>花嫁さんには ビラ簪はつけないものなんですね?
付けなくても絶対間違いとはいいきれません。 なぜなら、江戸型の筥迫には「簪挿し」はありませんでしたので、ビラ簪を付けるも付けないも「好み」でした。
しかし、現代で一般的に「筥迫」と呼ばれるものに「簪挿し」という部品があるのですから、「付けない」と断言する人がいるとすれば、それは間違いです。
婚礼業界は日本固有の嚢物とは違った独自の風習を作ってしまったので、胴締めのない物を筥迫と言ったりしています。
筥迫作りに携わるものからすれば、胴締めのないものはあくまで「紙入れ」なのですが、今時は打掛に紙入れを入れるのが流行り(?)ぐらいに思ってください。
これを筥迫と呼んでしまうのが間違いのもとで、紙入れにはびら簪はつけないからです。
着付師さんに「打掛けの筥迫にはびら簪はつけません」と言われるかもしれませんが(たぶんそう習って来たから言うのでしょうが)、「これはビラ簪を付ける用に作った筥迫なので付けてください」とはっきり主張すれば、それ以上強行する着付師さんはいないと思います。
これについては詳しく書きたいことが山ほどあるので、またいつかブログで自説を展開したいと思います。
Rom筥 [566] 03/31/(土) 12:30:40
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