ボディ補強の素材
ここは面白い記事が沢山あってとても勉強になりますね^^ ボディ補強でフロアにカーボン張り込みと言うのを時々見るのですが、タクシーのボディがスポット減らしをされているように、あまり剛性を高めると寿命は短くなる気がします。しかもフロアだけではほかの部分へクラックが入ることもあるかもしれないと思います。 しかしスポーツ走行はそれ以上の負荷がかかりますから、無補強ではまた寿命が縮んでしまうと思うのです。 そこで、ボディのしなりを保ちつつ一定以上は歪みが出ないような補強方法を、幻想と知りつつも考えているのですが、何か近い方法はあるでしょうか。 イメージはテニスラケットのような、適度にしなる感じです・・・・・・ 勉強不足なので稚拙な文章ですみません(汗
No.160 スピット君 2016年12月18日 (日) 21時18分
難しい問題ですね
確かにフレーム(特に昨今のモノコックフレーム)は複雑な計算の上に成り立っているので簡単な説明は難しいと思います。 ただ、タクシーのスポットを減らしているのはコストダウンと、想定される使用状況下での荷重が限定的と考えられたからだと思います。 そして必ずしも剛性を高めると寿命が縮まるというのは間違いだと思います。 厳密に言えば剛性の為の負担を強いられた鉄板の疲労が進むとは思いますが、車体の寿命に直結するとも思えません。
要はバランスなんじゃないかと思います。 ノーマルのシャーシはあなたの必要としている剛性を持っていないかもしれないけれどバランスは取れているはずで、補強をする事によってバランスが崩れ弱い部分が生じる可能性はゼロではありません。
私も某T社のGTマシンのフロアをカーボンで補強する仕事をした事があります。 元々GTマシンはロールケージで無茶苦茶剛性が上がっていて、おまけにフランジはスポット増し打ちではなく全面ロウ付けされているし補強板もたくさんある代物なのですが、更にフロアにカーボンを貼るというものでした。 次の仕事は来なかったからたぶんさほど効果はなかったのだと思います(笑)
話を戻すと、鉄で出来たモノコックフレームの補強はやっぱり「鉄」が一番良いんだと思います。
そこで問題になるのはどこまでいってもバランスなんだと思います。
No.161 親方 2016年12月19日 (月) 20時10分
お返事ありがとうございます!
なるほど、やはり最後はバランスの問題なんですね。 確かに、普段乗りにはボディ補強なんてまず必要無いですし、競技専用車でヘロヘロボディじゃまずいですよね(笑) となると、その用途によって、「どこにどこまで負担がかかるのか?」をよーく考えないといけませんね・・・・・ ボディが鉄でできているのなら、鉄で補強してやるのが相性としてもまずハズレは無いですね。 問題は同じ鉄でも使う場所、形状、厚さ、サイズで全く違う結果になりうることですかねぇ・・・・・ 勉強しまくらないと(汗 今乗ってるS14シルビアを自分自身でドンガラからやり直そうと思っているので、とても参考になりました。 頑張って末永く乗れるイイ車にしようと思います!
No.162 スピット君 2016年12月20日 (火) 22時27分
やっぱバランスですよ!
S14はボディ的にはS13よりかなりよく出来ているというか、S13の弱点をフォローした設計になっているはずです。 車種は違うし古い話ですが、ボディ補強が一般的になり始めた頃の話ですが、ボディの弱い部分にスティフナーを溶接したら剛性が上がって操縦性は上がったが別の所にしわ寄せが来たという事例がありました。
一つの方法はそのしわ寄せの来た部分を補強するというやりかたです。 するとまた別の部分にクラックが入ったりミッションマウントが千切れたり収拾がつかなくなりました。
最終的にどうなったと思います?? 補強部材の肉厚を1.6mmから1,2mmにする、すなわちちょっとだけ弱くしたら操縦性も良くなり、他の部分へのクラックも入らなくなったという結末でした。
その時にバランスの重要性を学習した親方ではあります。
あれこれトライしつつ学習するのが一番だと思います。
大したアドバイスは出来ませんが出来る限りはお答え致します。
No.163 親方 2016年12月21日 (水) 20時39分
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