三戸ゼミ掲示板 ―大学院版―
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[ No.637 ]
215年度春学期第8回ゼミ報告
投稿者:
2015年06月11日 (木) 21時12分 |
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【日時】6月10日 (水) 13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期2年) 中村さん (博士後期1年) 阪本さん (博士前期2年) 陳さん、黄さん、沙さん、唐さん、坂倉 (博士前期1年) 木田君 (研究生) 謝さん
目次 T.先生のお話 U.ゼミ生の報告 V.来週の予定
T.先生のお話
1.「便利」の罠、「選択」の罠 (1)「新しいもの」にとびつかない欧、とびつく米・日本 欧には「新しいものにとびつかない」文化がある。 それは、欧は「近代」を産み出しながら、「伝統」を残したからである。 (米は「近代そのもの」であり、日本・その他は「近代化」の過程で「伝統」を捨てた。) これらのうち、大きな環境変化に耐えられるのは、どこだろうか? (1000年以上続いている「伝統」と「近代」を併せ持つ欧が有利ではないか?)
(2)「安い」と「便利」−「近代」の「選択基準」― なぜ我々は「新しいもの」に飛びついてしまうのか? それは、「近代」の価値である「効率性」を基準にしているからである。 それは、以下の二つの価値である。 @「安さ」(安ければ他のモノが変える(貨幣)) A「便利」(便利であれば他のことができる(時間))
「便利」であるという事は、「自らの労力を惜しむ」という事であるが、 それは同時に「自らの能力を伸ばさない」という事になってしまう。(=便利の罠)
我々は、同時に「選択」というものに価値を置いている。 それは、「多様性が価値である」という事でもある。 「選択(「多様性」)」が価値であるならば、「古いもの」を選んでも良いはずである。 しかし、現実には「新しいもの」ばかりが増えていき、「古いもの」は駆逐されていく。 それは、我々が「選択が大事」と言いながら、 その選択の「価値前提(基準)」(「安い」「便利」)については「所与」のものとしてしまっているからである。(=選択の罠)
・「安い」「便利」であるということは、それが本当に「必要」であるかどうかではない。 ・それは「プロセスの否定」「結果の絶対化」につながる。(cf,「ローカル線」と「リニア新幹線」) ・グローバル化・地域問題・資源問題などの問題は、このような観点から捉えていかなければならない。 ・「伝統」を持っていた日本は、「新しいもの」に飛びつくのではなく、「伝統の洗練」という方向性を考えるべきである。
2.「CSRからCSVへ」の意味 M・Eポーターの議論である「CSRからCSVへ」は何を意味しているのか? 「CSR(Corporate Social Responsibility)」は「企業」と「社会」の相互関係であるが、 「CSV(Creating Shared Value)」では、「C」も「S」も消えている(意味が変わっている)ということが示唆しているように、 「企業」と「社会」が一体化してしまっているのではないだろうか? (eg.教育分野が「企業の論理」で行われる。)
それはP・Fドラッカーの「大企業体が社会の中心的・代表的・典型的制度であり、 組織の原理(=大量生産原理)が貫徹する産業社会」が現実化してしまった ということを意味するのではないだろうか。
U.ゼミ生の報告 唐さん 修士論文進捗報告「日本企業のCSRとCSV取り組みに関する考察」 中村さん 日本経営学会自由論題院生報告に向けて「ステークホルダー理論における二つの観点―経営戦略的観点とCSR論的観点−」
V.来週の予定 阪本さん、沙さん、黄さん 報告
削除キー [2015haru8]
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