[36] ★散華〜番外編〜【武道×WIZ】 |
- DJ - 2008年09月11日 (木) 23時19分
・現在どなたからもカプ支持されてないけど幼馴染の純朴武道ってポジションおいしくね? →書いてみた →ちょwなんwというww総ホモギルドwww&ヒロイン(?)WIZが哀れすぎる&厨設定すぐる媚薬ネタ →没v
・ちなみにオズマは30代のエロ殴りBIS。股間の棍棒はきっと3フレ。ランドはメテオWIZなりかけ。
*
「お前ねー、女に興味ないなんてビョーキだぜビョーキ!」
椅子に反対向きに跨ったオズマ。
「…気が散るから出て行ってください」
と、稽古中のシン。 この二人、元固定PTメンなので遠慮がない。
「ま、お前は小さい頃からあんな犯罪的な男見てたんだもんな。そりゃ大抵の女は不細工に見えらぁな」 「ひょっとしてルースのこと言ってますか」 「ヤってんだろお前ら」 「まさか!」
シンの顔に血が上る。
「なんでだよ。お前が誘えば断らねぇだろ?」 「だから友達ですから!」 「でも正直一回くらいなら抱いてみたいだろ?」 「そ、んなこと…」
オズマはにへらにへらと笑っているが、言葉は酔っていない。シンは目を逸らした。
「ちょっとさ、いーもん手に入れたんだわ」 「…なんですか?」 「記憶を飛ばしちゃう薬。これ、お前にやるからさ、一回試してみりゃいーじゃん」 「そんなこと…」 「正直に言えよ。お前、あいつをマスタに取られて面白くねぇんだろ? 聖人ヅラして後悔してもおせーんだよ」
なぜこの男は、妙なときに核心を突くのか。
*
ルースの部屋の鍵は、ランドとシンだけが持っていた。
――眠っている。
「ルース…」
ベッドサイドに腰掛けて、シンの手が頬を撫でる。一度寝たらめったなことで起きない男だ。それはよく知っている。 シンは身体を折り曲げて、やわらかい唇にキスをした。 布団を剥ぎ取る。
「ん…」
少し身じろぎをするが、また規則正しい寝息を立て始める。 …このまま眠っていてもらいたいような、ちゃんと目覚めて欲しいような。 着替えもせず、絹のブラウスのままだ。シンの指がひとつひとつボタンを外していく。下衣も脱がしてしまうと、白い裸身が転がった。
「起きろよ…」
言う割にシンは小声で、扱いもすごく優しい。 夜の空気は冷たい。シンは一度脱いだシャツを肩にひっかけた。
「ルース」
一緒に泳いだこともあるから、裸くらい見慣れているつもりだ。 だが、こうして…触れるのは初めてだ。 両足の間に割り入った。もう目覚めても逃げることは許さない。 ゴクリ、唾を飲む。
――きれいだな。お前は。
**を舌で転がす。歯を立てると、白い身体がぴくりと震えた。
「さむ…」
ルースは寝ぼけ眼で辺りを見回して、
「…シン?」
いや、夢か…? またうつらうつらしかけた。シンは身を起こし、その唇を強く吸う。
「んっ」
今度は理性が戻ってきた。シンが少し笑う。
「馬鹿ルース。いい加減に起きたらどうなんだ」 「な…何を」 「…」 「シン?」 「俺とじゃ、嫌か?」 「え」
シンは、好きだ。だから嫌なわけじゃない。そのはずなんだが――。
「…なんか変な気分だよ」
ルースは泣き笑いのような表情を浮かべた。
「いいからじっとしてろ」
シンに経験などない。 ルースの両脚を開かせると、性急に突っ込もうとする。
「ま、待って――」
ルースは慌てた。
「濡らすから、口に」
シンは躊躇ったが、言われるまま、親友の口に身を預けた。 慣れた舌使い。
「…マスタにもこうしてるのか」
何気なく口に出したのに、自分で思った以上にとげとげしい口調になってしまった。
「そんな」
――傷ついた顔をしないでくれ。
ルースが愛撫をやめたので、シンは中断された挿入の続きをすることにした。
「シン」
両の脚を肩に担ぎ上げると、彼の親友はあられもない姿を晒した。
「お願い待って、待ってったら」 「ここにマスターが――」
ぐい、と半ば強引に捻じ込むと、ルースは黙った。 こんなことを言うはずじゃなかったのに。 きれいな顔を歪めた幼馴染に、つい加虐心を煽られた。頬が火照るのが自分でもわかる。
「シン、待って、痛い」
慣らされないまま入れられて、それでもこの体勢、奥まで受け入れざるを得ない。
「俺だってお前を愛していたのに」 「い、いや、まだ動かないでってば!」
締め付けられて、シンだって辛いはずなのに。
「あ、や、あひぃっ」 「ルース」
下手すぎる。 だがそのうちにシンの先走りで濡れてくると、その無骨な腰使いがかえってダイレクトに響いてきた。知らず知らず、自分から腰をくねらせている。
「あ、ああっ、そこ…」
口の端から唾液を滴らせ、いつも冷静できれいなルースのその乱れっぷりが、たまらなかった。
「…せてやる」 「あ、いや、もっと…。」 「お前を孕ませて、俺の子を産ませてやる」 「ひあぁあっ」
腰をつかんで中をかき回す。シンはルースの身体から、一度も抜こうとしなかった。 怒りか。嫉妬か。絶望か。
「…そこまでだ。」
闇の中から声がした。と同時に、部屋に満ちる忘却の香り。
「…ま…さか」
気を失う前に、シンが最後に見たのは、オズマと――マスター・ジェイド。 穢れなき武人の魂は堕天使の罠に落ちた。
|
|