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小説館

管理人が過去に書いた作品。誤変換など細かいミス以外はほぼ当時のまま保存していますのでクオリティは期待しないでください。

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タイトル:衛のパートナー 文学

03年秋に書いたシスプリSS。この頃の作品は目も当てられないレベルなのでほとんど抹消しています。

管理人 2009年01月07日 (水) 23時17分(1)
 
題名:

ある日
衛と花穂と買い物に行ったときのこと

花「あ、見てー」

兄「ん?どうした花穂?」

帰り道 公園の前を通ると
白い子犬がいた

花「かわいい♪」

兄「首輪がないな、野良犬にしては珍しいな」

二人が犬に夢中になっていると
衛の表情が変わった

花「あれ?どうしたの衛ちゃん」

衛「・・・・・用事を思い出したから帰るね!」

そういうと衛は走っていった

花「衛ちゃん?
  どうしたんだろう、悲しい顔していたけど」

そのとき兄があることを思い出した

兄「あ、そうか、
  まずかったな、白い子犬は・・・・」

花「え?どういうこと?」

兄「衛は昔白い子犬を飼ってたんだけどさ、
  いろいろあってな・・・・・」


今から3年前・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ある日
まもるとあにぃが散歩をしていたとき

ま「あれ?道端に何かあるよ」

兄「ん〜?あ、動物みたいだな」

そこには白い子犬が倒れていた

兄「車にでも轢かれたかな?かわいそうに・・・、
  お墓ぐらい作ってあげようか・・・?」

まもるが慎重に犬を見てみると

ま「あにぃ、この犬まだ息があるよ!」

兄「なに、そうか!」

ま「病院で診てもらおう」


次の日

二人は犬と一緒に動物病院からでてきた

ま「よかったね、怪我が治って!」

犬「ワン!」

兄「ところで、どうするんだコイツ?」

ま「ウチで飼おうよ」

兄「いいのか?世話しないと・・・」

ま「大丈夫だよ、まだ小さいしちゃんと見るから」


そしてその日から

ま「ミルク、散歩に行くよー」

み「わん!」

その犬はミルクと名づけられまもるのうちで飼われた
そして、毎朝のジョギングを共にする事になった

ま「すっかり元気になったね、ミルク」

兄「そうだな、」

み「ワン!」

ミルクは衛の足によってきた

ま「こら、ミルクー、
  くすぐったいよ」

兄「あははは、すっかりまもるが気に入ったみたいだな」

それから一年後の初秋の日の事

まもるの家で家族全員で居間ののテレビを見ていたときのこと

父「あははははは!」

ま「これ、おかしいね!」


誰もいないハズの廊下から音が聞こえた

ガタン

母「何かしら、今の音?」

兄「見に行こうか」

あにぃは電気を点けると

パチッ

「ウワッ」

兄「だ、誰だお前は!」

そこには黒い服を来た男がいた


兄「だ、誰だ?!」

男「くそう、ばれたか!」

男はそういって走り出した

父「泥棒だな、まてっ!母さん、110番だ!」

あにぃとお父さんが追いかけると

男「コレでも食らえ!」

ドスッ!

兄「ウワッ!」

母「大丈夫かい?!」

父「アイツ、バット持ってやがる、
  だが逃がしてたまるか!」

そのとき男は居間に入っていった

ま「だ、だれ?・・・ッキャア!」

兄「まもる!」

男はまもるを捕まえて玄関にたった

男「下手な動きをしてみろ、
  この娘がどうなっても知らんぞ!」

男はまもるの頭上にバットを当てた

ま「あにぃ・・・お父さん・・・」

父「くそ・・・・・」

場が静まりかえったそのときであった

み「ワン!」

ま「ミルク!近づいちゃダメ!」

男「何だ・・・子犬じゃないか・・・」

男がそういうと

バッ 

み「ワグッ!」

男「がっ!こ、こいつ!」

ミルクは男の腕に噛み付いた
そのスキにまもるは男の腕からすり抜けた

男「離せ!コラ!」

み「キャン!」

バシッ!

ま「ミルク!」

男が腕をふるとミルクは壁に叩きつけられた

兄「今だ!」

ドンッ!ビリビリ

男「ぐほっ!しまった!」

あにぃは犯人を突き飛ばし
倒れたスキに手足をガムテープで縛った

・・・・ファンファン

父「警察が来たようだな」

男「ちくしょう!」

男は悔しそうに叫んだ



警官「この男は最近この付近を荒らしている泥棒です。
   お手柄でしたね。」

兄「いや、コレもミルクのおかげで・・」

あにぃが振り返ったとき

み「ハァハァ・・・クゥン・・・」

ま「あにぃ・・・・さっきから
  ミルクの様子が変なんだよ・・」

兄「なに?!」

ミルクは息を荒立てぐったりしていた


二人は近所の病院に駆け込んだ


医者「床に叩きつけられたとき
   内臓を強打したようです。
   ・・・・・おそらく、
   ・・・・・・もって1時間でしょう・・・」

獣医の言葉にまもるは泣き崩れた

ま「・・・そんな・・・・そんな・・・
  ミルクが・・・・もう・・・だめなんですか?!」

医「ここまでダメージが強いと、
  手術にも耐えられそうもありません」

兄「・・・・ミルク・・」

ま「やだよ!ミルク、死んじゃ嫌だよ!
  ウ・・・・・グス・・・・・」

なき続けるまもるにあにぃは言った

兄「まもる・・・・ミルクを抱きしめてくれ・・」

ま「グス・・・・え?」

兄「せめて、それぐらいはしてやろう・・・、
  お前を守ってくれたんだから・・・」

まもるは泣きながらミルクを抱きしめた
そしてミルクに話しかけた

ま「ミルク・・・・・・
  最初に出会ったときボクが助けてあげたんだよね、
  あにぃも道行く人も死んでいると思ったけど、
  ボクが・・・・助けてあげたんだよね・・・」

兄「まもる・・・・・」

ま「だから・・・・
  今度はボクを助けてくれたんだね・・・
  命がけで・・・ヒック・・・・、
  本当に・・・ありがとう・・・・」

兄「・・・・・・」

ま「・・・ミルク・・・・」

そしてミルクはまもるの腕の中で息を引き取った



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

花「そんな事があったんだ・・・・」

兄「ああ・・・」

花「悪い事しちゃったかな?」

兄「まあまあ、偶然だから・・・」


花「ところで、それっていつの事?」

兄「ええと、2年前の・・・・あっ!」



衛の家
衛は庭の一角に花を添えた

衛「あれから、2年も経つんだね・・・・」

ザッ

花「衛ちゃん・・・ミルクちゃんのお墓に・・・」

衛「あにぃ・・・花穂ちゃん・・・」

そこに来たのはあにぃと花穂だった

兄「今日だったな・・・・命日は」

衛「うん・・・」

衛は悲しそうな顔をしながらも話した

衛「あのとき・・・、
  ミルクが助けてくれなかったら・・・・」

花「衛ちゃん・・・・・」

衛「本当にありがとう・・・、ミルク・・・」

兄「衛・・・」

衛「ミルクのこと・・・・一生忘れないよ・・・」


END

Sひかり 2009年01月08日 (木) 00時22分(9)


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