シル→シャド ひとりエッチ (57) |
- 日時:2009年09月06日 (日) 10時11分
名前:名無し
シャシルは好きなんだけど需要少ない?
シャドウのクローゼットから盗み出した、厚手の白いグローブを眺めていた。硬い布地に機械らしい几帳面さで縫い目は行進し、丸みのある指先や手の甲など独特なフォルムを形作っている。持ち主の横顔を少し思い出して、オレは顔を赤くした。 試しに素手を収めてみた。布地は余ることなく、へたりとした平面からふくらみのある立体へと姿を変える。手首のバックルをはめ込んでみる。体格に差はないと思っていたが、ぴったりでうれしい。オレが普段使っている手袋とは違い、手首まわりはきつい感じがするが、窮屈なほうがシャドウの好みなのかもしれなかった。 クローゼットの扉の背中を預けて、頭上に手をかざしてみる。ここだけみるとシャドウの手みたいだ。 オレはシャドウの手で自分の頬を撫でてみる。手触りがいつもと違う。イタズラっぽい気持ちと、やっぱりやめたほうがいいのかな、という気持ち両方と、自分の足の間にある雄の場所を同時に掴んでいる。白い被毛に包まれた**はやわらかいが、期待と罪悪感で胸はどきどきとしていて、やがて力強く反り返ってきた。 ちょっと触っただけなのにな。 さらに顔が熱くなる。足を開いて折り畳んだ、M字状態の姿勢で股間を覗き込む。 君はいやらしいやつだ、とか君は変態だ、とか他人のもので勝手になにをしているとか、怒られるだろうか。軽蔑、されるかな。こんな格好をしているところを、冷たい視線で見下され言葉を浴びせられたら、どんな気分になるのだろう。 それとも、驚いて羞恥に美貌をゆがめるだろうか。こんなことを想像しながら、僕の側にいたのかとか、言われてしまうだろうか。呆れられるだろうか、でも、もしかして。 僕も君のことがずっと───。 「うわあ!」 想像して、ぶるぶるっと身体が震えた。流石にいまの想像は恥ずかしすぎるぞ、落ち着け。シルバー・ザ・ヘッジホッグ。震える唇を結んで力を入れる。でもこれ以上恥ずかしいことってあるのかな、いま、だって。 五本の指に力を篭める。 「あ……」 やばい、これはまずいぞ。いつもよりずっと気持ちがいい。痛いような痒いようなくすぐったいような、じりじりとした熱が触れるたびに強くなり、両手の中でびくびくと痙攣している。 「シャドウ……あっ……」 側面を擦り上げて名前を呼んでみる。身体が火照って汗が背筋を流れていく。荒い呼吸が股間にまで落ちてくる。湿った自分の声が耳に響く。 「いやだ、そんな、オレ」 頭の中のシャドウは意地悪に微笑んで、愛撫する動きを激しくしていく。ああもう、なんて妄想をしているんだと舌打ち。本当はとても乱暴に荒々しく、押し倒されたりしてみたいのに、口先では抗ってみる。無理やりとか、されてみたいとか思っている。告白もしてないのに最低だ。 先端から透明な汁が漏れ出してきて、それがぬるぬるしてさらに心地がいい。シャドウのグローブをいやらしいものでぬるぬるにさせて、バレたら殺されるに違いない。 「っくは……んんっ」 指だけじゃ物足りなくなって、腰も動かした。だらしなく開いた唇から唾液まで漏れて。 「シャドウ、んぁ、シャドウ、気持ちいい」 もっと愉しんでいたいのに、あっけなく**してしまった。白濁したものがシャドウのグローブをよごしている。愉しんだあとにどっとむなしさが押し寄せてきて、これを洗ったりしなければなんて思う。 グローブで勝手にこんなことして、会ったときどんな顔をしてしまうのか、自信がない。
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