「肢体」の感想はこちらです。
「肢体」の感想はこちらです。
よろしくお願いします。
name:ナノハ
Date:2011年09月19日 (月) 10時56分 No.23
「肢体」拝読しました。
ご無沙汰しています、ナノハです。
生きている時も、蘇ってからも、救われない女性の姿が悲しかったです。
彼女の元へ送り込まれ、いい思いをしてからしっかり食べられてしまう男たちの滑稽さは、某企画作品の雪山のお話を思い出させました。ほんと男ってさあ…っていう(笑)
短めの文章の中に、濃厚で印象的なものがぎゅっと詰まった作品でした!
白い肢体が闇でうごめく
少女の生い育った殺伐とした街、忌まわしい術を操るカルト教団、死してなお、男に身体を徒にむさぼられ続ける彼女…… 。 救いの無い世界。
見事に[心] を無視し、身体だけを利用され尽した彼女にタイトル[肢体] が重なりました。 淫靡な闇に、朽ちかけた彼女の白い肢体が見えるようです。
怖さという観点では、かなりでした。
梅(b^▽^)b拝
ホラー度について
どもども。主催者です。
作品登録ではホラー度★1ですが、
カニバリズムなども扱っていて結構恐いので、
★3くらいが妥当かなーと思います。
ご検討ください。
>sleepdog様
ご無沙汰しております。
ホラー度を変更しようとしたのですが、申し訳ありません、ちょっとやり方がよくわかりません。
★3コあたりに変更しようとしたのですが…。
お手数ですがご返信願えると幸いです。
取り急ぎ。
name:招夏
Date:2011年09月19日 (月) 12時56分 No.29
悲しい…
彼女は死んでも安息を得ることができない訳ですね…(@_@。
なんて悲しくて淫靡な地獄なんでしょうか。その教団の人も全部、好きなだけ食っちゃうといいよ〜と、妙にゾンビに肩入れしてしまうお話でした。艶っぽくて面白かったです〜。
Re:
> >sleepdog様
>
> ご無沙汰しております。
> ホラー度を変更しようとしたのですが、申し訳ありません、ちょっとやり方がよくわかりません。
> ★3コあたりに変更しようとしたのですが…。
> お手数ですがご返信願えると幸いです。
>
> 取り急ぎ。
すいません、ホラー度の変更が編集機能では難しいみたいです。
既製のレンタル掲示板なので、カスタマイズの限界のようです。
主催者責任で、★1のままにしときましょう。
いろいろ初めての試みですし、お気になさらず。
「カルト教団、みずからの墓穴を掘る」編
週にふたりも粛清するとは、この教団どんだけ巨大悪やねん!
もしかして、中にひとりくらい賢い反逆者ヒーローが出てきて、ふたりで結託して、逆に教団幹部を片っ端から食らってしまうとか。
「おいしかったかい」
とさわやかに微笑んで、女性をやさしく抱きしめてくれるとか。
…なんて空想したくなるほど、この女性の一生は可哀想すぎます。くすん。
最後の一文が、怖くて切ない余韻を残しています。
檻の中
ごきげんよう、三里です。
たしかに知らなければ自由なんてものは理解できない概念ですから、女性は「逃げる」ということも思い浮かばなかったかもしれない。
けれど。
彼女に安らかな眠りの刻が訪れることを願ってやみません。
終わりのない苦しみなど、そんなもの存在しないで欲しいのです。
そんなことを考えてしまいました。
雪女と同じ軸の逆向き
もしも、明日、地球に太陽系外隕石がぶつかって、人類が滅亡するってなったら、なにをするか? あるいは余命2ヶ月でずっと苦しまなければならないとしたら、何をするかっていう(あるいみタブー=若者限定)質問があるのですが、僕の場合は(1)ふぐの肝を食べる
(2)雪山で凍死する
の2つを思いついていたのですが、ここに示される腹上死(の変形)もなかなか愛のある死に方ですね。男の夢かもしれません。なので、文章とか内容とかは怖いのですが、教団が巨悪という気にはなれませんでした。もちろん、教団のやっている事は主人公に対しても犠牲者に対しても人道的ですが、人道・善意・民主化という名目の悪を振りまいてきた欧米のやり方を見ていると、最も不幸せの少ないやり方というのと、人道・善意というのとの違い痛感させられるわけで、それを最認識させてくれる作品でした。
とここまで書いて長谷川町子「意地悪婆さん」の余興の「漫画幸福論」を思い出しました。
読みましたー
実はちょっと前に読んでいて、sleepdogさんのと続けて読んだときに、よく似てるなあ何を書こうかなあ、とコメントに悩んでおりました。そして本日再トライ。
今回読んでみて、あとこちらで皆さんのコメントを読んで、やっぱり違うな、と思いなおしました。
この女性はおそらく機構でありシステムなのであろうな、と感じました。諸刃の剣で、扱いを誤れば手ひどい打撃を食らうけれど組織には不可欠、いや、不可欠だと「思っている」。けど、女性自体にとっては、そんなことはどうでもよいわけです。
この辺りを色々な物事に仮託するのは容易なのだけれど、それは作者の意図ではないだろうなあ、と思いました。
name:楠沢
Date:2011年10月09日 (日) 19時17分 No.150
拝読いたしました
こんにちは。作品を拝読させていただきました。
せっかくの企画なので各項目ごとに感想を述べていきたいと思います。
☆はホラー度に合わせて0−5までの六段階。
今後投票やらなんやらあるそうなので自分メモ的に☆づけさせていただいています。項目は作品とそのときの気分で変えていますので、☆の数はあまり気にしないでいただけると嬉しいです。
<ホラー度 ☆☆>
週に2人も反逆者が出るカルト教団って怖いですよね。
<タイトルマッチ度 ☆☆☆☆☆>
彼女の肢体はそれは美しいのでしょう。屍体とか姿態とかともかけてあるのかなと邪推しました。
<無駄がない度 ☆☆☆☆>
彼女の感情とか抜きにして事実だけを淡々と語る技術がすばらしい。
その無駄のなさがこの作品の良さを引き立たせてます。
<総評>
幸せだとか悲しいとか彼女のそういう感情を考えてしまうのですが、そういう作品ではないのかもしれません。
カルト教団の目的が気になったり、女性の反逆者はどうしているんだろうとか思ったりしています。作品の性質上これらには触れないのが正解であり、答えがないものなのでしょうが、やっぱり女性の反逆者の扱いは気になるところです。
痛い遺体
飢え、渇き…
欲望の絶頂にあるものは、更なる飢えと渇き。
死してなお、死を導く地獄。
安らかなる死は訪れない。
考えさせられました。
拝読しました
このどん底な悲しい恐怖の
お話、悲しさゆえの恐怖
ふと、意外と現実の世界では
どこかで近いことがおきてるのかな
と想像をめぐらせると
また、違う怖さを感じました。
name:りい
Date:2011年10月11日 (火) 14時40分 No.206
こんにちは。ご無沙汰しております、りいです。
御作、拝読しました。
利用されるだけされてポイされたにも関わらず、死んだ後もかよ!
女って悲しい…;;
彼女の感情がいっさい含まれておらず、だからなのか、余計虚しい。
いっそ「好きにするといい」の言葉通り、「そして誰もいなくなった」になればいいのに!と思ってしまったくらい、
物悲しいラストでした。
name:モギイ
Date:2011年11月11日 (金) 15時40分 No.340
救いがありません……
悲しいお話なのに淡々とした語り口に引き込まれてしまいました。
愛を知らないままに死に、蘇ってからも利用されるだけ。
いつか本当の死と安らぎが彼女に訪れるとよいのですが。
それにしてもこんな儀式を行ってわざわざゾンビを
作ってしまうとは、よほど始末しなきゃならない人が
多いのですね。女性はイケメン男ゾンビに始末されるの
だろうか、とか、裏の話を読んでみたくなりました。
このゾンビは哀れすぎる
読ませていただきました。
父親に虐待を受け、売春宿に拾われ、死してなお、カルト教団に利用される、なんて悲しい運命でしょうか。
一生、満たされることなく飢えを感じ続ける彼女に安らかな日々が訪れるのはいつの日なのか。
何ともやりきれないお話でした。