| [337] ’16.07.29 北関東プロレス B.R.美咲vs井上広 第一戦 |
- ブマイエ新聞 - 2016年10月08日 (土) 21時56分
大向峰子との一戦で北関東でのデビューを敗北で飾ってしまった美咲。 しかしながら峰子を流血させてかなりのダメージを与えた凶暴性がフロントやファンに認められる形になり、継続参戦となった。
相手はヤングタイガーの井上広。 男相手ということで不満をもった美咲だが、それでも好き放題暴れられれば最後はいいようで…ほくそえんでリングインしていた
初っ端から井上の握手を求めてきた手に唾を吐きかける美咲。 井上も左手で美咲の頬を張り返し…場内はぴりぴりとした雰囲気と歓声で包まれていく。 案の定、美咲はエルボーで反撃をはじめて井上は効くものかと見下ろす態度を取る。
ならばと美咲は早速サミングの反則で井上の身体を折り曲げて、場外に放り投げる。 レフリーは仕方なくここでゴングを鳴らして試合開始を告げる。 美咲は場外の井上の背中にフライングボディプレス、顔面へのサッカーボールキックと強引に叩き込んでから、 場外フェンスに投げつける!!
フェンスに背を預けながらぐったりとする井上にファンの声援が飛ぶが、その観客の椅子を奪い井上に打ち付ける美咲。 やはり場外でやりたい放題の暴虐だ。 先に悠々とリングに戻った美咲に対して、騙された井上はエプロンを叩いて悔しがりそれを見てあざ笑う美咲。
エプロンに戻ったところで井上の胸板にラリアットを打ち込む美咲。しかしここは身体に力を入れて意地で耐える井上。 逆にエルボーで反撃すると真正面からの打ち合いでは不利になってきた美咲は 腹に膝蹴りを入れるが低い姿勢になった井上のスピアーに押し倒されてしまう。
井上はすぐさまにスピニングトゥホールドを決めるが、美咲は足首を蹴って脱出を試みる。 すると井上は前につまずき、美咲に覆いかぶさり二人は抱き合うような形になるハプニング・・・ 美咲が女らしい悲鳴をあげて驚く観客達。
焦って蹴り上げて逃げる美咲。フットスタンプをしてから、なんと美咲にとっては屈辱的な写真を写真を撮っていた観客達と野次をやりあう。 その間に強靭な腹筋を持つ井上は美咲にかけよって蹴りつけてコーナーに押し付ける。 勢いに乗って上から顔を肩を踏みつけていくが…
美咲は不気味に微笑むと、下から狙いすましたローブローで井上の急所を打ち抜く! 前かがみになってコーナーに頭を押し付けて動けない井上。 脂汗を流し口をぱくぱくとさせて苦しんでいる井上をみてあざ笑う美咲。さらに男は馬鹿で弱いとなじる。 観客の罵声が飛んでいくが・・・
美咲はあざ笑いながら井上を何度もコーナーポストに叩きつける。 今度は井上をコーナーに座らせると走りこんでの強烈なニーキック!ずるずると前のめりに倒れる井上。 さらに身体を起こしてコーナーロープに磔にすると・・・ 連続のニーキックと思わせてレフリーに見えないように急所に腿を打ち付ける!
まだダメージの癒えてない急所への追撃に前のめりにマットに倒れてしまう井上 さらに美咲へのブーイングが飛ぶが完全に美咲のペースに。 美咲はさらにリングの中央に戻そうと井上をサイドスープレックスで投げようとするが…
井上も急所の痛みで力がはいらない中、男の意地でなんとか踏ん張る。 そしてついに、徐々に力を戻していった井上が美咲を逆に放り投げていく!! 男の意地を見せた井上が追撃の顔面への低空ドロップキックで追撃、ようやく会場は声援が上がりだす。
さらなる顔面へのダメージを狙い、スライディングエルボーを狙いに行く井上だったが・・・ これは美咲が間一髪でかわすと素早い動きで井上の背に乗り、STFを決めていく! 美咲はぐいぐいときつく締めていくと共に、絶妙に井上の背中に胸を押し付けて気を逸らせるテクニック!!
ロープにたどり着いたもののたっぷりと締め上げられてかなりスタミナを消耗した井上 リングの中央に引っ張られ、美咲はボディスラムの態勢にいく。 しかし、やはりここでも女に投げられてたまるかと必死に踏ん張る井上だったが・・・
美咲は持ち上げられないと悟るとなんと、股間に回していた手を微妙にずらして井上の急所を思い切り握る!! これには井上もたまらず絶叫して身体の重心が浮いて、ついに持ち上げられ豪快にマットに叩きつけられてしまった。 井上の痛みと屈辱に満ちた表情、観客の驚きと歓声、美咲にとってたまらない瞬間だった。
同じ要領で2度も投げ、さらには3度目の時・・・美咲はフェイントでみちドラUで井上を頭から落としていった!! なんとかカウント2.8で返したものの、ふらついて立ち上がれない井上 コーナーに座り込んでいると、これまた初公開のダブルニーで飛び込んでくる美咲! 絶叫の悲鳴が聞こえる場内だが、なんとか間一髪かわした井上。
膝を痛めた美咲が悶絶する間に少し呼吸を整えてから、ニークラッシャーで追撃!! たまらずに膝を抱えて場外に転がり逃げる美咲。 井上は勢いを取り戻したが、場外に深追いはダメージ、体力的にできずにエプロンで美咲に挑発をするが・・・
冷静さを欠いていた井上は美咲に両足を引っ張られて、急所をロープに打ち付けられてしまった・・・ そのままぐいぐいと引っ張られて急所を押しつぶされて、ダメージが色濃くなっていく。 リングに戻されても、ギロチンドロップ、ダイビングフットスタンプと追撃が決まり、次第に井上の身体は力を失っていく…
しかし死に物狂いで2発目のフットスタンプをかわすと、井上は起死回生のヒールホールドに!! 懸命に振り絞る井上だが、技の未熟さとダメージの蓄積でロープに逃げられてしまう。 悔しがるが、試合はまだ終わっていないと観客から激を飛ばされると、身体に鞭打ってロープに走りこんでのレッグラリアート!!
だが、今度は美咲が間一髪かわすとすぐさま起き上がりショートレンジのダブルニーを放つ! 今度は見事に命中するが、充分なダメージじゃないと判断した美咲はすぐさま立ち上がって、 充分な助走をつけてのダブルニー!!
井上は吹き飛ぶと大の字にマットに横たわる。 美咲は周囲に見せつけるように、井上の胸元に座り込んでのフォール 激闘が終わり、最後まで美咲は北関東の若手や観客に悪態をつきながら控室に戻っていった
井上は懸命に再戦のアピールをするがぼろぼろになった身体を、若手の肩を借りて退場していった。

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