| [317] ’16.02.06 DWF ROFライトヘビー級選手権 J・若葉vsM・エンジェル |
- ブマイエ新聞 - 2016年02月23日 (火) 21時11分
テレビなどの媒体を巻き込み「女子プロレスの後継者」名打たれたジャンヌダルク若葉の注目の防衛線 本場アメリカの一流とされている、マーリン・エンジェルとの戦いで世界への切符を掴むことができるか!?
マーリンは戦前から若葉をリスペクトして警戒するコメントを出していたが、ロープを広げて若葉をリングに出迎えるパフォーマンス。 若葉も戸惑るが、ここはチャンピオンらしく堂々とリングイン 会場も世界基準の試合への期待で高まっていた。
しかし、試合が開始すると出だしこそ見どころあるレスリングを展開したが、舞台が場外に出たころから様子が変わった。
若葉の足へのエルボーや鉄柵打ちで脚攻めが始まり、キャプチュードからの片エビなどと執拗に責め立てていく。 すでにパワーとスピードで若葉の数段上をいっていることを観客に分からせだす。
若葉も受けながら合間に自らの身体をアピールしていくが、マーリンの妙技に比べていまいち印象が薄い感じを拭えない さらに打撃、STFで脚を攻められての足殺しでがっくりと若葉の動きは止まってしまう。
そこからはマーリンのダイナミックの動きが始まっていく。 フライングフォーアーム、打撃のコンビネーションを躍動感とスピード感に会場は湧き上がる。
若葉が意地でパイルドライバー、シャイニングウイザードを打っても充分にはダメージを与えられずに、逆にヒールホールドで再び脚を攻められ絶叫する。
逃れた若葉が苦しくもローリングクラッチホールドで起死回生を狙うが、阻止されて逆にパイルドライバーを受けてしまい、さらには場外フェンスへの投げっぱなしパワーボムという超危険度MAXの大技に!!
さらに…圧巻の長机へのスタイルズクラッシュ!! 机が真っ二つに割れ、もはやこの試合では回復しようのないダメージを負ってしまった若葉
リングに戻ってもはやマーリンの猛攻を受け続けるだけのサンドバック状態。 必死に耐える姿だけを観客にアピールすることしかできない。 観客の若葉への落胆の声が増す中、ついにマーリンは正調スタイルズクラッシュでとどめを刺す…
しかし、完全KOの若葉をさらに裏足四の字とアキレス腱固めの複合技でギブアップを奪いに行くと、若葉は高速タップをするのだが… マーリンはそれを許さずにマイクに向かっての降伏を要求
一度は毅然と拒否する若葉だったが、マーリンが躊躇なく締め上げを続けると、たまらずにギブアップとなった。 やっと解放された若葉に、むしろほっとする観客が多いほどだった。
結局、プロレスラーとしての段違いの能力を見せつけたマーリンのパフォーマンスに場内はとりことなり、「女子プロレスの後継者」とうそぶいた若葉とテレビ局に非難がいくことになった試合だった。
さらに、試合後にはライトヘビーのベルトは廃止され、女子王座となる旨がROFより発表され、初代チャンピオンとなったマーリン。 結局若葉が必死にすがりついて守ったものはただのおもちゃであったようだった。

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