極彩色の”平等院”筥迫です。 表布:綿100%平等院ミュージアムハンカチ(43cm×43cm)宝相華模様 内布:同上、(胴締め裏と紙入れ内のみ藍鼠色ポリエステル) 玉縁:綸子ジャカード地紋←厚地難し… 打紐は、番外で昇苑くみひも江戸打紐1mm東レシルック(NO.41)10m 房糸は、切り房用(菫17)をアクセント、番外でフジックスファイン手縫糸ポリエステル100%(NO.304)100m 縢襠付筥迫、綿入れ玉縁仕上げ 金色びら簪アンティーク
表布が薄いので、被せと胴締めの綿入れをキルティング芯+同形フェルトを重ねて増量。 実験的試みとして、パールビーズを縫い付けて立体感をだす。 胴裏の鏡位置に接着芯厚手を貼って鏡を保護する。被せ裏に型紙を貼って丸みを正確に出す。(厚紙切取り後の型紙端短で再利用♪) Rom筥さまによると「0.25芯」なるものをかませる仕立てがあるとのこと、情報ありがとうございます。考えが及びませんがヒントにさせていただきました。 ↓ 結果、被せに3mm丸ビーズでは胴締めがやや浮き気味、胴締め前もあと5o長ければよいですが今回ハンカチの端を解いて使うほどのギリギリで断念妥協。 胴裏の芯使い、何らかの補強をするのは大変効果ありました。縢かがりの作業でも安心して力が入れられました。
青色に限りなく近い深緑に一目惚れしてどうしても使いたかった昇苑くみひもさんのシルック江戸打紐…♪このピーコックグリーンはメーカーさん自慢の色だそうです。きしりきしり締まったあとは接着剤なしで結びが保持されます。正絹ではありませんが、憧れの絹の感覚に触れて嬉しいです。 10円玉に刻印されている平等院が極彩色に改修されたのは2014年とのこと、瓦屋根の両端で金色に輝く鳳凰は一万円札の裏面に。なんだか福々しいですが、池の水面に美しく姿を映す極楽浄土の宮殿なのだそうです。鳳凰堂の内部拝観では別料金&撮影禁止だそうですが、筥迫をそっとご開帳して極楽気分を味わうことにします。 追伸:Rom筥さま お手の怪我をされて大勢の方々からお見舞いがあったごようす、どうぞおだいじになさってください。 …俎上の魚、元来ROM専ちゅん拝。
ちゅん [508] 09/20/(水) 18:35:05
ちゅんさん
ますます筥迫に磨きがかかってきましたね!
先日の講習会では、ちゅんさんの話題も出ていました。(掲示板では有名人?)
ここまでくると、実物を見ないことにはアドバイスもできないぐらいの出来になってきましたが、すでにちゅんさんワールドを作られてきているご様子で、これから更にどこに向かっていくのか楽しみです。
>鳳凰堂の内部拝観では別料金&撮影禁止だそうですが、筥迫をそっとご開帳して極楽気分を味わうことにします。
筥迫らしい楽しみ方で何よりです。
最後に、これはあえて意図して作っているのであれば良いのですが、飾り房の「菊結び」は円形に作ります。
rom筥 [509] 09/21/(木) 22:09:01
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