時38分)[17964]

循子 > 洋子さん、孝子さん、お先に失礼致します。上に書かれたように閑古鳥があまりに効き過ぎて、せつない。竹馬の友はみな何処、だけで涙腺が緩みそうな我が齢ですから、閑古鳥でもう泣くしかない。そういうわけで大いなる共感をもって通過しました。


(2020年07月16日 (木) 14時42分)[18031]

月番 > よく分かりました。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 16時30分)[18037]

孝子 > 閑古鳥郭公といわずに閑古鳥とさみしい当て字をつけたことによりよけいに利いてる寂しさがありますが、この年になると感慨深いものがあります。このところ半世紀以上も前の先輩から問い合わせの電話が入り、それから次々と昔の仲間や先輩との連絡のとりあいがあって、若いときのつきあいは半世紀すぎても即座にむかしの時代にタイムスリップできるとかんじてました。竹馬の友いいひびきです。 (2020年07月16日 (木) 17時33分)[18042]

月番 > 俳句の良さもタイムスリップできることですね。有難うございます。 (2020年07月16日 (木) 22時25分)[18048]

洋子 > 「竹馬の友」といっても若い世代には何のことかわからないかもしれません。私の子供の頃には本当に竹馬に乗って遊んでいる子供たちがいたのです。かっこいいなあと思ってみていました。ちょっと貸してもらっても全然のれないのです。あの時の友達は、学帽をかぶって就職列車に乗って、東京に行きました。横浜の酒屋に丁稚奉公みたいにして入って暖簾を分けてもらったという子もいます。本当に、皆どうしているんでしょうね。あの頃は郭公も盛んに鳴いていたけれども、今では都会では郭公の声もなかなか聞かれなくなりました。
(2020年07月17日 (金) 14時47分)[18063]

月番 > この作品がそれぞれの思い出を引き寄せているようです。有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 16時51分)[18066]

循子 > 洋子さんの書き込み、本当に実感があります。久し振りに学帽や暖簾分けなど思い出しました。小学校のとき、何となく好きだなぁと思っていた少年はとっくの昔に彼岸へ渡ってしまったと、風の便りに聞きました。私の帰り道に待ち伏せしていじめた少年も同様です。長く生きれば別れの数も多くなります。 (2020年07月18日 (土) 22時02分)[18096]

月番 > 有難うございました。時間を越えて目の前に思い出が次々に現れる。俳句は不思議ですね。 (2020年07月19日 (日) 10時56分)[18101]

榮一 > 皆何処と言いながら分かっているようです。郭公の啼き声も寂しげです。
(2020年07月19日 (日) 13時43分)[18117]

世話人 > 作者は剛さんです。 (2020年07月20日 (月) 10時57分)[18137]
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17、モノクロが佳し麻服の佐分利信 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時34分)[17930]
 宜子、紫翠、洋子、加津子、義之、孝子、柊子、鈴子、剛、保子、淳子、美保子、主宰   13点


進行 > 今月の最高点です。やはり「佐分利信」に惹かれたのでしょうか。剛さん宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時41分)[17965]

> 今はテレビやパソコンの映像の世界だが、戦後、モノクロからカラーへと変遷のあった日本映画や、アメリカの映画は素晴らしかった。特に大箱の映画館で見た西部劇の壮大さに魅せられ、あの大画面や音響が忘れられない。西部劇のジョンウェインの衣装が似合うように、戦後の小津映画を支えた一人である、佐分利信には、間違いなく麻服が似合うと私も思う。貫禄と云うか、立ち居振る舞いも、低音の会話と共に今でも記憶に残る。モノクロの遥か彼方の時代、その時代を彩った俳優たちも、とても懐かしい。 (2020年07月16日 (木) 11時16分)[18025]

義之 > 大正〜昭和の時代の懐かしき名優、「笠智衆」、「原節子」らの名前を句材とする「玄鳥」好みの一連の作品のように思うが、「モノクロが佳し麻服の・・」とくれば、此処はやはり「佐分利信」がぴったりと納得できる。 (2020年07月16日 (木) 14時23分)[18028]

月番 > 剛さん、義之さん有難うございます。この雰囲気が解かる世代ですね。 (2020年07月16日 (木) 16時35分)[18038]

孝子 > やはり佐分利信のおてがらでしょうね。もうあの渋い名優はあらわれることはないのでしょうね。としをとっても魅力がありました・ (2020年07月16日 (木) 17時40分)[18043]

月番 > その通りですね。有難うございました。 (2020年07月16日 (木) 22時28分)[18049]

紫翠 > 選をしながら、「佳し」は削りたいなと思いながら採りました。省略することは、読み手の想像力を喚起すると言われています。 (2020年07月17日 (金) 10時51分)[18057]

洋子 > モノクロの映画を見ても、本来の色が感じられる時があります。赤い花や、白い服でもいろいろな色調が感じられます。佐分利信の麻の服も目に見ているように感じられますね。 (2020年07月17日 (金) 14時56分)[18064]

月番 > 読み手が想像力を発揮できるような配慮がいると思います。 (2020年07月17日 (金) 16時57分)[18067]

月番 > 有難うございました。 (2020年07月17日 (金) 16時58分)[18068]

加津子 > モノクロに浮かび上がる白の麻服、しわが素敵です。 (2020年07月18日 (土) 16時04分)[18084]

月番 > いろいろな情景が浮かびますね。有難うございます。 (2020年07月18日 (土) 16時21分)[18088]

柊子 > 仏壇にいかにも麻服を来た祖父の写真があったのを思い出しました。
佐分利信は晩年の上品なお爺ちゃまという記憶ですが、麻服の立ち姿が浮かび上がってきました。 (2020年07月18日 (土) 16時23分)[18089]

宜子 > 麻服の手触りからすれば、俳優なら長谷川一夫でもなく、大川橋蔵でもなく(古いですね)やはり佐分利信ですね。紫翆さんの「佳し」は削りたいを読みながら、「モノクロ」がもしかしたら余分かもと今、思いました。佐分利信のイメージはモノクロです。 (2020年07月18日 (土) 17時14分)[18090]

鈴子 > この句を目にした時、数十年前の映画の中の渋く、そして重厚な演技や、語り口までも目に浮かんできました。麻服の似合っていた唯一のスターだったように思います。 (2020年07月18日 (土) 18時24分)[18091]

鈴子 > すみません、私の不注意で宜子さんの書き込みと字の色が重なってしまいました。申し訳ありません。 (2020年07月18日 (土) 18時51分)[18092]

月番 > 柊子さん、宜子さん、鈴子さん有難うございます。それぞれの映像を引き寄せて楽しめますね。 (2020年07月18日 (土) 21時07分)[18093]

榮一 > 佐分利信でなくては生かされなかったモノクロと麻服です。 (2020年07月19日 (日) 13時44分)[18118]

世話人 > 作者は循子です。 (2020年07月20日 (月) 11時01分)[18139]
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18、テロップに被災者増える梅雨出水 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時29分)[17929]
   宜子、眞佐子、保子   3点


進行 > 水害の緊迫感が上五中七で伝わるかどうかだと思いますが。宜子さん宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時44分)[17966]

宜子 > 「テロップに」とあるので、きっとテレビで見ているものと思います。自分は今は安全な場所に居て災害をみているのだけれども、明日は我が身、他人事ではないと、身につまされます。自然災害の予測できない怖さ。 (2020年07月16日 (木) 02時52分)[18016]

月番 > 踏み込んだ鑑賞有難うございます。自然の怖さですね。 (2020年07月16日 (木) 10時44分)[18023]

保子 > 宜子さんの言われるように第三者の目線で選句しましたが、詩はないと思います。俳句って? (2020年07月17日 (金) 01時45分)[18053]

月番 > 有難うございます。俳句は詩だと思います。詩は意味性を越えたところにあると言われています。この作品は表現にない恐怖などが伝わるように思います。 (2020年07月17日 (金) 10時59分)[18058]

眞佐子 > 我が家の三軒向こうに川があり一度溢れたことがあります。テロップを見ていますと、宜子さまと同じで明日は我が身と思ってしまいました。 (2020年07月17日 (金) 20時48分)[18071]

月番 > 経験も作品の理解をより深くさせることを知りました。有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 22時48分)[18081]

榮一 > これはニュースそのものですねです。ニュースは報告ですね。 (2020年07月19日 (日) 13時47分)[18119]

世話人 > 作者は美保子さんです。
(2020年07月20日 (月) 11時03分)[18140]
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七月定例句会 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時24分)[17928]
準備中

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六月定例句会 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 16時21分)[17764]
定例句会の皆さま

コロナウイルスの終息も見られないまま梅雨に入りました。
なかなか体調管理も難しいのですが、なんとか元気を出して乗り切って行きたいものです。

明13日から六月の句会を始めます。月番は先月最高点を得られました山内宜子さんにお願いいたします。皆さまの熱心な書き込みを月番の宜子さんとともにお待ちしております。よろしくお願いいたします。


             世話人     安田循子
 


宜子 >  今月の月番を務めます宜子です。循子さん 早速に句会をご準備いただき、有難うございます。今月もお世話になります。
 6月に入ってまだまだマスクが手放せない毎日。梅雨時の蒸し暑さも加わり、例年よりシンドい夏になりそうです。それでも、いつものように全員揃っての句会が開けることは有り難いことと思っています。皆さんの書き込み、お待ちしています。 (2020年06月13日 (土) 03時00分)[17765]

世話人 > 六月定例句会も今日19日までです。書き込みをなさっていらっしゃらない方、まだ時間はありますので、どうぞよろしくお願い致します。主宰先生がご選評を入れてくださいました。有難うございました。宜子さん、月番ほんとうにお疲れ様です。 (2020年06月19日 (金) 16時17分)[17905]

世話人 > 20日になりましたので、作者のお名前を発表しておきます。皆さまのご参加、ご協力にお礼申し上げます。主宰先生、ご指導有難うございました。
来月も皆さまと変わりなく句会を開くことが出来ますよう、願っております。宜子さん、月番を務めて頂き、有難うございました。 (2020年06月20日 (土) 06時16分)[17907]

世話人 > 今月の最高点はbP8の主宰先生の作品でした。次点の6点は3人おられます。主宰先生の選が入ったのはbTの紫翠さんとbP4の石田剛さんのお二人です。ジャンケンで…というわけにもいかないので、来月の月番は投句の早かった紫翠さんにお願いいたします。お忙しいと思いますが、よろしくお願いいたします。 (2020年06月20日 (土) 06時58分)[17926]

月番 > 今月の句会も、皆様のおかげで無事、終えることが出来ました。主宰先生、全句へのご講評御礼申し上げます。循子様、大変お世話になりました。皆様、今月も多くのことを学ばせていただきました。有難うございました。それでは、来月の句会も楽しみにしています。宜子 (2020年06月20日 (土) 09時03分)[17927]
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1、白雲のゆるき流れや首夏の空 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 15時19分)[17763]
   進二   1点


月番 > 夏の雲の流れだけを描いています。 (2020年06月13日 (土) 03時04分)[17766]

循子 > きれいな句だと思うのですが、敢えて選をするところまでは行きませんでした。残念。 (2020年06月16日 (火) 16時33分)[17866]

榮一 > 首夏は五月初めごろから月末頃までを指すようだ。爽やかな季節である。気持ちの余裕が白雲のゆるき流れに通じたようである。 (2020年06月19日 (金) 13時50分)[17887]

世話人 > 渡辺淳子さんの作でした。 (2020年06月20日 (土) 06時17分)[17908]
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2、うつし世のカミュのペスト日雷 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 15時17分)[17762]
   美保子   1点


月番 > カミュの「ペスト」が21世紀に現実になっています。「日雷」との取り合わせです。 (2020年06月13日 (土) 03時06分)[17767]

美保子 > 亡くなる方ももちろん、沢山いらっしゃるのですが、それでも、昔のペストとかのように助かる人の方が少ない昔の疫病ほどではないのが攻めての救いなのでしょうか。それでもここまで世界中に広まる疫病とはなんと怖いことでしょう。私たちの知識の中で代表されるようなカミユのペスト,日雷とあわせて、不吉さを合わせられたのかなと思いました。 (2020年06月13日 (土) 22時22分)[17802]

月番 > 疫病の蔓延という、昭和生まれには殆ど初体験の怖さは、晴れた空にいきなり鳴る日雷の驚きに確かに似ていますね。別の鑑賞もあればお聞かせください。 (2020年06月14日 (日) 00時10分)[17805]

循子 > カミュの「ペスト」が品切れになるほど、コロナウイルスの蔓延でこの作品は読まれたようです。文学の世界の話が、21世紀のいま現実になったという衝撃が詠まれていると思います。日雷もわかります。ただ「うつし世の」が何となく情緒的で浮き上がってるかんじを持ったので、残念ながら通過しました。
今井聖さんが『俳句』7月号に(「新型コロナ」に「暗喩」のワクチン」を)という文章を寄せています。ご参考までに。なるほどと思いますけれど、私はお手上げです。 (2020年06月16日 (火) 15時22分)[17865]

宜子 > コロナ禍を詠むのは難しいですね。『現代俳句』6月号にも赤野四羽が「社会詠の詠み方、読み方」と題して一文を寄せています。読後、やはり難しい!でしたが、この機会に学んでみようかと思います。 (2020年06月18日 (木) 03時23分)[17876]

榮一 > 疫病の蔓延によって社会の構造が劇的に変わるのは現代でも変わりがないように思う。時代を越えて疫病を捉えようとしていますがもう一つ捉えきれていないものを感じます。 (2020年06月19日 (金) 13時55分)[17888]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時18分)[17909]
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3、非透過性納体袋ほたるの夜 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 15時14分)[17761]
   義之   1点


月番 > 情緒感満載の「ほたるの夜」に、生物学的な硬い漢字表記です。 (2020年06月13日 (土) 03時10分)[17768]

義之 > 時事句に関しては、どちらかと云えば否定的な考えの私であるが、時に強烈なインパクトを受けることがある。掲句は、遺体を収容する「非透過性納体袋」と「ほたるの夜」の取り合せである。感染症に罹った患者は隔離、親族の面会も遮断され、死に至った後も遺体は引き渡されず、当局の手で火葬にまで至るのである。座五の「ほたるの夜」から、アニメ「火垂るの墓」を想起した。戦災孤児の少年が、夜の地下道で飢餓の為絶命するラストシーンである。まさに不条理な出来事なのである。 (2020年06月13日 (土) 06時15分)[17784]

月番 > 義之さん、早速のコメント有難うございます。「非透過性納体袋」とは遺体を収容するものだったのですね。不勉強にして知りませんでした。その「非透過性納体袋」と「ほたるの夜」義之さんはアニメの「火垂るの墓」に繋がりました。かなり重たい、怒りのぶつけ場所のない不条理が思われます。
「非透過性納体袋」がわかり、義之さんの選評を読んだうえで、皆さんの感想をお聞かせください。
(2020年06月13日 (土) 07時53分)[17785]

循子 > 「非透過性納体袋」は最近のメディア上で目や耳にする言葉です。まさに「いま」を詠まれたのです。ああ、これも句になるのかと感心しました。ほたるの夜が「火垂るの墓」とつながるのは義之さんならではの読み。私には、いまこの言葉は辛かった。 (2020年06月14日 (日) 14時49分)[17819]

月番 > 循子さん、コメントいただき有難うございます。コロナ禍を詠むのは難しいです。 (2020年06月16日 (火) 03時21分)[17839]

千尋 > 「非透過性納体袋」が、今あまりにも生々しい素材なので引いてしまいました。 (2020年06月16日 (火) 14時52分)[17864]

宜子 > 下五、季語の「ほたるの夜」では受けきれないと、思いました。義之さんの「火垂るの墓」の連想なら受け止められるかもしれません。 (2020年06月18日 (木) 03時31分)[17877]

千尋 > 野坂昭如の書いた「火垂るの墓」は戦争の悲しみで「非透過性納体袋」は感染症の悲しみです。
作者の意図とはちょっとずれがあると感じてますが。 (2020年06月19日 (金) 13時42分)[17886]

榮一 > 二物の衝撃です。ただ、ほたるの夜は情緒的に流れているようで迷います。もっと乾燥した季語をと思います。 (2020年06月19日 (金) 14時01分)[17889]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時22分)[17911]
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4、隣からFMラヂオ夏来たる 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時59分)[17760]
   淳子、紫翠、千尋、柊子、眞佐子、鈴子   6点


月番 > 「ラジオ」ではなく「ラヂオ」。夜なら受験勉強でしょうか。 (2020年06月13日 (土) 03時14分)[17769]

循子 > 好きな句です。ラヂオ時代の人間です。戸や窓を開けっぱなしで夜のラヂオ。FMは電波が弱いとなかなか受信できないのが、今も悩みです。「夏来る」が青春の匂い。 (2020年06月13日 (土) 21時00分)[17798]

月番 > ラヂオのチューナーを合わせる時のジージーチューンという音、懐かしいです。受験勉強を思ったのは「夏来る」のためだったようです。今、気が付きました。 (2020年06月14日 (日) 00時16分)[17806]

紫翠 > 少しだけ非日常をのぞかせた表現力に共鳴しました。 (2020年06月14日 (日) 11時01分)[17815]

月番 > ラヂオやテレビは日常でも、FMラヂオは非日常。そうでした! (2020年06月16日 (火) 03時53分)[17846]

柊子 > FMラヂオから初夏の爽やかさを感じ頂きました。AMラヂオでは暑苦しさになってしまいそうです。 (2020年06月18日 (木) 15時44分)[17879]

鈴子 > 手のひらに乗る小さなラジオが深夜の必需品になっております。局アナのきれいな声での案内、リスナーの方のリクエスト曲でそういえば夏なんだ。と納得しながらウトウトしたりのこの頃です。 (2020年06月18日 (木) 20時27分)[17881]

眞佐子 > 隣からFMラヂオが聞こえるのは窓を開け放つ夏なのでしょう。夏来るの感じが良くわかります。 (2020年06月18日 (木) 23時09分)[17884]

榮一 > 夏が来た感じをさらりと詠って悪くないと思います。 (2020年06月19日 (金) 14時03分)[17890]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時20分)[17910]
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5、欠けてゆく鉄道網や麦の秋 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時49分)[17759]
   義之、加津子、進二、剛、循子、主宰   6点


月番 > 「欠けてゆく」のが何のためか、「麦の秋」が手がかりでしょうか。 (2020年06月13日 (土) 03時16分)[17770]

義之 > 広大な平野に点在する黄金色の麦畑を、北陸本線の車窓から楽しんだ平成二十九年の富山での全国大会を思い出した。近年、鉄道事業は自動車交通に取って代わられ衰退の一途であるが、決して零にはならぬものである。麦作もまたしかり、安価な輸入農産物に蹂躙され、耕作を諦める農家も多いが、二毛作を続ける農家も未だ健在なのである。 (2020年06月13日 (土) 08時28分)[17787]

月番 > 欠けてしまったのは、車、道路の拡充により、鉄道が減ってしまったとのことでしたか。義之さんの句の解釈には勉強させられます。有難うございます。「麦の秋」の効き方について、皆さんのご意見もどうぞ。 (2020年06月13日 (土) 09時06分)[17788]

世話人 > 鉄道も速さ、豪華さを競うようになって、従来線というか庶民の足ともいうべき路線はどんどん本数が減ったり無くなったりします。汽車旅の風情もなくなりました。麦の秋が絶妙に効いています。 (2020年06月14日 (日) 14時39分)[17818]

加津子 > 寒い時期に踏まれて実りを迎える麦はたくましさを感じます。鉄道網の消えゆく国の衰えを麦の力強さで、復活して欲しいそんな気持ちになりました。 (2020年06月14日 (日) 15時19分)[17820]

> 地方も都市部も交通網が整備されて、地方の鉄道は廃線になったり、第三セクターに引き継がれた所は多い。一都集中が叫ばれて久しいが都市部は密集する人口に合わせて、いろんな形で鉄道を変貌させた。東北や北陸の終点だった上野駅などは、駅やプラットホームは残るがもう昔日の面影はない。首都圏のJRも私鉄も路線を伸ばし、電車はみな地下へ潜りこんで人間を運ぶ。見事なものである。若い時代に東京は都電と呼ばれた路面電車が、起伏のある都内を隈なく繋いだ。昭和のオリンピックを境にして消えてしまったが、欠けてゆく物は鉄道だけではない。同時に豊かな自然も損なわれてしまった。黄金色に実る麦畑の中を新幹線が時間を惜しむように過ぎ去る。只々、昔の鉄道が懐かしい。 (2020年06月15日 (月) 15時27分)[17833]

月番 > 新幹線の普及で、特殊な豪華列車以外には、夜行列車、寝台列車、そして食堂車も今はもうなくなりました。得られたものの陰で失うものも数多くありました。小川軽舟が「俳句とは読者に何かを思い出させるものだ」と書いています。掲句はいろいろ思い出させてくれます。 (2020年06月16日 (火) 03時16分)[17838]

榮一 > 過疎化が進めば鉄道網も採算が取れなくなり廃線にならざるを得ないようです。少子化と人口の都市への集中はこの国の構造を変えるように思います。一極集中の弊害のように思います。哀しい句です。 (2020年06月19日 (金) 14時09分)[17891]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした (2020年06月20日 (土) 06時25分)[17912]
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6、柿若葉古き土塀の法隆寺 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時47分)[17758]
   淳子、紫翠、柊子、鈴子   4点


月番 > 斑鳩の「法隆寺」柿若葉がきれいです。 (2020年06月13日 (土) 03時18分)[17771]

柊子 > 大好きな奈良を柿若葉の頃に訪ねた事がないのに気が付きました。さぞ柔らかな緑が土塀に映えているでしょう。次々と奈良の思い出が一人歩きしてしまいました。 (2020年06月13日 (土) 18時54分)[17795]

循子 > 斑鳩はいつの季節も美しいですね。大和路はどこにも歴史が詰まっていて興味は尽きません。 (2020年06月13日 (土) 21時15分)[17799]

月番 > 奈良や斑鳩は日本人には特別ですね。法隆寺も。 (2020年06月14日 (日) 00時19分)[17807]

紫翠 > 取り合わせは良いのですが、中七で句をつまらなくしたような気がします。もうしこし踏み込んだ表現がいると思います。 (2020年06月16日 (火) 11時03分)[17855]

鈴子 > 柿若葉とシンとした法隆寺、機会があれば斑鳩の路をゆっくり散策したい気持ちになりました。 (2020年06月17日 (水) 20時43分)[17872]

榮一 > 夢殿に行く道の土塀が思われる。土壁に漆喰が塗られるのが普通であるがこの土塀は土のままで創建当時の姿を残しているように思われる。柿も名産である。句は出来ているが新鮮味が乏しいように感じた。 (2020年06月19日 (金) 14時26分)[17892]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時26分)[17913]
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7、大会の集合写真初ほたる 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時44分)[17757]
   紫翠、直、孝子、千尋、剛   5点


月番 > 「集合写真」笑顔と緊張感。今年はコロナの影響で、集合写真も少なくなりそうです。 (2020年06月13日 (土) 03時22分)[17772]

千尋 > 14998 (2020年06月15日 (月) 00時33分)[17825]

千尋 > 居間で携帯からこそこそしていたら空で飛んでいきました。
玄鳥の全国大会も中止になりました。でも大会があったとしても昨年から全員の集合写真を撮ることは無くなっていました。
初ほたるがそんなことを思いださせたのかもしれません。 (2020年06月15日 (月) 00時45分)[17826]

> 奈良県で蛍を拝見する所は室生寺しかありませんが,この度運転免許証を返納しました。運転免許証経証明書を頂きタクシーで,行くのは無理です。 (2020年06月16日 (火) 02時26分)[17837]

月番 > 「初ほたる」との取り合わせが成功しているようです。 (2020年06月16日 (火) 03時24分)[17840]

紫翠 > 「初ほたる」で採るかどうか迷ったのですが、上五中七に惹かれてとりました。下五はもうすこし適切な季語がありそうな気がして居ます。 (2020年06月16日 (火) 10時51分)[17854]

孝子 > 四万十の全国大会をおもいだしました。ほたるも見に行きたかったのですが、同行者にあわせてがまんして二人でほたるのかわりに丸い湯ぶねにつかったことをなつかしく思い出しました。 (2020年06月16日 (火) 12時46分)[17857]

循子 > 四万十の大会では螢の群舞を見たというグループがあって、私は悔しい思いをしたものです。この大会が懐かしいです。 (2020年06月16日 (火) 14時49分)[17863]

> 今年の春先から続く悪疫の為、誌の全国大会は中止を余儀なくされた、出席を予定されてゐた方々や、大会を企画された方々は非常に残念だったと思う。昨年から集合写真は無いとの事であるが、私には何気にこの中止された大会への挨拶句のように思えた。この所、私には出席の叶わない大会であるが、誌やホームページに掲載される大会の写真を、毎年楽しみにしてきた。何故かと書くことも無いだろう。「初ほたる」から、私などは一年が過ぎるのが早いと、次ぐ次ぐと思うのだ。 (2020年06月18日 (木) 11時45分)[17878]

榮一 > 大会の集合写真もかなりの枚数が溜まっています。それぞれの大会のことを思い出します。四万十大海は着いた当初より大会の準備の手伝いで何処にも行けませんでした。それも懐かしい思い出です。 (2020年06月19日 (金) 14時32分)[17893]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時27分)[17914]
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8、桐の花2πRの見霽かす 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時32分)[17756]
   


月番 > 「2πR」難しかったでしょうか。「見霽かす(みはるかす)」も。 (2020年06月13日 (土) 03時27分)[17773]

循子 > 2πRとは何でしょうか。理系オンチの私にはさっぱりで、調べようもありませんでした。したがって「見霽かす」へ辿り着けない。恥ずかしいけれど、伏して教えを乞います。 (2020年06月13日 (土) 21時23分)[17800]

洋子 > 2ΠRは数学で円周の長さを表す記号です。ΠRの二乗は円の面積です。2ΠR,ΠRの二乗でネットで検索できます。
(2020年06月13日 (土) 21時41分)[17801]

月番 > 循子さん、洋子さん、有難うございます。「ΠR(パイアール)は、数学の試験でしかお目にかからない記号です。かすかに思い出すのが「パイアールの2乗」円の面積でしたか!ネット検索してみます。さあ、それと「桐の花」との取り合わせです! (2020年06月14日 (日) 00時29分)[17808]

循子 > 洋子さん、月番さん、有難うございます。 (2020年06月14日 (日) 14時07分)[17817]

千尋 > 14998 (2020年06月15日 (月) 00時25分)[17824]

千尋 > 全く忘れていましたが、2πrは円周を計算するときに使いました。室蘭に地球岬がありますが、背の高い桐の花が見る景に全円はちょっと大袈裟かな〜と思いました。でも半円πrでは当たり前すぎるしで悩みました。 (2020年06月15日 (月) 00時53分)[17827]

宜子 > 桐の花、2πr、見霽かす、悩みましたね。頭の中がフル回転!でも、辿り着けないでいます (2020年06月16日 (火) 03時30分)[17841]

循子 > 2πRも理数オンチには難しいのですが、「2πRの見霽かす」の助詞「の」は「が」の意味で使われているのでしょうか。そこのところが気になります。 (2020年06月16日 (火) 10時36分)[17853]

洋子 > 「2πRを見霽かす」だったらわかる気がします。大きな桐の木があってそこのてっぺんからだと四方八方、すなわち地平線が丸く見渡せる、という事で、それを地球の円周(2πr)と言い表されたのではないかと思います。余談ですが、数学好きの女の子だった者から一言。πは円周率(3,14159、、)、rは円の半径です。2rで直径、直径に円周率3,14を掛けたら円周になるのです。知ったかぶりをしてすみません。 (2020年06月16日 (火) 11時33分)[17856]

循子 > 「の」は主格の「の」だと思ったのですが、どうでしょうか。洋子さんの読みは納得ですが、それなら「を」に替えなければなりませんね。
洋子さん、詳しく有難うございました。算数も数学も授業中他のことばかり考えていましたが、直径に3,14を掛けたら円周になることは覚えていました。 (2020年06月16日 (火) 14時18分)[17861]

榮一 > 物理や数学的な言葉が出てくると私はお手上げになります。「秋の航一大紺円盤の中・・草田男」の句に近い思いなのでしょう。それにしても表現が硬いですね。 (2020年06月19日 (金) 14時41分)[17894]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時28分)[17915]
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9、胸元に赤子の匂い夏座敷 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時30分)[17755]
   宜子、千尋、眞佐子、保子、鈴子   5点


月番 > お母さんでしょうか、お乳の匂いのする赤ちゃんを、ゆったりと抱いています。 (2020年06月13日 (土) 03時30分)[17774]

千尋 > 掃出し窓を開け放った畳の部屋の中で赤ちゃんがはいはいをしてこっちに来たのかなと思いました。ママの匂いとお乳の匂いが胸元までやって来ました。
懐かしい気持ちの良い夏座敷です。 (2020年06月15日 (月) 01時00分)[17828]

月番 > ほんとに、気持ちの良い夏座敷です。 (2020年06月16日 (火) 03時33分)[17842]

洋子 > 帰省した孫を抱かしてもらったおばあちゃんの幸せな気持ちととっても、いい味わいがありますね。 (2020年06月16日 (火) 17時12分)[17867]

眞佐子 > 孫も大人になってしまい赤子の匂いが懐かしくいただきました。夏座敷が良かったです。 (2020年06月16日 (火) 19時53分)[17868]

保子 > 仏事などで久しぶりの一族の再会。赤ちゃんは皆を和ませます。みんな穏やかな笑顔です。 (2020年06月17日 (水) 23時34分)[17873]

鈴子 > 保子さんの書き込みに頷いております。赤子は身内の赤子でなくても本当に愛しいですね。小ざっぱりとした夏座敷、藺草の匂いも漂ってきます。 (2020年06月18日 (木) 19時05分)[17880]

榮一 > 最近はベビースリングで胸前で赤子を抱くことがほとんどですがそれとは違うようです。抱かせてもらった後のふわりとした匂いのようです。女性の感覚です。 (2020年06月19日 (金) 14時51分)[17895]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時29分)[17916]
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10、エンディングノートの余白実梅落つ 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時28分)[17754]
   孝子、洋子、宜子、加津子、循子   5点


月番 > 「エンディングノート」準備したくないような、しなくてはいけないような。「実梅落つ」との取り合わせです。 (2020年06月13日 (土) 03時32分)[17775]

洋子 > 志村けんさん、岡江久美子さんを思いました。まだまだ続くはずだった「リビングノート(?)」は突然にして、「エンディングノート」になってしまいました。まさに実梅が落ちてしまったのです。 (2020年06月13日 (土) 10時37分)[17792]

循子 > 16歳で死んだ姉、97歳まで生きた父、二人が残した日記を読まなければ…と思いつつ果たしていません。とても自分のエンディングノートまで行き着けないうちに時間だけが過ぎました。ちょっと身につまされました。 (2020年06月13日 (土) 20時45分)[17797]

月番 > 身につまされます。「余白」も、なんとなく辛いです。 (2020年06月14日 (日) 00時32分)[17809]

加津子 > 梅の一生は、清清しい匂いの花から始まり実は全てを全うする素晴らしい人生だと思います。私は余白をそんな風に感じました。今は、梅を漬けたり、ジュース、梅みそと手仕事にいそしむ私の一番充実した毎日です。 (2020年06月14日 (日) 15時42分)[17822]

月番 > お料理の本で「梅仕事」というのがあるそうです。充実の「梅仕事」ですね。 (2020年06月16日 (火) 03時36分)[17843]

孝子 > 介護事務所の関係からこのノートを頂きましたがいまだに、かきこみできないでいます。もし記入できたとしても余白のほうにかきたいことが沢山あるように思います。加津子さんのこめんとで実梅の季語が納得とおもいました。 (2020年06月16日 (火) 13時00分)[17858]

榮一 > エンディングノートを気にする人は優しいと思います。遺言を残すほど何もありません。あとは野となれエトセトラです。余白では物語りが動き出しそうに思います。 (2020年06月19日 (金) 14時59分)[17896]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時32分)[17917]
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11、雨催蜘蛛の子の散る石の卓 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時26分)[17753]
   孝子、美保子、加津子、剛、主宰   5点


月番 > なにげない屋外の、庭の様子です。 (2020年06月13日 (土) 03時35分)[17776]

美保子 > 蜘蛛の子は雨の降る予兆をさっするのでしょうか。並んでいた蜘蛛の子が散るのを見たことがあります。それを句にされたことがすごいと思います。 (2020年06月13日 (土) 22時37分)[17804]

月番 > ものの喩えに「蜘蛛の子を散らす」というのがありますね。雨を察知したのかもしれません。 (2020年06月14日 (日) 00時36分)[17810]

> 何かの所為で動物や魚や、また多数の人間が、あちこちへ逃げ惑う様を例えて、擬人化された表現に「蜘蛛の子を散らす」の慣用語がある。日常生活の中でよく見かける蜘蛛は、益虫と云われるが、見た目の印象から嫌われる虫である。この句は目の当たりにした実際の景色だろう。一度だけ私も目撃したが、それは自然に生きる小さな虫たちの驚異の世界だった。袋を破ったゴマ粒ほどの無数の蜘蛛は、光る糸に繋がって空中を飛ぶのである。御影石等の石卓は何処其処で見かけるが、蜘蛛の子の巣離れは見かける事は少ないだろう。幸運の一句とも思える。 (2020年06月15日 (月) 09時49分)[17829]

加津子 > たった一度ですが、蜘蛛の子が散る様子を見たことがありますが、今でも鮮明に覚えています。出るは出るはあっという間に散らばってしまいました。景がすぐに浮かんだ句です。 (2020年06月15日 (月) 20時47分)[17834]

月番 > 夏の季語「蜘蛛の子」その生まれ出る一瞬に出会えたことはまさに幸運。そしてそれを一句に仕上げた作者。 (2020年06月16日 (火) 03時45分)[17844]

孝子 > 都会育ちの自分ですが。祖母の田舎につれられていったときに、昔ふうの厨で蜘蛛の子がうまれて散って行くのに遭遇したことがあり、いまだに強烈に印象づけられています。記憶というのはすごいですね。この句を見てそのときの記憶が鮮明によみがえりました。そこからゆっくりとこの句を鑑賞しました。 (2020年06月16日 (火) 13時11分)[17859]

千尋 > チョー虫嫌いです。なのに我が家には黒くて大きいタカアシグモが住んでいます。随分前のことですがその我が家のクモの子が孵化するシーンに出会いました。お母さんグモが粘着剤に脚を取られて動けなくなっていました。お母さんグモは手のひらサイズなのに子グモたちはきれいな黄緑色で1センチくらいでした。子グモたちが心配そうに母グモから巣立って行きました。蜘蛛の子散らすというとどうしてもそのことがわたしの脳裏に昨日のことのように甦ります。
句に関係の無いことばかり書きました。
この句ですが、場所の設定の石の卓が分からなかったです。 (2020年06月16日 (火) 23時17分)[17871]

榮一 > 家蜘蛛の大きいのは茶色系の色が汚くて好きになれません。野にいる黄色と黒の縞模様のコガネ蜘蛛はよく捕まえてこの蜘蛛どうしを喧嘩させて遊んでいました。家の板塀に放して買っていたこともあります。蜘蛛の子はお尻から糸を長く出して凧のように風に乗って他所へ飛んでいきました。懐かしく思い出しました。 (2020年06月19日 (金) 15時14分)[17897]

榮一 > 夕方に蜘蛛の囲を作るのを飽かず眺めていたこともありました。 (2020年06月19日 (金) 15時16分)[17898]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時33分)[17918]
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12、万緑やペットボトルの水貰ふ 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時23分)[17752]
   淳子、直、加津子、進二   4点


月番 > 緑いっぱいの中、ふっと手渡されたペットボトル。一息つけそうです。 (2020年06月13日 (土) 03時37分)[17777]

加津子 > ごくごくと音を立てて飲む様子が見えました。一昔前は水筒だったけれど水の見えるペットボトルに清らかさを感じました。 (2020年06月15日 (月) 20時51分)[17835]

月番 > 水筒と違って、ペットボトルは中身が見えますね。飲む音まで聞こえそうなのは「万緑」の中だからかもしれません。 (2020年06月16日 (火) 03時49分)[17845]

榮一 > 瑣末な出来事のように感じました。 (2020年06月19日 (金) 15時19分)[17899]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時35分)[17919]
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13、紫陽花のいろの移ろひ少年期 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時20分)[17751]
   紫翠、孝子、洋子、美保子、眞佐子   5点


月番 > 色の変化を楽しむ「紫陽花」と「少年期」の取り合わせです。 (2020年06月13日 (土) 03時39分)[17778]

洋子 > まさにぴったりの取り合わせです。少しつきすぎかもと思いましたが、紫陽花も少年期も好きなテーマなのでいただきました。 (2020年06月13日 (土) 10時42分)[17793]

美保子 > 柏葉紫陽花がもう終わりだなと切ってしまわなくてはと思っていたら、きれいなピンクになり始めました。同じ種類でも色が変わって行く紫陽花もあり、まさに少年期の子供たちのようです。 (2020年06月13日 (土) 22時32分)[17803]

月番 > 紫陽花も少年期も、美しさの象徴のようなものですね。また、移ろいゆくもの、儚いものでもありそうです。 (2020年06月14日 (日) 00時43分)[17811]

紫翠 > 中七に推敲の余地がありそうですが、取り合わせが良かったと思います。 (2020年06月15日 (月) 11時02分)[17830]

月番 > 紫翆さんの「推敲の余地あり」は、洋子さんの「少しつきすぎ」かもしれません。取り合わせのよろしさですね。他の方の選評もお願いします。 (2020年06月16日 (火) 03時58分)[17847]

孝子 > 洋子さんとまったく同じです・紫陽花は日本こらいのものですが。ヨオロッパにわたり改良されて逆輸入され多くの品種が出ていて、毎年あたらしいものがでています。若いとき千葉の麻綿原高原にあじさいの群落を見に行ったとき山道に血を吸ったひるがぽろぽろ落ちていてぞっとしたり、いろんな紫陽花寺や公園やまにいったことを思い出しました、少年期もおなじように、ちょっとつきすぎかなという気も感じます。 (2020年06月16日 (火) 13時27分)[17860]

眞佐子 > 月番様のおっしゃる様に紫陽花も少年期も美しさの象徴のようなものと思います。中七は説明ともとれますが、好きな句でした。我が家には今、「墨田の花火」という品種の紫陽花が咲いています。 (2020年06月16日 (火) 20時12分)[17869]

美保子 > 墨田の花火は我が家にも咲いています。形が良く似ていて、ピンク色のダンスパーティというのも今年貰いました。お勧めはアナベルという一つ一つの花は小さいのに一本はとても大きな花になるので、ドライフラワーにも人気があるのです。オフホワイトとでもいうのでしょうか。素敵です。 (2020年06月18日 (木) 21時33分)[17882]

榮一 > 七変化とも言われる紫陽花です。特別な感慨はなかったです。移ろいと少年期に感じた人がとったようです。 (2020年06月19日 (金) 15時22分)[17900]

世話人 > 安田循子でした。 (2020年06月20日 (土) 06時36分)[17920]
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14、青蚊帳に残れる昭和二十年 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時18分)[17750]
   直、洋子、眞佐子、保子、循子、主宰   6点


月番 > 昭和二十年は紛れもなく「終戦」毎年夏になると、終戦の句を一句書くという俳句作家がいます。 (2020年06月13日 (土) 03時43分)[17779]

> 昭和20年の文字を拝見すると、涙が出てくるので困ります。当時、私は8歳、小学校2年生でした。終戦で日本に帰る事になり、ソウルから、釜山港まで歩くこと20日関、、ただ母の手を握りしめて歩いたのを、覚えています。何とか帰国でき、本家の蔵で生活することになりました。親兄弟、全部亡くなつた今私の悲しい思い出だけが残りました。 (2020年06月14日 (日) 12時56分)[17816]

循子 > 掲句の青蚊帳は紛れもなく敗戦日を象徴しています。その日の記憶は年齢や環境で様々でしょうが、青蚊帳一つに絞られて巧みと思います。
(2020年06月15日 (月) 21時12分)[17836]

月番 > 「終戦日」の記憶を「青蚊帳」に集中させた一句です。他の方の鑑賞もお聞かせください。 (2020年06月16日 (火) 04時03分)[17848]

洋子 > 終戦日には3才になる2か月ほど前でしたので、その日の記憶はありません。我が家の蚊帳は古ぼけた色の所々に穴のあいた蚊帳で、そこから蚊が入り耳元でぷーんとないていました。パリッとした、緑色の蚊帳や涼し気な水色の蚊帳は憧れでした。そういう立派なものが出回ったのは戦後のことなんでしょうね。 (2020年06月16日 (火) 14時38分)[17862]

眞佐子 > 終戦日を「青蚊帳」で表現されたところが好きでした。終戦の日の蚊帳は濃い緑だったように思います、水色の蚊帳は戦後に出回ったのだと思います。 (2020年06月16日 (火) 20時27分)[17870]

保子 > 洋子さんと同じように終戦の記憶はありませんが、それ以後のその他諸々の事は断片的に思い出はあります。緑色の蚊帳に蛍を放して弟と楽しんだ事を思い出しました。 (2020年06月17日 (水) 23時48分)[17874]

榮一 > 昭和二十年の夏(初秋)はまさしく敗戦です。青蚊帳を見るたび蘇る感慨なのでしょう。其の昭和も遠くなりました。 (2020年06月19日 (金) 15時27分)[17901]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時37分)[17921]
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15、蛍袋の花殻を摘む日暮かな 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時15分)[17749]
   義之、進二、剛   3点


月番 > 「蛍袋の花殻」奇しくも男性三人が選んでいます。 (2020年06月13日 (土) 03時45分)[17780]

義之 > 花殻とは、「咲き終わったあとの花」「仏前などに供えた花の枯れたもの」とありますが、掲句の場合、前者の意味でしょう。頂いた理由は、「花殻を摘む」という言葉が私にとって新鮮に思えたからです。日常的に、庭の手入れを楽しんでおられる作者の人柄に共感致しました。萎れた花殻を取り除いた後の、凛とした蛍袋の花姿が見えてきます。 (2020年06月14日 (日) 01時05分)[17814]

> 所在の無いように日陰に咲く蛍袋は、色も淡く少し陰りの在る野草である、男には花殻までは中々目が届かない。咲き終わって萎んだ花殻を除くのが日課なのかも知れない。摘んで一日の終わりとして生活にメリハリをつけてゐるようにも見えるが、果たしてどうだろうか。逢魔が時は誰も寂しい、センチメンタル。 (2020年06月15日 (月) 12時41分)[17832]

月番 > 花殻を掃除され、凛と咲く蛍袋と「日暮」のセンチメンタルです。 (2020年06月16日 (火) 04時08分)[17849]

榮一 > 釣鐘状の花を咲かせるホタルブクロです。庭に咲いているのかもしれない。日暮のセンチメンタルと言うよりひと時の無聊なのかもしれません。 (2020年06月19日 (金) 15時34分)[17902]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時38分)[17922]
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16、参道でラムネ傾け空を飲む 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時13分)[17748]
   淳子、直、宜子、柊子、主宰   5点


月番 > ラムネと一緒に空まで飲んじゃいました! (2020年06月13日 (土) 03時47分)[17781]

義之 > 頂こうかと思いましたが、上五の「参道で」の措辞に少し引いてしまいパスしました。「・・・やラムネ傾け空を飲む」の形で成り立つ句と思います。因みに、上五は「や」で切らずとも名詞止もありと思います。 (2020年06月13日 (土) 11時37分)[17794]

柊子 > 山道でなく参道。お参りして空を飲んだら心のモヤモヤが軽くなり、開放された気持ちになれそうだと思い頂きました。 (2020年06月13日 (土) 19時01分)[17796]

月番 > 義之さん、柊子さん、有難うございます。「参道で」です。皆さんのご意見、お聞きしたいです。勉強になります。 (2020年06月14日 (日) 00時47分)[17812]

宜子 > 義之さんの書き込みで「参道」という場所の提示が要るかどうか、効いているかどうか。柊子さんの読みなら「参道」だから生きてくるのですよね・・・どうも「空を飲む」で選んだようです。 (2020年06月16日 (火) 04時17分)[17850]

榮一 > 空を飲むは功罪半ばですね。迷ったところです。ただ、ラムね瓶の青さをふと感じました。 (2020年06月19日 (金) 15時37分)[17903]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時40分)[17923]
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17、再開の内海遊覧青葉潮 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時10分)[17747]
   千尋、保子   2点


月番 > 瀬戸の内海でしょうか。遊覧船の再開が嬉しい。 (2020年06月13日 (土) 03時50分)[17782]

千尋 > 内海の遊覧船というと子どもの頃夏休みに毎年行った蒲郡、内海など伊勢湾、知多半島を思い出します。この頃は車でもっと遠くの海水浴場が人気で流行らなくて遊覧などはないようです。そんなあたりの再開かと思いましたが、ここは今年のことかもしれません。
青葉潮の暗緑色っぽい潮を力強く感じました。 (2020年06月15日 (月) 11時43分)[17831]

月番 > 「青葉潮」は、たしかに力強い感じがします。 (2020年06月16日 (火) 04時20分)[17851]

保子 > 何かの事情で中止になっていた内海遊覧船が再開しましたよ〜。青葉潮に安堵感と生き生きとした開放感が伝わってきます。 (2020年06月18日 (木) 00時05分)[17875]

榮一 > 遊覧船の再開ですね。まさに神戸港ですね。 (2020年06月19日 (金) 15時39分)[17904]

世話人 > 作者は樋口進二さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時42分)[17924]
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18、蕺菜の花は太宰に似てゐたる 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時08分)[17746]
   洋子、宜子、義之、美保子、柊子、保子、鈴子、循子  8点


月番 > 蕺菜(ドクダミ)の白い花は太宰に似ているという。そのことに8人の方が納得して、今月の最高点句です。 (2020年06月13日 (土) 03時55分)[17783]

義之 > すぐさま、太宰の独特の文体で描かれる「斜陽」の、華族の母娘の自庭のシーンを思い出した。お母さまのおしっこの描写は衝撃的であった。どくだみの強烈な匂いと、清楚な白い花は、確かに太宰の魅力と通ずるものがあるように思う。 (2020年06月13日 (土) 08時02分)[17786]

宜子 > 「似てゐたる」の断定が印象的。確かに!と膝を打ちました。 (2020年06月13日 (土) 09時10分)[17789]

柊子 > 偶然、先日の句会後、八重咲きのドクダミが咲いている場所の話で盛り上がりました。見つけたら庭に植えようと思っていたところですが、太宰はやはり一重でしょう。純白のまま逝ったと納得させられました。 (2020年06月13日 (土) 10時06分)[17790]

洋子 > 過日の句会で、蕺菜がでて、匂が嫌いという人と、薬草の匂だから悪くはない、いい匂いだという人がおりました。その辺からして、太宰らしいです。私は人間のあり方としての太宰の生き方は受け入れがたいものがありますが、文学においては太宰は無くてはならない存在だと思っています。中学生の時に「人間失格」を読んで、これは私だと思い、動悸が止まりませんでした。そういう思いをした人はたくさんおられると思います。特に東北の人間には多いと思います。蕺菜の白い花穂は清らかで、美しく、十字架のようです。太宰の中にもこのような清らかな部分があったはずだと思っています。 (2020年06月13日 (土) 10時32分)[17791]

月番 > 匂い、香りは好みが別れますね。「人間失格」私も洋子さんと同じ思いで読み終えたのを覚えています。読後、しばらく考え込みました。どうしよう・・・と。やはり太宰は凄い!皆さんの「太宰」を、お聞かせください。 (2020年06月14日 (日) 00時58分)[17813]

循子 > 太宰に「まこと信じてもらふには十字架に上らねばなるまいか」という一文があったと記憶しています。洋子さんの「…十字架のようです」で思い出しました。終戦後まもなく父が太宰の短編集を買って来ました。無論当時は仙花紙でした。昭和21年あたりでしょうか。やがて斜陽、人間失格などが出て、23年に彼は入水しました。「きりぎりす」「トカトントン」なども大好きです。ファンは皆、太宰治は私だ!と思っているのです。蕺菜の匂いに好き嫌いがあるのと、かれの文学に好き嫌いがあるのと同じことなのです。 (2020年06月14日 (日) 15時21分)[17821]

循子 > いま短編集「八十八夜」を出してみたら、仙花紙ではなく一段上のわら半紙でした。21年3月の出版。記憶はないのですが、「タイム誌の『人間失格』論」という新聞の切り抜きが挟まれていて、「失意の一色にぬられた絵」とあります。この書評の題名には「日本のニヒリスト」と冠されていたそうです。
しつこく書いて済みません。 (2020年06月14日 (日) 15時58分)[17823]

月番 > 循子さん、たくさんの情報を有難うございます。「失意の一色にぬられた絵」ですか!寸言で言い得ているようです。掲句、多くの方が選んでいます。選評、お願いします。 (2020年06月16日 (火) 04時26分)[17852]

鈴子 > 「似てゐたる」の断定はわたしも驚きました。循子さんの情報はほんとうに勉強になりました。蕺菜の独特の匂い、子供の頃は転んで出来た擦り傷にさっと火に炙って貼ってくれた祖母や母が思い出されます。友人が十本ほど鉢に植えて来てくれた花は凛として、清清しくステキでした。花はもう終わりましたが来年も咲いてくれるように大切に育てます。 (2020年06月18日 (木) 21時54分)[17883]

循子 > 鈴子さん、十何年前に買った貝母草の苗にくっついてきたらしい蕺菜が今や我が家の狭い空き地を席捲しています。凄い生命力です。ほっといても育ちます。白い花は夕闇に可憐で楽しませてくれました。 (2020年06月19日 (金) 10時43分)[17885]

鈴子 > 循子さん、貝母草今ネット開いて見ました。ほんとに可愛らしい花ですね。お庭に咲いていらっしゃるなんて羨ましいです。蕺菜の花は通りすがりに見るだけの花でしたが掲句に出合えたおかげで蕺の花の可憐さと約しさが愛おしくなりました。
(2020年06月19日 (金) 16時21分)[17906]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年06月20日 (土) 06時44分)[17925]
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