【玉縁考】玄人仕立て おぉ!先のコメントにあらわれた謎めいたアドバイス…。
「玉縁の角は芯のギリギリに切り込みを入れます。 私は1mmだけ重ねて90度に切り欠いています。 rom筥 [427] 」
こ、これは…!!教本にない示唆をありがとうございます。 想像しても頭にイメージが浮かばなかったため、勝手にこれを玉縁玄人仕立てと名付け、初心者ながら試させていただくことにしました。 角々で90度に切り欠くと、確かに1mmほど布が重なり、厚みが出てしまう。そのかわり、切り欠きの端っこ同士が強固に手をつないで角をキープしてくれるのだという印象を受けました。
今回は極薄のシルク生地を使ったのが幸いし、無事にコーナーを回ってゴールにたどり着くことが出来ました。いやはや、手に汗握る卓上のミクロな世界?!ですね。 しかしながらちょっと厚みのある生地ではどうなるか恐ろしくて次回は試さないかもしれません。
ゴールの継ぎ目について。 ついでに最後の芯継ぎ手術?を撮影しましたので画像をあげます。 のりで固まっている玉縁のしっぽをカッターの先で引きはがして、バナナのように布をむいて、最初の玉縁端にぴったりそろえた長さで芯を切落とし、最初の玉縁端もちょっとはがして、しっぽに残った玉縁布で芯同士を巻き込んで骨接ぎしました。 段差なくつながったと思います。(革鞄の玉縁処理というものを読んで参考にしました)
ちゅん [428] 03/22/(水) 15:36:56
最終的に美しい仕立てになればいいだけのことで、 方法はそれぞれのやり方でいいと思います。
私のやり方も絶対正しいやり方というわけでもないですし、 1年後には変わっているかもしれませんし。
それから玉縁用の細布の幅は1.5cmより広くしない方がいいです(これを半分に使う)。 見えない部分ですが、のりしろの幅が広いと 全体の雰囲気がもっさりとなります。
教本で使う型紙は、慣れない人が安心するように あれでも広めにとっています。 うまく仕立てられるようになったら、 のりしろは極力少ない方が仕立てがきれいです。
rom筥 [429] 03/22/(水) 17:56:20
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わぁ♪細かくみてくださりありがとうございます。玉縁の細布の残りを測ると、たしかに折った状態で幅9mmもありました…。のりしろも言われてみれば確かに安心を感じる幅です。これより狭くはまだまだ先の挑戦になりそうです。 rom筥さまはいろんな角度から泉のように知見が涌き出る方なのですね。ひとめでお分かりになるところがすごいです。
ちゅん [430] 03/23/(木) 18:00:38
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