再分配は慈善か、当然の権利か?
[7118]グッキー
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2017年11月13日 (月) 16時35分
再分配が慈善ということならお金が無いという理由で福祉、教育、医療予算を削られることに成る。 再分配が当然の権利というのなら、弱者の当然の権利を削るなら、まず議員報酬、公務員給与を先に削れということになる。
経済学は肝心なことを隠し議論のテーブルに上げない。議論のテーブルに上げ、再分配は弱者の当然の権利という結論が出てしまっては権力者が困るからだろう。
再分配を行わなければ資金循環が滞り経済が破綻するという経済学的な理由がまず有る。
次に弱い者を助けなければ成らないという慈善的理由が有る。
この二つの理由なら再分配は必須の政策では無くお金が無いという理由で放置されることが多い。 市場は政府に借金をさせる、国民に借金をさせるなどの方法で破綻を先送りさせることが出来る。
次に市場経済は不公正に出来ている。その不公正を是正する為に再分配が必須という考え方が有る。 再分配が不公正を是正する為に必須ならお金が無いという理由で先送りさせることは出来ない。 弱者の当然の権利を削るなら、まず議員報酬、公務員給与を削れということに成る。
弱者は再分配が必須の政策だという明確な根拠を知らなければ成らない。 でなければいつものようにお金が無いということで、再分配を妨げられてしまう。
百円の商品を造ったら、百円の需要を造らなければ百円で売れない。 経済が公正な状態ならこうなります。つまり資金循環は滞りなく起きるということです。 これを資金循環が止まるように、市場支配力、資本力、政治力、情報力、あらゆる手段を使って、みんな自分のところでお金が止まるように切磋琢磨するんですw
でも分配にばかり気を取られて居ると、人間は嫉妬深い動物だから分配しか目に入らなく成ってしまう。 あくまで基本は富の生産量の増加だということを忘れると、分配も上手く行かない。 パイが増えてこそ分配も上手く行くのです。
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