型染め黒谷和紙の筥迫で三回目を作りました。夏にすでに草花の部分を使ったので、今回は六角幾何模様を配置した柄取りです。渋い民芸調になるかとおもいきや、模様の中心に金糸を刺し、どうしても使ってみたかった「38紅紫かがり糸」で千鳥掛けをし、飾り房もお揃いの色にしたところ、一気にオリエンタルな華やぎがでて、どこかコケティッシュなオトナの雰囲気になりました!
表布:黒谷和紙 紅型染、刺繍装飾 内布:木綿(和布コーナーにあったシーチング?) 挟み玉縁:絹 薄手 / 緒締め玉:ベネチアンガラスビーズ8ミリ銀箔入薄紫 メモ:0.7ミリ厚紙標準+鏡周りと被せ裏に懐紙二枚養生 打ち紐:昇苑くみひも江戸打1mm渋赤紫<Y-7>;切り房:フジックス手縫<297>250回巻
Rom筥さまによると同じ布で練習するとよいとのことですが、実際なかなか辛抱ができませぬ…期せずして柄取りの情熱だけで三回の和紙工作をしましたが、なるほど、落ち着いて心の余裕を振り向けられる部分がありました。伸縮性がなく正直な和紙だからか、綿入れかぶせの「折り掛け」で中央に皺がでない引き塩梅がすこし掴めた気がします。 それと今回の胴裏組みは過去最高の出来だとひとり悦に入っております。なんと教本写真の胴裏「う6」と同じ青色ではないですか。この内布の浅縹色というか薄花色(うすはないろ)は意外と冬の季節にも似合いますね。懐に冬の澄んだ青空をとじ込めているなんて、なかなかファンタスティックです。 筥迫を作っているとあっという間に時間が過ぎてゆきますね。今回もとても楽しゅうございました。いつも温かく励ましてくださりありがとうございます。
ちゅん [640] 12/12/(水) 18:00:16
和紙で作る筥迫作りですね。 まずは色合いがとても素敵!
内布がシーチングということですが、シーチングは厚みがあるので たぶん違う布ではないかと思いますが。 どうせなら内布も薄手の和紙で作ってみたらいかがでしょうか? なんら問題なさそうです。
色々小さなところまでこだわって、ちゅんさんが楽しんで作っている様子が目に浮かぶようです。
この筥迫を身につけてどんなコーディネートをされるのでしょうか。 写真も楽しみです。
これが今年最後の筥迫でしょうか。 来年もまたこだわりの筥迫を見せてくださいね。
それではどうぞよいお年をお迎えください。
Rom筥 [641] 12/14/(金) 18:26:46
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