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[43] ★散華〜8〜【天使WIZ前提BIS剣士っていう】
DJ - 2008年10月06日 (月) 12時00分

・そろそろみんなもこのシリーズ飽きてきたよね!
・ってことでEDフラグktkrっつか次回最終回までのつなぎなんだぜw


***

 気にしながら見ていれば嫌でも気づいてしまう。マスターの姿を焦がれるように追うルースの眼差し。隣に腰掛け話していても、マスターに視線で呼ばれればすぐに立ち上がり、その傍に侍る。
 その二人の姿に礼を尽くしながら、殺意さえ生まれた自分の感情に気づく。
 マスターはいつも一方的で、ルースは幸せそうではなかった。少なくともそう見えた。

 だから――。

「ハイン、また今度ね」

 いつものように隣を立とうとするルースの腕を掴み、驚いて振り向いた彼に…口付けた。

「――んっ」

 見せつけるように。
 マスター・ジェイドは…固まったようにその光景を見た。ハインと目が合う。時間が永劫のように感じた。

 唇を離すと、ハインはその場を離れた。

 その背中をルースは驚いた目で追っていたが、足が動かない。ジェイドは、そんなルースを見て、くるりと背を向ける。

 …ハイン。

 言いたいことも聞きたいこともあった。でも…。足は勝手にジェイドを追っている。

 ジェイドの部屋に入ると、待ちかねたように、後ろでドアが乱暴に閉められる。
 その音にびくりとして、振り返ると、無表情のマスタが。

「ジェイド…」
「あの男がいいのか」

 顎を掴まれる。
 目も眩むようなキス。長い舌に口腔を貪られながら、ルースはさっきの口付けを想った。


***


 なんであんなことをしたのか。
 ハインは頭を抱えていた。
 忠誠を誓った男の前で、その恋人を奪うような真似…大体、ずっとルースに友達面しておいて、その結果が結局あの男と同じ真似を…いや、そもそもルースは友達じゃないか、マスターが彼を女のように扱うから…傷つけるから…だから俺は…。

「若いなw」

 ギクリとして振り返る。

 古参幹部オズマ…。ルースの兄貴分…。

 「何ぼけっとしてんだ。犯すぜ?b」

 誰でもいいのか、この男は。

「見て…たんですか」
「おう^−^」

 もう俺は ない。このギルドの連中は、揃いも揃ってマスターと副マスに惚れている。その二人に失礼なことを――。

「なんでお前逃げたんだ」
「…は」
「愛する男の前で羞恥プレイ。最後までヤるべきだろb」
「で、できませんよ!」
「半端なんだよ。お前は何が一番したいんだ。あれもこれもったって無理だべ?」
「半端…」

 そうかもしれない。

「やっべ、俺いいこと言った。代金は体で払えよ^^b」
「あ、あの…ちょっと、本気ですか?」
「口止め料込みなら安いもんだwさあ尻出せwww」

***



・ちょwwシリアス台無しなこのBISwwwチネwwww



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