| [334] ’16.06.10 北関東プロレス 井村円寿vsAYUMI 第一戦 |
- ブマイエ新聞 - 2016年09月27日 (火) 23時06分
先日お伝えしたようにAYUMIの下剋上を狙う襲撃(http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=bumaie&mode=res&log=113)にて円寿の怒りに触れて実現となった一戦
円寿はファンが多いとはいえ、敵地でも相変わらず堂々とした余裕の入場。 AYUMIもいつものような入場だがコスチュームに赤を混ぜて新調してくるあたりに気合が入って見えた。 しかし、いざリング近くになるとぐるぐるとゆっくり時間をかけてリングインして、襲撃時の映像と合わせて、円寿をいらいらさせる。 なにか今までのAYUMIとは精神的に違っていた。
いらっとした円寿がマイクを投げつけて試合が始まる。 しばらくはお互い挑発合戦を続け、AYUMIがいなすように逃げまくるが、円寿は冷静に対処する。 そして円寿が不意をつけば、AYUMIはローブローで返しお互い譲らない序盤が続く。
AYUMIは嘘つきを自称しながら、一杯食わして2度目の急所攻撃と顔面ウオッシュを繰り出す。 そのまま場外へと二人は流れて、AYUMIがビッグブーツで円寿を城外フェンスに叩きつけ、椅子でのど元を圧迫していく。 ラフも一皮むけたようなAYUMIに驚く観客達。
しかし胸元を踏みつけてきたAYUMIの空いた股間を狙いつま先で蹴り上げるところは、さすが円寿というところか。 椅子をAYUMIの首にひかっけて引っ張り苦しめる円寿だが、AYUMIもフェンスを利用して反撃とやはり以前とは違った。
エルボー、低空タックル、木槌での殴打、顔面蹴りそして鉄柱攻撃と泥臭く激しい場外戦は続く。 やられても気合の張り手を入れるAYUMIだが、円寿は容赦が無くなり膝で鉄柱に押し込むとたまらずダウンするAYUMI
やはり場外の攻防はまだまだ円寿が上といった感じでリングに戻る。 実力の差を見せられ焦りだしたのか、AYUMIはビッグブーツ、エルボーと打っていくが単調で円寿には通じない。 髪を掴んで頭部に膝を打ち込んでも、体制を崩した円寿からローブローを受けてしまう始末。
ダウンしたAYUMIにマウントをとり顔面を殴る円寿。 そしてついに泣きわめくAYUMIだったが…やはりメンチローゼ、嘘つきだった! 同情した円寿が腕ひしぎに取ろうとサイドポジションを取りに行くと、その動きに合わせて起き上がりながら拳を急所に打ち込んでいく!! そのまま低空ドロップキックで円寿の後頭部を打ち付けていく。
さらに連続攻撃でスイングDDTを決めると、ここで鎌固めへ! 美しいブリッジをみせつけて観客にアピールする。 しかしながら、完全に極めておきながらずるずると円寿にロープに這いずられて逃げられてしまう… これは本当に動揺したのかブレイクしても背中をストンピングする暴挙に出るAYUMI
むちゃくちゃ打ち込んだエルボーも返されてコーナーに追い込まれてしまうと、セカンドロープに座り込む。 そんなAYUMIをロープ際で蜘蛛がらみに捕らえる円寿。反則であったが著しくAYUMIのスタミナを消耗させることに成功した円寿。
しかしリングに逃げ、追いかけてきた円寿を見るとさっとあがって、いらついた円寿が上がろうとするとロープを蹴り上げての急所攻撃!! 必死のあがきで円寿を悶絶させると、グロリアからのスターダストプレスという黄金リレーを見せるが…
すんででかわしてキャリアの違いを見せつける。 そして円寿が逆にフィニッシュムーブへとレインメーカーの体制に入る。 しかし、打倒峰子に執念を燃やすAYUMIが簡単にこの技を食らうわけにはいかなかった。
引きつけられる瞬間に合わせてヘッドバッドを打ち込んで、なんとか防いだ。 体制の整わないビッグブーツはかわされ、逆にロープに振られてしまうが、帰ってきたところをフライングフォーアームで円寿の顔面を叩きつける!
最後のあがきかもしれなかったが、それでも、今までにない粘りを見せるAYUMIに湧き上がり声援を送る観客達。 そして追撃に大技、ドラゴンスープレックスを狙いに行くが…
なんと円寿はすぐさま急所へのバックキックでフルネルソンを振り切ってしまう! 土壇場での判断と正確さに舌を巻く観客達。
そして粘りの精神力も切れたAYUMIを今度こそ円寿が強烈にレインメーカを決めて、くるくると舞いマットに叩きつけられたAYUMI・・・ 最後は屈辱の踏みつけフォールでカウント3を取った円寿
目まぐるしく攻防の入れ替わる試合であったが、やはり全体として円寿の実力が1枚も2枚も上であることを見せつけた勝利となった。
しかしながらAYUMIの粘りも体力的にも精神的にも成長した証拠を期待をかけるファンが大勢でてきたのも事実だった。

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