【広告】楽天市場からブラックフライデーセール11月217まで開催中

小説投稿掲示板

小説投稿掲示板です。
小説以外にも、ちょっと長く語りたい時、キャラ設定などいろいろ使ってください^^
エロ有りの場合はタイトルの前に★をつけてください。
小説→タイトル【カップリングorキャラ傾向】
語り→タイトル【語り】
キャラ設定→タイトル【キャラ設定】
など、【】の中に内容をわかりやすく書いていただけると有難いです。

ホームページへ戻る

名前
メールアドレス
タイトル
本文
URL
削除キー 項目の保存


こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。

[113] 荒野の三人【BIS・剣士・WIZ】
DJ - 2009年08月22日 (土) 22時18分

・新シリーズですb どうしちゃったんでしょうDJは。
・本当はこの前に3話ありましたがオールエロでとても載せられませんorz
・セフレ以上友人以下な三人固定PTの、まだ清らかだったころの話^^



**

 剣士ビート、ウィザードのリィズ、ビショップのシグルド。
 三人は伝説の赤い石を探すPTだった。

「なあ、それを言うなら三人と一匹じゃね?」
「お前死ねよ」

 詳しく語りたいところだが18禁どころか21禁の騒ぎになるのでスルーしてほしい。


 ――こんなガキどもと妙な関係になるとは思わなかったな。



 シグルドが昔のことを思い出す。

 国王がレッドストーンに賞金を賭けた。情報に金も出すらしい。
 冒険者が旅に出るには十分な理屈だった。
 シグルドは仲間を求めていた。
 自分はまだ「守る」余力がある。だが殲滅する力には劣る。
 ビートと会ったのはそんなときだ。
 いや、会ったというか…ビートは森の中で一人、行き倒れていたのだった。
 面倒だが、ビショップとしては見捨てるわけにはいかない。

 「そこの剣士、死んでんのか?」

 軽く蹴ってみる。

 「…」
 「大丈夫か?」
 「…なんか食い物持ってね?」

 骨董品級のアホであった。
 携行食を分けてやると、遠慮もせずにいい食いっぷりを見せる。

 「俺、は、ビートって、んだ。お前、は?」
 「食うか喋るかどっちかにしろ。」
 「お前旅人なら、よ、俺、ボディーガード、してやるから、連れてってくれよ。」

 助けられたくせに態度がでかい。剣士は水をぐいっと飲み干して、

 「俺はたぶんレッドストーンを探してる」

 言った。今まで会ったどんな奴よりも間の抜けた顔で。

 「は?」

 あまりに唐突ですぐに返事もできなかったが、

「金か?」

 シグルド、つい尋ねた。すると剣士…ビートは勝手に語りだした。

 「愛した女がいんだよね。むちむちのボーンでショートカットで赤い目なの。俺が束になっても適わないくらい強くてさ。槍使いでさ」
 「あーそーよかったな」
 「死んじまった」

 笑顔のまま、ビートは言った。シグルドはまた黙る。

 「王の命令でレッドストーンの捜索に出たんだってさ。俺が教えてもらえたのはそれだけ。」

 シグルドは警戒した。

 「…そのお前がなぜレッドストーンを探す?」

 やけになった奴はろくなことを考えない。国王への復讐。でなければ女を生き返らせる、そんなところだろうと思った。だがビートは言った。

 「別に彼女を生き返らそうとかそんなこと思っちゃいねー。いや少しは思ってっかも。だがよぉ、願いが叶うとか世界を滅ぼすとかワケわからん石が、彼女より価値があるなんて、俺にはどうしても思えんのだわ。」

 ビートの頬が紅潮している。

 「…」

 シグルドはここで、ビートに水と間違えて酒の袋を渡していたことに気づいた。だが、酔い任せの戯言とは到底思えなかった。

 「見つけてどうする?」
 「わかんね」

 そう言ってまた笑う。

 「本当は見つからなくても構わないのかもしれねー。でも俺は彼女を愛してる。何かしてねーと…ダメなんだ…なんだ…頭痛え…」

 空きっ腹に酒が効いたのか、ビートは真っ赤な顔でぶっ倒れる。
 シグルドはため息を一つつくと、その男を担ぎ上げ、元来た道を歩き出す。
 俺の相棒としては上等だ。



 ところが。

 「なあなあシグルド」
 「あん?」

 アンデッド化した野良犬。それを切り裂きながらビートは続ける。

 「仲間増やそうぜ」
 「そうだな…」

 戦闘に危なげはない。ビートはその辺のごろつき傭兵よりも遥かに強く、太刀筋も見事で、シグルドが守る必要もないくらいだった。

 「まあこの依頼が終わってから考えるか」

 さっき力試しに依頼を受けた。ここら一帯に群れを作ってしまった野良犬の排除だ。魔獣化した犬は仲間意識が強く、下手に殺せば他の犬が殺気立つので、一般人には駆除しきれなくなっていた。

 成仏しろよ、犬。
 シグルドも一応聖職者だ。少しくらい心が痛まないわけでもない。

 「おい」

 と、突然ビートが大きな声を出す。

 「人が来たぞ。いいのか?」
 「なにっ…」

 遠くに人影。聞いてなかったのか。犬が興奮状態のこんな時に人間が近づけば――。

 「そこのバカ、逃げろ!!」

 シグルドが叫ぶ。唸り声を上げて飛び掛る犬たち。

 が…。
 人物は杖を振りかざし、轟音と共に犬を焼き払った。

 「な」

 ――スマグのウィザードか!

 向こうもこちらに気がついたらしい。

 「あの…」

 小さいがよく通る声だ。

 「町ってどっちですか?」

 ――また迷子か。

 犬の数に疲れていたシグルド、

 「連れてってやるから、まず手伝えよ、兄ちゃん」

 にやっと笑った。


 そんなわけで、殲滅はほとんどその男に任せて、ビートとシグルドは犬を追う。全滅させるまでに時間はかからなかった。

 ――こいつ何者だ…?

 やたらPTプレイに慣れている。はぐれウィザードというだけで珍しいのに。

 シグルドは警戒した。
 しかし疑いを差し挟む前に、

 「なあシグルド、こいつもレッドストーン探してんだって。連れてっていいだろ?」

 すでにビートが勧誘してしまっていた。



 こうしてPTを組むこととなった性格のまるで違う三人は、それでも戦闘の相性は良かったようで、特に何事もなく数週間が過ぎた。
 そしてある日の晩。

 「アリア…」

 女の名前を呼んで、ビートが安宿の枕を抱きしめている。
 その声で目が覚めてしまったシグルド。枕を投げつけてやろうかとも思ったが、あまりにも幸せそうなので許してやった。
 寝直そうとしたが…気づけばその向こうのベッドが空いている。

 ――?

 いつもなら気にもとめないのだが、

 …窓が開いている。

なぜか気になったシグルド。飛び降りて外に出てみると、意外なほど明るかった。月が出ているのか。

 と。

 遠く茂みに、気配を感じた。

 薄暗い森の中、分け入っていくと獣道じゃない、新しい踏み跡。

 「…リィズ?」

 影が、ギクリと動いた。

 「来るな…」

 細い声がした。
 服を脱ぎ、コート一枚ひっかけて。しかし杖を手にしているから、襲われたわけではないらしい。

 「具合でもわるいのか?」

 はあはあと荒い息をしながら、蹲った背中が震えている。その足を仰々しい鎖が戒めている。

 「なんだこりゃ」
 「放っといてくれ!」

 よくわからんがウィザードの儀式なんだろうか。聞くのは諦めたが、あまりに苦しそうなので身体を抱いて治療の魔法をかけてやる。

 「うう…」

 月が中天に達したとき。
 …どこかで、聞いたことはあった。満月になると狼になる男の噂を。
 「シグルド…頼む…逃げてくれ」

 その手が、みるみる毛に覆われる。

 ――お前がレッドストーンを欲しがっていたのは。

 頬を伝う一筋の涙。

 しかしざわざわと伝う魔の気配。魔狼の気配が。

 魔狼が、一声吼えた。
 もはや完全に狼になってしまったリィズ。シグルドの腕から逃れようと、唸り声をあげて噛み付く。

 「…つっ。」

 牙が食い込み、血が溢れた。

…怯えている。

 「だから俺は敵じゃねーって」

 腕を噛まれたままで、シグルドは犬を馴らすように体をぽんぽんと叩いてやる。
 ガサガサと音がして、

 「シグルド!大丈夫か?!」

 飛び出てきたのはビート。魔狼はシグルドの腕を離し、唸り声を上げた。

 「ビート!待て、来るな…」

 シグルドを振り払い、魔狼がビートに飛び掛った。しかし後ろ脚に逆茂木のように食い込んだ鉄の輪。鎖がいっぱいに伸びて、引き戻された。
 魔狼がぎゃあっと吼えた。
 鎖に気づいて、噛み千切ろうとするもできない。どころか、暴れるほど鉄の刃が脚に食い込んでいく。裂けた肉からぼたぼたと血が流れた。

 「あいつ…なんてことしやがる」

 魔狼は怒りに荒れ狂った。
 その瞳が、シグルドに向いた。

 「危ねぇっ!」

 ビートが飛び掛る。

 「ビート!傷つけるな!」
 「ンだって?!」
 「そいつが…リィズだ」
 「冗談じゃねえぜ」

 さっさと一人で腑に落ちて、攻撃をやめてしまったビート。

 「ごめんな怖かったな。よしよし」

 体を撫でてやる。

 「よしよしじゃねええええ!」

 シグルドが頭を抱えた。
ビートはアホなので相手の状況など読めない。鋭い牙の下、差し出されたままの首。たやすく食い千切れるだろう。
 だがその行動を理解できない、碧色の瞳に迷いが。

 「ははッ。目の色は変わんねえのな、お前」

 中天から――月が動く。



 朝の光に、目を覚ましたリィズ。

 「…ッ」

 がばっと起き上がると、辺りを見回す。二人の仲間の姿。よかった。生きてる。

 「け、怪我は?」

 聞いた。

 「アホ。そりゃお前だろうが。」
 「動物虐待だ、まったく」

 気がつくとベッドの上。脚には包帯が巻かれている。

 …故郷を追われ、何度も狩られそうになった。はぐれウィザードが一人で生きていけるわけもなく、PTに入っても、露見したが最後狩られるか売られるか、そうなればもう戦うしかない。

「…僕のこと、どうする?」

 「どうするって…」

 シグルドとビートは顔を見合わせた。だがすぐにビートは真顔で答えた。

 「やっぱあれだな。食い物で釣る!」

 意外と動物好きなビートだ。

 「ちょ。お前何の話を」

 シグルドは当然それに吹き出したが、

 「…いや…そうだな。ああ、調教して芸でも仕込むさ」

 案外、それでいいかもしれない。



 そして、シグルドは目を細めて、二人の仲間を眺めていた。

「何にやにやしてんだよ?」

 ビートに小突かれて我に返る。

 「何でもねぇよ」

 シグルドは仏頂面に言い放ち、二人の頭をぐしゃぐしゃと無理やり撫でた。



**


・DJ的には最年少の剣士君が好みです^^属性はリバだよ!(お前もう黙れ)

[114] おぉぉぉ!
あめ色 - 2009年08月25日 (火) 15時11分

なんとDJさんの新シリーズ!

ばっちり健全ですね!
これからがたのしm(。-ω-)_θ☆(ノ・勍)ノ

とても頼りになるBISにニヤニヤしてしまったのですよハァハァ

[115] 新作ワクテカ
羊毛 - 2009年10月31日 (土) 00時26分

剣士がいいキャラだわ…

そしてWIZたんの変身シーンがイイ(´・ω・`)



Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場からブラックフライデーセール11月217まで開催中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板