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- 茶っぴ - 2008年10月19日 (日) 05時02分
『愛』なんて信じない
親も友もいない 一人ぼっちな俺に
―――愛はいらない
「一匹オオカミ・・・」 「俺のことか?」
ぼそりと隣でつぶやくのはWIZのアルト 容姿端麗で秀才そんでもって話し上手 こんな男に女は落ちないはずはない。 「いや。別にお前のこと言ってるわけではないけど?」 「あっそ」 嫌味な奴だなと思いながらきれいに整った顔を覗き込んでいるとまた口が動き、嫌味を言われるのではないかと思いシュッとみみを塞ぐ。 「知っているか?『一匹オオカミ』って聞きようによって見れば誉め言葉なんだ。」 ぼそぼそと小さく聞こえてくる言葉に目を丸くした
「語源はな『群れを離れて1匹だけで生きている狼の意から』なんだけどな今の言葉に返ると『組織の力に頼らないで、自分の力だけで行動する人』って意になる・・・」 「・・・つまり??」 「『何でも一人でできるすごいやつ』ってことさ。まぁ・・・ちょっと違うがな」
アルトから次々と出てくる言葉にてれを感じそっぽを見る そんなキリトにポンっと頭に手を添えそっと寄り添った
「前『愛』なんて知らないって言ってたよな。」 「・・・あぁ」 「じゃおれが教えてやるよ・・・。その『愛』ってやつを・・・」
その言葉に一気に赤面する自分がわかり、うつむいた。 やっぱり古都いちのプレイボーイ・・・ 男にもそんなこと言うのかよと内心思いながら体の力を抜きアルトに全身を預けた。
「・・・馬鹿じゃね?」
と照れ隠しにぼそり、言いながら・・・。
END
あとがき すみません図々しく2作目・・・ またもや駄文で・・・!! WIZ受け好き様を一斉に敵に回してしまったような小説で済みませんでした・・・!!
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