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[48] 後継者の取るべき選択肢について 白河上皇

龍門の滝さんへ、私も一言。聞くところによれば、戸田第二代会長は、後継者を決めずに亡くなったそうですね。池田第三代会長が誕生したのは、つまるところ彼の実力であり、以後学会が大発展したことを見れば、この継承は大正解だったと言えるでしょう。
さて、池田名誉会長が後継者を指名するかどうかは分かりませんが、学会の会長職は、会則に、「第11条 会長は、総務の中から会長選出委員会が選出し、最高指導会議の承認を得るものとする。第12条 会長の任期は、5年とする」とあるように、一応民主主義的な手続きを踏んで選ばれる事が明記されています。もっとも、これを額面通り受け取る人は少なく、実際には、“上ご一人”の意志がすべてである事は言うまでもないでしょう。だから、後継者問題が関心を呼ぶのだと思います。
過去の“院政”の事例について考えると、田中角栄氏の“院政”はある程度成功したように思いますが、“弟子”である金丸信氏や小沢一郎氏の“院政”は、必ずしも成功しませんでした。これは、個人の資質も大きいでしょうが、一番の違いは、田中氏は実際に総理大臣として、公的にトップの座に就きましたが、金丸、小沢両氏にはそれがありませんでした。池田名誉会長の“院政”が長続きしているのも、資質はもちろんですが、自身会長として、表に立った経験があるからだと私は考えています。本当の院政だって、実際に天皇だった人が上皇(名誉会長?)として行ったものですからね。
さて、実質的な後継者が誰になるにせよ、また集団指導体制になるにせよ。彼らの取るべき道は二つに分かれるように思います。一つは、池田名誉会長が行ったように、あるいは、日蓮正宗が行ってきたように、さらに言えば、釈尊やイエスの弟子たちがやったように、先代の指導者を絶対化、神格化して、自分たちの立場の正当性を主張する道で、これは北朝鮮などもそれですね。
もう一つは、旧ソ連のスターリン批判や中国での毛沢東批判のように、偉大な指導者であった事を認めつつも、一部には誤りがあったとして相対化する道です。
これについては、また改めて書きたいと思っていますが、いずれにしても、ポスト池田がどうなるか、注目ですね。

返信 2015年07月07日 (火) 13時09分




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