画像はすぐに見ていたのですが、コメントが遅れてしまいました。 ごめんなさい。
初めての刺繍筥迫で大変でしたね。 画像から苦労の後が偲ばれます。
しかし、眼鏡クロスに刺繍をして筥迫の仕立てるとはびっくりしました! どんなものからも筥迫はできちゃうものですね(笑)。
昔の錦紗縮緬などは別にして、 近代で作られた縮緬はシボの小さな一越といえども厚みになるので、 これらを内布に使うことはできれば避けたいもの。
内布にホットメルト紙を貼るとはいえ、 上手くできるかは布の選択にかかっています。
縢襠付筥迫のような装飾目的の筥迫は実用しないと割り切って、 内布は仕立てやすさを第一に、 薄手の無地を普段から揃えておくことをお勧めします。 私は縢襠付筥迫の内布は八掛に使うパレスで色を揃えています。
内布は厚みが最大の注意点ですから、 厚みがあるというだけで仕立てが上手くみられない。
実用の場合はさすがに無地はつまらないので、 講習会でも普段から羽裏を探しておくように言っているのですが、 薄すぎる羽裏はホットメルト紙の質感がモロ出てしまうので味気ない。 何でもほどほどが一番です。
仕立ての妙は、使う裂によって中の芯材を調節して表を引き立たせること。
見えない部分ですが、全体的な雰囲気となって明らかに現れるというのが仕立ての奥深さですね。
また次回のチャレンジ期待しています!
rom筥 [552] 03/05/(月) 18:38:28
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