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誓いの花 STAGE1

ある地方、ある王国。

そこは王家の人間と、城下町に住む人々がとても友好的に平和に暮らしていた。

1つの事件が起こるまでは・・・・・・





「Flower of an oath〜誓いの花〜」   STAGE1





その王国の名前はシヴァスと言いました。

「あの日」も平穏に、王国騎士が城と町を守っていた・・・・・・・・・・




「・・・俺は、姫を守れなかった・・・。・・・それに・・・」



当時、王国最強の騎士と称されたハルジオン・リディーヌ。
そして、もう1人・・・彼には及ばないものの、かなりの実力者である騎士がいた。
彼の名はロゼット・ユーノス。

2人は親友同士であり、最強コンビと言われたこともあったが・・・・・・



「・・・ハルも・・・・・・・・・・あれからまったく連絡できねぇし・・・・・・・・・・・・・」






現在より、2年前。
シヴァスは壊滅に近い状態になってしまった。

それは、噂によれば王家の1人娘である姫がとても美少女だったから狙われたというのがある。
・・・・・・・・・それはそれで間違ってはいないのだが。(ぇ)





「・・・・・・・・・・くっ・・・・・・・・・・・姫、大丈夫ですか・・・げほっ・・・・」


「ロゼ・・・大丈夫・・・・・・?・・・・・・無理しちゃ・・・」


その日たまたま姫の一番そばにいたのはロゼットだった。
しかし、彼の体調は決して万全とはいえるようなものではなかった。
というのも、彼は元々病弱であったので、一度体調を崩すとそのせいか長引いてしまうのであるから。

ちょうど襲撃の数日前、風邪をこじらせてしまっていた。
それでも、騎士としての役目を果たそうと、無理を自覚の上で彼は姫を守っていたのだった。


「平気・・・・・・ですっ・・・・・・・・・・・」


それだけ言うと、ロゼは弓を構え直し、目の前の侵入者を見据えようとしたが・・・それは無理だった。


バキッ 


そんな音が聞こえたと同時に、ロゼがその場にうずくまってしまったからだ。


「・・・う・・・(まずい、利き腕やられたかもしれない・・・それに・・・熱も上がってきたみたいだ・・・!)」

強い衝撃を受けたせいでうまく動かせない右腕を気にしながらも、
それでも、どうにか起き上ろうとしたが体に力をいれられなかった。



そんなロゼを見て、姫は思わずこう言った。



「ロゼ・・・もういいわ。・・・もうこれ以上、ロゼが傷つくのは見たくない・・・!」



一瞬、とても驚いた表情を見せたが、ロゼはその言葉を否定しようとした。
しかし、姫はロゼに微笑むと何も言わせぬままこう続けた、


「私だけでも生きていれば・・・この国は復興・・・できるわ、きっと。
それに・・・・・・・ロゼだったら、絶対私を探してくれるでしょ?」


そう言うと、姫はロゼの左手に、1つのボールを載せる。


「だから、約束よ。・・・・・・その傷が治ったら、ルジィと一緒に見つけてくれる?」


そのまま、姫は自ら侵入者のもとへと歩んでいった・・・・・・・。






「・・・そこから、まったく覚えてないな・・・・・・・・・くそっ・・・」


苛立ちからか思わず近くの壁を殴りそうになっていたが、その時足元に銀色のシャワーズがやってきた。
少し離れたところには、レントラーとキルリアもいた。


「ルジィ・・・・・・悪い・・・・・・」


ルジィと呼ばれた銀色のシャワーズ。・・・・・・姫の唯一のポケモン。
あの時以来、ロゼと共にいるのだった。





「ロゼー、起きてる?」



そんな声が、記憶をたどろうと思考を巡らせていたロゼの耳に入る。


「はいはい、ビスカ兄さん。すぐに行くよ・・・・・・・・・」

どこかやる気のなさそうな声で、ロゼは返事して、それからしばらく立ち止まる。



「・・・チェスカがテレポートして「ここ」に俺を連れて帰ってきたんだよな?あの時・・・・・・」


今、ロゼがいるのは自宅であった。

シヴァスからは少し離れた位置にある小さな町・・・名前はエリル。
そこがロゼの生まれ育った町。


2年前、酷い怪我だったロゼを連れてテレポートしてきたのはチェスカ・・・キルリアだった。
同じ家に住んでいる看護師のおじにはとても驚かれ、後から何があったか追及されたこともあったという。(ぁ)



そんなこともあったか・・・と苦笑しつつ、ロゼは開いていた窓を閉めようと窓に近づいた。
その時、少し強い風が吹く。


ふわっ・・・


ピンクの髪が風に揺られ、その下に少し隠れていた水色の目が見えた。



「・・・チェスカ、ゼスク・・・・・・・・・ルジィ。」


風で若干ずれた眼鏡をかけなおしつつ、ロゼはポケモンたちに呼びかける。


「キルリ?」

「レ〜〜〜〜〜ン・・・」

「シャワワー・・?」


三者三様・・・いや、三ポケ三様?・・・にそれぞれが鳴いて反応する。
ロゼは微笑すると、空を見据えながら呟く。




「必ず・・・約束は守る・・・・・・・・!
・・・・・・すぐに見つけ出す、俺が・・・・・・・・スズを・・・・・・・・それに、ハルもな・・・!」




ロゼは誓った。
大切で愛しい姫様・・・スズラン。
そして、一番の親友・・・ハルジオン。
2人を取り戻すことを。



しかし、この時のロゼは気付けなかった。
ハルと・・・・・・・・・・一時とはいえ、敵対しなくてはならなくなることを・・・・・・。






■後書きリミックス(ぇ)■

先に言っておきます。
この話は星空(系列)とは交わることは多分ないです。(ぁ)
そんなわけで完全なる新作です。
はたしてロゼは大事なものを取り戻せるのか・・・それは今後をお楽しみに♪(おい)

またもや許可は貰ったので掲載です。

<津波さんの一言感想>
典型的ラブファンタジーですね!
個人的にはお姫様だけじゃなく町娘とか(殴蹴)

No.7 日乃 水葉 2009年01月26日 (月) 21時56分


簡単コメント

主な登場人物は……
「病弱のロゼ」「王国最強の騎士ハル」「美しい姫スズラン」
……の3人でしょうか、最初の話を読むところ。
まるで絵本とか劇を見ているかのようなロマンス風な作品ですね。
果たして、シヴァス王国を復興させることができるのでしょうか?……また、ロゼとハルにいったい何が起こるのか……注目するところはかなりありますね。

ちなみにルジィって銀色のシャワーズみたいですね。

という訳で、なんか要点を挙げて感想になってないコメントでした。(オイ)

あ。でも、感想があるとしたら、スズランの判断はカッコイイなと思いました。

No.16 HIRO´´ 2009年01月29日 (木) 11時55分




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