[51] ★散華〜9〜【天使WIZそして剣士WIZ】 |
- DJ - 2008年11月09日 (日) 00時52分
・ちょwwww修w羅w場wwww ・誰にも支持されてない気がする剣士がまさかの本命蹴落とし ・厨房設定:ヒロインが壊れました
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猿轡を噛まされ、声にならない悲鳴を上げながら、ルースはマスタに抱かれた。いつもにも増して、容赦のない抱き方。何の用意もしていなかったそこへ、無理やり挿入される。
涙が零れて仕方なかった。
――ごめんなさい。
天使には愛人の変節などすぐ知れるのだろう。ともすれば本人以上に。 だからこそルースは気づいてしまった。
――私はたぶんハインを愛してしまった。
ふと、身を離したジェイド。 いきなりルースの額に押し付けた掌、その手が、光った。 一瞬目が眩む。
「・・・う?」
そしてくるりと背を向けて、マントを羽織る。
ドアを閉める瞬間、寂しそうな微笑みが、見えた・・・気がした。
「ん・・・はぁっ」
不意にぞくぞくとした感覚が身の内を駆け巡った。
さっきの光は何だったのか。裏切ったことへの制裁だとしたら、二度とハインに聞けなくなる。あの口付けの意味を。
――それでもいいか。
そうだとしたら、ジェイドだけを愛して私は**(確認後掲載)る。
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頭が・・・ぼんやりして。そして酷く熱い。
「ルースさん」
「ん・・・」
誰?
目が。身体 が。熱く て。
両の手を伸ばした。
ど うか この身を 冷 まして。
白濁に塗れ、妖艶に誘う副マスがひとり。マスターの姿は見えない。
「・・・ルースさん?」
抱き起こせば白い腕を絡められ、ハインは情けないが喉が鳴った。 酔っているのか。それとも罠か。
「おねがい・・・挿れて」
ハインは、人懐こく純粋なルースしか知らない。
「どうしたんですか、何があったんです」
正直、欲情しないわけじゃない。しかし抱く気にはなれなかった。キスを求めてくるのを、やんわりとかわす。
「やれよ。私を楽しませるがいい。」
後ろから、冷えた声がかかった。マスター・ジェイド。いや、その姿は――。
追放天使?!
「・・・あ、あなたは」 「ああ。そうだ」
追放天使であればレッドストーンを得れば地上に用はないはず。だとすれば、自分たちに語った理想は・・・レッドストーンの夢は・・・。
ハインは混乱した。
その彼の着衣を、ルースは解いていく。ジェイドに仕込まれたとおりに。
「ルースさん・・・やめてください」
手を取っても、虚ろな瞳は何も映してはいない。動けないよう抱きしめる。
「・・・マスタ、この人に何をしたんです」
ジェイドは答えない。
「俺の・・・せいですか」 「自惚れるなよ、人間風情が」
ジェイドは、今までにない笑い方をした。
「所詮私にとってお前らは家畜でしかない。家畜同士が何をしようと関係ない」
昂った様子でジェイドは続ける。
「お前たちの夢などどうでもよかった。そうさ、私もその男もお前らを利用していただけだ。わかったか」
――。
筋が通っていない。だとすればなぜ正体を明かす必要がある?なぜルースをこんな目に遭わせる必要がある?
あなたのやってることは――。
「わかりません」
「・・・なに?」
「本当のことを言ったらどうですか。この人を愛していると」
あなたのやってることは、ただの嫉妬だ。
「黙れ!」
ジェイドが声を荒げ、ハインは見えない力に張り倒された。 拳で壁を殴り、倒れ伏したハインに歩み寄ってくる。身体が動かない。
「あ・・・愛してなどいるものか。それはお前だろう。」
「ええ、愛してます。だからあなたが憎いです。これ以上彼を傷つけないで欲しい。でなければ俺がもらいます」
「言わせておけば・・・」
胸倉を掴まれ、ハインは噎せた。
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結末予想
1:ヤンデレ終了のお知らせ 2:天使改心、剣士終了のお知らせ 3:天使暴走、剣士終了のお知らせ 4:まさかの第二幕 天使×剣士がスタート 5:まさかの1話の人フラグ
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