|
|
みなさまミッドウェイですね!
私は日本軍、ミッドウェイじゃないけど父も南方に参加していたし、今回は見送ることに。
昨日は東京に用事があったので、かなり勇気がいりましたが、マーティンエデンを見てきました。
マーティンエデンは野生の叫びを書いたジャック・ロンドンの原作で自伝的小説といわれております。これを私は、確かゴッドファーザーパート2の時に若き日のコルレオーネを演じたデニーロが、まだ悪の道に入らないときに、これを読んでいたんですよね。何かしらと調べて古本を飼いました!で、まだツンドク状態なんですけど、今回舞台をイタリアに移して映画化、という事なので、ちょっと興味を持ちました。 が、関東3館(将来4館?)関西3館しか公開予定がないだけあって、2時間以上の重厚な作り。銀座の映画館はお客さんなぜか私同様年配の女性ばかり! 戦前の社会主義が台頭してくるころで、いろいろ論戦が複雑なんですが、社会主義が今こんな状態になり資本主義も格差とかどんどん進んでいる現代の人間から見ると、色々言っても歴史は欲望のせめぎあい。この小説の当時は主人公の絶望だったと思うけど、しっかり足元見て堅実に生きていくしかない。でも、当時はこんなだったんだろう、と思いました。 主人公のイタリア人俳優が、希望に燃えた若き時より絶望してぐれてからの方が、ビスコンティ―映画に出てくる役者のように退廃的魅力をにおわせていました。
|
|