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管理人が過去に書いた作品。誤変換など細かいミス以外はほぼ当時のまま保存していますのでクオリティは期待しないでください。

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タイトル:絶対禁忌-初恋- 恋愛

同じく双恋SS。実際には初恋ネタは2作目なのですが、1作目はクオリティの問題で封印。

Sひかり 2009年01月08日 (木) 00時32分(11)
 
題名:

双「あ〜あ、あと5年早く生まれていたらな・・・・」


小学5年生の双亮は自室でそんな言葉をつぶやいた




「こんにちは〜」



すると、隣の家から野太い男の声が聞こえた


双「・・・・・む、またあいつか」



窓の外を見ると、隣の家に学生服の男が入っていった



初「あ、雄太さん・・・・・今日は何の用ですか?」



隣の家に住む女性、初が出迎えた



雄「すみません先輩、ちょっと宿題でわからないことがあって・・・・」



双「またか、いつも何だかんだ言って来るな」



双亮は窓の外を見つめながら愚痴をこぼしていた





彼の隣の家に住む女性は、
千草初と恋と言う双子の高校生である


雄「それじゃあ、お邪魔しま〜す」



双「いいなぁアイツ・・・・・僕は離れてるからすんなり入れないからな・・・・・」



男の名は雄太、
千草姉妹の1つ下の後輩でちょくちょく家に来ている



双亮はそんな雄太を憎たらしい反面うらやましく思っていた



双「どうすればいいか・・・・」






その時


恋「えっと、すみません・・・・・双亮君いますか?」



双「え・・・・?恋お姉ちゃん?」


玄関から恋の声が聞こえた



双亮は急いで玄関へ向かった



双「どうしたの・・・・?お姉ちゃん」



恋「あのね・・・・、明日・・・・予定ある?」



双「別に無いけど・・・・・何かあるの?」



恋「実は・・・・えっと・・・」



恋は少しあわてながらポケットから一枚の紙を取り出した



双「これは・・・・・隣町の遊園地のチケット?」


恋「雄太さんからもらったんだけど・・・・、
  4人までだからよかったらどうかな・・・・って・・
  駄目かな・・・・?」



双「そんなこと無いよ、行く!絶対行く!」



双亮は待ってたと言わんばかりに大きく返事した









翌日



双亮は決められた時間より早めに遊園地に来ていた


双「何とか・・・・アイツよりお姉ちゃんと近くにいないとな・・・」




すると


初「双亮君・・・・もう来ていたんだ・・・」



双「あ・・・・お姉ちゃん」



初と恋の2人が待ち合わせ場所にやって来た



恋「早いね・・・・・双亮君」



双「だって・・・・お姉ちゃんたちを待たせるわけには・・・」



初「うれしい・・・・雄太さんはそのうち来るらしいから先に入ろう・・・」





それから3人は、双亮の希望であちこちを回った



恋「メリーゴーランド、楽しかったね・・・・」



双「うん、次は何乗ろうかな・・・」


恋「あれなんて・・・・双亮君好きじゃない?」


恋はあるアトラクションを指差した



双「え・・・・あれジェットコースターじゃない?」


恋「一緒に・・・・乗る?」




双「え・・・・?でも、お姉ちゃんが・・・」


恋「私なら・・・・・大丈夫だよ・・・」



双「それに・・・・初お姉ちゃんが」



双亮が後ろを振り向くと初がベンチにもたれかかっていた



初「あ・・・・ゴメンね」



双「お姉ちゃん・・・・大丈夫?」




恋「メリーゴーランドで酔っちゃったんだね・・・」




するとそこに



雄「俺がついているから、2人で遊んでいきなよ」



双「あ・・・・雄太・・・・・さん・・」


双亮は突然現れた雄太に少し驚いていた



雄「ゴメンゴメン・・・・遅れちゃって」



恋「いいんですか・・・・?」



雄「かまわないよ、双亮君も遊びたいだろうし」



双「いや、それよりもお姉ちゃんが・・・」



雄「初ちゃんは僕が介抱するから」




半ば強引に雄太はにその場を仕切られた



恋「じゃあアレ乗ろう・・・・双亮君」



双亮は恋に連れられジェットコースターに向かった










双「お姉ちゃん・・・・・大丈夫?」


ジェットコースターから降りると、
恋は半分疲れきっていた



恋「私は大丈夫・・・・双亮君、楽しかった?」



双『僕よりもお姉ちゃんが・・・・大事なのに、
  とりあえずどこかで休もう・・・』

双亮は恋を半分おぶった感じで考えた


恋「次・・・何に乗ろうか・・・・?」



双「それより、一回何か飲も・・・・アレ?」



双亮がふと前を見ると



双「恋お姉ちゃん・・・・あれ、初お姉ちゃんじゃない?」


恋「え・・・・?あ・・・・本当だ」


そこには雄太とともにお化け屋敷に入る初の姿があった



双「お姉ちゃん怖いの苦手なのに・・・・・」




恋「雄太さんもいるし、大丈夫だよ・・・」


双亮は疑問を感じながらも近くの喫茶スペースに向かった





数分後


双「お姉ちゃん・・・・治った?」



恋「うん、ごめんね・・・・私が連れて行ったのに・・・」



恋はココアをすすりながら話した



するとその時



恋「あ・・・・メールだ」


恋のポケットから着信音が響いた


双「お姉ちゃんケータイ持ってたっけ?」



恋「雄太さんがなにかあったら・・・って渡してくれたの
  その雄太さんからみたい」


双『アイツ・・・・何を考えているんだ・・・』





恋「『初ちゃんが疲れたみたいだから他の所で休ませる。1時間後にレストランで・・・・』だって」



双「他の所・・・?医務室ならココの近くだけど見なかったし・・・」



双亮が園内を見渡すと



双「あ・・・・お姉ちゃん、アレ!」


双亮が遊園地の隣にある建物を指差した


恋「え・・・・?あ・・・初ちゃんと雄太さんが・・・」


そこには雄太が初を肩に抱いた状態で隣の建物に入っていく様子だった


双「お姉ちゃん・・・・!」



恋「あ・・・!双亮君?!」



双亮は追いかけるように出口へ走り出した



双「あの野郎・・・・!
  お化け屋敷に入ったのも僕を誘ったのも・・・
  あの隣の・・・・・為に・・・・!」


雄「ガッカリだよ・・・・・年上だから慣れてると思ったのに・・・」


雄太は横になった初を背にして言った


初「雄太さん・・・・一体、どういうつもり・・・?」


未だに状況がわかっていない初に雄太は叫んだ


雄「高校生なんだから期待したのに・・・、
  正直ガッカリだよ・・・・。
  こうなったら俺の好き勝手にさせてもらうよ!」


初「え・・・・ゆ・・雄太さん?!」


雄太はベッドに横たわった初に覆いかぶさった



雄「おとなしくしてなよ悪いようには・・」



その時





双「・・・初お姉ちゃん!」



雄「・・・・な・・・なんだお前!」



初「・・・そ・・双亮くん・・・」



部屋のドアが急に開き双亮が乗り込んできた



雄「双亮とか言ったな・・・・、
  悪いがガキに用は無いから帰ってくれないか・・・」



双「嫌だね・・・、
  初お姉ちゃんが何にも知らないからって好きにはさせないからな!」



雄「ふざけんな!」


雄太は双亮に殴りかかった

初「双亮くん!危ない・・!」


双亮は雄太の顔に持っていたカップを投げつけた


雄「・・・ぶわっ!てめぇ・・・ぐはっ!」


雄太がひるんだ隙に双亮は雄太の腹を思いっきりぶん殴った


双「初お姉ちゃん・・・・早く!」


双亮は初の手を引っ張って部屋を後にした

雄「ちっ・・・・・まあ、あんな女なんていいか・・・」












恋「大丈夫・・・?二人とも・・・」


初「うん・・・・・私は別に・・・」



恋は元居た喫茶スペースで2人を待っていた


双「それより・・・・あんな奴なんてもう相手にしないほうが良いよ・・・」


初「うん・・・・・」



雄太は初の体調が悪いのをいいことに、
遊園地の隣のホテルに連れ込んだようだ


恋「じゃあ・・・・雄太さんははじめから・・・」



双「だから絶叫マシンばっかり乗せたんだよ・・・。
  アイツはそういう奴だったんだ!」



初「そんな・・・・」


初も恋もうつむいたまま何も言わなかった



その状況に双亮は


双「お姉ちゃん・・・・・アレ、乗ろうよ」



双亮は観覧車を指差した


恋「うん・・・・双亮君がそう言うなら」



双亮は2人を遊園地に引っ張った







双「お姉ちゃん・・・・」


観覧車の中でも2人は黙ったままだった







双「・・・・・お姉ちゃん!」

初「・・・・きゃ・・・双亮くん?!」


双亮は初に思いっきり抱きついた



双「あいつの事なんか忘れて・・・、
  僕が・・・・守ってあげるから・・・」



初「双亮くん・・・・」



初は戸惑いながらも双亮を話そうとはしなかった


恋「双亮くん・・・」


双「恋お姉ちゃんも・・・・アイツが何かしたら・・・、
  僕が許さないから・・・」




恋「・・・・・・でも・・・私達じゃ・・・」


その言葉に双亮は初から離れ2人の前に立った




双「関係ないよ・・・、
  僕は・・・・お姉ちゃんたちが・・・大好きだから・・・・・・」



双亮は声を張り上げて叫んだ



「ありがとう・・・・・・」




しばらくして観覧車は地上に戻った







数日後


双「お姉ち〜ん、そろそろ行こう」



双亮は二人の家の前で待っていた



恋「ゴメンね・・・それじゃあ行こうか」


2人はあわてて家から出てきた


初「ゴメンね・・・急に呼び出して」


双「いいよ・・お姉ちゃんのためなら」




3人は先日の遊園地に向かった





初「それじゃあ、まずはアレに乗ろう」


双「え・・・・?アレ乗るの?!」


初が指差したのはジェットコースターだった


恋「アレ好きだよね、双亮くん」


双「でも・・・お姉ちゃんは・・・」


双亮が少しためらうと初がつぶやいた







初「双亮くんがいるから・・・・・大丈夫だよ・・・・・」






双「お姉ちゃん・・・・」




恋「守って・・・くれるよね・・・」



双「・・うん!」





3人は乗り場に向かって走った

Sひかり 2009年01月08日 (木) 00時33分(12)


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