[6603] 曳馬野爺さん=マサノブ爺さん、、、 <娘>の文章を紹介・・・ |
- サーチャー - 2017年02月20日 (月) 01時42分
<トキ掲示板(部室 板/4)>
7634 :トンチンカン :2017/02/20(月) 01:37:14 ID:IIMV1pVY
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 マサノブ爺さんの娘さん(谷口暁子(あきこ))、、
「塩津丈洋植物研究所」の代表の『塩津丈洋氏』をインタビュー 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・曳馬野爺さん = マサノブ爺さん、、、 <娘>の文章を紹介・・・
<トキ掲示板(本流対策室/6)> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 211 :神の子さん(曳馬野):2015/03/16(月) 19:05:53 ID:???
http://www.used-living.com/interview/takehiroshiozu/
東京の都心でありながら、緑に恵まれた環境で育った。植物や自然が好きな祖父母や両親のお陰だ。庭には四季折々の草花があり、旬を感じる果実が実る。ほとんど手も入れずに育つ果実は野性味溢れる味わいで、甘味よりも酸味や渋味が勝っていて、幼少期の私にとって、それは決して美味しいものではなかった。
それが当たり前ではないと気付いたのは、実家を離れた18歳の頃。草木の色づきや花々の彩り、果実の実りや鳥たちの囀り、虫や小動物たちの鳴き声など、五感で感じていた自然との繋がりが、都会のアパートに住んだ途端、驚くほど感じられなくなったのだ。
気付けば、休日には近くの公園や、都心から離れて自然を感じる場所へと足を運んでいた。実家にいた頃には、徒歩数分の圏内に都内でも有数の公園がありながら、ほとんど足を運ぶことがなかったにも関わらず。
それは、年齢を重ねることでの価値観の変化もあるだろう。そして、大都会で育ちながらも、自然の素晴らしさを何をするでもなく示し続けてくれていた、両親からの教育だ。
豊かさの価値観というものは、ある程度、年齢的にも精神的にも成熟していく必要があるし、それまでに培われた教育やモラル、育った環境が多大に影響を与える。これまで大都会でしか暮らしたことがない私は、24歳くらいの頃“豊かさ”に躓いた。頭では理解しているはずの、信念にも近い“豊かさ”の価値観に心がついていかず、実際の行動が伴わなかったのだ。
そこで、まずは身近な習慣に、少しだけ変化をもたらす意識を加えてみた。
いつも歩く道を、少しだけ目を凝らして歩いてみたら、小さな草花の存在に気付くことがある。コンクリートの割れ目から顔を覗かせる草花に、私たちは強い生命力を感じるはずだ。ビル群に阻まれ四角く切り取られた空も、時々刻々と変化を続け、太陽や雲、雨や風の恵みを教えてくれる。恐怖すら覚える美しい夕焼けの日には、ソーシャルメディアは、様々な角度から撮影された夕陽で溢れている。お花屋さんがあれば立寄り、お気に入りの花を選び、お気に入りの花器に生ける。それだけで、いかに暮らしに彩りを添えてくれることか。
日本は、緑が多い国と言われ、先進国のなかでは緑被率も2番目に高い。自然という、とてつもなく偉大な教師は目の前にいる。塩津氏が話すように、まずは自然に触れてみることで、多くの学びや気付きの機会が得られる。
そこから、植物や自然とどう付き合っていくのかを、伝聞ではなく経験から、そして先人から学び、次の世代に何を伝え遺すのかを、それぞれが考えるべき時期にいるのかもしれない。
interview / writing : akiko taniguchi (谷口暁子(あきこ)) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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