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かつて日本が律令制だった時代、律令という憲法だけでは対応できない現実の諸問題に対応すべく、令外官(りょうげのかん)なるものが設けられました。摂政とか関白とかは、みな令外官です。きわめつきは征夷大将軍で、実質的な政権の最高責任者でさえ、憲法外の存在だったわけです。現在の日本を見ると、さすがに総理大臣や内閣などは、ちゃんと憲法で規定されていますが、自衛隊などは令外官と言ってよいでしょう。憲法で規定されていないのだから、何をやろうと勝手です。総理大臣が危ない人なら、新たに摂政とか関白とか、征夷大将軍とか、どんどん令外官を作ればよいのです。律令制は、公地公民が原則でしたが、三世一身の法とか、墾田永世私財法とかで、どんどん崩壊していきました。憲法を骨抜きにするのは、日本の伝統だったわけです。国民の事など考えずに、やりたい事をやればよいのです。あ、これはもちろん逆説ですよ、念のため(;一_一)
返信 2015年07月28日 (火) 23時28分
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